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理学療法士の年収について知ろう。年齢別や男女別に詳しく解説

働き方

理学療法士の収入はどのくらい?

専門職である理学療法士。病院などで見かけることが多く、高収入の職業に思え、給料が気になる人も多いのではないでしょうか。実際どのくらいの収入を得ているのか、厚生労働省が行った調査の結果をもとにして、平均年収や男女比、仕事内容、そして女性でも活躍できるのかどうかなどを詳しくみていきましょう。

理学療法士の給料についてチェック

ここでは、厚生労働省発表の平成28年賃金構造基本統計調査をもとにして、理学療法士の平均年収や平均月収、そして生涯年収について詳しくみていきます。

平均年収

厚生労働省の調査結果によると、平均年齢31.8歳、勤続年数5年で、平均年収は約407万円。また同データをもとに年代別での平均年収を求めてみると、以下のようになっています。

・20代で357.5万円
・30代で430.8万円
・40代で474.8万円
・50代で546.8万円
・60代で582.5万円

年収の範囲は、約320万円から、勤続年数とともに約600万円まで上がるのが一般的のようです。勤続し続けて管理職になれば、50代で700万円に到達することも可能なようです。

平均月収給料

平均月収はというと、平均年齢31.8歳、勤続年数5年で、平均28万円。また、平均年収と同様に年代別での平均月収を見てみると、以下の通りとなります。

・20代で25.2万円
・30代で29.3万円
・40代で32.4万円
・50代で36.9万円
・60代で42.0万円

やはり勤続年数とともに確実に上がっていく傾向にあります。

生涯年収

それでは、これまでのデータをもとに生涯年収を求めてみます。大学を卒業して22歳から59歳まで働いたとして計算すると、1億8,680万円となります。大学を卒業して一般企業に就職した場合の平均生涯年収が2億円から2億5,000万円といわれているので、理学療法士の生涯年収は一般企業と比べると少ないといえるでしょう。

理学療法士は他の仕事とくらべて高い?それとも低い?

次に気になるのは、ほかの医療系の職業と比較して、理学療法士の給料が高いのかどうかです。同じく厚生労働省の調査結果から、いくつか医療系職種を取り上げて、平均年収を求めてみると以下のようになります。

・理学療法士は、約407万円(平均年齢31.8歳、勤続年数5年)
・看護師は、約481万円(平均年齢39歳、勤続年数8年)
・診療放射線技師は、約524万円(平均年齢38.8歳、勤続年数10年)
・薬剤師は、約515万円(平均年齢37.4歳、勤続年数6.5年)
・歯科衛生士は、約352万円(平均年齢34.0歳、勤続年数6.4年)

理学療法士の給料は、歯科衛生士を上回ります。また、たしかに看護師や診療放射線技師よりは低くなりますが、勤続年数が異なるので、実際の差はもう少し小さいでしょう。

理学療法士で年収1,000万円は可能?

ここまで見てきたように、理学療法士として病院や施設に勤務し続けるだけでは、年収1,000万円を達成することは現実的に難しいといえるでしょう。

しかし、ますます社会が高齢化する中で、リハビリや訪問看護を必要とする人もそれに比例して増えていきます。つまり、理学療法士の需要が増え、それだけ活躍の場も増えるということです。それゆえ、ひとつの病院や施設に勤め続けるだけでなく、理学療法士の助けを必要としている人と個人契約を結ぶなど、自ら積極的に動いていくことが、収入を上げるうえで大切になってきます。

年収1,000万円を達成するためには、副業として、これから需要が伸びてくるであろう訪問看護やデイサービスで働いてみる。理学療法士の知識と技術を活かせる介護分野で起業する。現場で学んだ知識を活かして、教える側、つまり大学教授を目指す。というように、リスクを管理しつつ、自分から動いて大きなリターンを得て稼ぐというスタイルが求められるでしょう。

理学療法士の仕事概要

一言でいうと、「けがなどをした患者さんが自立した生活を送れるように、リハビリの手助けをする」ということです。たとえば、足を骨折してしまった患者さんが元通りに歩けるように、歩行訓練などの手助けをするといったことも、理学療法士の仕事のひとつです。

正確には、けがや高齢化や肥満などの原因により運動機能が低下した人々に対して、できるだけその運動機能を取り戻せるように、患者さん一人ひとりに合ったプログラムを作成し、運動の補助やマッサージなどを通して肉体的な面からサポートすることが理学療法士の仕事となります。

働く場所はというと、主に病院やクリニック、そしてリハビリ施設などです。基本的にリハビリは病院の診療時間内に行われるので、残業なども少ないといえます。それゆえ勤務時間も比較的規則正しくなります。ただし、休日は交代制で取るという場合が多いようです。

理学療法士になるための勉強や資格

理学療法士になるためには、主に二通りの方法があります。ひとつは、医療技術系学部がある4年制の大学を卒業し、理学療法士国家試験に合格する方法。もうひとつは、リハビリテーション科などがある3年制短期大学を卒業し理学療法士国家試験に合格する方法です。

理学療法士国家試験は、文字通り国家試験のひとつで、年に一回行われています。日時は、毎年2月下旬から3月上旬の日曜日で、合格発表は3月下旬。試験内容は、筆記試験と実地試験に分かれています。実地試験というのは、「実技試験」のように思うかもしれませんが、より専門的で実践的なことが問われる筆記試験のことです。この試験に合格すると免許が与えられ、晴れて理学療法士として名乗れるようになります。

注意点は試験の開催場所です。受験できるのは、北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、香川県、福岡県及び沖縄県だけとなりますので、地方に住んでいる方の場合はこの点に気をつけておくとよいでしょう。

気になる合格率は、年によって若干ばらつきがあるものの、およそ70パーセント後半から90パーセントの間といったところです。それゆえ、学校でしっかりと授業を聞き勉強していけば、それほど難しい試験にはならないでしょう。

女性は働きやすい仕事なの?

仕事内容は女性と男性での違いはほぼありません。年収の違いについて詳しく見てみると、女性が平均31.4歳で約393万円。男性が平均32.2歳で約419万。女性の場合、結婚や出産、育児などで退職する人が多いことも考えると、給料についてもほぼ差はないといえるでしょう。

人数の男女比については、厚生労働省の調査結果によると、対象となった理学療法士は男性が7,618人に対し、女性が6,733人。男女比にするとおよそ9:8。ですので、女性も男性と同様に活躍しているといえます。

女性が働きやすいかどうかというと、患者さんのリハビリをお手伝いするわけですから、体を支えたりといった力仕事になる場面も必ず出てきます。しかし女性特有のやさしさや気づかいで、肉体面からだけではなく精神面からも患者さんを助けることができる場面も多くあるはずです。

また女性の患者さんの中には、女性の理学療法士の方がよいという人もいます。とくに小さなお子さんの場合には、女性の理学療法士の方が適していることも多々あるでしょう。それゆえ、女性でも大変活躍できるやりがいのある仕事といえるのではないでしょうか。

女性も活躍している理学療法士

理学療法士は、男性も女性も同じ環境、ほぼ同じ給料で、同じ仕事をします。もちろん、患者さんを物理的に支えるといった、男性が有利な状況も出てきます。しかし、女性の理学療法士は、肉体的だけではなく、女性ならではのやさしさで精神的にもサポートし、患者さんが歩けるように手助けするなど、非常にやりがいを感じられる仕事です。

もし理学療法士に少しでも興味を持ったら、ここまで見てきたことを参考にし、これからの選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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