【瞑想のやり方とは?】初心者でも集中力をUPさせる方法を学ぼう
瞑想のやり方とコツを紹介
瞑想は、体や精神を安定させる方法ということをご存知でしょうか?瞑想に興味がない人でも、習慣にすることで体調を整え、精神を安定させられます。そして、心も体もサイクルが整うため、健康にも美容にもよい作用があるのです。
瞑想という言葉を聞いたことがある人でも、やりかたを知らないという人は多いです。そこで、瞑想についてのメリットや正しいやりかたをご紹介していきましょう。
瞑想を行うメリット
瞑想を行うことで、いろいろなメリットがあります。どのようなメリットがあるかを、詳しく見ていきましょう。
ストレスが和らぐ
瞑想を行うことで安定した呼吸ができ、リラックス効果を高められます。リラックスした状態は、疲労回復効果、ストレス解消にも効果的で、心を落ち着かせられます。体の巡りもよくなるため、心身ともに調子を整えられる方法の一つです。
静かに心を落ち着かせられるため、自分と向き合う時間として活用することもよいでしょう。いろいろなことを考えてしまう生活から、何も考えない時間を作ることで、気持ちをリセットさせられます。イライラした気持ちを落ち着け、ストレス解消法として行う人も多いです。
集中力が付く
瞑想を行うことで、集中力を高められます。最初は何も考えないことが難しく、途中でやめてしまう人も。また、いつの間にか寝てしまっていたという人もいます。しかし、慣れてくると集中して取り組めるようになり、集中力を身につけられます。
瞑想を習慣化すると、脳が衰えにくくなり、脳内を劇的に作り変えられるほどの効果が期待されています。気持ちを落ち着けることで、小さな悩みや雑念が払われ、頭の中を整理することができ、集中しやすくなるのです。集中しようと意識をするのではなく、力を抜いてリラックスする意識を持つとやりやすくなります。
心配や不安が減る
瞑想を行うと、幸福感を得られやすくなり、小さな心配ごとや不安な気持ちを、落ち着かせられます。不安な気持ち、イライラした気持ちなどを静め、脳を休ませてリラックス効果を高められるのです。普段、脳はいろいろな情報を処理していますが、瞑想時は処理活動を休ませ、落ち着きを取り戻していきます。
体を横にしてしまうと、体は休息モードになって眠ろうとしてしまいますが、起きたまま行うことで、脳だけを休ませられるわけです。脳はストレスを抱えやすいのですが、瞑想を習慣化することで脳を休められ、安定した気持ちを維持することにつながります。
体が冷えにくくなる
瞑想を行うことで、冷えにくい体に改善させられます。足をあぐらにするため、血行が悪くなるイメージですが、足が心臓に近くなるので、血液の戻りもスムーズになります。呼吸法も腹式呼吸を意識し、十分な酸素を体内に取り入れられるので、疲れた脳にも十分な酸素を届けられます。
血行の滞りを改善することで、体本来の免疫力を安定させられ、健康にも美容にもよい作用をもたらします。体が冷えやすいという人も、瞑想を行うことで改善が期待できます。姿勢と呼吸法を意識して取り組み、毎日の習慣として行うことで、安定した体調を維持できます。
瞑想をやる前の準備
瞑想を効率よく行うためにも、あらかじめ準備が必要です。集中して行なうためには、どのようなことをすればよいのかについて、見ていきましょう。
部屋を片付ける
瞑想に集中するためにも、部屋を片付けることが大切です。片付けが苦手な人、時間がないという人は、自分の目に入る範囲だけでも、きれいに片づけを行うことです。目を閉じる人、半眼で行う人など、瞑想は人それぞれです。できることであれば、部屋全体をクリーンにしておき、スッキリとした気持ちで瞑想を行うことが理想的です。
片付けが難しい場合は、できる範囲で片付けや整理整頓を行いましょう。瞑想を行うと、脳がリラックスして冷静さを取り戻せます。瞑想が終わってから、急に「部屋の片づけをしないと」と感じる人もいます。瞑想を通して、自分の生活や行動を見直すことにもつながるため、できるだけ自分がよいと思える環境で行えるようにしましょう。
部屋のドアや窓は閉めておく
瞑想の最中に、邪魔が入るようなことは避けるようにしましょう。瞑想は集中力が必要になり、耳は常に活動している状態なので、雑念が入らないように、部屋のドアや窓は閉めておくことがポイントです。物音や生活音が聞こえてしまうと、瞑想に集中できずに、別な考えごとをしがちになります。
