少しでもお金を貯めたいと思った時が始め時!貯め方と注意点を紹介
自分に合った小銭貯金の方法を考えてみよう
貯金をしようと決心して銀行口座を作っても、何かある度にお金を下ろして使ってしまうと一向に貯まりません。貯金をする目的にもよりますが、無理をして生活に影響が出るようだと本末転倒です。何とかして貯金をしたいと思うのなら、貯金が苦手でなかなか貯められない人もにもトライしやすい小銭貯金をおすすめします。
貯金箱やボトルに小銭を貯めて、ある程度貯まったら銀行口座に移し替えることもできます。小銭なら1回あたりの金額も少量ですし、貯まるのは遅くても塵も積もれば山となる。コツコツ続ければ意外に貯められます。
小銭貯金はズボラちゃんでも続けられる理由
小銭貯金なら気軽に試せますし、続けやすいのがポイントです。なぜ続けやすいのかその理由を説明します。
家計簿を付けない人でも直ぐに実践出来ます
家計簿を付けていれば、月々の収入と支出を把握できます。毎月家計簿を付けることで、大体どのくらいあれば生活できるかもわかってくるので、収入のうちどのくらい貯金に回せるかも分かってきます。
家計簿を付けていないと、いつ買い物をしていくら使ったかが把握できません。手持ちがなくなったからと、毎回口座から下ろしていればいつの間にかお金がなくなりますし、いつまでたっても貯金ができません。
小銭貯金なら家計簿を付けていない人でも、気軽に始められますし、自分のタイミングで無理なく、且つ確実に貯金ができます。財布の小銭が増え重くなってしまたときは、1円玉でも5円玉でもいいので、邪魔になっている小銭は貯金に入れてしまうといいでしょう。
すぐにはまとまって金額にならないとしても、コツコツと続けていけば、いつしかビックリするくらい貯まっているかもしれません。種類は決めても決めなくてもOK、1日1回小銭を入れるように習慣にすると、無知なく続けやすいです。
続けるにはゆるいルールを考えましょう
貯金が長続きしない理由の一つに、無理をするというのがあります。いくら目標があったとしても、生活費を削ってまで貯金に回そうとすると、欲しい物を我慢したり、必要な物を買えなくなったりしてしまうからです。小銭貯金はあまり厳しいルールは設定せず、少しゆるいくらいの気持ちで続けるのがおすすめ。
1円玉や5円玉なら毎日でも貯めやすいので、1日1回貯金箱に入れるようにしてみてください。500円玉は貯まるのも早いですが、お釣りをもらうとき無理してまで500円玉を作ろうとすると、きついと感じてしまい続かなくなります。毎日でなく、財布を見たとき500円玉があったら貯金箱に入れるというように、ルールはゆるく、コツコツと貯めていくのが長続きさせる秘訣です。
小銭貯金の方法を紹介
小銭貯金のやり方にもいくつか種類があるので、自分に出来そうな方法を見つけてください。
目標がある方が頑張れる場合もある
365日貯金は1年後に66,795円を目標に出来る
小銭貯金をするときに、目標を作るのもおすすめです。ただし目標が大きすぎるとなかなか達成できないので、あまり無理をせずできる範囲で目標を決めるようにしてください。例えば1年は365日あるので、1~365までの数字の中から1日1回好きな数字を選んで貯金箱に入れるという、365日貯金はいかがでしょうか。
1からスタートして、毎日1円ずつ増やして行ってもいいでしょう。選んだ数字は印を付けておいて、翌日は違う数字を選んでその数字と同じ金額を貯金箱に入れるだけでOK。これを続けて1年間かけて貯めれば、1年で66,795円貯められます。
365日貯金のポイントは、一番高い金額でも365円というところです。このくらいなら財布を探せば入っている金額ですし、小銭がちょうどあるときに選んで貯金箱に入れてもいいでしょう。1円~365円の中で、好きな数字を選ぶだけなら無理なく続けられます。66,795円という目標なら達成しやすいはずです。
500円貯金は工夫次第で1年後には10万円が貯まる
500円玉貯金は貯めやすい一方で、なかなか続かないことがあります。500円玉を貯めるに当たり、50円玉貯金用のブリキ缶の貯金箱が人気となっています。貯金箱のサイズによっていっぱいになったときの金額は違うものの、10万円とか30万円貯まる。と書いてあると、ちょっと頑張ってみようかなという気になれるものです。
