仕事でミスが多い人にありがちな習慣とは?回避できる方法をご紹介
仕事でミスが多いのは嫌ですよね
新しい仕事を始めたばかりの頃はどうしてもわからないことが多く、ミスも多くなりがちですよね。ミスはしたくはないのに、1つでもミスをするとモチベーションが下がってしまいます。なぜ仕事がうまくいかないのか悩んでいるうちに、仕事が嫌になりせっかく面接に受かったのに辛すぎて辞めたくなってしまいます。
仕事で失敗をするということは、自分がどのような状態になっているのでしょうか。ミスを根本的に解消するために「なぜそうなってしまったのか?」を考えていく必要があります。早速ミスをしない方法を探っていきましょう。
仕事でミスが多い人とは
残念ながら、そもそも「ミスが多い」というタイプの人は存在します。自分自身もミスが多い人に当てはまるかチェックしてみてください。
生真面目でネガティブな人
人はミスをするとずっと引きずってしまうものですが、このような状況は特にマイナス思考の人に多く見受けられます。過去に起こった失敗を引っ張り出してきて「また同じことをしてしまったらどうしよう」と、今度は石橋を叩いて渡るようになります。
しかし、石橋を叩きながら渡っていると仕事のスピードもかなりペースダウンしてしまい、結局仕事ができない人と周囲から見られてしまうのです。そうなってしまうと、どんどん仕事に対して臆病になっていくでしょう。
仕事で上手にメモができない
新人を教えているときに、できる人とできない人との差が出てくるといいます。できる人は上手に理解をしてメモを取ることができ、なにがわからないかということを明確に把握しているのです。
しかし、できない人はメモを取らずに頭で覚えようとします。結局全部は覚え切ることは難しく、教わったことをもう一度聞いてしまうという悪循環に陥ってしまうようです。また、理解せずに書くその場だけのメモは、自分のわからないことすらわかっていないことが多いのです。
ミスから学ばない
ミスをした直後は反省をしますが、その後の解決策を自分で見つけようとしません。初めての仕事は誰でもスムーズにはいきませんが、そこからどうすればもう少し早く仕事ができるかを考えないと、いつまでも仕事が遅くミスも多くなって成長しません。
「失敗は成功のもと」とは言いますが、失敗から学ばないと全く意味がありません。どうやって仕事をうまく回せるかを、日頃から意識して身につけようとする姿勢が大切だと言えます。
パソコンの整理ができていない
仕事ができない人は、デスクトップにファイルやフォルダが山積みになっている人が多いようです。どこにファイルがあるのか探す時間も必要になりますし、余計な作業が増えてしまい混乱してミスにつながってしまいます。
デスクトップは常に見やすいように整理整頓されている状態でないと、片っぱしからファイルを開けることになるため暇を見つけてこまめに整頓していきましょう。
人の話を最後まで聞かない
おっちょこちょいといえば可愛らしいものですが、人の話を最後まで聞かない人は話の重要なポイントがわからずに焦ってしまい、ミスをしてしまうことが多いようです。重要な話は終盤に話すことも多いため、最後まできっちり聞いておかないといけません。
また、途中で話がわからなくなってしまった場合は、そのまま流さずにメモに書いておいてあとで先輩に聞くようにしましょう。メモというのはミスを防ぐための重要なアイテムですので、大いに活用してください。また、早く仕事をしなくてはいけねいという気持ちにとらわれるため、人の話を最後まで聞けないという人もいるようです。
自分の仕事の確認をしない
仕事をしながら最終確認をしない人は、ミスを引き起こしやすい人です。仕事がやりっぱなしになっているということにも気がつかずにできたと勘違いをして、そのまま次の作業を進めでしまうのです。そのため全てが中途半端になってしまい、完成度の低いできあがりとなってしまうでしょう。
また、あまりにも確認作業をしすぎて仕事が遅くなってしまう人もいますが、あくまでも確認作業は緊張感を持って、一回に済ますようにしなくてはいけません。
仕事でミスが多いときやるべきこと
仕事ができている人は、ミスに対して自分で対処ができる人なのです。特にミスが多くなってきたと感じたら、初心に戻り自分自身仕事のありかたを見つめ直してみましょう。
ミスしたところを確認する
同じ過ちを犯さないためにも、ミスした箇所を意識してメモを残しておくということがポイントになってきます。そして、なぜこの箇所でミスをしてしまったのかを確認していきましょう。原因を追求することで、人は失敗をしないように成長していくものなのです。
