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散歩をするとどのような効果があるのか|散歩のメリットを徹底解説

健康・運動

散歩を習慣づけて健康な体を手に入れよう

最近「運動不足だから何か運動をしたい」とか「最近何もないところでつまずくようになった」などで悩んでいる人もいるでしょう。なぜ何もないところでつまずくようになったかの原因のほとんどは筋肉が衰えているからです。

筋力を上げるために運動をしようと思っていても、習慣づいていないとなかなか続けることは難しいです。しかし気づかないうちに私たちは簡単な運動を行っています。

それが「散歩」です。散歩は誰でも気軽にできる簡単な運動です。散歩を習慣づけると私たちの体にどんな効果があるのか、散歩について解説していきましょう。

散歩のメリット

スポーツジムで体を鍛えるとは違い手軽に始められる散歩ですが、どのようなメリットがあるのでしょうか。散歩で得られるメリットについて見てみましょう。

簡単なので続けやすい

ウォーキングは歩き方で意識するポイントがありますが、散歩は姿勢や速さなど特に意識せずに、ただひたすら歩くだけいいので運動が苦手な人でも続けやすいです。さらに歩かねばいけない時間などの決まりがないので休憩をしたいときに休憩ができ、しんどくなったらやめることができるので年齢関係なく気軽に行えます。

散歩は履きなれた靴や動きやすい格好でいいので、専用のウェアを用意したり道具などを揃える必要がなくコストもかかりません。自分が始めたいと思ったらすぐに始められる運動です。また犬を飼っている人は犬の散歩をすることで自身の散歩にもつながります。

歩く以外の楽しみがある

散歩はスポーツでないので、景色を楽しむことや気に入った景色をカメラやスマホで撮影したり、新しいお店を見て回ることができます。

車移動では気づかない場所や道脇に咲いている花など歩くことで、新しいものを発見したり季節を感じたりすることができます。また洋服が好きな人は、ウィンドウショッピングをしながら買い物を楽しむのもおすすめです。

散歩を習慣づけるには毎日同じ道を散歩すると飽きてしまうので、通ったことのない道や、少し足を伸ばして隣町まで行くなど工夫するとより散歩を楽しむことができます。住み慣れた町でも意外にまだ知らないところが多いかもしれません。

散歩をすることで得られる効果とは

スポーツのように激しく体を動かすという運動とはかけ離れているようにみえる散歩ですが、効果はしっかりを期待できるようです。散歩をすると出てくる効果をいくつか説明しています。

体内時計が整う

朝に散歩を行うことで、早起きがしやすくなり朝日を浴びるので体内時計が整います。体内時計が整う事で朝に目が覚めやすく、さらには夜も早めに眠くなるため早寝早起きを習慣にすることができます。

さらに体内時計を整えると胃腸の動きが活発になり、食事のリズムも整えられ、朝すっきりと頭がさえて勉強や仕事がスムーズにできます。

逆に体内時計が狂うと食欲がでなかったり、昼間はぼーっとしたり、寝たい時間に寝られなかったりいろいろな問題が出てきます。体内時計を整えるために休みの日も早起きを意識して、朝日を浴びるように心がけましょう。

ストレス解消ができる

散歩は歩くことだけなので、ストレスがなく精神的なリフレッシュができます。研究によれば散歩をすることでストレスが30%も下がると言われています。

それは精神を安定させる「セロトニン」が脳内で分泌されるからです。セロトニンが多く分泌されると脳がリラックスしてストレスを感じにくくなるので、溜まったストレスを和らげたり新たなストレスを感じにくくすることができます。

セロトニンの分泌が少ないとストレスを溜めやすく、怒りっぽくなったり不安や落ち込みを感じやすくなったり、集中力がなくなったりします。

脳内ホルモンが分泌される

散歩やウォーキングなどを行うと「エンドルフィン」という神経伝達物質が分泌され気分を高めたり、多幸感を得る事ができます。マラソンをすると「ランナーズハイ」という現象になります。これは走り続けることが苦しいのになぜか気持ちがよくなってテンションがハイ状態になる現象のことです。

