健康な毎日に|いろいろ活用可能なアロエのすごい魅力
様々な活用法があるアロエ
アロエはとても丈夫な植物なので、育てている人も多いでしょう。しかも健康にもよく、薬効もあると言われているのです。美肌効果や火傷の治療、胃腸の改善などの効果も期待できるので、いろいろな面で活用できる植物なのです。ぜひ試してみましょう。
アロエの種類について
アロエの種類は500以上
アロエは日本だけではなく、いろいろなところで育てられています。自生しているのは南アフリカからアラビア半島まで幅広く分布しているのですが、比較的乾燥している地域に自生していることが多いのです。なぜならアロエはサボテンと同じ多肉植物だからです。
よく知られているのはアロエベラやキダチアロエですが、地球上に500種類以上もあると言われているので、当然これしか存在していないわけではありません。現在ではインターネットでいろいろな情報を得ることができるので、興味のある人は調べてみると面白いでしょう。
アロエは育てやすい多肉植物
先ほども少し触れましたが、アロエというのは多肉植物という部類に入ります。多肉食粒というのは、葉っぱの部分に水分を溜めておくことができるため、乾燥した地域でも育つことができるのです。定番の多肉植物と言えば、サボテンが当てはまるのですが、サボテンは砂漠などでも見かけることがあります。
それは葉っぱに水分が貯め込まれているからなので、逆に水を頻繁にあげてしまうと、根腐れを起こしてしまうことになるでしょう。砂漠というのは昼と夜との寒暖の差が激しいので、アロエも寒さや暑さに強くなっています。そのため、初心者でも簡単に育てられるでしょう。
アロエとサボテンは別の種類
アロエとサボテンは同じ多肉植物なのですが、多肉植物の中にもいろいろな種類が存在しているのです。アロエとサボテンはどちらも葉っぱにトゲがあるのが特徴ですが、全く別の植物になります。植物にも動物のようにさまざまな分類が行われているのです。
アロエの場合はツルボラン亜科アロエ属という種類に分類されています。さらに細かく分類されているのですが、アロエの種類によって全く異なるので、今回は省かせてもらいます。サボテンも同じようにいろいろと分類されているので、気になる人は調べてみるのもよいでしょう。
アロエの成分と期待できる効果効能
肌を綺麗にする
アロエにはいろいろな効果があると言われているのですが、その1つが美肌効果です。なぜアロエに肌をきれいにする効果が期待できるのかというと、アロエシンという成分が含まれているからです。このアロエシンという成分は、メラニン色素のもとになっているチロシナーゼを抑制できます。
これによってシミやそばかすなどができやすくなると言われているのです。既にシミやそばかすができてしまってからではそれほど効果は実感できないでしょうが、予防には優れていると言われています。そのため、若いうちから定期的にアロエを摂取しておくのがよいでしょう。
腸内環境を整える
アロエが肌をきれいにする効果があると前項で解説しましたが、その理由はメラニン色素のもとを抑えられるからというだけではありません。腸内環境を整える働きがあるので、これも美肌効果に繋がってくると言えるでしょう。よく腸内環境が悪化すると、肌荒れが酷くなると言われています。
しかもアレルギー体質になりやすく、症状が出やすいとも言われているので、腸内環境を整えることが重要です。アロエに含まれているアロインという成分が、殺菌作用や排せつを助けてくれる作用がありますし、アロエエモジンという成分も胃腸の働きを助けてくれる効果があります。
二日酔い対策になる
よく二日酔いをしたときには、シジミを食べるとよいと言われています。しかし、二日酔いに効果的なのはシジミだけではありません。実はアロエも二日酔い対策に効果的だと言われているのです。異なっている点は、シジミは二日酔いになってから摂取するとよいのです。
それに対してアロエの場合には、二日酔いになる前に摂取するとよいと言われています。なぜならアロエにはアロエチンという成分が含まれており、この成分が二日酔いの原因であるアセトアルデヒドという成分を分解してくれるからなのです。
軽い火傷治療に使える
昔からよく言われているのは、アロエは火傷の治療によいという点です。アロエにはアロエエモジンという成分が含まれているのですが、この成分には鎮痛作用があります。それによって火傷の痛みを抑えることができるのです。実は火傷だけではなく、炎症などにも効果があると言われています。
