とんこつラーメンの気になるカロリー|ダイエット中に食べてもOK?
とんこつラーメンのカロリーはどれくらい?
博多ラーメンに、玉名ラーメン、久留米ラーメンにと、他のラーメンにはない、濃厚な味が特徴のとんこつラーメン。濃厚な分、カロリーも高そうで、とくにダイエット中は食べられないものと思ってしまいます。
実際に、カロリーはどれくらいなのか?まずは有名店のとんこつラーメンのカロリー等を、詳しく解説していきます。
有名ラーメン店のとんこつラーメンのカロリー
とんこつラーメンの中でも、とくに有名で人気が高いお店の「とんこつラーメンのカロリー」を解説していきます。人気店のカロリーを知れば、おのずととんこつラーメン自体のカロリーも、導き出されることでしょう。
博多ラーメンの人気店「一蘭」のとんこつラーメン
とんこつラーメンの中でも、あっさりした味わいをしているといわれる、博多ラーメンで有名な「一蘭」。こちらのとんこつラーメンのカロリーは525kcalと、スープはこってりしているものの意外にカロリーは低め。
替え玉を頼むと370kcalがプラスされ、半替え玉の場合は188kcalプラスされます。麺が少なめなので、替え玉を行わずにトッピングを減らしてもらえば、だいぶカロリーが抑えられます。
よりカジュアルな博多ラーメンの人気店「一風堂」のとんこつラーメン
一蘭よりさらにカジュアルで、手軽に食べられる「一風堂」のとんこつラーメンは、白丸元味は652kcal、赤丸新味は706kcalと、一蘭のカロリーに比べてやや高め。さらに、白丸特製ラーメンは894kcal、赤丸特製ラーメンは948kcalとなかなかの高カロリー。
付け合わせの明太子ごはんは280kcal、替え玉は286kcalと、ご飯や替え玉を合わせると、結構な高カロリーになります。よって、摂取カロリーを抑えたい場合は、ご飯や替え玉を我慢しましょう。
ラーメン屋としても人気「日高屋」のとんこつラーメン
中華食堂「日高屋」は、とんこつラーメンのお店としても人気です。日高屋のとんこつラーメンは790kcalで、大盛を注文すると990kcalになります。ピリ辛とんこつラーメンは891kcalで、さらに大盛にすると1091kcalと、摂取カロリーが四桁越えします。
さらにライスもボリューミーで、通常のライスで420kcalと中々のカロリー。「カロリーは気にしないから、がっつり食べたい」という方におすすめです。
カロリー未知数、博多風龍のとんこつラーメン
「替え玉2玉まで無料」という太っ腹なサービスが目を引く「博多風龍」のとんこつラーメン。残念ながら、博多風龍はカロリーを公表していないため、具体的に何カロリーなのかはわかりません。
ただし、特別こってりしている訳ではなく、あっさり系に近いため、とくにトッピングなどをしなければ、500~600kcal位だと思われます。しかし、これはあくまで「予想」に過ぎないため、実際のカロリーは未知数です。
とんこつラーメンと他ラーメンのカロリーを比較
全体的に、カロリーが高めな傾向にあるとんこつラーメンですが、それはとんこつラーメン自体が、ラーメンの中でも高カロリーに分類されるからといわれています。同じ量のラーメンでも、醤油ラーメンは480kcal、味噌ラーメンは550kcal、塩ラーメンは470kcal位なのに対し、とんこつラーメンは約500kcal程といわれています。
ただし、このカロリーは「スープと麺」だけのカロリーのため、実際に食べる際は、チャーシューやネギなどのトッピングでさらに増えます。
ダイエット中にとんこつラーメンを食べてもOKな理由
見るからに高カロリーで、トッピングのボリュームも合わせて、ダイエット中は食べてはいけないというイメージが強いとんこつラーメン。しかし、実はダイエット中に食べてもよく、食べ方に気を付ければ、むしろメリットを感じることすらできます。ダイエット中に、とんこつラーメンを食べてもOKな理由を、詳しく解説していきます。
