水の効果が知りたい。摂取方法や飲むタイミング・選び方など
水を飲むとどんな効果が得られるか知りたい
テレビや雑誌などのメディアで、美容や健康によいといわれている「水」。具体的には、どんな効果があるのか分からないという人もいるでしょう。本記事では、水がもたらしてくれる、さまざまな効果や摂取の仕方、飲むタイミングなどの情報をまとめています。水が体に与えてくれるよい効果を知り、毎日の生活に取り入れて、キレイで健康な体作りをしましょう。
水は人間にとってなくてはならないもの
私たち人間にとって水は必要不可欠なものです。水がないと生命を維持したり、健康的な生活が送れなくなってしまいます。あらためて、水の大切さを知りましょう。
生命を維持している
人の体は半分以上が水でできていますが、その割合は年代によって違いがあります。
- 胎児:約90%
- 新生児:約80~90%
- 乳幼児:約75%
- 子供:約70%
- 成人:約60%
- 高齢者:約50%
このように体の中の水の割合は高く、日々代謝を行って水分を排出しています。そのため、水の摂取は生命維持に必要不可欠です。
たとえば、人は10日間程度食べ物を口にしなくても、筋肉や脂肪が分解されてエネルギーに変わるため生きられます。しかし、水は飲まないと5日間程度で命に危険がおよんでしまうのです。
生活の中で様々な形で我々を支えている
水は毎日の生活の中で、さまざまな形で私たちを支えてくれています。摂取することでダイエットや美容、デトックス、病気を予防するなど、さまざまな効果を与えてくれるのです。体に水が足りていないと、肌の乾燥や吐き気、血圧の低下、思考力の低下などの症状が出てくるとされています。水があってこそ、私たちは毎日健康な生活が送れているのです。
水を飲むことで得られる体への効果
水を飲むことで得られる、体への効果は主に5つです。特に女性が悩む症状の、むくみや便秘も解消されやすくなります。
血液サラサラ効果
不規則な生活習慣や偏った食生活、ストレスなどが原因で、血液はドロドロな状態になります。この状態のままだと、高血圧などの生活習慣病や脳にかかわる病気などの症状が、引き起こされやすくなるのです。
水をこまめに補給すると血液の流れがよくなるため、ドロドロ状態が解消されて、病気を予防が期待できます。
リンパの流れ改善
水分を適切に摂取しないと、血液がドロドロの状態になってしまいます。リンパ液は血液の流れにあわせて動くため、血液の水分が不足してしまうと、リンパ液の流れも悪くなってしまうのです。リンパの流れをよくするためには、適切な量の水を摂取することが大切。
1日1リットルの水を、こまめに補給するように心がけるようにしてください。また、リンパの流れをスムーズにするには、リンパマッサージも効果的とされています。マッサージを行いながら水を飲んで、リンパの流れを改善させましょう。
むくみの解消
むくみは水分の摂りすぎで引き起こされると思われがちですが、実際は水分不足も原因の一つ。水分が不足すると体は生命を維持するために、水分をため込んでしまうのです。
むくみを気にして水分の摂取を控えていると、逆にむくんでしまいます。そのため、水は適切な量を飲むようにしましょう。また、水を摂取したら、1時間に1度はトイレに行くように心がけてください。排出しないと、解消されにくくなります。
便秘を解消する
健康な状態の便の水分は、70~80%とされています。便は適切な水分を含むことで、重さとなめらかさがちょうどよくなるため、腸内をスムーズに移動し排出されやすくなるのです。
水分が不足していると重さもなめらかさもないので排出されにくくなり、便秘を引き起こしてしまいます。便秘の予防や解消のためには、水を摂取することが不可欠なのです。
水を飲むことで得られる肌への効果
水を飲むと体だけではなく、肌にも良い効果が得られやすくなります。
肌のターンオーバーを正常に保つ
美しい肌を保つには、ターンオーバーが重要です。ターンオーバーは肌の生まれかわりのことで、正常に機能していると美肌がキープできます。
