会社に行きたくない気持ちを解決しよう
会社に行きたくないときどうすればいいか知る?
朝起きたら身体がダルくて会社に行きたくないとか、仕事でミスをしてしまいなんとなく気まずいので会社に行きたくないと思ってしまうことがあります。会社にはいろんな人がいますので、相性の悪い上司や同僚がいると、それだけでも会社に行きたくないと思ってしまうものです。
しかし行きたくないからという理由で、休むわけにも行きません。理由はさまざまでも、会社に行きたくないと思ったときどうしたらいいかを知っておくことが大切です。どう対処したらいいかその方法を紹介します。
会社に行きたくない人の割合と転職率
会社に行きたくない人の割合と、転職率を見ていきましょう。
会社に行きたくない人の割合
世の中にはいろいろな人がいます。同じ会社の同じ部署で働いている人の中にも、それぞれに価値観や物事に対する考え方は違います。そうと分かっていても、仕事で意見が食い違ったり、誰かに足を引っ張られたりすれば、嫌な気分になります。責任ある仕事を任されるのは、嬉しい反面プレッシャーなどもあってそれが原因になることも。
働く女性約400人を対象に、会社に行きたくないと思ったことがありますか?というアンケートをしたところ、88%もの人がYesと回答しています。1部の人に向けたアンケートでも、大半の人が会社に行きたくないと思ったことがあるのです。
理由については人による違いは大きいものの、会社に行きたくないからと簡単に休めないのも辛いところでしょう。皆会社に行きたくないと思いつつも、なんとか解決して働き続けています。
転職する人の割合
就活を頑張って第一志望の会社に就職できても、働いてみたら思っていたのと現実との違いに落胆し会社に行きたくないと思ってしまう人は少ないようです。新卒で就職してから3ヶ月以内に転職する人の割合は、ここ20年で約3割に達していることがわかっています。
入社して3年目というと仕事もできるようになり、まだまだこれからいくらでものびしろがある時期です。3割と聞くと少なく感じますが、10,000人として考えた場合でも、3,000人の人が転職していることを思えばかなりの人数ということになります。
会社に行きたくないと思ってしまう理由があり、それを解決できないままだとあれこれ悩んで自分が辛い思いをするよりも転職した方が手っ取り早い、という結論を出す人は少なくありません。
会社に行きたくないと思ってしまうときの理由
なぜ会社に行きたくないと思ってしまうのか?その理由は次の通りです。
人間関係が問題
会社に行きたくないと思ってしまう理由で最も多いのは、人間関係の悩みやトラブルです。悪気はなくても仕事でミスをして、周囲の人に迷惑をかければちょっと気まずい雰囲気になってしまいます。誰にでもミスはありますが何度も同じミスを繰り返すと、流石に周囲からも呆れられます。仕事である以上何度も同じミスを繰り返す人はやる気がないとか、ダメな人という印象を持たれてしまいがちです。
ミス自体は大したことはなくても、本人の仕事に対する姿勢に反感を持たれると、人間関係にも影響を与えてしまいます。同じミスをしても、反省して注意する人は反感を買うことはありません。ミスから学ぼうとせず、何度も繰り返すような人は無視されたり、大げさに叱られたりと対応の仕方も変わってきます。自分に原因があるとわかっていても、人間関係が上手くいかずに会社に行きたくないと思うようになるのです。
月曜日に行きたくなくなる
1週間仕事を頑張ってやっと休日が来るという前日は、特に予定がなくてもウキウキしてしまうものです。デートや友達と遊びに行って楽しい時間を過ごして、リフレッシュするのも大切なこと。しかし楽しい時間はあっという間に過ぎ去っていき、気づけば日曜日の夕方担っています。「あ~また明日から仕事か…」と思うと憂鬱になってしまうのも仕方ありません。
毎週末でもそう思ってしまうというのに、少し長めの連休が続くと連休最終日の夜には、ますます会社に行きたくないと思う気持ちが強くなってしまいます。楽しかった休日が終わってしまうことを残念に思い、もっと休んでいたいとか、会社に行くのめんどくさいと思う程度ならまだなんとかなります。
職場に悩みやストレスの原因がある場合は、激しく落ち込んだり体調が悪くなったりする人もいます。
仕事の成果がない
仕事を続けるには、モチベーションを保つことも大切です。就活中は希望に満ち溢れていた人も、入社して仕事を始めてみたら、毎日単調な仕事の繰り返しで思い描いていたのと違う現実に打ちひしがれてしまうことがあります。
