【ベビーシッターの資格】子供のお世話を仕事にしたい人におすすめ
ベビーシッターの資格取得に関する知識を知ろう
ベビーシッターの仕事はどのような仕事かご存知でしょうか?親の代わりに育児の代行をするわけですが、詳しい仕事内容を知らない人は多いです。働く女性が増えている中、ベビーシッターの必要性は高く、求められる内容も増えてきています。
ベビーシッターを目指している人は、詳しい仕事内容や、資格取得方法について詳しく把握し、確実に資格を取得できるように取り組んでいきましょう。
まずは知りたい「ベビーシッター」はどんな資格?
ベビーシッターはどのような資格なのかを把握し、取得するメリットを知っておきましょう。
ベビーシッターという資格について
ベビーシッターは、保護者の代わりに子供のお世話をする仕事をします。個人宅、民間の託児所、企業、イベント会場などで、6カ月~12歳までの子供のお世話や保育をする人のことをいいます。
ベビーシッターとして就職する人もいますが、自分で事業を起こして独立開業する人もいます。仕事内容は、保護者が仕事、病気などの何らかの事情で子供の面倒を見れないとき、一時的に親代わりになり子供のお世話をします。
お世話でも、遊ぶだけではなく食事の手伝いや一緒にお風呂に入ること、勉強のサポートなど、いろいろなことをこなさなければなりません。子供が好きで、育児や家事も十分にこなせるという人に向いている資格です。
将来的に活躍できる仕事、資格の活かし方
ベビーシッターは保育士と異なり、国家資格がありません。誰でもベビーシッターとして会社に就職することができます。しかし、ベビーシッターの悪質な事件が増えているため、資格はなくても人間性を見られます。
民間資格として、「公益社団法人 全国保育サービス協会」が制定している「認定ベビーシッター」という資格があります。この資格は、ベビーシッターとしての必要な理論や専門知識、技術を備えた人に与えられるもので、「在宅保育のプロ」としての証明とされています。
この認定証があると、ベビーシッターとして就職しやすくなります。資格がないと、いくら知識や経験があっても依頼者から信用されてもらえません。仕事として働くためにも資格の取得が求められます。
資格を取得するメリット
ベビーシッターは男性もいますが、主に女性が活躍できる仕事の一つです。保護者の代わりなので、子供からも女性のほうがよいという声が多いです。ベビーシッターは、国家試験がないといっても、未経験では務まらない仕事です。
研修会を修了して認定証があると、安心して仕事を任せることができるため、就職しやすくなるのです。育児を頼みたくても、未経験の人に大切な子供を任せることは、親として大きな不安があります。
認定ベビーシッターの資格があると、プロとして安心して任せられるため、仕事を受けやすくなります。資格を取得することで、依頼者の人に安心と信頼感を与え、効率よく仕事を依頼されやすくなるのです。
ベビーシッターの資格の取り方
ベビーシッターの資格の取りかたを把握しましょう。勉強法や資格取得までの流れを知ることで、時間を計画的に費やせます。
効果的な勉強法
スクールに通う
スクールに通うことで、効率よくベビーシッターを目指すことができます。プロのベビーシッターを目指している人は、専門のスクールに通うことをおすすめします。子供とマンツーマンで向き合い、保育から学習指導まで幅広くこなすことが求められます。
保育士資格のための指定科目と、在宅保育に関する科目の単位を取得して卒業するという方法でも、資格を取得できます。最近では、合わせて保育士、幼稚園経論免許状、看護師などの資格も一緒のスクールで勉強学校も。
日本人だけではなく外国人宅のニーズも増えているため、語学を求められるケースも多くなっています。自分で計画的な勉強ができない人は、スクールに通うことを考えてみましょう。
通信教育で勉強する
通信講座を見てみると、ベビーシッターの資格が取得できるとして資料請求をすることができる会社も。ユーキャンやニチイなどの通信教育専門の会社を通じて、通信教育で知識を身につける方法もよいでしょう。通信教育では、学習期間が3~4カ月と比較的短い期間で学べるカリキュラムになっています。
通信講座を活用することで、必要な知識を十分に身に付けられる魅力があります。選ぶ講座によって学ぶ内容が異なりますが、大きな差はないとされています。