しかし、体内の水分が不足すると、肌細胞の水分も減少するため、ターンオーバーがうまく機能しなくなってしまうのです。肌は常に新しく生まれ変わらないと、さまざまな肌トラブルを引き起こしてしまいます。
肌のターンオーバーの仕組み
肌は大きく分けると外側から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層から成り立っています。ターンオーバーは表皮の部分で行われており、表皮をさらに外側から分けると「角層」「顆粒層」「有棘層」「基底層」の4つです。
表皮の一番下にある規定層から新しい皮膚細胞が生成され、上へと押し上げられて有棘層・顆粒層を通り、角層の表面(肌表面)に現れます。それが古い角質や垢(あか)となってはがれ落ち、新しい細胞へと生まれ変わります。この一連のサイクルが、ターンオーバーの仕組みです。
肌の潤いを保つ
体内の水分は飲むことでしか、補給できません。化粧水などで水分を補うことができると思われている人もいるのですが、浸透はしても吸収はされにくく、浸透するとしても角層までだとされています。そのため、肌内部の水分も水を飲んで補給しなくてはいけません。水を摂取することにより肌細胞にも水分が行きわたり、肌の潤いが保たれます。
たるみと小じわを予防
水を飲むと、たるみと小じわの予防にもなります。これら2つは年齢的なものといわれているのですが、実は水分不足もたるみや小じわの原因なのです。高齢の方にしわが多いのは、水分が成人よりも10~15%ほど少ないため。
また、水分を十分に摂取しないと、皮膚の老化を早める原因の一つとも考えられています。老け顔にならないためにも、こまめな水分補給を心がけましょう。
ニキビや吹き出物を解消
体中をめぐっている血液は、約90%が水で構成されています。血中の水分量が減少すると血行不良となり、毒素が排出されにくくなってしまうのです。毒素の排出が困難になると、ニキビや吹き出物などの肌トラブルを引き起こしてしまいます。水を摂取するとことで血行が促進されて、ニキビや吹き出物の予防や解消されやすくなります。
水のさらなる美容効果について
水のさらなる美容効果3つ。水を摂取することで、キレイで若々しい体がキープできます。
ダイエット効果がある
水を飲むとなぜ基礎代謝が上がるのだろう、と疑問に思われている人もいるでしょう。水を摂取すると、体温は少しずつ下がっていきます。その下がった元の体温を戻そうとするときに、エネルギーが消費されるので基礎代謝が上がるのです。
さらに、血中の水分量が適切に保たれていると、血行がよくなって体のすみずみまで行きわたるスピードが速くなり、基礎代謝が高まりやすくなります。代謝がアップすることで、消費カロリーの増加や脂肪燃焼が促進されるため、ダイエット効果が期待できます。
髪の毛を健康に保つ
水分不足になると血液の流れが悪くなり、体のすみずみに酸素や栄養が行きわたりづらくなります。髪の健康を守っている頭皮にも行きわたりにくくなるため、頭皮の細胞の活性度が低くなり、正常な育毛が妨げられるとされるのです。
また、抜け毛や薄毛などの髪の毛のトラブルにつながってしまいます。ツヤとコシのある健康な髪の毛を保つためにも、水の摂取はおこたらないようにしましょう。
セルライトを予防する
女性の体の悩みである「セルライト」。水を飲むことで予防できるとされています。セルライトは、皮下脂肪組織が脂肪や老廃物をため込むことで肥大化し、体内のコラーゲン繊維と絡まり合って固まった状態。
血液の流れが悪くなると、脂肪細胞のすき間に流れずに残ってしまった脂肪や老廃物などが蓄積され、セルライトになってしまうのです。水分を十分に補給すると血行が促進されるため、滞っていた脂肪や老廃物などが排出されやすくなります。
水は体調不良を改善する効果もある
水を摂取すると「頭痛がひどい」「疲れがとれない」「二日酔いがつらい」といった、体調不良を改善する効果もあります。
頭痛の改善