瞑想を行う部屋では、ドアや窓を閉め切り、ほかの物音が聞こえない環境にすることが大切です。瞑想は、脳を休ませられますが、寝ている状態の脳とは違います。静かに脳を休ませることで、リラックス効果だけではなく、アイディアや閃きがおきやすい脳の状態になるのです。その状態を作り出すためにも、瞑想に集中できる環境を作りましょう。
スマホなどの電源を落とす
瞑想の最中に、スマホが鳴るということはよくあることです。せっかく集中して瞑想をしていたのに、水を差されると、再び集中して瞑想することは難しくなります。そのため、瞑想するときだけでも、スマホの電源は落とすか、サイレントにしておくとよいでしょう。
スマホだけではなく、音が鳴るアイテムは、音が鳴らないように設定確認をしておきましょう。しかし、こうして環境を整えたつもりでも、隣の部屋から音や声が聞こえてくる場合も。そのような場合は、瞑想をする時間を変えてみましょう。日中はどうしても、生活音や騒音などで集中できません。スマホもよく鳴るため、静かになる夜に行うこともよい方法です。
鼻の通りを確認する
瞑想を行う前に、自分の鼻の通りを確認しておきましょう。腹式呼吸は、鼻から酸素をたくさん取り込み、口で息を吐きます。そのため、鼻が詰まっていると瞑想に集中できなくなるため、あらかじめ鼻の通りをチェックしておくことが大切です。鼻詰まりがひどい場合は、無理に瞑想を行わなくてもよいでしょう。
鼻呼吸ができないと、落ち着いた気持ちにならないため、瞑想をしているのにストレスを感じてしまう場合も。集中力を高めて瞑想を行うためにも、調子が悪いときは控えるべきです。また、普段から、部屋の掃除や換気を十分にしておくことも対策になります。乾燥する時期は加湿器なども活用しするなどして、体調管理にも目を向けられるようになるでしょう。
リラックスできる服装に着替える
瞑想を行うときは、締め付けない服に着替え、貴金属類は外してリラックスした状態で行いましょう。あとは寝るだけという場合は、パジャマで行ってもよいでしょう。締め付ける服では、リラックスできる状態になりにくく、体に力が入ってしまいます。腰痛持ちの人は、べルトをしていてもかまいませんが、服はゆったりとした余裕のある服の方がやりやすいです。
寒い部屋で行うと体が緊張し、服装も厚着になってしまうので、室内は20~22℃程度が適しています。寒くても暑くても集中できません。リラックスできる服で行うためにも、室内温度も適温に調節しましょう。
身体をほぐして緊張をとる
ストレッチなどを行い、身体の緊張をほぐしてから瞑想に入ると、集中しやすくスムーズに行えます。身体が固い人や、疲れたり、ストレスを強く感じたりしている場合は、最初に身体をほぐしてから行うことをおすすめします。
瞑想前のストレッチは、これから瞑想をするという意識を高められ、より一層集中できる、質の高い瞑想につながります。身体の緊張をほぐし、行う姿勢もよくなるため、長い時間の瞑想も可能になります。瞑想を集中して行いたい人は、瞑想前のストレッチを行いましょう。血行も改善され、スッキリとした気持ちで取り組めます。
瞑想をやる時間
瞑想を行う時間は、人それぞれ異なります。集中して取り組むためにも、自分に適した時間を見つけることが大切です。
できれば毎回同じ時間と場所で行うとよい
瞑想は、できるだけ毎日行い、継続することで自分のサイクルを作り上げ、調子を整えていくことにつながります。また、毎回、同じ時間と場所で行うように心がけることも大切です。同じ時間と、同じ場所で行うことで、リラックス効果を高められ、いろいろな変化に気付きやすくなります。
毎日違った時間や違った場所で行うと、気持ちを落ち着かせることが難しく、瞑想に集中できません。仕事の関係で、行う時間が不安定という人は、寝る前の少しの時間を活用して行うとよいでしょう。リラックス効果や疲労回復効果を高め、そのまま就寝でき、翌日の目覚めがスッキリします。日々継続していき、同じタイミングで行うと、瞑想効果を高められます。
はじめは5分くらいから始める
最初から長く瞑想をするのではなく、徐々に時間を増やしていくようにしましょう。同じ姿勢で座ることが苦痛に感じる人や、中にはあぐらができない人も。そのため、短いかもしれませんが、最初は5分程度からスタートしていくとよいでしょう。「瞑想できたの?」と感じる程度から始めていくことで、時間を延ばしやすくなり、自分に適した時間を見つけられます。
