ジムでのダイエットを成功させる。抜群に効果的な利用方法を知ろう
ジムをうまく利用してダイエットを成功させよう
自分の体を鍛えて体型を美しく健康に維持することは、ライフスタイルをより豊かにするためにも大切なことです。近年、女性でもダイエットのためにジムに通っている方がとても多いようです。
しかし、ジムに通っていても思い通りの成果が出ない場合には、運動を長く続けるモチベーションも下がりやすく、ダイエットが行き詰まってしまいます。効果的なトレーニングの方法と、ジムの賢い利用方法について知ることで、悩みの解決へとつながります。
失敗しない7つのジムの選び方
うまくジムを利用することで、通うのが楽しくなります。どのようなジムの選び方があるのでしょうか。
おすすめは会員制のジム
一般的な会員制のスポーツジムは、スタッフの質がよく人数もそろっているため、トレーニング器具の使い方の説明や十分なオリエンテーションが受けられます。さらに仲良くなるとトレーニングメニューを個々に組んでくれるなどのメリットがあるためおすすめです。
個人のトレーニングのほかに、団体でおこなうエクササイズ、ヨガやエアロビクスなどのプログラムも用意され、飽きることなくさまざまな運動を楽しむことができます。
充実した設備が整っていることも魅力で、プールや大浴場、シャワールームなどが利用できます。運動でかいた汗を流したあとに、お風呂やサウナに入って疲れをほぐし、さっぱりと帰宅できます。お風呂に入りに行く感覚で利用できれば、ジムに通うことを習慣化しやすくなるでしょう。
自宅の近場にあるジム
ジムに通うことを習慣化することは、運動を長続きさせる秘訣です。ジムが自宅の近くにあれば、仕事の帰り道などに寄る習慣をつけやすくなります。また、職場の近くのジムを利用し仕事帰りに寄りやすく、習慣化させやすいでしょう。もし、シューズなど持ち運びが面倒という場合には、個人ロッカーが月に1,000円程度で借りられますので利用してみてもよいでしょう。
トレーニング中に知り合いに会いたくない、近くても設備が古くてモチベーションが上がらないなどの場合もあります。自宅や職場に近いというだけで、通うジムを決めることは難しい場合もあるでしょう。
通う場所が遠すぎてしまうことも疲れが溜まりやすく、距離に反映されて足も遠のきやすいため、継続することが困難となりかねません。自分の納得できる条件に合い、うまく通えそうな距離範囲にあるジムを探してみることをおすすめします。
できれば24時間営業を選ぶ
あらゆる地方で増えてきているのが、24時間営業のジムです。都合に合わせて時間を気にせずいつでも通うことができます。仕事で帰りが遅くなっても、夜勤などで勤務が不規則な場合でも、通い続けやすくなります。
会員制のジムと違って、低コストでジムに通えるところも魅力的です。しかし、場所は狭い場合が多く深夜などはスタッフの人数も少ないため、個人にトレーニングメニューを組んでもらうことや、行えるトレーニングメニューに限りはあるのは仕方がありません。
深夜に行く場合はトレーニングの知識があり、スタッフとあまり関わることなく黙々とトレーニングをこなすことができる人に向いています。鍛えたい部位と目的に合った設備がそろっているならば、とてもおすすめのジムといえます。こっそり鍛えて周囲を驚かしてみましょう。
全体の雰囲気を確かめる
運動を安心して続けやすい環境であるかどうかは、通うジムを決めるうえで欠かせない条件です。まわりの年齢層は自分に合っているか、男性ばかりで女性が入りにくい場所ではないか、を確認することも大切です。しかし、今は女性専用のトレーニングジムなどもありますので、ぜひチェックしてみましょう。
また、混雑具合が程よく管理されているかなど、運動のしやすさと居心地のよさを確かめるようにしましょう。見学する時間はできるだけ自分が通う時間帯にし、その場の雰囲気を感じとってください。さらにスタッフの方に混雑する時間帯などを聞いて、避けるようにするのもよいです。