通信教育でも、受講料を支払えば自分のペースで学習できるので、自分でコツコツと勉強していきたい人におすすめできる勉強方法になります。仕事をしている人、家事の合間を活用して、自宅で勉強できる魅力があります。
独学で勉強する
自分で本を購入し、独学で勉強する方法もあります。専門知識が必要とされますが、学ぶポイントを押さえておけば、独学でも十分に学ぶことができます。独学でも、受講前に研修会の受講と実務経験を有しているかが重要になります。
自分で必要な本を購入できるため、通信講座のように高い費用をかけなくて済むのがメリットです。知識は独学で学べますが、資格取得までの流れをしっかり把握しておく必要があります。
認定試験は東京、名古屋、大阪で行われ、受講料も発生します。交通費もかかるので、1回で合格できるように本気で取り組むことが大切です。
取るまでにかかる費用
ベビーシッターの認定試験は、毎年1回7月に行われます。試験を行う時期に合わせて勉強を開始することで、だらだら勉強するのではなく、集中して知識を身に付けられます。独学でも通信講座を利用する人でも、学ぶ時期を考えながら取り組んでいきましょう。
講座では、3~4カ月間が学習期間とされているので、試験日から逆算して学習しましょう。あらかじめ、研究や実務経験を終わらせておくことも大切です。
講座を活用した場合、受けるところにもよりますが、48,000円~80,000円程と費用に差が出ます。試験自体が11,330円かかり、交通費なども発生するので、必要とされる費用を準備しておくことが大切です。決して安くはないので、資格取得できるように計画的に進めていくようにしましょう。
ベビーシッターを取るための難易度(合格率)
ベビーシッターは国家資格ではなく、認定試験となります。合格率は約80%と高い確率で、難易度はあまり高くないといえます。必要とされる知識を学び、実務経験を修了して試験に合格すれば、資格を取得できるものですが、知識があるからできる仕事ではないことを認識しておかなければなりません。
子供のお世話が好きで、それに伴う育児や家事、学習サポートなど求められることは多いです。自分の子供だけではなく、他人の子供にも愛情を注げるかが鍵となります。
どの子供に対しても平等に愛情を注ぎ、どのような状況でも感情的にならず冷静に対応していかないといけません。合格率は高くても、実際に仕事をこなすと大変に感じることも多いです。
ベビーシッターに向いている人
ベビーシッターの資格は取得しやすいので、講座を活用して資格を取得する人は多いです。資格は簡単に取得できても、容易な気持ちでできる仕事ではなく、責任のある仕事になります。ベビーシッターに向いている人は、子供が好きというだけではなく、全ての子供に平等に愛情を注げるかがポイントになります。
優しく接するだけではなく、ときには叱らないといけない場合もあり、感情的になってしまうと対応が難しくなります。また、子供の体調の変化をすぐに察しないといけないので、観察力ものある人も向いています。
さらに気配りができるかどうかも求められるので、自分がベビーシッターに向いているか、仕事をしてやりがいを感じられるかなどイメージしてみることも大切です。
資格の更新などはある?
ベビーシッターは、認定資格を取得後、5年後の更新となります。5年後に1回更新すれば、その時点で無期限のベビーシッター登録証を発行してもらえるのです。更新時期を過ぎていても再発行の受付はしてくれます。
更新期限が過ぎている状態で仕事をしていても、法律上は問題なくベビーシッターとして勤務できますが、利用者の目は厳しくなっているので、更新はしっかりと行っておきましょう。ベビーシッター登録会社でも、有資格者を優先して採用するため、重要な免許の一つとして管理することが大切です。
ベビーシッターの資格取得は難しくない
保育士のような国家資格ではないので、取得いやすい資格の一つです。ベビーシッターとして仕事をしたい人は、資格を取得しやすいからという理由だけで決めるのではなく、自分がベビーシッターに向いているか適性チェックを行うことが大切です。
全ての子供に対して平等に愛情を注ぐことができるだけではなく、強い責任感と観察力も求められます。自分の適性を確認し、資格もしっかりと取得して、プロのベビーシッターとして活躍していきましょう。