最初から長い時間座っていると、いつまでやればいいのかわからないため、日々の習慣として定着しにくくなります。最初は、いろいろなことを考えながらでもよいので、気持ちを静めて座ることを意識しましょう。そして、腹式呼吸に集中すると、5分はすぐに経過します。そして、10分、15分と時間を伸ばして、集中力を高めていくことができるのです。
時間を決めタイマーをかけて行う
瞑想は、タイマーなどを活用して、自分で時間を決めて行うことが大切です。集中したいのに、時間が気になって思うような瞑想ができなかったというケースも多いので、気持ちよく行うためにも、タイマーを活用することをおすすめします。決められた時間内で、限りなく集中することも大切なことです。
タイマーをかけていない場合、「いつの間にか寝てしまっていた」ということもあります。瞑想にメリハリがないと、このようなことが起きてしまうのですが、決して悪いことではありません。瞑想を行うことで脳はリラックス状態に。疲れていると、体はそのまま休息モードに入ります。しかし、瞑想と休息にメリハリをつけたい人や、集中力をつけたい人などは、タイマーの活用が向いています。
瞑想をやる姿勢
瞑想をするときは、意識して取り入れたい姿勢があります。姿勢を意識することで、理想の瞑想ができるようになります。それでは、その方法を見ていきましょう。
あぐらをかいて足を固定する
瞑想の基本的な姿勢は、あぐらをかいて足を固定します。あぐらだけでは腰が曲がりやすいため、座布団やクッションをお尻にはさむと姿勢がよくなります。足が柔らかい人は、結跏趺坐(けっかふざ)や半跏趺坐に挑戦してもよいでしょう。長時間行うと、足を傷める場合もあるため、無理をしないように自分ができる姿勢で行いましょう。
足を固定して姿勢を正すと、自然と酸素を取り込みやすい姿勢になります。背骨は、頭のてっぺんから尾?骨まで支えられているイメージをします。足を固定するからこそ、正しい姿勢ができ、瞑想しやすい姿勢を維持できるのです。結跏趺坐は、ベテランでも難しい組みかたなので、最初はあぐらで無理なく行いましょう。
椅子に座って行ってもよい
あぐらができない人は、椅子に座って行ってもよいです。その際、足の裏は床につけ、足を組まないように注意しましょう。そして、背中は背もたれに付けず、椅子の半分より前に座ります。姿勢を正し、軽く顎を引いた状態で瞑想を行いましょう。
椅子は足が冷えやすいので、寒い時期はルームソックスやスリッパ、ひざ掛けなどを活用して、冷やさないようにすると集中しやすくなります。けがをしてあぐらができない人や、身体が固すぎてあぐらができないという人も、無理をせずに椅子を活用して行うとよいでしょう。椅子が高いと足がつかないものもあるので、足の裏がしっかりつくタイプの椅子を選ぶことが大切です。
手のひらを上に向けておく
手のひらは、上に向けるようにしましょう。あぐらや結跏趺坐(けっかふざ)、半結跏趺坐を行う場合、膝の上に手を上向きに置きます。親指と人差し指を丸い形の印にしてもよいです。また、下腹部に法界定印(ほっかいじょういん)をするなど、楽な位置に手を置きましょう。椅子の場合は、太ももの上で軽く法界定印をすると、自然な姿勢を保てます。
たかが手の位置と思われがちですが、瞑想を行うときの手の位置は、とても重要になります。自分にとって楽な位置に置くこと。仏像を見てみると、法界定印や、阿弥陀定印(あみだじょういん)をしている仏像があります。これは仏様の印(いん)であり、悟りや智慧を表す印でもあるので、瞑想を行うときは、このような印も意識をしてみましょう。
身体の重心を定める
瞑想をするためには、安定した座り方でないと集中できません。座った位置で体を左右に揺らして、不安定な座り方をしていないかを確認しましょう。自分の重心を確かめることで、安定した瞑想につながり、集中して行えます。また、瞑想中も、自分の重心を意識してみてもよいでしょう。しっかり体の中心で座っているか意識して、むだに動かないようにします。
不安定な場所では、意識を集中しにくく、体制が崩れて姿勢が歪む恐れがあります。集中して瞑想を行うためにも、座る場所や座り方、自分の重心を定めるなど、瞑想を始める前に確認しておくことが大切です。
骨盤を立たせてまっすぐな姿勢をとる