清潔感を考慮する
トイレや器具、ロッカールームなどは、不特定多数の方が利用するものであり、運動後は皮脂汚れや汗の臭いが染みつきやすくなります。心地よくジムに通うためにも、いつでも掃除や管理が行き届き、清潔に保たれている場所を選ぶようにしましょう。
清潔感を感じるコツは入口から決まります。ジムに入ってすぐに清潔感を感じることができれば、ほぼどの施設でもしっかりと清掃が入り、全体的に清潔なことが多いです。インスピレーションを感じとるのも大事なことです。
無理のない料金プランのあるジム
無理なく通い続けられるジムをみつけるためには、料金プランが自分に合っているかを確認することも大切です。料金の支払い方法はジムによって異なり、利用する回数ごとに支払う場合や、月額会員などがあります。その他にも入会金の支払いが必要となることもありますので、事前に確認しましょう。
会員制のジム
設備やスタッフが充実しており、資格を持つトレーナーがいるなどによって、会員料金が高めな場合が多いです。しかし、エアロビクスやボクササイズなどのレッスンが豊富ですので、金額に見合った内容が得られます。
パーソナルジム
知識や経験の豊富なトレーナーが会員ごとに常に付き添い、個人トレーニングを受けることができるジムもあります。トレーニングに限らず、食事内容などのフォローなど特別なサポートを行ってくれるため、料金は高めです。
地域の体育館などの公共施設
これは回数ごとに支払うシステムで、安い料金で気軽にトレーニングに励むことも可能です。ただ、トレーナーやスタッフの手厚いサポートを受けることは難しいため、機器使い方に慣れていて自分で適切なトレーニングをこなせる方に向いています。トレーニング方法の知識がついたら、低価格のジムに変えていくことも、コストを抑える方法のひとつです。
使いたい設備があるかをチェックする
ベンチプレスやスクワットラックなどの自分が使用したい設備があるかどうかを、見学するときに必ず見ておきましょう。足腰を鍛えたくてジムに入会したのに、「いざ筋トレをしようと思ったら、お気に入りのレッグプレスマシンがなかった」ということも小さな施設の場合ありがちな話です。
入会金も支払ったのに、お気に入りのマシンがないとなると、トレーニングのモチベーションも下がってしまいます。必ず見学の際はスタッフの方と同行し、設備の確認をしっかりしましょう。
ジムでダイエット効果を高める方法
ジムに通い始めるからには最大現の効果を発揮しましょう。そのためにいくつか方法がありますので、参考してトレーニングをしてみましょう。
大きな筋肉を中心に鍛える
まずは基礎代謝をアップさせるために、大きな筋肉を鍛える必要があります。そうすることにより、体全体が脂肪を燃焼しようとしてくれるのです。大きな筋肉といえば、大腿部(だいたいぶ)の太ももの筋肉と大臀筋(だいでんきん)というお尻の筋肉、そして僧帽筋(そうぼうきん)は、首から肩甲骨にかけて広がっている筋肉です。簡単にいえば、足、お尻、背中といった大きな筋肉のことです。
この三点を鍛えることによって体幹がしっかりと定まり、脂肪の燃焼につながります。全体的にバランスよく筋肉を鍛えることで、効果はてきめんに表れます。
大きい筋肉から小さい筋肉へ
大きい筋肉がしっかりしてきたら、今度は小さな筋肉を意識してください。女性なら二の腕が気になりますので「トライセップス・プッシュダウン」という筋トレ方法で小さな筋肉を鍛えられます。
コアマッスルといわれる見えない筋肉も鍛えていくことが大切です。体の内側の筋肉を鍛えることにより、きれいな筋肉をつけて女性らしいしなやかな体になります。特にお腹の小さな筋肉をつけるとくびれもでてきますので、お腹全体の引き締め効果につながります。
