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牛タンは高カロリーでもダイエットにいい?その理由と効果的な食べ方

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ダイエット中でも牛タンを食べてもいいのか

ダイエット中に焼肉屋に行ったときは、なるべくカロリーの低いメニューを選びたいものです。なんとなくカロリーが低い気がする牛タンは、実際どうなのでしょうか。牛タンのカロリーは、100gで224Kcalといわれています。

牛タンのカロリーは、実際低いとはいえないカロリーなのです。意外と高カロリーだということに驚く人もいるのではないでしょうか。しかし、牛タンがダイエットに向いているという話もあり、ダイエット中に食べることもあるのです。では、ダイエット中に牛タンを食べてよい理由について知っておきましょう。

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牛タンは牛の舌の部位

牛タンは牛の舌の部分全般を指します。牛1頭あたり1~2kg程とれるますが、牛は一頭約700kgであるため、それほど多くは取れない部位と言えるでしょう。

牛タンの部位ごとの食べ方

牛タンといっても、部位があることをご存知でしょうか。牛タンには、タン先・タン中・タン元・さがりという部位に細かく分かれています。それぞれの部位に向いた食べ方があり、料理に使われる部位が違うといった特徴があります。タンの部位ごとの食べ方についてみていきましょう。

煮込み料理などに使われるタン先

タン先は、舌の先の方の部位のことをいいます。タン先は、筋肉の繊維が集中しており、固い食感が特徴です。タン先を使う料理に適しているのは、筋繊維がある程度ほぐれる調理法である、煮込み料理に多く使われます。タンシチューやカレーなどが代表的だといえます。

タン先は固いので、焼く料理には適していません。野菜などと一緒に煮込む料理に適しています。やや匂いが強いため、塩やスパイスなどで臭みを消すようにするとよいでしょう。

焼肉でおなじみのタン中

牛タンの真ん中部分に位置するタン中は、牛タンの部位の中でも比較的柔らかい部分です。タンの仲でも柔らかいので、焼肉として出されるのは主にこの部分となります。タン中ともいいますが、クラウンカットともいいます。

タン中は、真ん中が柔らかく肉汁と風味が良いため、焼肉に向いているのです。そのため、焼肉だけでなく煮込み料理などにも使えます。

最高級部位のタン元

タンの根元に位置する部位で、タンの中で最も柔らかい部位。上タンともいわれる、タンの中でも最高級の部位となります。「芯たん」や「とろ牛たん」と呼ばれています。喉に近い部位となり、とても柔らかく美味しいのが特徴です。

タン元は、その柔らかさや風味から焼肉に使われることが多いです。シンプルに焼いただけで美味しく食べられるので、タン好きであればこのタン元はご馳走になるでしょう。もちろん煮込みに使うこともありますが、やはり焼きの方がおすすめの部位です。

挽肉に使われるさがり

タンの下の根っこの裏側の部位をさがり、またはタンルートといいます。筋が多く、コリコリとした食感が特徴なので、挽肉にしてハンバーグなどに使われることが多いです。牛タンハンバーグなどは、この部位を使うことが多いでしょう。

さがりは筋がはっているので、焼肉としての使用には向いていません。さがりは、弾力がありしっかりとした食感を感じられるので、挽肉としての利用に向いているのです。さがりを使った牛タンハンバーグなら、他の挽肉と合わせて程よい食感を与えてくれます。

牛タンに含まれる栄養と効果

美容やダイエットによいといわれている牛タンには、いったいどんな栄養素が含まれているのでしょうか。カロリーの高さから脂肪が多く、ダイエットには向いていないのではないかと思う人も多いのではないでしょうか。牛タンに含まれる栄養素とその効果についてみていきましょう。

ダイエットに効果的なビタミンB群

牛タンには糖質をエネルギーに変えるビタミンB1と、脂質を燃焼するビタミンB2が含まれています。糖質をエネルギーに変えてくれるため、ダイエットに効果的だといえます。そして、脂質を燃焼するビタミンB2 も含まれているので、ダイエットの大敵である糖質と脂質を減らしてくれる食べ物なのです。

この効果から、糖分を含む白米などと一緒に食べるときでも、牛タンを一緒に食べることによって、糖質をエネルギーに変えてくれる効果が期待できるのです。ビタミンB群は、ダイエットに効果的な栄養素であることで、牛タンがダイエットに効果的だといわれるひとつの要因です。