瞑想に適した姿勢は、骨盤を立たせたまっすぐな姿勢です。猫背にならないようにするためにも、骨盤をしっかり立たせましょう。猫背はNGですが、姿勢を意識しすぎると体が緊張してしまい、逆効果に。骨盤が正常な位置で安定させる姿勢は、あぐらや結跏趺坐(けっかふざ)など股関節を開くスタイルがあります。また、座布団を活用すると、さらに安定した姿勢を保てます。
姿勢が安定したら、顎を軽く引くきます。そして、腹式呼吸を始めていきましょう。慣れないうちは、呼吸することだけに意識が集中しますが、それでOKです。最初は、正しい姿勢と呼吸を意識することから始めていきましょう。
目は閉じるか半目で行う
瞑想するときの目ですが、閉じるか、半眼で行う方法が一般的です。目を閉じると、眠ってしまうという人は半眼に。半眼だと集中できないという人は、目を閉じたスタイルで行うなど、自分が集中できるほうで行いましょう。視線は1m先の床を見るようにします。部屋が散らかっていると集中しにくくなるため、あらかじめ片付けをしておきましょう。
目を閉じるほうが集中できるという人は、自分のペースで行いましょう。最初から長い時間に設定してしまうと、飽きてしまうため、最初は短い時間で行うとよいです。また、呼吸法を意識すると、集中して取り組めます。目を閉じるか半目かは、自分が集中しやすいほうで行いましょう。
肩の力を抜く
よい姿勢でも、体が緊張して固くなった状態では、瞑想に集中できず、同じ姿勢を維持することも難しくなります。最初にストレッチをすることもよい方法ですが、肩を上にあげて一気に力を抜くという方法でも、肩の力が抜けて、意識を瞑想に持っていきやすくなります。
肩を回すよりも、上にあげて一気に下げる方法のほうが、血行促進効果が高いです。座ってからいろいろと動くのではなく、緊張をほぐす場合は座る前に行い、それでも固い場合は、肩の力を抜くという方法を試してみましょう。この方法を行っただけでも、瞑想に集中しやすくなり、スッキリとした気持ちで行えます。
瞑想を始める
いよいよ瞑想を始めていきます。集中して行うためにも、瞑想で意識するポイントを確認していきましょう。
鼻呼吸を行う
瞑想を行うときは、呼吸に意識を置きます。基本的に鼻呼吸を行いますが、吐くのは口からでもよいです。始めるときは、鼻の通りを確認しておくことが大切です。普段、無意識で口呼吸をしている人は多く、瞑想を通して、鼻呼吸に改善できたという人も多いです。
普段から鼻づまりで、鼻呼吸が難しいという人は、思うような瞑想ができません。しかし、鼻で呼吸をする意識が働くため、鼻詰まりを改善できることも期待できます。調子が悪いときは無理をせず、できるだけ鼻呼吸ができるように意識しながら行いましょう。
腹式呼吸をゆっくりと行う
腹式呼吸を長く続けることを意識し、特に吐くことに集中しましょう。一気に吐くのではなく、ゆっくりと長く息を吐いていきます。この方法がしっかりできれば、自然に新しい新鮮な空気を、たくさん体内に取り込めるので、血行促進、冷え性の改善につながります。腹式呼吸を繰り返して行い、おへその下部分の丹田と呼ばれるところに意識を置きます。
吐くときは、この丹田に意識をおくと、上手に呼吸ができます。続けていくと、体内の巡りが改善されていくので、血液が全身に流れているイメージをすると、さらに血行促進効果を高められます。十分に血液が巡ると、疲労回復やストレス解消効果も高められ、瞑想効果が実感できるでしょう。
考えることをやめる
瞑想は、いろいろと考えこんでしまう脳を休める方法の一つです。無心になることで集中力が高められて、脳に休息を与えられます。「考えることをやめる」ことは、逆に難しいことです。リラックス状態になれれば、脳は休んでいる証拠になるので、そのまま眠ってしまう人も。
しかし、瞑想は単に脳を休ませるための休息とは異なり、休ませながら情報処理を行います。人によって、アイディアや閃きが起こる人も。脳をよい環境にするためにも、細かいことを考えこまないようにしましょう。難しい人は、腹式呼吸に意識をおくと、集中して取り組めます。
その他の瞑想のやり方
瞑想には種類があります。ほかの瞑想法を知ることで、自分に合った瞑想法で行えます。どのような種類があるか見ていきましょう。
マントラを使用した瞑想方法
意味のない3~4文字の言葉を唱えながら行う、マントラ瞑想法があります。腹式呼吸に合わせて、息を吐いているときにゆっくり唱えていきます。マントラの種類はいくつかありますが、仏の真言を唱えながら瞑想をする人もいます。真言は長いので、仏の梵字を表した言葉を唱えることが一番やりやすいです。