トレーニングの順番を守る
トレーニングの順番はさまざまな説がでていますが、最初に有酸素運動が必要です。有酸素運動はウォーキングやジョギングによって体内に酸素がいき渡り、脂肪燃焼の効果が期待できます。有酸素運動は開始から20分後くらいで効果が表れてきますので、早いテンポのウォーキングの場合は少し息が弾むくらいの感覚になれば脂肪が燃え始めているといえます。
有酸素運動でだけで健康を目的にすればよいですが、そこにダイエットをプラスするのであれば、無酸素運動を足していかねばなりません。有酸素運動の20分後に血液中の脂肪分をある程度使い終わります。そこからようやく体の皮下脂肪や内臓脂肪が使われるようになるのです。有酸素運動のあとで体が燃えている状態で筋トレをすることによって、筋肉がつきやすくなります。
有酸素運動を取り入れる
脂肪燃焼のためにはしっかりと有酸素運動が必要です。筋トレばかりでは無酸素運動の状態が続き、疲れやすい体になってしまいます。無酸素運動は短時間で激しいトレーニングをおこないますので、乳酸菌(疲れやすい物質)が増えることを抑えるために、適度に有酸素運動もとり入れなければいけません。
つまり無酸素運動だけではダイエットにはつながらず、女性らしい体にはほど遠くなってしまうのです。ラグビー選手のようなゴツゴツした体型を目指す場合は、筋トレなどの無酸素運動を基本に行うことは理にかなったトレーニング方法といえます。
筋肉の回復をしっかり待つ
筋肉が疲労しているのにトレーニングを続けてもダイエット効果はありません。人間は健康な体の状態のときには筋肉は柔らかいのです。なぜなら、動脈からの血液は筋肉の内側にある毛細血管に分かれて流れ、静脈から出ていきます。血流がよいと筋肉も柔らかくなるのです。
筋肉が疲労して縮んでいる状態ですと、血管やリンパ管が圧迫されたままの状態になり、血液がスムーズに流れません。この状態を「慢性筋肉疲労」といい、血流が衰えることでさまざまな病気を引き起こしてしまいます。解消するには食事の栄養や睡眠に気を使って「超回復」するのを待つのみです。
超回復はどんな意味かというと、強い負荷のトレーニングをしていると必然的に筋肉が傷つき疲労します。疲労した筋肉に適切な栄養補給や休養で、同じ刺激に耐えられるように修復され、筋肉が少し太くなります。この現象を「超回復」というのです。
きついと感じるくらい負荷をかける
トレーニングをしていたらよく「RM」という言葉を聞く機会があります。RMは「Repetition Maximum」の略で、繰り返して行える最大回数という意味です。例えばマシンを使ったりして、6回は繰り返しできるけれど7回はできないという限界までの回数です。
初心者であれば10RM~15RMのセットを行うと最大筋肉70%ほどで発揮できますので、ケガのリスクが少なくなり、運動で筋肉がきついと感じられる回数です。これには個人差がありますので、最初は自分の限界回数はどこまでなのかを確認しながら行ってみましょう。
楽に20~30回できるほどの筋肉負荷ですと、気軽に自宅でもできますので、ジムに行く意味がありません。ある程度筋肉に負荷を与えることによって、筋肉が増加して基礎代謝アップにつながるのです。
ウォームアップとクールダウンをする
子供の頃は運動の前に必ず「ウォームアップ」や「クールダウン」しなさいと先生に口を酸っぱくしていわれたものです。しかし、それはとても重要なことで、ウォームアップのストレッチなどおこなうことは、体を温めてくれてケガの予防につながります。
クールダウンもまた重要です。筋肉が疲労しているので血行をよくしなければいけません。ストレッチや深呼吸で体を整えてリラックスした状態に戻ります。クールダウンを行わない場合は、体がずっと緊張した状態ですので、疲れが取れにくくなるのです。運動の前と後にはしっかりストレッチをしましょう。