頭痛の種類には「慢性頭痛」「緊張型頭痛」「片頭通」など、さまざまな種類があります。痛みを緩和するために病院で処方してもらった薬を飲んだり、薬局やドラックストアで売られている頭痛薬を飲んだりしている人もいるでしょう。
頭痛は血流が悪くなることで起こりやすくなるため、水分補給をすることで血行がよくなり、症状がやわらぐ可能性があります。薬は体に負担をかけて、さらにひどくしてしまう場合も。頭痛に悩まされているという人は、毎日適切な水を継続的に飲むようにすることをおすすめします。
疲労回復の効果
疲労を回復させるためには、 栄養を補給することが大切です。栄養や酸素を運ぶ役割を担っているのは血液。80%は水でできており、血中の水分が不足すると流れが悪くなってしまいます。血行不良になることで、全身に栄養が行きらず、疲労が回復されにくくなるのです。水を飲むことで血液に十分な水分が補給されるため、血液の流れがスムーズになり疲労回復の効果が得られます。
二日酔いの予防
二日酔いの予防として、事前に水をたくさん摂取しておくことは有効だとされています。ビールやワインなどのお酒を飲む前にしっかりと水分補給をしておくことで、摂取量を抑えてなおかつ正常に分解されやすくなるからだといわれています。
さらに、体内に吸収されるアルコール量がうすまるため、血中アルコール濃度の急激な上昇が防ぎやすくなるのです。
また、アルコール類には利尿作用があり、摂取すると水分が尿と一緒に排出されてしまいます。お酒を飲んだ翌日は体内の水分が減っているので、水はしっかりと飲む必要があります。
1日に必要な水の量は年齢で異なる
体によいからといって、水の過剰摂取はよくありません。たくさん飲むと腎臓に負担がかかり、病気を引き起こしてしまう恐れがあります。体を壊さないためにも、1日の水分量をしっかりと守ることが大切です。1日に必要な水の量は年齢で異なるとされています。水は自分の年齢に合わせた量をチェックして、摂取するように心がけましょう。
1日に必要な水分量
- 幼児:120ml×体重
- 子ども:100ml×体重
- 成人:35ml×体重
- 60歳以上:30ml×体重
効果的な水のとり方
効果的に水を摂ることで、その効果が発揮されます。体をよくするためにも、効果的な水分補給を心がけましょう。
1回に飲む量は200ミリリットルぐらい
水を摂取する際は、一度に多く飲んでもすぐに効果ははっきされません。また、一気にたくさん飲んでしまうと、腎臓に負担がかかってしまいます。
胃が吸収できる水分摂取量は、200~250mlだとされています。そのため、水分補給は1回あたり200mlくらいを目安に6~8回に分けて飲むようにしてください。入浴後や就寝前など、飲む時間を決めておくことをおすすめします。
常温の水を飲む
水は温度によって身体に与える効果が異なります。冷たい水はのどごしがよくおいしく、体温を下げる働きがあります。しかし、胃など内臓に負担がかかり、さまざまな症状が引き起こされやすくなるのです。なので、冷たい水は体温を下げる必要がない場合は、控える必要があります。
一方、常温の水はぬるくて冷たい水よりもおいしくは感じませんが、体にあまり負担をかけません。しかも、水本来の効果がより発揮されるというメリットがあります。体の健康のためにも、常温の水を適量飲むようにしましょう。
水分補給は水道水でも構わない
水道水の水質は管理されているため、水分補給をするときは水道水でも十分です。しかも、運動の後はミネラルが豊富なミネラルウォーターの方が適しているとされており、水道水にはミネラルが豊富に含まれているので最適。
しかし、水道水は体に悪影響をもたらす不純物が含まれている場合があるため、信用ならないという人もいるでしょう。不純物が気になるという人は、市販のミネラルウォーターなどを活用することをおすすめします。
飲むタイミング
水を飲むタイミングは、起床時、スポーツをするとき、入浴後、就寝前などがあげられます。このタイミングで摂取することで、水の効果が発揮されやすくなります。のどが渇いたら飲むでもよいのですが、なるべく体を動かしたあとや水分が消費される前後に摂るようにしましょう。