脂肪を燃焼するナイアシン

牛タンには、脂肪燃焼の効果が期待できるナイアシンが含まれています。ナイアシンはビタミンB2とともに、脂肪を燃焼する栄養素でダイエット効果が高いといわれています。脂肪燃焼が期待できるナイアシンは、それ以外の効果もあり、細胞の再生のサポート効果で美肌効果も期待できます。

ナイアシンとは、ビタミンB3ともいいます。ビタミンB群の3番目に発見されたビタミンとなります。ダイエットにつながる効果のあるナイアシンが入った牛タンを食べることは、脂肪や糖質を減らすことを期待できます。

ビタミンCの効果を引き出すパントテン酸

牛タンに含まれるパントテン酸は、ビタミンCの効果を引き出し、美肌や美髪に導いてくれる栄養素です。そして、糖質や脂質をエネルギーに変える酵素のサポートをする働きもあります。牛タンには、このパントテン酸が多く含まれているので、ダイエットだけでなく美容にもよい効果があるといわれています。

サーロインの約2.5倍のパントテン酸が含まれているので、その含有量の多さは歴然です。そのため、カロリーが高いといわれていますが、ヘルシーでダイエット効果によいといわれる要因です。

冷え性や貧血を予防する鉄分

牛タンにはサーロインの約2倍の鉄分が含まれているといわれています。鉄分は血流を改善し、冷え性や貧血を予防する効果があります。鉄分を摂取することで、血流の流れをよくし、体内の老廃物を排除する効果があるので、ダイエット効果によいといわれています。

女性は特に冷え性や貧血の人が多くいます。冷え性であることは、太る原因にもつながるので、冷え性を改善することはとても大切です。

疲労回復効果のあるタウリン

栄養ドリンクによく入っているタウリンも含まれており、元気をチャージしてくれます。タウリンは、肝臓の働きを促進して血圧を正しく保つ働きがあり、病気予防や健康維持にも必要な栄養素となります。血圧上昇をコントロールする働きがあり、インスリンの分泌を促す効果があるので、糖尿病予防にもつながります。

タウリンは、栄養ドリンクに入っていることが多いですが、糖分が多いのであまり取りすぎはおすすめできません。タウリンを含む牛タンなどの肉類から摂取する方がヘルシーだといえます。

牛タンのカロリーってどのくらい

牛タンのカロリーは、どのくらいなのでしょうか。実際の牛タンのカロリーがどのくらいなのか、みていきましょう。

100gあたりのカロリー

タン100gのカロリーは、約269kcalといわれています。牛タンは、見た目のイメージと違い脂質が多い肉です。ちなみに焼肉メニューで人気があるロース100gに対して、330Kcal~430Kcal、そして同じく人気があるカルビは、450Kcal~500Kcalといわれています。

赤身系の肉は、比較的カロリーが高い傾向にあります。カルビやロースなどの肉と比較すると牛タンのカロリーは、低い方となりますが、焼肉屋に並ぶ肉の種類の中ではカロリーが高くなります。カロリーが低い焼肉メニューは、内臓系のセンマイ62Kcal、コブクロ106Kcalなどで、内臓系はカロリーが低いことがわかります。

牛タンのカロリーは、100gあたりのカロリーで他の肉と比較してみると、割と高いということがわかりやすくなります。カロリーだけで考えると、牛タンは高カロリーなイメージを受けます。

カロリーは高め

牛タンのカロリーは比較的高い方に含まれることになります。牛タンは硬い食感であるため、脂質は少ないと思われがちですが、実際は脂質の割合が高く、カロリーも高いのです。しかし、牛肉の他の部位に比べれば、比較的カロリーは低い方に分類されます。

先程のロースやカルビも牛肉の場合、豚に比べてカロリーが高い傾向にあります。しかし、牛タンにはたんぱく質やビタミンB類や、ナイアシンが含まれているので、脂質をエネルギーに変えてくれる効果があります。脂質が多く含まれる他の肉を摂取するよりも、脂肪が付きにくくなるという特徴があります。

そのため、高カロリーだといわれる牛タンを摂取する方が、他の肉を同量食べるよりもヘルシーだといわれる要因です。しかし、そうはいっても牛タンばかりを大量に食べてしまうのは、太る原因にもなってしまいます。うまく、バランスよく摂取することが大切です。