長いマントラは、唱えることに集中してしまうため、瞑想ができないという人も。ベテランの人でも、長いマントラは難しいとされていますが、仏の智慧を得ることができるとされ、挑戦する人も多いです。上級者の瞑想法として覚えておきましょう。
トラタック瞑想のやり方
トラタック瞑想は、一点を見つめる瞑想法で、主にキャンドルを活用して行います。一点を凝視するというシンプルな技法で、瞑想状態に入りやすいとして、初心者の人にもおすすめできる方法です。「第三の眼を開く瞑想法」として行う人も。
しくみは、一点を凝視することで、両目を動かしていたエネルギーは行き場をなくし、第三の眼と呼ばれる部分にエネルギーが集中します。これが、トラタック瞑想の仕組みになります。見つめるだけですが、対象物があるため集中しやすく、無の瞬間に入り込みやすくなるのです。
目を酷使した仕事をしている人にとっても、視力回復作用があるため、簡単にできる瞑想法として覚えておきましょう。
寝ながら瞑想する
寝ながら瞑想を行う方法もあります。これは、瞑想初心者でもやりやすく、いつでも寝てよいので、プレッシャーなく取り組めます。このときに意識することは、呼吸法です。寝ているときは、自然に腹式呼吸ができるため、普段から口呼吸をしている人は、寝ながら行う瞑想法で、呼吸を確認してみるとよいでしょう。
呼吸だけに意識をおきますが、自然と脳は休息状態になり、疲労回復効果を高めながら就寝できます。呼吸を意識して眠れるので、体に十分な酸素を取り込んだまま休息状態に。そのため、深い眠りにつけて、翌朝の目覚めもスッキリとします。呼吸にだけ注意すれば、誰にでも簡単にできることなので、疲れを取りたい人にもおすすめできる方法です。
瞑想に集中できないときの対処法
瞑想に集中できない場合の対処法を知っておくことで、集中してできる瞑想につなげやすくなります。初心者の人は、ポイントを押さえておきましょう。
「考えないようにしよう」と考えない
瞑想は無心になることが理想とされていますが、考えないようにすることは、簡単なようでいて難しいことです。考えないようにすると、逆にいろいろなことを考えてしまうという人は、考えないようにすることをやめてみましょう。最初はいろいろなことを考えてもよいです。いろいろなことを考えてみる時間として、活用することもよい方法です。
すると、いろいろなことを解決できる時間になる場合も。無心になりたいと思う人は、腹式呼吸だけを意識することです。どこまで息を吐けるか、呼吸に集中すると必要のないことを考える隙がなくなり、瞑想に集中できます。心を静め、静かに身を置くということを意識しながら、呼吸に集中して行うとうまくできます。
呼吸を数えて集中する
瞑想に集中できない人は、自分の呼吸を数えることから始めていきましょう。「1から10まで数えて、また1に戻る」というように、腹式呼吸の回数をゆっくりと数えていきます。ゆっくりとした腹式呼吸は、吸って吐くを1回とすれば、30秒~1分程度で1回という、深くゆっくりとしたペースで行います。
10回行っただけでも10分は経過するので、呼吸を数えて行う方法もおすすめです。タバコを吸う人や、気管支の弱い人は続けにくいですが、改善効果も高まるため、深くゆっくりとした呼吸を意識して行ってみましょう。瞑想に入る前の呼吸の訓練として行うと、瞑想に入りやすく集中してできるようになります。
自分の思考を客観的に観察する
瞑想を、自分を客観的に観察してみる時間として活用する方法もよいでしょう。自分のことを客観的に観察することで、自分の改善点を見つけられるだけではなく、これから先の未来のことも考えられます。忙しくて、今のことしか考えられない人でも、自分を客観的に観察する時間を通して、いろいろなアイディアを得られる場合も。
心を落ち着けてみると、いつもとは違った角度から自分を見つめられるので、考え方などを確認できる時間として活用できます。いろいろと考えてしまう時間になってしまいますが、自分の気持ちを高め、ときには反省し、充実した時間にできます。
部屋を薄暗くする
明るい部屋で瞑想をするのではなく、部屋の照明を落とすと集中しやすくなります。半眼で瞑想を行う場合は、照明を落としてから行うとよいでしょう。真っ暗にしてしまうと、そのまま寝てしまう可能性がありますが、それはそれで間違いではありません。