しかしブリキ缶だと中身が見えないので、振って音を聴いても正確な金額がわかりません。最初はいいと思って選んだものの、モチベーションが保てなくなると途中で挫折してしまいます。
500円玉がないと貯金できないので、今度でいいやとなってしまいついつい忘れて結局貯金できないままになってしまうことも。ブリキ缶タイプは、開封するとき缶切りで開けないと中身がわかりません。目標を達成しても開封すると使えなくなってしまいます。
500円玉貯金をモチベーションを保ちながら続けるには、途中でいくら貯まったかを確認できるよう、フタを簡単に取り外しできるタイプを選ぶといいでしょう。そうすれば1年間で10万円貯めることもできます。
100円玉貯金なら小銭貯金初心者向けともいえる
500円玉貯金は、お金が貯まる一方で途中できついと感じることもあります。長続きの秘訣は、無理をしないこと。これから小銭貯金を始めようと思っているが、500円玉だと自信がないという人は、100円玉貯金に挑戦してみてください。100円玉なら毎日でも貯めやすいですし、1年間毎日貯金箱に100円玉を入れ続ければ、それだけで36,000円貯められます。
500円玉だときついと感じる人も、100円玉ならそんなにきついとは感じないはずです。貯金すると意気込むと途中で面倒になってしまうなら、100円を入れる箱に100円玉を入れるというように気持ちを切り替えるだけでも結果は変わってきます。
つもり貯金でストレスは溜めずに貯金を貯めよう
小銭貯金でもなかなかうまくいかないとか、貯金ということにプレッシャーを感じてしまうなら、つもり貯金を試してみてください。使ったつもりになって、その分を貯金箱に入れるというスタイルです。
例えばお菓子を買って食べたつもりになる、居酒屋に行ったつもりで宅飲みにした差額を貯金箱に入れるというようにすれば、貯金をするという気負いなく貯められます。使ったつもりになれば、お金が手元になくても諦めがつきやすいです。
毎日ペットボトルの飲み物を買っている人は、マイポットにお茶やコーヒーをいれて持ち歩くようにすれば、ペットボトルを買ったつもりでその分を貯金できます。
お菓子やスイーツを食べたつもりにすれば、お金も貯まりますしダイエット効果も期待できます。お菓子がないとストレスになるというなら、いつも2個買っているお菓子を1個にして2個買ったつもりで、1個分を貯金するというのもいいでしょう。
週末貯金なら細かい事を考えず貯められる
毎日小銭を貯金するのがきつい場合は、週末だけ貯金を試してみてください。1週間が終わったら、財布の中にある小銭を全部貯金箱に入れるだけでOKです。この場合は週によって金額が異なりますし、十数円しか小銭がなかったなんてこともあるでしょう。
週末貯金のルールは、「そのときにある分だけでいい」ので金額はあまり気にしません。週末としていますが、平日休みの人は休みの前日や休みの当日に変えてください。毎日だとなかなか続けられないという人も、週に1度ならそんなに無理をしなくてもいいので続けやすいです。
いくら残るかわからないので、目標金額を設定しにくいものの、気軽さという点でも自由度は高く続けやすいのではないでしょうか。
透明な入れ物を使えばやる気もアップする
貯金箱に小銭を入れていっても、中身が見えないタイプはどのくらい貯まっているかが確認できません。中身が見えなくても貯金すると決めたのなら、最後までやり通せる人はいいかもしれません。
しかし中身が見えないとモチベーションが保てなくなってしまいがちです。人による違いはあるものの、貯金箱にこだわらず中身が見える透明の瓶を使うのもおすすめです。ただし途中で使わないというルールは決めておきましょう。
100均で売っている透明のボトルでもいいですし、ちょっと高い牛乳が入っている瓶も使いやすいです。とにかく中身が見える物ならどのくらい貯まっているか常に確認できるので、モチベーションも保ちやすくなります。
貯まった小銭をどうしたらいいか
小銭が貯まったらどうするのか?貯めた小銭の扱い方を紹介します。
貯まったら金融機関へ持って行く方法もある
ゆうちょ銀行ならどこにでもあるから便利