そんなアロエにはさまざまな成分が含まれており、サリチル酸という成分も入っています。この成分は皮膚の再生効果を高めてくれる働きがあるので、火傷で負ったダメージをいち早く回復してくれるのです。このような成分が知られる前からアロエは火傷に効果的と言われてきました。
火傷にアロエを使用する際の注意点
出血がある場合はアロエの使用は控える
アロエは火傷に効果的と言われているのですが、使用する際には注意点もあります。それは生のままのアロエを直接火傷をした場所に使用してはいけないという点です。
特に出血がある場合などは、皮膚が破れている状態なので、雑菌が入りやすくなっています。
生のアロエには雑菌が付着しているため、生のままで破れた皮膚に当ててしまうと、感染症を引き起こす危険性があるのです。
ただし、出血していない状態なら、生のままでも問題はありませんが、皮膚が弱い人などはむやみに使用するのではなく、普通の薬を用いた方がよいでしょう。
アロエを使う場合は熱湯消毒する
アロエには雑菌が付着しているので、出血がある場合には使用しないのが鉄則です。では、軽度の火傷でなければ使用できないのかというと、決してそのようなことはありません。
まずはアロエを使う前に熱湯で消毒しましょう。そうすることで雑菌は死滅してしまいます。
その後十分に覚まして、ゼリー状になっている部分を取り出して使用すれば、火傷が酷くて出血している状態であっても、感染症なる心配はありません。
逆にアロエには殺菌効果もあるので、感染症を防ぐこともできるのです。ただし、あまりにも火傷が酷い場合には、病院へ行って治療してもらいましょう。
日本でよく見られる種類のアロエ
主に食用に使われるアロエベラ
アロエの中にはアロエベラと呼ばれている種類があるのですが、このアロエベラは食用として幅広く用いられているのです。スーパーではヨーグルトが売られていますが、この中にアロエベラを入れている商品を見かけることがよくあります。
アロエベラは葉をむくと中からゼリー状の物が出てくるのですが、このゼリー状の物が食用として用いられているのです。触感も良好でいろいろな物に合わせられるのがメリットでしょう。
刺身でも食べることができますし、ジュースにして飲むこともできるのですが、やはりヨーグルトと合わせて食べるのが最高です。
主に薬用として使われるキダチアロエ
アロエベラと双璧をなすぐらい有名なのがキダチアロエという種類です。このアロエは食用としても利用できますが、苦みがあるのであまり食用には向いていないと言えるでしょう。
逆に薬用として用いるのには最適な種類なので、薬草として用いられることが多くなっています。
キダチアロエは医者いらずと言われているぐらい優秀な薬草で、火傷によいだけではなく、胃腸薬としても優れた力を持っているのです。
普通に観賞用として育てている人もいるでしょうが、基本的にアロエは丈夫なので、初心者でも育てやすいというのが特徴になります。
アロエベラとキダチアロエの見分け方
アロエベラとキダチアロエは似ている部分もあるのですが、見ただけで簡単に判別することができます。そのためにはまず特徴をしっかりと把握しておきましょう。アロエベラは根元の部分から葉っぱが広がっているのが特徴なのに対して、キダチアロエは幹の途中から葉っぱが広がっています。
キダチアロエよりもアロエベラの方が、葉が厚くて幅も広くなっているのが特徴です。このように文章で書くとわかりにくい部分もあるでしょうが、画像を見比べてみればすぐに見分けることができるでしょう。アロエベラは葉が上を向いているのに対して、キダチアロエは葉の先端が垂れ下がることが多いのです。
食用に使える種類のアロエ
食用に利用できるアロエの代表格と言えばアロエベラです。キダチアロエも食用として用いることが可能ですが、苦みがあるので食用としてではなく、薬用として用いられていることが多いでしょう。
アロエベラはヨーグルトに入れて食べたり、刺身として食べたりすることが多いのです。
ジュースとして飲むのもおすすめなのですが、アロエベラは皮の部分を取り除いて使用するのが特徴です。
それに対してキダチアロエの場合には、果肉の部分が少なくなっているのが特徴なので、皮の部分も一緒に使用するのが特徴です。乾燥させて粉末にし、お茶にして飲むのがおすすめになります。
アロエの食べ方と注意点
アロエの果肉の取り出し方