起床時
起床時の私たちの体は、就寝の際に皮膚や呼吸を通して水分が減少しているため、水分不足におちいっている状態になっています。また、血中のミネラル濃度が高くなっているので、朝起きたときの水分補給は重要であると考えられています。
スポーツをするとき
運動中はたくさん汗をかくため、水分はもちろんのことミネラルやナトリウムなども、失われていきます。体内の水分は体重の約2%失われると、軽度の脱水症状に陥り、動作反応の低下や食欲の喪失などの症状が引き起こされてしまいます。
また、しっかりと水分補給を行わないと、熱中症や熱けいれんにもなる場合があります。そのためスポーツをするときは、ミネラルウォーターかスポーツドリンクを薄めたものを、こまめに飲むようにしてください。
入浴後
入浴中は発汗作用により、体内の水分が失われます。したがって、入浴後はしっかりと水分を補給するように心がけましょう。このとき、ビールなどの炭酸飲料が飲みたくなる人もいるかもしれませんが、体によくありません。健康のためにも、ミネラルウォーターか白湯を飲むようにするようにしてください。
就寝前
起床時と同様に、就寝前も水を補給することが大切です。寝ているときは、たくさん汗をかいているため体が水分不足状態になります。体内の水分が不足すると、血中のミネラルの濃度を上昇させて、さまざまな内臓の病気を引き起こしてしまう恐れがあるのです。就寝前に水を摂取することで、ミネラルの濃度の上昇を防げるとされています。
水が肉体に与える効果
水は飲むだけでなく、直接体にふれるだけでも良い効果を与えてくれます。
入浴で得られるリラックス効果
日本人の生活にとって欠かせない習慣の「入浴」。温かいお湯につかるとリラックスするのは、温熱作用・水圧作用・浮力作用の3つの作用が動くからだとされています。この物理作用の特性を知りうまく活用すれば、入浴することで体の健康が保たれます。
温熱作用
温熱作用とは、体をポカポカに温める働きのことです。湯ぶねに浸かると体温が上昇し、皮膚の毛細血管が拡張するため血行が促進されます。
血液の流れがよくなることで、代謝がアップして体内にとどこおっていた老廃物や疲労物質などが外に排出され、疲労やこり、痛みなどの症状が和らぐのです。つかるお湯の温度によって効果に違いがでるため、目的に合わせて温度調整をするようにしてください。
静水圧作用
静水圧作用とは、体にかかる水の圧力ことをいいます。つかるお湯の量にもよるのですが、湯ぶねで首までつかった場合の体全体にかかる圧力は、約1トンとされています。
つまり、お湯につかっていると体の表面だけでなく、皮膚の下にある血管などにまで圧力が加わってしまうのです。これにより、手足にとどこおっていた血液が押し戻されて心臓の働きが活発化し、血液やリンパの流れが促進されます。
浮力作用
海やプールに入ると体が浮きます。湯ぶねでも浮力が働いており、空気中と比較するとみ水中での重さは、通常の約10分の1といわれています。このため、常に体重を支えている筋肉や関節を休憩させることができ、全身の緊張がほぐれてリラックス効果が得られます。
水中での運動で得られるダイエット効果
水中の運動は体への負担が少ないにも関わらず、たくさんのエネルギーが消費できます。また、均一に負荷をかけることができるので、体全体にバランスよく筋肉がつくためダイエットに最適です。水中でのおすすめのトレーニングは「水中ウォーキング」。
水中を歩くだけなので、泳げないという人でも簡単に実践できます。陸でのウォーキングと比較すると、消費カロリーが約2倍もあり水の浮力により足や腰への負担も少ないです。
水の殺菌効果
水には殺菌効果があり、体に悪い影響をおよぼす菌を除去してくれます。水をうまく活用して、悪い菌から体を守りましょう。
うがいによる殺菌効果
ある研究によれば、ヨード液を使用したうがいよりも、水でうがいをした方が風の発症率が低かったとされています。水でうがいをすると、プロテアーゼというウイルスにかかりやすくする物質が洗い流されやすくなるのです。