ジムでできるおすすめダイエットメニュー
パーソナルトレーナーがいなくても、自分でできるセットメニューをご紹介します。まずは挑戦してみましょう。
バーベルスクワット10RM3セット
足腰を鍛えるにはとても効果的なマシンです。大腿四頭筋やハムストリングの大きい筋肉を鍛えることによって基礎代謝をあげます。正しいフォームでおこなうことが大切です。バーの高さは高すぎても効果はありません。最低でも立ったときに自分の肩の高さよりも10cm?15cm低くしてください。
バーの設定を低くすることで足の筋肉が鍛えられます。また、腹筋も力が入るためお腹が鍛えられます。11回はあげられないくらいの重さで、筋肉がプルプルと震えるくらいまでの状態になれば効いている証拠です。筋肉がプルプル震えるまでの限界を「オールアウト」といいます。これをインターバル(休憩)3?6分ほどとり、繰り返しおこないます。
レッグプレス10RM3セット
レッグプレスは大腿四頭筋や、ハムストリング、お尻の筋肉などの大きな筋肉に効果があります。斜めに座る状態になり、初心者でも簡単にできるのが特徴です。使い方は椅子に深く腰掛け背中をパットにしっかりくっつけます。膝が完全に伸びきる直前で止め同じ軌道でゆっくり戻すだけです。かかとに体重をかけることがポイントです。
マシンでは力を入れるために無呼吸になりがちですが、意識して呼吸をしましょう。力を入れるときには吐いて、戻すときは息をゆっくり大きく吸うように心がけてください。
ベンチプレス10RM3セット
これは男性が使うマシンのイメージかもしれませんが、女性にとっても重要な胸の筋肉が鍛えられます。ベンチプレスは三角筋、大胸筋などの大きい筋肉に効き、首から方にかけてデコルテがきれいになります。ぜひ挑戦してみてください。
ベンチに寝転びバーをあげるマシンです。体に対して45度くらいの角度で、両肘が開いている状態が正しいフォームです。肘が開きすぎてしまうと腕に負担がかかってしまいますので、気をつけましょう。ベンチプレスは初心者には少し難しいため、トレーナーの方にやり方を教わる方がよいです。
ショルダープレス10RM3セット
肩の三角筋や、二の腕にも効果的です。初心者でも簡単に使用できますので挑戦してみてください。肩から上に伸びるアームを押し上げることによって、肩から腕の筋肉に刺激を与えます。背筋をまっすぐに伸ばして行う方法で、難しいフォームは必要がありません。
座ったときにバーが肩近くにくるようにセッティングします。グリップを持つときは、手のひらが前方に向くように握ってください。このときに肘は床と並行になる感覚です。腕の筋肉が少ない女性には少しきついかもしれませんが、頑張って繰り返し10RMのセットを目指しましょう。
デッドリフト10RM3セット
広背筋や大臀筋、ハムストリングに効果があります。また、ヒップアップ効果もありますので女性にはうれしいトレーニングです。足を肩幅と腰幅の中間ぐらいに開き、床に置いたバーベルを肩幅より少し広く握ります。膝を曲げて背筋を伸ばして、正面を見るような状態です。
そのままバーベルを持ち上げて、体がまっすぐ伸びた状態になるようにしましょう。このときに肘を少し持ち上げると背広筋などに効果がありますので、ウエストラインも引き締まります。しかし、デッドリフトも重たすぎると危険ですので、トレーナーの方と重さを相談して決めてください。
アブドミナルクランチ10RM3セット
背中などを鍛えたら次は腹筋も鍛えましょう。アドミナルクランチは腹直筋に効き、気になるぽっちゃりしたお腹を引き締めてくれます。上半身を固定させるためにパットが付いています。そこから前かがみのように屈折していくだけです。
座ったときにシートの高さを変えられますので、上半身の固定部分に当たるようにセッティングをします。みぞおちを意識して背中を丸めていくだけです。股関節は動かないようにするのがポイントです。背中をまっすぐにした状態は背中を痛めてしまいますので、必ず背中を丸めるようにしましょう。