葉を切り分けて両端のトゲを切り取る
アロエの果肉を取り出す方法がわからないという人もいるでしょうが、まず行うべきことは葉を切り分けましょう。葉の大きさによっても異なりますが、大体3等分ぐらいに切り分けておくと作業がしやすくなります。
その後両脇にあるトゲを切り取りましょう。
アロエの葉が大きい場合には、3等分ではなく4等分や5等分ぐらいにしておくのがよいでしょう。トゲを取らないとうまく作業ができないので、これも忘れてはいけない作業です。
ここまで行ったら、次の作業に入りましょう。
両側の皮を切り取る
アロエの葉を切り分けて、トゲをしっかりと除去したら、今度は皮をむく作業に入ります。キダチアロエなら皮のまま使用してもよいのですが、アロエベラは皮をしっかりとむかないとおいしく食べることができません。
皮のむき方は簡単なので、苦戦するようなことはないでしょう。
両側の皮をしっかりと切り取ったら、皮はそのまま捨ててしまい、ゼリー状の部分を料理に使用します。ゼリー状の部分は比較的大きいので、適当な大きさに切り分けましょう。大きさはどのような料理に使用するのかによって変わりますが、小さくした方が使いやすくなっています。
ゼリー状の部分を灰汁抜きする
ゼリー状の部分は灰汁が強くなっているのが特徴です。そのため、適当な大きさに刻んだら、灰汁抜きを行わないといけません。灰汁抜きをする方法はとても簡単です。まずは水を鍋に入れて沸騰させましょう。
アロエは沸騰してから入れないといけません。 沸騰したお湯の中にアロエを入れたら、大体3分前後煮立てましょう。十分灰汁を取ったら冷水でしっかりと冷やすと、よい食感になると言われています。
しかも煮ると灰汁をしっかりと除去できるだけではなく、苦み成分やぬめりが取れて滑らかになるのです。
アロエの簡単調理法
アロエを薄く切ってお刺身に
キダチアロエの場合には生ではおいしくありませんが、アロエベラであれば刺身にして食べることも可能です。最初に下ごしらえをきちんとしておくことが重要ですが、後はそのままポン酢や酢醤油などを使って食べることができます。
他の調味料でもおいしく食べられますが、この2種類がおすすめになっています。
ヨーグルトにアロエを入れる
アロエはきちんと下ごしらえをしなければいけませんので、どのような食べ方であっても必ず下ごしらえは行いましょう。このアロエを適当な大きさに刻んで、ヨーグルトに入れて食べるのもおすすめです。
ヨーグルトに使う際には、アロエを味付けする必要は一切ありません。
アロエをはちみつに漬ける
アロエはとても健康によい食べ物です。そんなアロエと相性のよい食材はいろいろとあるのですが、はちみつと一緒にしてもおいしく食べることができます。
ただし、普通にはちみつをかけて食べるのではなく、一晩漬けてから食べることで、よりおいしく食べることができるのです。
アロエを食べる際の注意点
食べ過ぎるとお腹を壊す原因になる
どれだけ体によい食材であっても、過剰摂取は体によくありません。これはアロエでも同じことが言えるでしょう。まずは適量の摂取量を知っておく必要があるのですが、アロエベラとキダチアロエでは適量が異なります。
アロエベラは1日60グラム、キダチアロエは1日15グラムが適量と言われているので、必ず守りましょう。
妊娠中は摂取を控える
確かにアロエは体によいのですが、妊娠中は食べるのを控える必要があります。なぜなら子宮を圧迫し、充血させてしまうからです。どうしても食べたいのであれば、医師に相談をして少量のみにするべきでしょう。
できれば出産をして体が落ち着いてから食べるようにするべきです。
アロエの化粧水の作り方と注意点
アロエとホワイトリカーでアロエエキスを作る
よく何々エキスという名前を聞くこともあるでしょうが、アロエにも当然アロエエキスと呼ばれている物がよく使用されています。
このアロエエキスは、自宅でも簡単に作ることができるのです。まず適当な大きさのビンをきれいに洗い、アロエがひたひたになるようにホワイトリカーを入れましょう。
後は60日から90日ぐらい寝かせておけば完成です。
アロエエキスに精製水とグリセリンを加えて完成
アロエエキスの作り方は1つだけではありません。他にも作り方がいろいろとあるのです。先ほど紹介したアロエエキスをそのまま使ってもよいのですが、精製水とグリセリンを入れることで、さらに効果の高いアロエエキスが作れるのです。