また、水道水に含まれている塩素が、何らかの効果を発揮したとも考えられています。風邪予防のためにも、帰宅後にうがいをすることをおすすめします。
煮沸消毒の効果
医療機器にも使用されているほど、効果の高い消毒方法の「煮沸消毒」。水を沸騰したお湯で煮たり、つけたりという手軽で簡単な作業です。台所用洗剤で洗うのと比較すると効果の持続は劣りますが、5分間煮沸を行えば、感染の器具のあるものは、すべて死滅できるとされています。また、熱湯のみを使うため口をつける容器などを考慮すると、安心で安全だといえます。
食べ物への水の効果
水は洗浄力にも優れており、野菜についた残留農薬や、加工品の添加物などをとり除くこともできます。
野菜についた残留農薬を落とす
食材の安全性を考えたときに気になるのが「残量農薬」。栽培中に農薬を使った後、農作物に付着しているもので、野菜や果物の葉や皮の表面に残りやすい性質を持っています。残量農薬は体にさまざまな悪影響をもたらすので、しっかりと落すことが重要です。
そのため、食材を料理に使用する前には必ず水で洗ってください。このとき、ボウルに入れてため洗いをするのはNGです。上に浮いた残留農薬が、再び食材に付着してしまいます。流水を使用して、きちんと落とすようにしましょう。
暑さ対策の水の効果
暑さ対策として最近注目を集めている「打ち水」。地面に水を打つことを意味しており、江戸時代の庶民の知恵から生まれたものです。
打ち水を行うことで、水が蒸発するときの気化熱の働きで、周囲の温度を下げることができるのです。さらに、水が地表にある状態だと、地面の気温が高まりにくくなるため、塗れた地面を通る風の温度が下がり涼しくなります。
ミネラルウォーターの種類とそれぞれの効果
ミネラルウォーターにはいくつか種類があります。水の中に含まれているイオンの量が違う軟水と硬水や、炭酸が含まれている炭酸水など種類もさまざまです。
日本に多い軟水
日本の水道水でもっとも多く使われている水は軟水です。軟水とは、カルシウムとマグネシウムの量が少ない水のことを指し、日本の家庭では外国に比べてを軟水が多く使われています。
コーヒーや紅茶などを飲むときに適しているとされており、和食の出汁に使われる昆布との相性もいい水の種類です。また、7割が水分といわれているそばやうどんを作るときにも軟水が使われています。
ダイエットに効果がある硬水
カルシウムとマグネシウムの量が多い水のことを硬水と呼びます。硬水に含まれるミネラルは代謝を上げる働きがあるといわれているため、硬水はダイエットに向いていると考えられているのです。
さらに、マグネシウムには水溶性食物繊維のように便を柔らかくしてくれる作用があるため、朝の起き抜けなど定期的に飲むことで便秘の改善が期待できます。体のミネラルバランスがよくなることで得られる効果は、ダイエットだけでなく健康の維持にも欠かせません。
美容効果が多い炭酸水
炭酸水とは二酸化炭素が含まれている水のことを指し、ソーダ水やソーダとも呼ばれている飲み物です。血中に炭酸ガスが溶け込こむことで、便秘解消やデトックス効果、エネルギー消費量アップなどのダイエット効果が得られるとされています。
また、美肌美髪効果などさまざまな効果が期待できるので、美容効果のために飲んでいる人も多いのが特徴です。炭酸水は一定量を定期的に飲み続けることで血行不良の改善にもつながります。
ミネラルウォーターの選び方
ミネラルウォーターを選び方についてまとめています。目的や必要性に合わせてミネラルウォーターを選びましょう。
ミネラルの量で選ぶ
ミネラルの量で選ぶのであれば硬水がおすすめです。しかし、通常軟水を飲むことの多い日本人はミネラルの多い水は飲みにくい傾向にあるので、飲みやすさを求めるのであれば軟水を選ぶとよいでしょう。毎日飲むものなので、飲みやすさは重要です。また、赤ちゃんの調乳に使う場合には、粉ミルクに含まれているミネラル量を把握し、ミネラルウォーターと合わせて過剰摂取にならないように注意しましょう。