ダイエット中は、高たんぱく質で低カロリーなものを選んで摂取する方が効果的です。高たんぱく質な牛タンですが、カロリーは高いため食べ過ぎてしまうのは逆効果となっていまいます。牛タンを食べながらも、他の食品でバランスを取るようにしましょう。

ダイエットに効果的な牛タンの食べ方

ダイエット中に牛タンを取り入れる場合の効果的な食べ方は、どんな方法があるのでしょうか。栄養素が豊富で、脂質をエネルギーに変える効果を上手に取り入れていく牛タンの食べ方についてみていきましょう。

塩で食べる

牛タンの食べ方は、タレか塩かで分かれますが、焼肉のたれは高カロリーであるため、タン塩で食べることでカロリーを抑えることができます。そのため、牛タンを食べる際は、塩で食べる方がカロリーを抑えられることができます。焼肉はタレで食べることが多いですが、牛タンに関しては塩で食べる事が多いといえます。

牛タンを食べるときにカロリーを少しでも抑えて食べたいのであれば、塩で食べるようにするとよいでしょう。一般的な焼肉のタレのカロリーは、大さじ1杯で32Kcalだといわれています。そのため、カロリーがない塩と比べるとカロリーが高くなってしまいます。

野菜と一緒に食べる

牛タンが、いくらダイエット効果があるといっても、牛タンだけを大量に食べていては、カロリーオーバーになってしまいます。牛タンを食べる際は、カロリーが低く、食物繊維が豊富な野菜と一緒に食べることで、痩せる効果を高めるのです。

野菜を一緒に食べることで、お腹を満たすことにもつながるので、牛タンを食べ過ぎてしまうことを防げます。そして、食物繊維を多く含む野菜と一緒に牛タンを食べることで、腸内環境を整えることができます。そのため、便秘を防ぐことができるので、ダイエットにもよいでしょう。

主食を麦飯にする

牛タンを食べるときの主食もカロリーを抑えられる手段となります。牛タン弁当や牛タン定食などでよく一緒になっている麦飯は、ビタミンやミネラルを多く含み、さらに食物繊維を豊富に含んでいます。たんぱく質やナイアシンが豊富な、脂肪燃焼効果が期待できる牛タンと食べることで、ダイエット効果が高まります。

牛タンを食べる際は、なるべく白米などの炭水化物は控える方がよいでしょう。白米は、糖質が高くカロリーもあるので、食べ過ぎてしまうと太る原因になってしまいます。牛タンと炭水化物を組み合わせる場合は、麦飯を選ぶようにすれば、ダイエット効果が高まります。

レモンをかける

レモンは、消化を促してくれる作用や、むくみ改善、新陳代謝を上げてくれる効果など、様々なダイエット効果があるといわれています。そのため、牛タンに含まれるパントテン酸が多く含まれているので、ビタミンCを含むレモンをかけることで、ダイエット効果がより高まるといわれています。

タン塩でレモンをかけて食べると味わいもよく、美味しく食べられますし、タレで食べるより炭水化物を欲しません。そして、野菜とも合うので食べ合わせも太りにくい特徴があります。あっさりとした味付けで食べられることもよい点です。

定食で食べるなら「とろろ」をプラス

定食で牛タン食べる場合は、とろろをプラスすると良いでしょう。とろろには牛タンには入っていないムチンや食物繊維やビタミンCが豊富に含まれているため、組み合わせることで更に美容効果を高めることができます。牛タンに入っているパントテン酸がビタミンCの働きをよくしてくれる効果もあります。

牛タン・麦飯・とろろの定食であれば、かなり効果的だといえるでしょう。レモンをかけたり、副菜に野菜を加えたりすることで、バランスのよいメニューになります。とろろに含まれるムチンは、血糖値の上昇を抑制する効果があるので、肥満防止の効果をもたらします。

ダイエット中でも牛タンを楽しもう

ダイエット中にやみくもにお肉を食べるのを止めたり、偏った食品だけで生活をするようなダイエットは、よくありません。そして、好きな食べ物を抑制しすぎて、ストレスになりリバウンドをしてしまうようなことになっては、元もこうもありません。

ダイエット中でも美味しい牛タンを食べて、さらに効果を高める食べ方を選べば、楽しみながらダイエットができるでしょう。カロリーが高い牛タンですが、食べ方に工夫を加えれば、ダイエット効果や美肌効果のもつながります。おいしい牛タンを楽しみながら、自分の理想な体型を目指してみましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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