しっとりめにしたい場合にはグリセリンを多めに入れて、逆にさっぱりさせたい場合には精製水を多めに入れましょう。
最初はパッチテストから
人によっては乾燥肌や敏感肌など、いろいろな肌質が存在しています。そのため、アロエエキスが原因で肌がかゆくなる場合や、湿疹が出てしまう可能性もゼロではありません。
アロエエキスを使用する場合には、最初にパッチテストを行いましょう。パッチテストというのは、少量手の甲などに付けて、異常がないか確認する作業のことです。
様々な種類の観賞用アロエ
アロエ ノビリス
アロエは食用としても用いられていますし、薬用として使用されることもあります。しかし、最も多いのは観賞用だと言えるでしょう。観賞用のアロエの種類はとても多いのですが、その中にアロエノビリスという巣類も存在しています。
園芸店などではアロエ不夜城という名前を売られていることが多く、食用には向いていません。 キダチアロエよりも小さくなっているのが特徴で、大きくなっても50センチから60センチ前後になります。
ベランダや庭で育てるのが適していますが、室内でもしっかりと管理して、日にきちんと当てれば育てることができるでしょう。日光が好きな種類なので、日差しが足りないと色合いが悪くなります。
アロエ サポナリア
アロエ サポナリアという種類も観賞用として人気があるのですが、和名は明鱗錦となっています。園芸店によってはアロエ サポナリアではなく、シャボンアロエという名前で売られていることもあるでしょう。もちろんどちらも全く同じ種類です。オレンジで筒状になっている花が咲くのが特徴です。
アロエ ディスコイングシー
アロエも種類によって大きな物と小さな物が存在していますが、最も小さいアロエと言われているのがアロエ ディスコイングシーです。ロゼット状になっている葉が群生しているのが特徴で、室内でも比較的簡単に育てることができます。寒さにも比較的強いのですが、最低でも3度以上は必要です。
アロエ 鬼切丸
アロエ 鬼切丸という種類も観賞用として知られていますが、このアロエは観賞用としてだけではなく、食用にもすることが可能です。薬効も高いと言われているのですが、食用にできるアロエの中では、最も苦味が強いとも言われています。
そのため、食用ではなく観賞用に用いられているのですが、150センチぐらいまで成長する大型の植物なので、置く場所をあらかじめ決めておきましょう。
アロエ ブローミー
葉の縁の部分に赤いトゲがあるのが特徴のアロエ ブローミーですが、和名は獅子錦というかっこいい名前が付けられています。南アフリカ周辺が原産になっていますし、乾燥した場所に自生しているので、乾燥には強い種類だと言えるでしょう。かなりしっかりとしたトゲがあるので、触るとかなり痛いです。
アロエ クラビフローラ
和名が雪女になっているアロエ クラビフローラという種類もあります。スノーアロエやステンレスアロエと呼ばれることもあります。
ステンレスと呼ばれているだけあって、葉っぱがかなり硬くなっているのが特徴です。なぜ雪女という名前になったのかというと、葉が他のアロエに比べて白っぽいからです。
アロエ プリカティス
アロエ プリカティスという観賞用のアロエも存在しており、園芸店では乙姫の舞扇という名前で販売されていることが多いでしょう。このアロエは、葉にトゲがないという特徴があります。
大きくなるとオレンジと赤の中間ぐらいな色をした花を咲かせるので、よく調べて上手に育ててみましょう。
アロエ ストリアータ
アロエには葉っぱにトゲがある品種もありますが、トゲがない品種も存在しています。アロエ ストリアータという種類も葉っぱにトゲはありません。
トゲがない方が扱いやすいので、好まれる傾向にあると言えるでしょう。和名は滋光錦という名前です。葉の色は育てる環境によって大きく変わると言われています。
アロエ ヴァリエガク
点状の白い斑があり、千代田錦という和名が付けられているのがアロエ ヴァリエガクという種類です。タイガーアロエという呼び方をする場合もあります。
葉っぱがピンと上を向いているのが特徴で、園芸用のアロエの中でもかなり高い人気を誇っているのです。葉っぱの先端が色が濃くなっており、根元の方が白っぽくなっているのが特徴です。
アロエ スーパースノーホワイト
割とすべすべの感触をしていて、葉っぱの色が薄くなっているのが特徴のアロエ スーパースノーホワイトという種類もあります。緑色のどっと模様があるのも特徴の1つです。