やりたかった仕事に就けても、なかなか成果が出せず気持ちばかりが空回りしてしまうと、自分に自信がもてなくなりやる気も低下しがちです。他の人はすごく楽しそうに仕事をしているのに…とか。同じくらい頑張っているのにある人は成果を出し認められている、なぜ自分は認めてもらえないのだろう…と考え方もどんどん卑屈になってしまいます。
頑張っているのに。という気持ちが強い人ほど、成果が出ないときに焦ってしまい自分を追い込んでしまいがちです。努力しても報われないと、気持ちが付いていかなくなってしまうのでしょう。
上司との関係性
念願だった会社に入社したというのに、上司との相性が悪いと仕事に集中できず会社に行くのが憂鬱になってしまいます。些細なことでガミガミと怒る怖い上司だと、何もしていなくても気持ちが萎縮してしまい、仕事どころではなくなってしまうこともあります。
会社は仕事をするところであって、必ずしも自分と相性の良い上司や同僚に恵まれるとは限りません。そうと分かっていても、実際に嫌な思いをすれば会社に行きたくないと思ってしまうようになります。
仕事をする上で上司と関わらないわけにいきませんので、上司との関係正が悪化すると会社にいるのも嫌になってしまうでしょう。苦手意識を持ってしまうと必要以上に反応してしまい、ミスをするようになることも。
心身ともに弱っている時
どんなに仕事ができる人でも高熱で意識が朦朧としているようなときは、仕事をしても普段通りにはいきません。プライベートで激しく気分が落ち込むようなことがあり、それをすぐに解決できないような場合は、仕事中も集中できずミスをしてしまいがちです。
一社会人として仕事をしている以上、具合が悪くても、プライベートで悲しいことがあっても、それがよほどのことでない限り、簡単に休むわけにはいきません。しかし人間である以上感情はありますし、仕事とプライベートをきちんと区別している人でも、どうしようもないことはあります。
理由はどうであれ、心身ともに弱っていると気持ちの余裕がなく、いつも通り出勤して普通に仕事をするのが難しくなってしまいます。それでも休めないのが仕事の辛いところです。
会社を休んだ次の日
会社に行きたくないから1日だけ休んでしまおう…これをやってしまうと、次の日はさらに憂鬱になりもっと行きたくないという気持ちが強くなります。ズル休みをしてしまうと後ろめたい気持ちもありますし、理由によっては会社にズル休みをしたことがバレてしまうことも。
会社の人間関係や仕事内容がなやみの原因だと、行けば嫌な思いをするとわかっているので余計に行きたくなくなってしまいます。仮に1日だけズル休みをしても、その日の夕方になれば明日は会社に行かないと…と後ろめたさも加わってどんどん気持ちが落ち込み、結局休んでも解決できていないことに気づくのです。
頑張っても朝が苦手
目覚ましを何個もかけているのに、起きられない人は目覚ましの音に気づかず寝過ごしてしまうことがあります。寝起きが悪いと、1度目が覚めてもついそのまま眠ってしまい気づいたら家を出る時間を過ぎていたということもあります。
朝起きられない原因はいくつかありますが、社会人である以上、「朝起きられずに寝坊して遅刻しました」というのは許されません。今まで無遅刻無欠勤の人が突然遅刻すると、何かあったの?病気?と心配されますが、何度も寝坊して遅刻するとだらしない人とか、ただの怠け者というレッテルを貼られてしまいます。
自分が悪いと分かっていても、周囲の人の態度や視線が冷たく感じると、会社に行きたくなくなるのです。
仕事にやりがいがない
第一志望の会社に採用してもらえず、滑り止めのつもりだった会社からしか採用されなかったというとき、心のどこかに「こんな仕事したいわけじゃなかったけど仕方ないから…」という気持ちがあると、嫌々会社に行くようになってしまいます。しかし他に採用してくれる会社がなかったのなら、そこで働くしかありません。
就職はしたものの、あまり仕事ができるというタイプではなく、人に信頼されていないと重要な仕事は任せてもらえません。これはその人の能力の違いで仕方のないことですが、努力もせず流れに身を任しているとそのうち仕事が貰えなくなります。
これを「楽して給料もらえてラッキー。」と思えるなら苦労はしません。会社に行っても仕事がないというのは、かなり辛いものです。こんなことが続けば、会社に行きたいと思えなくなっても仕方ありません。
労働による疲れ
会社に行っても仕事がない…なんて状態よりも目が回るくらい忙しい方がやりがいがあって充実した毎日を送っているというイメージです。しかし寝ている時間以外は、ずっと仕事に費やしているというくらい極端な生活は、疲れもたまりますしプライベートな時間が一切持てないので、そのうち気が滅入ってきます。