低負荷でランニングマシン30分
有酸素運動でしっかりと全身運動をしましょう。傾斜をつけることもできますが、息が乱れるくらいにきついと有酸素運動にはなりません。リズミカルに低負荷で30分歩くことで体中に酸素がいき渡り、脂肪燃焼につながります。
ランニングマシンは楽しいと思える程度にしておくのが長く続ける秘訣です。音楽など聞いていれば、あっという間に時間は過ぎてしまいます。
ジム通いの女性におすすめな部分やせメニュー
どうしても気になる体の部分を集中的にトレーニングしましょう。部分痩せはダイエットにも効果があります。
お腹周りをシェイプアップする
女性はお腹に脂肪がつきやすいので、落とすのも一苦労です。無理しない程度にシェイプアップするにはエアロビクスやプールがおすすめです。エアロビクスは初心者コースから中級、上級とクラスが分かれていますので、自分に合ったクラスを選びましょう。また、好きな先生を見つければ、モチベーションアップにつながります。
プールは筋肉への負担が軽減されますので、太りすぎて歩くと膝が痛い方におすすめです。泳げなくてもプールでウォーキングしたりすれば、シェイプアップになります。アクアビクスも時間帯によって開催されていますので、参加してみてはいかがでしょうか。
二の腕を引き締める
女性は二の腕を部分痩せしたいという方がとても多いのではないでしょうか。チェストプレスは大胸筋を鍛えることによって、バストアップ効果があります。また、腕の裏側である上腕三頭筋という筋肉にも刺激が入るため、二の腕を引き締めてくれる効果があります。
ダンベルを使ったトライセプスキックバックも効果的です。ベンチに片足と片手を乗せて、ダンベルを持った手の肘を90度に曲げます。そこから後ろに向けてまっすぐ伸ばし、1~2秒キープをし繰り返し行います。1セット10~15回ほどで3セットおこなえば効果的です。
太ももを細くする
太ももに筋肉をつけると太くなると勘違いされる方も多いようです。しかし、筋肉をつけることによって引き締まりますので、健康的な太ももになります。ここにしっかりと筋肉をつけなければ全体的に基礎代謝が上がりにくなってしまいます。
マシンアダクションで内転筋群を鍛えてみましょう。内転筋群とは太ももの内側の部分で、大内転筋や短内転筋など主に股関節の内転、股関節の動作に必要な筋肉群です。ウォーキングやランニングといった動作をはじめ、ほとんどの日常生活で使用される大事な筋肉です。
アダクションマシンに座り、股を広げた状態での幅とウェイトをセットし、背筋を正して内側に太ももを閉じます。しっかりと閉じきったらゆっくりと戻し、繰り返していけば効果的です。
小尻にしてヒップアップさせる
キュッと上に上がったお尻は女性の憧れです。外国人のようなお尻になるために、ダンベルを使ってフロントランジを行ってみてはいかがでしょうか。
やり方は簡単で、まっすぐに立ち片足を前に出します。こそから息を吸いながら前に出した足を90度にゆっくりおろしていきます。交互繰り返し10~15回目指しましょう。また、レッグプレスマシンもヒップアップに効果的です。太ももの裏の部分からお尻にかけてきれいなラインを作ってくれます。
ふくらはぎをスリムにする
できる女性はふくらはぎがとても美しいです。ふくらはぎをヒールで鍛えてさっそうと歩きましょう。
カーフレイズ
ふくらはぎのヒラメ筋を鍛えることで美しい女性らしいカーブが手に入ります。カーフレイズはダンベルやバーベルを使って鍛えます。段差のところに立ち、まっすぐな姿勢でつま先立ちを維持し、ゆっくりとおろします。このときのポイントは親指側に力を入れることです。何回か繰り返すことでふくらはぎが刺激されて美しい筋肉がつきます。