余分な成分が入っていないもの
ミネラルウォーターの中には、美容成分などを添加しているものもあります。全ての水が天然由来のミネラルを含んでいるわけではないのです。添加物には健康を害するものや、美容によくないものももちろんあります。
したがって、原料や成分表示は必ずチェックすることを肝に銘じ、天然のミネラルウォーターを選ぶようにしましょう。
使用方法によって使い分ける
ミネラルウォーターを選ぶうえで使用方法をはっきりさせることは大切です。同じ水であっても種類によって相性やメリットが存在します。もし使用方法と相性の悪いミネラルウォーターを使ってしまってはせっかくの効果が台無しです。料理に使うのか、運動後の水分補給に使うのか、はたまたお米を炊くために使うのか、用途に合わせて使いましょう。
今話題の水素水の効果とは
美容や健康に効果的として、特に女性からの注目を集めている「水素水」。主に活性酸素の除去や肌荒れ、といった2つの効果があるといわれています。
活性酸素を除去する働きがあると言われている
水素水は簡単にいうと、水が水に溶けた物質のことです。水に含まれている酸素分子は、良い活性化と悪い活性酸素があります。水素は悪い活性酸素と結びついて中和するため、体に無害な水に変化させるといわれています。
さらに、悪い活性酸素は体の老化を早める作用があり、水素と結びつくことで除去できるため、老化を防ぐ効果が期待できます。
アトピー性皮膚炎や肌荒れなどに効果があると言われている
水素水の効果は活性酸素を除去する他にも、肌荒れの改善や美白、アレルギー疾患、疲労回復など、さまざまな疾患の改善に効果が期待できます。あるクリニックでは、「高濃度水素点滴」で500倍の水素を摂取したところ、アトピー性皮膚炎や肌荒れ、肥満などに効果がみられたといわれているのです。
その他の水の種類とそれぞれの効果について
水は水素水の他にもアルカリイオン水やバナジウム水、シリカ水など、さまざまな種類があります。自分の目的にあったものを選んで、飲んでみてください。
アルカリイオンを含有するアルカリイオン水
アルカリイオンを含有する「アルカリイオン水」は、pH値が9~10の電解水のことです。人の体はストレスや脂質・糖分の摂取のし過ぎなどで、酸化しpH値が低下してしまいます。pH値が高いアルカリイオン水を飲むことで中性になるため、バランスの偏った体を戻せるのです。これにより、便秘改善や美容効果、老化予防、疲労回復、アレルギー、生活習慣病予防などの、さまざまな効果が期待できます。
血糖値を下げる効果があるバナジウム水
ミネラルの1種であるバナジウムが含まれている「バナジウム水」。バナジウムを多く含んでいる富士山の湧水を摂取している人たちが、血糖値が低い数値だということが判明し、メディアで紹介されてブームになったといわれています。
食事と一緒に摂ることで、血糖値の上昇にゆるやかにし、脂肪が蓄積されにくい体になります。血糖値の他にも、糖尿病や成人病、生活習慣病を予防にも役立ちます。
美容効果が高いシリカ水
美容と健康によいとして、海外セレブや多くのトップスターから注目されている「シリカ」。骨や皮膚、髪の毛、爪、血管などに含まれており、人間の体にとっては必要不可欠な成分です。体内でさまざまな役割を果たしており、特にコラーゲンやカルシウムの働きを助けています。
日本でも豊富な種類のシリカ水が入ったペットボトル商品が販売されているので、気になる人はネット通販でチェックして、美容のために飲んでみてください。
水には様々な効果がありなくてはならないもの
水は私たちの生命を維持して、生活の中で体の健康を支えてくれます。摂取することで健康や美容、ダイエット効果など、さまざまな効果がたくさん得られます。さらに、体の内側だけでなく、外側にも与えてくれる効果も。
しかし、効果的に飲まないと、その効果が発揮されにくくなったり、体に悪い影響を与えてしまう場合があるので、注意が必要です。毎日の生活に水を取り入れて、美しく健康な体を手に入れましょう。