眼を閉じていても、部屋が明るいと瞑想に集中できないため、薄暗くして行うことをおすすめします。アロマなどの香りがあれば、癒し効果を高めながら行えるので、さらに呼吸に意識を集中して取り組めます。雰囲気もよくなり、リラックスできる状態をキープできるため、瞑想に集中しやすくなります。
リラックスできる音楽を流す
ヒーリングミュージックなどを聞きながら、瞑想することもよい方法です。普通の音楽ではなく、リラックス効果の高いヒーリングミュージックは、シータ波誘導が出やすくなり、瞑想状態へ導きやすくしてくれます。リラックス状態になると、脳からアルファー波が出るのですが、瞑想状態になるとさらにシータ波が表れます。
ヒーリングミュージックを活用することで、レベルの高い瞑想ができ、脳の状態をよくできます。聞きながら勉強や作業をしても集中しやすい状態になるため、活用してみるとよいでしょう。CDを購入しなくても、ネットで検索をすれば、いつでも聞くことが可能という無料のものもあります。瞑想時はもちろんですが、そのほかに集中したいときにも、活用することをおすすめします。
瞑想に関するおすすめの本
瞑想に関心のある人は、解説されている本を読んで、さらに知識を得ることができます。いろいろな本がありますが、その中でも、初心者でも読みやすく購入しやすい価格の本を紹介します。
綿本 彰 一瞬で自己肯定を上げる瞑想法
[wpap service=”with” type=”detail” id=”4040696336″ title=”一瞬で自己肯定を上げる瞑想法”]
普段からネガティブの人は、この本を読んで自己肯定力をUPさせましょう。優しく徹底解説しているため、瞑想を通じて、弱いメンタルを強化できます。瞑想を行うことで、自分だけではなく、人との関りや仕事に対する意識など、普段の生活に活用できる考え方を学べます。
楽しく生きるために、活用できる考え方を習得し、読む瞑想によって自分のメンタルを高めていきましょう。ネガティブな自分を変え、ポジティブな自分になり、ありのままで生きられるような、強い自分に導いてくれる本です。
池端秀雄 ブッダの瞑想法 ヴィパッサナー瞑想の理論と実践
[wpap service=”with” type=”detail” id=”4393710576″ title=”ブッダの瞑想法: ヴィパッサナー瞑想の理論と実践”]
瞑想法を理論的にわかっても、知識だけ身につけただけで、理解していない人は多いです。「心の清浄道」の実践的なマニュアルとして、わかりやすく説明されてる決定版です。心の反応パターンを、正しく組み替えていく技法の数々が紹介され、瞑想について詳しく理解できる本です。
口コミの評判もよく、瞑想をするならこの本がおすすめと絶賛の声も多いです。心の変化、構造などのシステムを解説し、理にかなった瞑想トレーニングができる本として人気があります。
渡邊愛子 マンガで実践!世界のハイパフォーマーがやっている「最強の瞑想法」
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B074MYBDP2″ title=”マンガで実践! 世界のハイパフォーマーがやっている「最強の瞑想法」 (大和出版)”]
健康増進やストレス軽減、集中力UPや創造力UPなど、仕事の効率を上げる手段として、瞑想をわかりやすくマンガで紹介しています。瞑想の初心者でも、効果とやり方がよくわかり、瞑想のメリットを理解できます。
口コミを見てみると、「本に書かれているマントラ瞑想を始めたら、シンクロが多発して、トラブルになりかけても回避したり…」という声も。このように瞑想を行うことで、不思議な体験をされている人も多く、初心者でも質の高い瞑想へ導いてくれる本です。
瞑想のやり方を覚えて精神を集中させよう
瞑想は健康にも美容にもよい効果をもたらし、ポジティブな自分へと改革できる方法の一つです。瞑想を行うことで集中力を高め、生活でも仕事でも楽しく取り組めるようになり、自分らしい生き方ができます。
初心者の人でも、やりかたを覚えることで質の高い瞑想ができ、本などを活用することで、より深い瞑想に入れるように自分をコントロールできるようになります。精神を集中させ、やりやすいスタイルで瞑想を行えるように、実践していきましょう。