小銭貯金の目標を達成しても、また次に同じことを繰り返せば貯金を続けられます。ここで困るのが貯めた小銭をどうするかです。せっかく貯金したのなら、使わずに取っておきたくなります。貯金を続けるための励みにするためにも、金融機関にもって行くことをおすすめします。
ゆうちょ銀行に口座を持っているなら、ゆうちょ銀行のATMなら100枚まで小銭を入金できます。ただし貯金箱のサイズによっては、100枚以上になってしまうこともあるでしょう。こういう場合は何回かに分ければ預入できますが、他にATMを使いたい人がいると迷惑になってしまいます。100枚以上の場合は窓口に持っていけば、機械で数えて入金できますし、手数料もかかりません。
みずほ銀行は店舗別で硬貨の預け入れなしがある
みずほ銀行のATMからも、小銭の預入ができます。ただしみずほ銀行の口座を持っていることが条件となるので、まだ持っていないのなら貯金用の口座を作っておくといいでしょう。みずほ銀行のATMも、1度に100枚まで入金できます。
ただし100枚以上になった場合は、ATMを占領することになり、他のお客さんに迷惑をかけてしまいます。混雑しているときはかなり迷惑な行為となってしまうでしょう。100枚以上あるときや、混雑する時間帯は窓口に持っていき入金手続きをすることをおすすめします。窓口でも効果を受け付けていますし、手数料もかかりません。
ただし無人店舗の場合は、ATMがあっても硬化に対応していない場合があるので、事前に確認しておくといいでしょう。
三井住友銀行は契約口座があれば使い勝手がいい
三井住友銀行でSMBCポイントパックの契約口座がある人は、ATMの使い勝手がよく硬化を貯金したいときにも便利です。時間内でも時間外でもSMBCポイントパックの契約口座があれば手数料はかかりません。
銀行備え付けではなくコンビニATMからも入金できますが、通常は振込手数料がかかります。しかしSMBCポイントパックの契約口座なら、コンビニATMでも月に3回までは手数料無料で利用可能です。三井住友銀行に口座を作るなら、SMBCポイントパックの契約口座を用意しておくといいでしょう。
三菱東京UFJ銀行の預け入れは手数料がかかる
三菱東京UFJ銀行でも銀行内にあるATMなら、硬貨の入金に対応しています。ただし三菱東京UFJ銀行のATMは、1度に入金できる枚数が50枚までとなっています。他にATM利用者がいないなら、数回分けてATMから入金すれば、手数料はかかりません。
50枚以上の場合、またはATMが混んでいて使いにくいなら窓口でも対応してもらえます。ただし窓口で対応する場合は、50枚以内なら手数料はかかりませんが、50枚以上になると手数料がかかります。51枚から500枚までは324円、500枚以上は648円の手数料を取られます。
小銭貯金として考えると、手数料だけでもかなりの金額になってしまいます。手数料を節約するなら、1度に全部入金しようとせず、日にちを分けて50枚ずつATMから入金するといいかもしれません。
りそな銀行の現金受付機を使用すれば手数料無料
りそな銀行内にあるATMでも硬貨の入金はできますが、1回に対応できる枚数が決まっているので、大量の小銭があるときはちょっと不便に感じてしまいます。窓口に行けば対応してもらえますが、大量の小銭をもって行くというのもちょっと恥ずかしいものです。
りそな銀行に口座を持っていて、利用する店舗に現金受付機があれば、手数料なしで大量の硬貨を入金できます。ただし現金受付機があるのは、本店と支店の店舗内となるので、銀行が営業しているときに行かないと利用できません。
現金受付機の利用がでできれば、人目を気にしながらATMを使わずに済むので安心です。
金利のよいネット銀行に入れるのも手
ネット銀行は店舗がないものの、ネットから振込手続きができますし、金利もいいから貯金用口座にもおすすめです。使い勝手がよく便利なのは楽天銀行です。ネットショッピングなどにも使えますし、まだ口座を持っていない人でも簡単に手続きできます。コンビニATMから引き落としや入金できますが、コンビニATMでは硬貨の扱いはありません。