これもエンドルフィンが関わっています。またエンドルフィンは集中力、忍耐力、思考力、記憶力、創造力などあらゆる脳を向上させる「脳内麻薬」とも言われています。試験勉強など家でするとき集中できないと感じたら思い切って散歩に出かけると、理解力が高まったり、暗記がスムーズにできたりと勉強がはかどるかもしれません。

血行が良くなり代謝が上がる

「足は第二の心臓」と呼ばれ、筋肉を動かすと血液をポンプのように循環させ、血流が良くなります。血行が良くなると新陳代謝が活発になり冷え性やむくみなど体質改善も期待でき、代謝も上がるのでダイエット効果もあります。

血液の流れは心臓から出た血液に酸素と栄養を乗せて身体の隅々まで運んで、戻ってくるときに不要な二酸化炭素や老廃物を回収する働きがあります。

血行が悪いと体内に栄養が行き渡らなかったり、不要な老廃物が体内に溜まりやすくなってしまいます。これがむくみの原因になります。さらに血流が悪いと顔の血色が悪くなったり、肌がくすんで見えたりします。

ダイエット効果がある

散歩は歩くことで酸素を取り入れながら運動することができるので、脂肪を燃焼することができる効果的な有酸素運動です。ジョギングなどと比べれば消費カロリーは少ないのですが、 散歩を習慣にすることで一定のカロリーを消費することができダイエット効果も期待できます。

さらに朝に散歩をすると一日中基礎代謝が高い状態を維持することができます。また空腹の状態で散歩を行うと体内に糖分がないので脂肪燃焼作用が高いです。

脂肪には内臓脂肪というものがあり、内臓脂肪が多く溜まると生活習慣病になりやすくなってしまいます。生活習慣病は動脈硬化、高血圧、糖尿病などがあります。歩くことで内臓脂肪を落とすことができるので、生活習慣病予防にも繋がります。

筋力がアップする

歩く機会が減ると足の筋肉が衰えます。足の筋肉が衰えると下半身太りになったり、つまずきやすくなって転倒したりといろいろな問題が出てきます。散歩を習慣づけにすれば足の筋力アップをすることができます。

筋肉をつけるために工夫が必要です。いつもより大股で歩いたり、歩くスピードを少し息があがるくらいに早めたりすると効果的です。さらに散歩コースに階段や坂道など取り入れるとより効果的に筋力アップすることができます。

歩く時間を毎日伸ばしていくことで筋力アップにつながってきます。散歩がいやにならない程度に徐々に変化をつけていきましょう。

免疫力のアップする

免疫力は、恒常的な体温の高さに比例します。 低い体温の身体は、免疫力が低く風邪や病気になりやすくなります。体温を上げるためには筋肉の量を増やすことが最も効率的で、ハードなトレーニングを行うよりも、散歩のような軽い運動を継続して行うことが大切です。散歩をすることで筋肉量が増え、平熱を高めに保つことができます。

また、外の空気に触れるだけで自然と免疫力は上がります。外には花粉やちり、風邪のウイルスが飛んでいます。こうしたさまざまな外気に触れることで、皮膚や鼻の粘膜が強くなり免疫力アップにつながります。

散歩は気軽に始められ様々な健康効果を期待できる

散歩は子供からお年寄りまで気軽にできる運動です。さらに運動が苦手な人でも楽しく続けられます。平日は仕事があるのでなかなか散歩する時間が取れない人は、駅などのエスカレーターを使わず階段の上り下りから始めるのもおすすめです。

少しでも歩かないと歳を重ねるごとに筋肉が衰えてきて、つまずいて転倒してしまうことにつながります。そうならないためにも散歩を習慣づけることが大切です。

雑誌で紹介されているお店に行ってみたり、毎日通っているスーパーを遠回りして行くのもいいかもしれません。また散歩にカメラを持参していろいろな景色や植物などの撮影をすると、散歩を楽しみながら趣味まで増えるので一石二鳥です。

散歩は他の運動とちがい決まった時間行わなくてもいいし、フォームなども気にせずに自由に歩くだけです。それでも健康効果が期待できます。散歩を習慣づけて健康な体と明るい心を維持していきましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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