しっかりと日光に当てて育てるのが基本で、日照不足になると全体が細くなっていき、葉が下の方から枯れてしまいます。
アロエ アリスタータ
たくさんの種類が存在しているアロエですが、種類によって特徴が全く異なっていることも珍しくはありません。アロエ アリスタータという種類のアロエは、花に特徴があると言えるでしょう。
花は橙色になっているのですが、葉っぱは深緑で全体的に白い突起があるのもこの種類の特徴になっています。
アロエ ジュクンダ
アロエの中では比較的小型になっているアロエ ジュクンダですが、ロゼッタを群生させる特徴があります。ソマリア原産で日本では珍しい種類だと言えるでしょう。
大きさは大体30センチぐらいです。葉っぱの縁に小さなトゲが多数存在しているのも特徴ですが、黄色い斑点も特徴の1つだと言えるでしょう。
アロエ フラミンゴ
現在園芸店などで売られているアロエの多くは原産地が存在している種類になるのですが、中には人間の手で交配を繰り返し行い、人工的に作られた種類も存在しているのです。その1つがアロエ フラミンゴという種類です。
現在ではあまり知られていない種類ですが、葉っぱに橙色の小さな突起が多数あるのが特徴です。
アロエ スピカータ
南アフリカの一部に自生しているアロエ スピカータは、比較的大型のアロエになっています。大体高さが90センチぐらいになるのが平均的ですが、もっと大きくなることもあるのです。
冬が終わって徐々に暖かくなってきたころに花を咲かせます。あまり詳しくない人が見ると、花だとはわからない場合もあるでしょう。
アロエを元気に育てるには
アロエに適した土を配合する
アロエも植物なので、土がとても重要になります。逆に土があまりよくないと、育たなくなってしまうこともあるでしょう。どのような土がアロエには適しているのかというと、やはり排水性が高いことです。多肉植物はあまり水分を必要としないので、排水性が悪いと根腐れを起こす原因になります。そのため、排水性を第一に考えた物が適切です。
どのような土がよいのかというと、赤玉土に腐葉土や砂などを混ぜるとよい土になるでしょう。ただ排水性がよいだけではなく、適度な保水性も重ね備えた土になるので、水やりの頻度も少なくて済みますし、夏場に鉢の中が群れてしまうようなトラブルも少なくなるでしょう。保水性が高すぎて、排水性があまりよくない場合には、鹿沼土を使うのもよい方法です。
日当たりのいい場所に置く
アロエも多肉植物の一種なので日光がとても重要になります。できる限り日当たりのよい場所に置いておくことが重要です。基本的に多肉植物は暑さに強いので、種類にもよりますが、夏場にしっかりと日に当てても大丈夫でしょう。逆に日に当てないと、茎が弱くなることや、葉が枯れてしまうことになるので注意しないといけません。
気温が0度を下回る時は室内に入れる
アロエは多肉植物の中でも比較的寒さに強くなっています。そのため、日本でも冬場外に置いて育てている人もいるのですが、やはり氷点下になるとダメージを受けてしまいます。育てている地域にもよりますが、昼間は外に出してしっかりと日光に当て、日が沈んだら部屋にしまっておくという方法がおすすめです。
水やりは土の状態を確認してからあげる
よく言われるのが、水やりは何日おきに行えばよいのかという点ですが、これには明確な基準などが一切ありません。水やりは同じ種類の植物であっても、環境によって変える必要があるのです。
なぜなら気温や湿度、天候などによって土の乾き具合が変わってくるからです。何日に1回行うという方法では、適切な水やりはできません。
基本的には表面が乾いたら水をやることになるのですが、これはアロエだけではなく、植物全般に言えることです。湿地帯のような地域に生息している植物は別ですが、アロエのような多肉植物は、水のやりすぎはよくありません。
よって鉢の表面がしっかりと乾ききってから、たっぷりと鉢の底から水が流れ出るまで与えましょう。冬は鉢の内部まで確認し、中まで乾燥したら与えるようにします。
実用も観賞もできる種類が豊富なアロエを楽しもう
アロエには薬効があるので、薬の代わりに用いることができます。美容効果も高いですし、食用としても優秀な植物なので、実用性が高いと言えるでしょう。
観賞用として育てている人も多いので、用途に合わせて適切な種類のアロエを購入するべきです。そのためにはアロエの特徴や育て方を知っておく必要があります。