脂肪が多いため満腹感がある
とんこつラーメンのスープには脂肪が含まれているため、他のラーメンより冷めにくいという特徴があります。なかなか熱が冷めないので、食べるのに時間がかかり、満腹感を得やすいといわれています。
ダイエットの敵といわれる油ですが、スープに膜を張って冷めにくくなり、ゆっくり食べることにつながります。満腹感が得られれば、食べ過ぎを防ぐだけでなく、間食などの食事回数も減らせます。
スープの栄養価が高い
とんこつラーメンには、たんぱく質やコラーゲンとなどの栄養分が含まれているため、栄養が偏りがちなダイエット中の食事に向いています。とくに、肌によいといわれるコラーゲンが、ラーメンを食べつつ補給できることはかなり魅力的。
ダイエット期間中は野菜を主食にしたり、炭水化物抜きになることも多いため、麺という形で炭水化物の摂取ができます。
便秘の解消に役立つ
意外なことに、とんこつラーメンは、便秘解消に効果的という面も持っています。一見結びつきませんが「ラーメンダイエット」というダイエット法も存在します。
とんこつラーメンに含まれる油が腸内を刺激し、お通じがよくなることが期待できるのです。ラーメンのほかにも、麺類全般は消化がよいため、そばやうどんをダイエット期間中に食べることも効果的です。
細麺なので低カロリー
博多ラーメンを代表とする「とんこつラーメン」は、ほかのラーメンよりも細麺の傾向があります。麺は細いほうが、カロリーが低く消化されやすいといわれており、とんこつラーメンに限らず、ダイエット期間中は太麺は避けたほうが無難でしょう。
ただし、細麺は細い分、満腹感が少ないため、事前に「食べる量」を決めておきましょう。とくに、パスタやそばなどの乾麺は見た目より量があるので、そこにも注意が必要です。
硬い麺でしっかり噛んで食べられる
とんこつラーメンは、細麺が多いと同時に硬い麺も多く、麺が硬い分、自然に咀嚼回数が増えて、満腹感を得やすくなっています。
あまり噛まずに食べるものより食べ応えがあり、結果的に食事回数を減らせて、減量につながるというわけです。このように、とんこつラーメンは高カロリーでありながら、案外ダイエット向けなのです。
ダイエット中におすすめのとんこつラーメンの食べ方
ダイエット中にとんこつラーメンを食べてもOKといいましたが、これから解説する食べ方を行わなければ、太るもとになります。これから紹介する5つのポイントをしっかり把握し、太らない食べ方をしましょう。
スープを飲まない
とんこつラーメンのスープは、濃厚でおいしいものが多いですが、ダイエットしたければスープは飲まずに、トッピングと麺だけを食べるようにしましょう。
スープは、いってしまえば「油と塩分の塊」のため、スープを飲まないことで、カロリーや塩分の摂取を大幅に抑えられます。どうしても飲みたいという場合は、レンゲで軽くすくう程度にするようにしましょう。
一緒にキムチを食べる
サイドメニューがあるお店の場合は、ライスや餃子は避け、キムチを選びましょう。キムチを食べることで、味にアクセントがつくだけでなく、カプサイシンの脂肪燃焼効果を利用し、摂取カロリーを抑えられます。
汗をかきながら食べると、もっと効果的なので、辛いもの好きな方は、薬味の唐辛子を入れることも効果的です。
事前に野菜サラダを食べておく
とんこつラーメンを食べる前に、野菜サラダを食べておくことで、とんこつラーメンの食べ過ぎを防げます。さらに、野菜サラダは食物繊維を摂取できると同時に、ビタミンなども補給でき、痩せやすい体を作ってくれます。