仕事が大好きな人なら、こういう生活もいいかもしれませんが、疲れがたまればいつしか限界が来ます。会社に言っても聞いてもらえないようなブラック企業だと、転職するしか解決策がありません。
疲れがたまるとストレスもたまり、我慢すればさらにストレスはたまっていく一方です。疲れすぎると突然何もする気が起きなくなり、会社に行きたくないと思ってしまうのです。
会社に行きたくない時の対処法
会社に行きたくないと思ってしまったときに役立つ対処法を紹介します。
会社に行きたくないときは逃げ場をなくす
会社に行きたくないと思っても、簡単に休めないのは自分でもズル休みは良くないとわかっているからです。どんな立場でも自分に任された仕事がある以上は、嫌だから会社に行きたくないというのは許されません。
自分に甘えがあると嫌なことから逃げたくなるものです。精神を脅かすような深刻な悩みなら話は変わってきますが、そうではないなら自分に対する甘えをなくすことが大切です。休んだら給料が減って生活に影響するとか、休んで迷惑をかけたら会社をクビになるかも知れない、というように危機感を持つことが大切です。
逃げ場があるとついつい甘えてしまうので、甘えの原因となる逃げ場をなくして自分を追い込むのもいい方法です。嫌だから行きたくない、ではなく嫌でも行かなければ生活できなくなると危機感を持つといいでしょう。
自分だけではないことに気付く
冒頭でも紹介したように、働く女性の8割は会社に行きたくないと思っているのです。嫌なことや気まずいことがあって、会社に行きたくないと思ってしまうのは仕方ないことですが、そう思っているのは自分だけではないと分かれば、少しは気持ちが楽になるのではないでしょうか?
8割の女性が会社に行きたくないと思っていても、実際に休んだりせず皆仕事に行っています。もしかしたら、毎日一緒に働いている上司や同僚、部下の中にも会社に行きたくないと悩んでいる人はいるかもしれません。
むしろ毎日会社に行くのが楽しくて仕方ない。という人を探す方が難しいでしょう。誰しもが心の中で思うことですし、そう思ってしまっても決して恥じることではありません。自分だけではない、と理解できれば少しは気持ちが楽になるはずです。
会社に行きたくないときの朝の対処法
通勤ラッシュを避ける
ストレスは精神を弱らせます。ストレス社会で生きていく以上、ノンストレスの生活は難しいとしても、ストレスの原因がわかっているのなら、原因を排除することでストレスは軽減されます。
電車通勤をしている人はたくさんいますし、オフィス街に向かう電車は毎朝通勤ラッシュになります。定員を超えた満員電車は、知らない人がすぐ近くにいたり、痴漢がいたりとストレスの原因となってしまいます。
満員電車の通勤ラッシュがストレスの原因なら、通勤ラッシュを避けるのも一つの方法です。どうしても無理なようなら、電車以外の通勤方法を考えてみるのもいいでしょう。車やバイク、自転車などいくつか選択肢があります。マイカー通勤を禁止している会社では、車やバイクは難しくなりますが、自転車なら駐輪場さえ確保できれば満員電車に乗らずに済みます。
無理な場合は少し早めに家を出て、会社の近くのカフェで一息ついてから出勤するのもいいかもしれません。
出勤時は自分の好きな音楽を聴きながら行く
朝は憂鬱になってしまうというのなら、気持ちを切り替える工夫を取り入れてみてください。好きな音楽を聴くと気分が上がり、会社に行きたくないという憂鬱な気分も少し解消してくれます。行くまではものすごく嫌で仕方ないとしても、会社に着いて仕事を始めるとなんとかなるものです。
ポイントは朝起きてから会社に着くまでです。朝起きてすぐお気に入りの音楽を聞きながら朝食を食べたり身支度をしたりしてみてください。通勤中は携帯音楽プレーヤーやスマホで、好きな音楽を聴きながら行けばそれだけで気分が変わります。
自分なりの楽しみを考える
朝のメイクが上手く出来たとき、ヘアスタイルが決まったとき、お気に入りのリップやネイル、アクセサリーを付けるなど、気分がよくなることを取り入れ、朝起きてから家を出るまでの時間を自分の楽しみな時間にするのもいい方法です。
お気に入りの服を着ている日は気分よく過ごせますよね?気持ちが沈んでいて会社に行きたくないと思っていると、おしゃれも楽しめません。気分をあげるためには、いつもよりおしゃれをしてみるのもいいでしょう。仕事に差し支えない範囲なら、香水やネイル、アクセサリーなども気分を変えてくれます。
仕事終わりに同僚や恋日と会う約束をして、美味しいものを食べに行ったりのみに行ったりするのもいいでしょう。楽しみがあれば、会社に行きたくないと思ってもなんとかなるものです。