ダンベルジャンプスクワット
ダンベルは腕を伸ばして、体の横で持ち両足は肩幅に広げます。そこから膝を曲げて、腰を落とします。太ももが床と平行になったら、できるだけ高くジャンプします。このときもダンベルは体の両脇に固定したままにしておいてください。着地したらスクワットの体制に戻り、繰り返し行います。ダンベルを持つことで消費カロリーが大きくなります。
すっきり背中を手に入れる
背中のうしろがざっくりと開いたドレスを着れるように、マシンを使いましょう。
ラットプルダウン
デッドリフトも効果がありますが、ラットプルダウンは初心者にも簡単に背中を鍛えられます。ラットマシンのシートに座り、ヒザの角度が90度になるようにパッドを調節します。両手を肩幅の1.5倍ほどに広げ、ちょうど体と腕がYの字になるようにバーを握ります。このときに親指もバーを握ることがポイントです。背筋を伸ばし背中を反らせながら、肩甲骨を寄せるようにして首元までバーを引きます。ゆっくりと同じ軌道で戻るだけです。
ケーブルローイング
背中を伸ばした位置からスタートし脇を締めて腕を引きます。最後に肩甲骨を完全に寄せきる動作です。しかし、肩甲骨を寄せるイメージを忘れると、腕のトレーニングになってしまいますので注意し、しっかりと背中を鍛えましょう。
ダイエット効果を高める食事ルール
ジムでのトレーニングプラスαで食事も大事な要素です。しっかりと学び、ダイエットしながら健康な体を手に入れましょう。
就寝前に食べない
人間の体には寝ている間は代謝を落とし、消化器官や体を休ませるようにホルモンが働きます。そのため、食べてからすぐに就寝してしまうと、腸内に残った食物が消化しきれずに残ってしまいやすくなります。
22時以降から明け方4時ごろまでは、体内リズムが睡眠モードに切り替わることで、ホルモンの働きが脂肪を蓄積しやすくするといわれています。消費しきれなかったエネルギーは脂肪へと変わっていくため、就寝前の食事は太りやすくなるといえます。
太りやすいだけでなく、睡眠中に余分な消化、吸収の働きが起こることで、睡眠の質をさげてしまいますので就寝前に食べないことを心がけましょう。
低脂肪高たんぱくの食事にする
筋トレをしている方がプロテインを摂っているのには訳があります。タンパク質には筋肉はもちろん、髪や肌にとって大事な栄養源です。毎回同じトレーニングをしているうちに筋肉が慣れてきてしまい、効果が低くなってしまいます。そこで高タンパク質の栄養源を取ることで筋肉が発達してくれるのです。
低脂肪高タンパクしつの食材は、主に大豆製品や無脂肪牛乳、赤身などが挙げられます。食事の際にはそれらをうまく取り込んで摂取するように心がけましょう。また、プロテインをプラスすることでよりよい上質な筋肉が生まれます。
トレーニング後45分以内に栄養補給
なぜトレーニング後の栄養補給が大切かといいますと、トレーニングした体は思った以上に疲労しています。とくに筋トレをたくさん行った日には、できるだけ上質なタンパク質を摂取しましょう。体は飢餓状態に陥っているため、体内に入ってきた栄養を吸収する力が強く働くのです。
そのためトレーニング後は45分以内のタイミングで食事をすることをすすめています。この45分というゴールデンタイムにタンパク質など栄養補給することによって、体内のアミノ酸がタンパク質に変わり筋肉を作ってくれるのです。
おやつは14時から16時の間にする
どうしても甘いものを食べたくなる欲求が抑えられないのであれば、おやつを食べる時間を14時から16時までの間に済ませましょう。人間の体には体内時計が備わっています。これは昔からの遺伝子で、肥満に関わってくるBML1(ビーマルワン)という遺伝子です。