ラーメン屋にサラダは置いていないことが多いですが、コンビニのミニサラダでもいいので、事前に野菜を食べておきましょう。
次の日の摂取カロリーを抑える
とんこつラーメンを食べた翌日は、野菜を主体とし、できるなら炭水化物の摂取をしないようにするなどして、総摂取カロリーを調整しましょう。とんこつラーメンは、いってしまえばダイエットを頑張る自分への「ごほうび」の面が強いということを忘れてはいけません。ほかにも、次の日にしっかり運動することも効果的です。
頻繁に食べない
とんこつラーメンを食べる回数は、可能な限り少なくして、食べるなら週1回程度に留めましょう。摂取カロリーを抑えたり、スープを飲まないなどの対策を行っていても、とんこつラーメン自体が高カロリーなためです。
頻繁に食べてしまうと、あっという間にカロリーオーバーになってしまいます。どうしても食べたいという場合は、とんこつラーメンを食べる日を決めておくとよいでしょう。
とんこつラーメンの摂取カロリーを抑える6つの方法
これから紹介する6つの方法を実践すれば、摂取カロリーをより抑えられます。6つの方法といっても、どれもラーメン屋に行ったあとでも実践できるものなので、注文する前に把握しておきましょう。
トッピングを控えめにする
ダイエット中にとんこつラーメンを食べる場合は、なんのトッピングもない普通のラーメンや、モヤシやワカメなどのトッピングがのったものを選びましょう。ワカメは低カロリーな他、食物繊維も摂取できる、おすすめトッピングの一つです。
煮卵やチャーシュー、メンマをプラスしてしまうと、カロリーが800kcalを超えてしまいます。よって、トッピングは少なく済ませるように心がけることが重要です。
太麺ではなく細麺を選ぶ
麺の太さが選べるお店の場合は、細麺を選びましょう。細麺ならよりカロリーを抑えられて、消化が良くなり、ワカメと合わせて食べれば、便秘の解消も期待できます。
しかし、細麺は太麺より満腹感が少ないため、付け合わせにキムチを頼むなどの工夫をしましょう。
麺の硬い茹で方を選ぶ
とんこつラーメンで有名な、博多ラーメンや長浜ラーメンは麺の硬さが選べる店もあるため、よく噛んで満腹中枢を刺激できるように硬めの麺を選びましょう。麺の硬さが選べないお店の場合はいつもよく少し多めに咀嚼するよう意識しましょう。
可能なら麺を少なくしてもらう
麺の量を調節できるお店の場合は、可能な限り麺を少なくしてもらいましょう。麺が少なくなる分、満腹感は少なくなりますが、トッピングも控えめにし、スープも飲まないことが鉄則。細麺かつ硬麺にしてもらえば、なおよいでしょう。
油は少なめを選ぶ
油の量を調節できるお店の場合や、あっさり味やこってり味が選べるお店の場合は、油を少なめにしてもらい、さっぱり味のとんこつラーメンを楽しみましょう。さっぱり風味といっても、とんこつラーメンには変わりはありません。したがって、スープは飲まないようにして、飲むならレンゲで軽くすする程度にしましょう。
替え玉をしない
もっとも重要なことは、替え玉しないこと。食べ足りないと思ってもスープは飲まずに、替え玉は頼まず、少なめの麺を、ゆっくり噛んで食べるようにしましょう。
それでも満腹感が得られない場合は、食後に野菜サラダやノンシュガーガムを摂取すると、口臭予防にもつながって効果的です。
食べ方を工夫してとんこつラーメンのカロリーを抑えよう
とんこつラーメンはおいしいですが、その分、ダイエット中に食べるとなると、いろいろと制約がつくものでもあります。ガッツリ系が好きな方には、少し物足りなく感じるような食べ方ですが、カロリー摂取を抑えるためには仕方ないこと。
チャーシューメンなどのガッツリ系ラーメンは、ダイエットに成功したあとの「ごほうび」として取っておきましょう。もちろん、そのときにも食前にはサラダを食べ、食べ過ぎには気を付けましょう。