とりあえず仕事に行く
朝目が覚めた瞬間は、会社に行きたくなくて憂鬱で泣き出してしまいそうなくらいでも、気力を振り絞り会社に着いて仕事を始めると、意外にスムーズに進みます。
ポイントは目が覚めてから家を出るまでと、会社に着くまでの通勤です。嫌々でも身支度を整え家を出れば、後は進むしかありません。通勤途中はまだ行きたくないという気持ちが残っていても、会社に着いてしまえばそんなことも考えずに済みます。嫌な同僚や上司がいても、なんとか仕事をこなせば、あっという間に夕方になり仕事が終わる時間になります。
会社に行きたくないと思っても、とりあえず仕事に行けば案外なんとかなるものです。頑張った自分へのご褒美に仕事終わりにスイーツを食べに行ったり、飲みに行ったりするのもいいでしょう。
会社に行きたくないときのモチベーションの上げ方
成功した自分を想像する
会社に行きたくないと思っていても、モチベーションを保てればなんとかなるものです。モチベーションを上げたいときは、仕事が上手くいって褒められている自分を想像してみましょう。会社は好きではないけれど、自分の得意な仕事があるなら、成果を挙げて褒められているところや、皆に必要とされている自分を想像してモチベーションを上げればいい気分で過ごせます。
妄想するだけなら誰にも迷惑をかけませんし、イメージトレーニングになってもしかしたら本当にイメージ通りに物事が進むこともあるかもしれません。モチベーションを保てれば、仕事もはかどるので意外にメリットは増えるものです。
仕事のことよりも給料の事を考える
嫌々会社に行っていても、仕事さえこなしていれば給料はもらえます。給料をもらったら、今度は○○を買おうとか、友達や恋人と遊びに行くことを考えてみるのもいいでしょう。楽しいことを考えている間は、嫌な会社にいても気分はいいはずです。
会社は嫌だけど仕事をしないと給料はもらえません。楽しいデートや遊びの時間や、欲しいものを買うにもお金が必要です。こういう考え方を悲しいと思う人もいるかもしれませんが、給料のために会社に行くと思い、その先の楽しいことを考えていれば会社に行くのもそんなに嫌じゃなくなります。
自分の気分が上がるものを見つける
朝起きてからすぐに「会社に行きたくない」と思ってしまうと、1日中ネガティブになってしまいます。とりあえず会社のことは忘れて、自分なりのルーティンを決めてみるのもいいかもしれません。
朝起きて淹れたてのコーヒーを飲む、スムージーを作って飲む、朝食を食べるなど、気分が上がることをルーティンにすればいいだけだから意外に簡単です。音楽を聴いてもいいですし、占いをチェックしてもいいでしょう。
ただし無理せずにできることを取り入れるのがポイントです。無理をすると義務感になってしまい、かえってストレスがたまりますので注意してください。毎日自然にできるようになれば、自然に気分は上がって行きます。
休職や退職すべき時
会社に行きたくないと思うとき、休職や退職という選択肢もあります。
うつ病と診断されたとき
会社に行きたくないと思ってしまう原因が病気だった場合は、自分の気持ちだけでは対処できません。うつ病になると、理由はないのに会社に行きたくないと思ってしまうことがあります。自分がうつ病と知ったら、その時点でショックを受け仕事どころではなくなってしまうことも珍しくありません。
しかしうつ病は治療ができますし、診断書を提出すれば会社も休職を認めてくれます。ここで辞めるという選択肢もありますが、辞めると収入が途絶えるなど不安要素が増えるので、休職して治療に専念するのがベストです。
やりたい仕事が見つかったのなら退職もあり
対処法を実践してみたものの、それでも解決できない場合は、思い切って転職するのもいいかもしれません。本当にやりたい仕事があって、諦めきれないのが会社に行きたくない原因なら、やりたい仕事に就くことで気持ちが変わり仕事に対する意欲も湧いてくる可能性はあります。
特に人間関係で上司や同僚が原因の場合、相手に考えを変えさせるのは難しいです。言っても無理なら、自分が辞めて新しい職場で働いてみるのもおすすめです。
会社に行きたくないときの対処法を知って解決しよう
いかなる理由があっても行きたくないからと、1度でも会社を休んでしまうとサボり癖が付いてしまうかもしれません。好きなことを仕事にしていても、疲れがたまっていたり嫌なことがあったりすれば会社に行きたくないと思ってしまうのも仕方ありません。
そのままにしていても解決しませんので、紹介した対処法を参考にしてみてください。自身で解決できないときは、誰かに助けを求めることも大切です。