確認が面倒だからといって怠っていると、いつまでたっても成長できない人になってしまうので気をつけましょう。しかし、ミスをずっと反省するのではなく、気持ちを前向きに持っていかなくてはいけません。
メモをきちんと取る
仕事をしながらメモを取ることは、決して恥ずかしいことではありません。たまにメモを取ることが恥ずかしいという人がいて、記憶だけで勝負しようとする人がいますが全く真逆なのです。メモを取るということは、仕事内容を見直すということで頭の中に入っていき、確実にミスが少なくなります。
また、物忘れが多い人は付箋を活用して、自分の目に入るところに貼っておくとうっかりミスを防げます。理解できたことをメモにして仕事につなげていきましょう。自分の中でうまくルーティーンができれば、失敗しにくくなります。
都度確認をする
頭の中で整理しようとすると、人はうっかりミスが発生しがちになるようです。頭では理解できても体が追いついていないため、バラバラな行動になってしまうのです。指さし確認や声出し確認をすることで、脳が働き体もついていけるようになります。
声に出して指差し確認をすると、ミスがあった箇所に脳が反応し気が付いてミスを事前に食い止めることができます。脳だけで判断すると確認事項の際に、気がつかない恐れがあるのです。
デスク周りの整理整頓をする
仕事でミスの少ない人のデスク周りは、不思議と片付いているという共通点があります。デスクを見れば、その人の性格や仕事ができるかなどわかってしまうのです。デスクや引き出しなどがごちゃごちゃしていたりすると、大事な書類がどこにあるのかわからなくなってしまい、最悪は紛失してしまう可能性があります。
また、周囲が汚いと仕事に集中できず意識散漫になる可能性があるため、常にきれいにしておく必要があります。ごちゃごちゃですと探すことから始めなくてはいけないので、時間がかかってしまいます。そして、時間がなくなったことで、焦ってミスを引き起こしてしまうでしょう。
自分専用のマニュアルを作る
何度も同じことを聞かないようにするため、時間があるときに取っておいたメモで自分のマニュアルを作ってみてはいかがでしょうか。そうすることで自分の仕事がきちんと把握できますし、客観的に見れて気持ちに余裕を持てるようになるのです。
また、マニュアルを作るメリットは新人に引き継いだりするときも、マニュアルを渡して簡単に教えられるので一石二鳥でしょう。できれば紙に直接書き、手書きをすることで頭の中にインプットしやすくなります。
メンタル面のケアもしてみる
仕事のミスはメンタルの状態で変わってきます。あまりにもミスが多い場合は、一度立ち止まって自分を見つめ直すことも必要かもしれませんね。
仕事を溜め込まない
仕事が溜まってくると人はプレッシャーを感じ、焦り始めてしまい冷静を失ってしまいます。仕事が溜まる前に、なんとか対処しなくてはいけません。優先順位をつけて仕事を進めてみたり、手短にできる仕事から始めていき仕事をこなしていきましょう。
そうすることで仕事が随分はかどったと感じ、気持ちにも余裕が生まれてきます。そのあとに、少し時間がかかる作業に取り掛かるようにすれば、不思議と仕事は溜まりにくくなります。
ストレス解消法を見つける
ストレスは体に悪い影響を及ぼし、注意散漫になったりイライラや脱力感などの原因になります。ストレスがあることで自分に対してイライラし始めて、ミスにつながりまたイライラする。という悪循環に陥ってしまうでしょう。
自分なりのストレス解消を見つけるようにし、一日の終わりでリセットできるくらいの感覚でいましょう。ひとりでカラオケに行ったり、アロマでリラックスしたりストレス解消法が沢山ありますので、チャレンジしてみてください。デスクワークの仕事のときは、1時間に一度ストレッチをするだけでも大分変わってきます。
仕事のミスを恐れない
ミスをしないでおこうという気持ちは大切ですが、りきみすぎてしまうとミスを引き起こしやすくなります。脳は「ミス」ということばかり考えてしまうので、失敗をする方向に持っていこうとしてしまうものなのです。
先輩や上司に叱られるなど、極端にミスを恐れている人は頭の中が真っ白になり、パニック状態ですので冷静な判断ができなくなります。仕事をする前からミスを誘っているようなものですので、ちょっとくらいミスをしても大丈夫という気持ち程度で構えておくことが大切でしょう。
頼りになる先輩に聞く