BML1とは脂肪を合成したり、血中のブドウ糖を増やすというダイエットしてる方にはあまりよくない印象です。しかし、BML1は夜増えて昼に減少するという特徴があり、この性質をうまく利用すればよいのです。14時から16時の間はBML1が一番減っているときですので、太りにくいこの時間帯を狙って、おやつタイムにしましょう。
水分をよく摂る
やはりトレーニングをすると大量に汗をかきます。そのまま水分をとらない状態が続くと、水分不足になり血液がドロドロになってしまいます。血液がドロドロになるということは、うまく酸素を全身に送れなくなり、頭痛や便秘、そして美容に大事な肌も乾燥してしまうのです。
水分をたくさん摂ってくださいといわれて、やみくもに水分を大量に摂る方もいらっしゃいます。しかし、体液が薄まりさまざまな病気になる「水中毒」にかかってしまう可能性がありますので、水はこまめに摂るようにしてください。
夕食偏重にしすぎない
朝目覚めて体が起きていない理由から、朝食を抜く人が多いようです。そのため夜の食事はたくさん食べてしまう、という偏りになってしまいがちです。人間は全てにおいて、バランスよくを心がけることが大切です。夜の食事に重点をおきたい気持ちもわかりますが、夜は寝るだけですのでできれば低カロリーのものを選ぶようにしましょう。
1日の終わりで食事は大切です。そのため空腹を我慢してストレスになるよりも、栄養バランスを考えゆっくり食事を心がけましょう。
急激に血糖値を上げない
ジムのあとにお腹が空いたからといって、ご飯をかき込むように食事をすると、血糖値が急激に上がります。急激に上がるのを防ごうとして体内のインスリンが働くのですが、インスリンは脂肪を燃焼する力を抑制してしまう性質も持っています。このため食事の際は、ゆっくりそしゃくしながら楽しむように摂ることを心がけましょう。
食べる順番も野菜から食べるようにし、急激に血糖値を上げないようにすることがポイントです。食後によく眠くなるという人は、急激に血糖値が上がったという証拠です。ダイエット中に、ラーメンなどの一品料理を食べないといけない機会も出てくると思いますが、その前に野菜料理を食べることで血糖値の急激な上昇を抑えるので、食べる順番にも注意してみましょう。
消費カロリー以上に摂取しない
ジムでトレーニングをしている人が陥りやすいことは、消費カロリーより食事のカロリーの方が高くなるということです。どうしてもお腹が空き、トレーニングが終わったあとにはたくさん食べたい気持ちになります。しかし、消費カロリー以上に摂取してしまうと運動の意味がなくなり、かえって太ってしまうのです。筋肉と脂肪のミルフィーユ層ができてしまい、なかなかダイエットしても体重が落ちにくい体になってしまうのです。
運動したのですっかり安心して、食事のときに油断をしているとせっかくの努力が水の泡になりがちです。ダイエットしている人は腹六、七分目がよいとされ、満腹になるとやる気もなくなってしまいます。ゆっくりよく噛んで食事をすれば、脳の満腹中枢に刺激を与えられるので、ぜひ試してみてください。食事の原則として「量より質」を大事にすれば満足のいく食事ができるでしょう。
筋トレと食事で理想ボディを手に入れよう
ジムに通うことが習慣化され、効果的に利用していくことができれば体はそれに答えてくれます。体が健康になれば日々の暮しのモチベーションも上がり、ライフスタイルも充実できるといえます。実際、筋肉が多いほどプラス思考の人が多いのも事実です。筋トレやダイエットはれっきとしたトレーニングですので、決して楽ではありません。しかし、続けることで強い精神力も鍛えられるため、プラス思考になれるのです。
日々自分の体と向き合いながら運動や食生活の管理を継続し、理想の体型と健康を得られることができたら、さらなる自信につながります。そしてジムはいろんな人が使用しますので、マシンを使ったあとは汗を拭くなどのマナーをきちんと守りましょう。素敵な女性になるために、ジムに通い心も体もきれいに磨きましょう。