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【3】起業後は私らしくいられる日々。一から十まで自分でできる:立山菜穂子さんインタビュー

インタビュー

孤独だった起業前とは一転、起業後はとても楽しいという立山さん。サービス開始したばかり、さらにコロナウイルスの影響で先行きが見えない中、当然、不安もあるはずですし、課題もあると言います。ところが、立山さんからはポジティブな言葉しかでてきません。今回は、起業することの魅力と今抱えている課題について伺います。

起業したことで会社に染まらない生き方ができる

―起業してからご自身の中で変化はありましたか?

「自分らしくいられるようになりました。サラリーマン時代は会社が決めた方向性に対して、もっといいやり方があるのではと思っていても、会社は組織だから末端の人間は従わなくちゃいけない。今は、自分で方向性を決められるのが楽しいですね。

もっと細かいところでいうと、自分らしい佇まい、話し方ができ、好きな服を着て自分らしくいられます。自分とはこういう人というのを、周りに見せられるんです。以前だったら、会社員らしい佇まい、話し方、服装をしなければいけないと思っていました。」

すべて自分で行うことで働いている実感が!

―起業後は仕事に対して、どのように意識が変わりましたか?

「1から10まで、自分が仕事をしているという実感があります。自分で作ったゲームの中で、私がゲームをしているという感覚です。

以前は、世界中に拠点を持つ大企業に勤務していました。世界中に30万人くらいの社員がいて、150カ国の国々とビジネスをしていて、スケールがちょっと大きいんです。朝、メールを立ち上げるといろいろな国からメールが届いていて…。それはそれでダイナミックでおもしろいのですが、同時に自分がやる仕事って何かのプロジェクトの一つのパーツでしかないんです。お客さんの顔も見えなくて、手触り感がなかった。

自分の手が届く範囲で最初から最後まで自分で仕事をしたかったというのも、会社を作った理由の一つです。」

何をやって何をやらないか。課題はタイムマネジメント

―起業して数ヶ月が経ちましたが、現在の課題は?

「タイムマネジメントです。本当に時間がない! やりたいことはたくさんあるのに、すべてはできない。子どもが今、幼稚園に通っていて、16:00には子どもが帰ってくるんです。私に与えられた時間は朝8:00から16:00まで。その限られた時間の中で何をやって、何をやらないか、優先順位をつけていくのかが課題です。」

―タイムマネジメントのために、工夫をしていることはありますか?

「Outlookの予定表を使っていたのを、手帳を使うようにしました。とっても便利な手帳を見つけたんです。手帳の上半分と下半分が分かれていて、上部はマンスリー、下部はウィークリーになっていて、1ヶ月の予定と1週間の予定を一緒に見ることができるんです。長期的な予定と今日やるべきことが可視化されて、予定の管理がしやすくなりました。

このように、自分がやるべきことを整理して向き合うことが大事です。
起業する前に会社で勤務しながら、ビジネススクールに通っていた時期がありました。そのときも忙しくて、やりたいことを全部やろうとしてもできないんです。それで、与えられた時間内で何をすべきか、優先順位を決めていました。」

―起業してから、ストレスを感じたり落ち込んだりすることはありますか?

「タイムマネジメントができなかったときにモヤモヤしてしまいますが、ストレスはあまり感じていません。

落ち込んだら長風呂してリラックスしたり、夫に励ましてもらったり。何等かの答えが欲しい時は、過去に読んだ本の中に答えがないか探すときもあります。読書が趣味なんですよ。」

【まとめ】すべて自分で創出できることが起業の醍醐味

立山さんが感じているように、会社の方向性を自分で決められたり、一つのビジネスをすべて自分で手掛けたりできることが起業の醍醐味ではないでしょうか? 責任をすべて背負わなければいけないというプレッシャーもありますが、組織が決めたことに従って働くことに違和感を持つ方は、起業を検討してみてはいかがでしょうか? そんな方へのアドバイスは次のインタビューで…。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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