【4】仲間に恵まれる日々。仲間作りで大切なのは「まずはやってみる」:立山菜穂子さんインタビュー
以前は孤独だったという立山さんですが、現在は一緒に運営してくれる仲間も集まりました。そのきっかけは、サービスをきちんと形にして見せたこと。ビジネスプランを形にしたことで、周囲の反応も変わったといいます。最終回は、起業したい人へのアドバイスと今後の思いについて語っていただきます。
運営を助けてくれる二人の仲間
―起業前は仲間がいなくて孤独だとおっしゃっていました。今もお1人で動いていらっしゃいますか?
「サービスを開始したら、一緒にやってくれる仲間ができました。もともと親友なんですけれどサービスをスタートしたら、SNSに投稿してくれたり、投稿用の画像を編集してくれたりしています。彼女はSNSを使ったマーケティングをしていたので、SNSを使った集客をどうしたら良いか相談したら、「私がやるよ」と助けてくれたんです。
―サービスを開始したら仲間ができたのは、なぜでしょうか?
「サービス準備中のときに比べて形として目に見えるものがでてきて、応援しやすくなったのだと思います。形ができてきたので、私も周りに相談できるようになりました。
ですから、起業したらどんどん動いた方が良いと思います。私も動いて形にしたことが仲間ができるきっかけとなりましたから。」
起業したい人へのアドバイス「まずは形にしよう」
―起業を目指す方へアドバイスをお願いします。
「先ほどの話にもつながるのですが、一人でできることは突き進んでやってしまった方がいいと思います。実際にサービスをスタートする前と後では、周りの人達の反応が全然違いますから。
まずは、形にするんです。仲間がいなくても形にして見せていくということがポイントです。最初はビジネスモデルをまとめたドキュメントを作って、どこかで発表するだけでもいいんですよ。私自身が孤独で寂しかったから、起業しようと頑張っている人がいたら応援したいと思います。でも、何をやるのか見せてもらわないと、応援できませんよね。」
―起業する前にやっておいたほうが良い事はありますか?
「人材マーケットで必要とされる存在でい続けることです。私の世代は、大学を卒業して就職したころ日本の景気が悪化していたので、常に強く意識してると思います。
勤務している会社がなくなっても、他で働ける、または自分1人で仕事ができるなどのスキルを身に付けると良いと思います。」
大好きな動物と人に恩返しをしたい
―今後どのようにビジネスを広げていきたいと考えていますか?
「弊社のビジョンが『ペットに豊かな時間を』なので、まずはたくさんのペットとペットシッターをつないでいきたいですね。数をとにかく増やしたい。
次に、メニューを増やしたいと思います。例えば、介護が必要な犬や元保護犬、元保護猫は特別なケアが必要な場合があります。そんな子たちにも対応できるよう、サービスを充実させたいと思っています。」
―お仕事をする上での原動力を教えてください。
「動物たちを幸せにしたいという思いが原動力です。また、自分が出産・子育てで大変だったときに、ペットシッターさんの存在に助けられました。私も、これまで社会や動物たちから受けとった分を返していきたいと思いながら、仕事をしています。
【まとめ】起業は孤独。でも後から仲間がついてくる
起業するのに最初から仲間がいる方もいます。しかし、立山さんは一人で答えを導きだし、一人でビジネスの形を作り上げました。辛さを感じていた時期も自分で自分を励まし続けていて、起業することは個人で作り上げていく孤独な作業なのかもしれません。しかし起業してサービスをスタートしたら協力者が現れ、とても助けられていると言います。もし、起業をしたいのに仲間がいなくて悩んでいるなら、小さなことでも形にして発信してみてはいかがでしょうか? 思いもよらぬところから仲間が現れるかもしれません。
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