ではどうしたらいいか?楽天銀行に硬化を入金するには一旦ゆうちょ銀行の口座に入れておき、ゆうちょ銀行から楽天銀行の口座に振込をするという仕組みです。この方法なら1円単位で利用できますし、入金には手数料がかかりません。
ただしこの方法を利用するには、ゆうちょ銀行と楽天銀行に口座を持っていること、ゆうちょ銀行から楽天に小銭を入金するための利用登録が必要となります。
小銭を預ける時に注意する事
預ける際に思わぬ落とし穴があります。せっかく貯めた小銭を無駄にしないよう注意すべき点を紹介します。
両替では手数料がかかってしまうので注意
小銭貯金が順調なのは喜ばしいことですが、大量になると置き場所にも困りますし、口座に入金するにも持っていくのが重くてなかなか行けずじまいになることもあります。小銭だと扱いが面倒だから、なんとか銀行に持って行って両替してもらおうと考えることもあるでしょう。そうすればお札になったり、硬化も1円や5円が減るので便利なイメージです。
硬貨を入金する場合は、銀行による違いはあるものの自分の口座に入金するなら無料です。しかし両替には、手数料がかかることを覚えおいてください。硬化の枚数が多いほど手数料も増えます。これはどこの銀行でも同じです。
両替すればネット銀行でもコンビニATMから入金しやすくなりますが、頑張って貯めた小銭を手数料でもって行かれるので注意してください。
小銭が入金不可のATMをチェックしましょう
小銭貯金の目標を達成したら、それを銀行に持っていくのも楽しみの一つです。銀行による多少の違いはあるものの、銀行備え付けのATMなら小銭にも対応していますので、わざわざ窓口に行かなくても済みます。
ただしこれは銀行内にあるATMの話で、コンビニATMでは硬貨の入金はできません。コンビニがあれば、自分の口座に入金できますし、お金を下ろすこともできます。しかし硬貨はどこのコンビニATMでも扱っていないので注意が必要です。
最近は大型ショッピングモールや駅にもATMが設置されていますが、銀行内のATM以外では硬貨の利用はできません。ATMから硬貨を入金したい場合は、銀行内にあるATMを利用してください。知らずに大量の小銭を持って行っても、利用できないのでまた持ち帰ることになってしまいます。
青さび10円玉はATMの故障を招く危険性がある
小銭貯金をしていると、知らない間に貯金箱にゴミやホコリが入り込んでしまうことがあります。貯金箱の中にある分には問題ありませんが、銀行のATMから小銭を入金する際、貯金箱から出してそのまま入れるとゴミやホコリも機械の中に入ってしまいます。ATMの機械は精密機器ですから、知らずにゴミやホコリを一緒に入れてしまうと故障の原因となってしまいます。
この場合最悪機械が故障してしまうことも。原因が自分にあっても弁償しろとは言われないものの、利用しにくくなってしまうでしょうし、銀行や他の人にも迷惑をかけます。
10円玉がある場合は、青錆がついた物はATMセンサーに弾かれるので使えません。小銭貯金を銀行に持っていくときは、一旦他に移し替えゴミは取り除いておきましょう。10円玉を入れるときは、青錆がないかどうか確認しておくと安心です。
ギザギザの10円はATMでは使用不可
10円玉の周りがギザギザしている物は、かなり昔に作られたという証拠です。ギザ10とも呼ばれていてコレクターなどもいますが、ATMは古いギザ10を硬貨と認識できないため、小銭貯金でATMに入金しても、ギザ10があると硬貨ではないと判断され返却されます。これは何度やっても同じで、ギザ10を認識する機能がない以上使わないことをおすすめします。
貯金箱に10円玉を入れる前に、周囲にギザギザがないかどうか確認しておくといいでしょう。買い物のときには普通に使えますが、小銭貯金には不向きと覚えておいてください。
小銭貯金の準備が出来たらチャレンジ開始
小銭貯金をするなら貯金箱を用意しましょう。大きさやデザインはお好みの物でOKです。貯めていても途中で使ってしまうという人は、簡単にお金を出せないタイプの貯金箱を用意するといいでしょう。
1円玉~500円玉までランダムに貯めてもいいですし、100円玉や500円玉だけというように、種類を決めて貯めるというのもおすすめです。貯金箱を買ってきたら、今日から早速小銭貯金を始めてみてください。