自分の仕事があっているのか、間違っているのか判断できないときはひとりで悩むのはやめましょう。ひとりで悩んでいてもなにも解決になりませんし、なによりも時間が勿体無いです。ひとりで悩んだ結果、ミスしていたことに気がつかなかったという例もあります。
不安なときは頼れる先輩に、確認をしてもらうようにすれば安心です。自分よりも経験があるため、わからないことは遠慮なく聞いていくということもひとつの手です。また、コミュニケーションもとれるので、人間関係もよくなるでしょう。
できない仕事は断る
日本人はNOといえない人が多いので、お願いされたものに対してつい引き受けてしまいがちです。しかし、引き受けたものの、自分には明らかにキャパオーバーなことだったら焦ってしまいますよね。そして引き受けたにもかかわらずミスをしてしまい、あの人は頼りにできないというレッテルを貼られてしまい、これでは本末転倒です。
できない仕事には「できません」といい、断る勇気も大切です。できないことを恥ずかしいと思わなくてもよいのです。むしろできるといって、できなかったほうが恥ずかしいでしょう。
仕事でのミスが原因で辞めようと思ったらしてほしいこと
ミスをすると責任を感じ、辞めるという選択肢が出てくるかもしれません。しかし、辞める前にもう一度立ち止まって考えてみることもときには必要です。
ミスの内容を再確認する
ミスをしてしまうと会社に迷惑がかかってしまい、責任を取るつもりで辞めることを考える人もいるでしょう。しかし、考え直してみると自分の中で失敗がどんどん大きく膨らんでいき、自分の中で取り返しがつかないと感じてしまうようです。
しかし、よく考えてみると会社が危機に陥ったわけではないので、実際には辞めて責任を取る程の大きなミスをしてしていないことが多いのです。会社に迷惑がかかったのは事実なので、ミスを取り返すくらいのスタンスで行ってもよいのではないでしょうか。
親や上司に相談をする
年上の人に相談をして、アドバイスをもらうのもひとつの方法です。先輩たちも失敗談などは沢山あるはずなので、自分のミスに関して気持ちをわかってくれる人が多いでしょう。先輩たちの経験談などを聞いているうちに、自分もひとつの通過点なのだと感じるようになるかもしれません。
親も人生経験が長い分、子に教えられることも沢山ありますので、仕事について軽く話し合ってみてはいかがでしょうか。意外と解決策が見つかる可能性があります。
少し冷静になって考えてみる
ミスをしたときはパニック状態になっていて、冷静に物事が見れずに仕事を辞めるという安易な方法しか思いつかないものです。すぐに冷静になるのは無理でも、少し日にちをおいてみて、実際に仕事を辞めたあとのことを考えてみましょう。
履歴書を書いて面接からまた始め、受かったとしても今の会社より待遇が悪いかもしれません。冷静ではない状態で辞めたとしても、あとから考えると「あの会社のほうがよかった」など考えても、もうあとの祭りなのです。社会人になったら何事も感情的に動くというくせは、直していかなくてはいけません。
仕事が合わないのかもしれない
仕事を辞めることに対して見極めも必要になってきますが、ミスが多いのは仕事が合っていないという可能性もあるようです。やはり仕事には向き不向きがありますので、自分らしくない失敗が続くようであれば、辞めることを考えてみてもよいでしょう。
仕事で体調不良になったり、人間関係がよくなくてミスがでてしまうのであれば、自分のためにも転職は必要です。取り返しがつかなくならないうちに、早めに辞めてしまうこともひとつの解決策なのです。
仕事でミスは振り返りと身の回りの整理から始めよう
仕事をしていて絶対にミスをしないという人は、そうそういないのではないでしょうか。ミスをしすぎるのも自分に問題があり、仕事のやりかたなどを改めて再確認していかなくてはいけません。ミスを全くなくすというスタンスではなく、ミスを少なくしていくという気持ちのほうが大切です。
焦って早く仕事を終わらせようとするとミスをしてしまい、かえって時間がかかってしまったという経験は誰にでもあるはずです。しかし、その失敗があったからこそ仕事は焦らず、冷静になってやるということを学べたのです。ミスは仕事にとって大敵でもありますが、自分の成長するために最初は必要なことということに気がつくでしょう。
ミスを少なくすることは、身の回りの整理が大事になってきますので、習慣づけるようにしていきましょう。あなたが仕事で活躍をして、後輩に自分の失敗談を語るときがくるかもしれませんね。