洗い流さないトリートメントミルク。理想の髪質になる効果的な使用法
ミルクタイプの洗い流さないトリートメントの効能
髪の毛の乾燥やパサつきに、ミルクタイプの洗い流さないトリートメントを使用してみませんか。洗い流さないトリートメントの効能や正しい使用方法を身につけて、サラサラな髪の毛を手に入れましょう。
洗い流さないトリートメントについて
トリートメントには2種類あります。どちらもヘアケア剤として人気がありますが、洗い流さないトリートメントは、どのような特徴があるのかを見ていきましょう。
アウトバストリートメントと呼ばれている
洗い流さないタイプのトリートメントは、「アウトバストリートメント」とも呼ばれています。逆に、洗い流すタイプのトリートメントは、「インバストリートメント」です。アウトバスはお風呂の外で、インバスはお風呂の中で使用するトリートメントに分けられます。
インバストリートメントは、お風呂の中で洗い流しますが、アウトバストリートメントは洗い流さないタイプなので、髪をしっとり仕上げることができます。
油分量はインバストリートメントより多い
アウトバストリートメントは、トリートメントした夜から日中までしっかりと髪を守ります。髪を補修しながら表面をやさしくガードするので、油分量がインバストリートメントより多いです。そのため、1回の使用量に注意して、大量に使い過ぎないようにしてください。
髪のダメージが大きい人、カラーリングやパーマをしている人、お風呂上がりのケアがめんどうな人は、お風呂の中で使用できるインバストリートメントがおすすめです。
ミルクタイプのアウトバストリートメントの特徴
ミルクタイプのアウトバストリートメントには、どんな特徴があるのでしょうか。詳しい特徴を見ていきましょう。
髪に必要な水分と油分を与える効果がある
ミルクタイプのトリートメントは、水分と油分を混ぜ合わせたタイプになります。水に油が乳化して、白濁した乳液状のクリームです。アウトバスタイプは、ここに「非イオン界面活性剤」が少量使用されています。そのため、洗い流さなくても使用できます。
ミルクタイプには、水分と油分が配合されているので、髪に必要な水分と油分を与えられます。ミルクタイプのトリートメントは、剛毛やくせ毛の強い人におすすめです。軟毛の人には、重すぎるかもしれないので、気を付けて使用しましょう。
ダメージを補修し保湿効果が期待できる
アウトバストリートメントは、ダメージの補修をしながら保湿効果もあるので、毛先のパサつきもしっとりします。保湿効果で髪を乾かしたあとも、潤いを保ちつつふんわりとしなやかな髪に仕上がります。香りがよいものが多いことも特徴です。
アウトバストリートメントで髪の表面に膜をつくり、外部からのダメージを受けにくくします。また、髪の内部の不足した水分を、保湿成分やミネラルで補うことが可能です。
使用後のべたつきが少なく使い心地が軽い
ミルクタイプのアウトバストリートメントは、使用後のべたつきが少なく、軽い使用感が特徴です。そのため、スタイリング剤のクリームとしても使用することができます。補修能力が高く、使用後の髪の毛がベタつかない、使い心地のよいトリートメント剤です。
また、アウトバストリートメントで髪の表面に油膜で覆われ、指どおりが良くなります。トリートメントの種類によって、「しっとり」や「サラサラ」など、好みの質感にすることができます。
入浴後におすすめの使用方法
アウトバストリートメントのおすすめの使用方法を覚えて、サラサラヘアーになりましょう。
入浴後の濡れた髪をしっかりとタオルドライする
アウトバストリートメントは、髪の毛に水分が多い状態では成分がなじみにくく、せっかくの効果が十分に得られません。そのため、塗れた髪をしっかりとタオルドライしてから塗布します。ある程度の水分を吸い取ったら、少量を塗布してください。
また、濡れた状態の髪は、ダメージを受けやすいといわれています。タオルで強くこすったり、パンパンと叩かないように気を付けてください。タオルドライしたあとに、髪を触ったら手に水分が付くようでは、タオルドライが足りません。乾いたタオルで水分をやさしくふき取りましょう。
手の平になじませて毛先から付ける
洗い流さないトリートメントを手のひらに出し、両手を合わせて全体になじませます。揉みこむように丁寧に、髪全体になじませましょう。髪の毛になじみやすいように、指の間にもトリートメントをなじませることがポイントです。
毛先になじませたら、そのまま髪の中間部に向かって塗り広げます。さらに、髪全体に広げながらなじませます。塗り広げる際には、頭皮にトリートメントが付かないように気を付けてください。頭皮についてしまうと、毛穴がつまったり、油分の多さで肌荒れを起こしたりする危険があるため、注意して塗り広げましょう。
ドライヤーで乾かしたあとにもう一度付ける
洗い流さないトリートメントを髪全体になじませたら、ドライヤーを使用して髪を乾かします。ドライヤーの熱を当て過ぎないように、20cmほど離して使用してください。トリートメントを付けると、熱から髪の毛を守れますが、やはりドライヤーを近づけすぎることはよくありません。
髪の毛が乾いたら、気になる部分に少量もう一度付けることで、効果アップが期待できます。もう一度付けるステップは省いても構いませんが、よりしっとりした質感が好きな人は、忘れずにつけてください。
乾いた髪にも使用して効果を向上させる
洗い流さないトリートメントには、乾いた髪に使用するタイプのものもあります。どのような効果があるのか見ていきましょう。
日中の髪の広がりを抑えるスタイリング効果
洗い流さないトリートメントを乾いた髪に塗ることで、日中の髪の広がりを抑える効果があります。とくに、細い髪質の人におすすめです。スタイリング剤としても、トリートメントとしても使用できる万能タイプです。ヘアケアをしながらスタイリングを楽しめます。
朝の乾いた髪に、洗い流さないトリートメントをつけ、ドライヤーでブローします。朝なので、トリートメントのつけすぎで髪がべたつかないように注意してください。髪のダメージがひどい場合は、夜と朝につけることで、髪のダメージを早く補修することが可能です。
紫外線によるダメージから髪を守る
洗い流さないトリートメントを正しく使用することで、紫外線によるダメージから髪を守ることができます。また、毛質の保護や1日中髪に栄養補給をすることができます。さらに、髪質によって使用するトリートメントを組み合わせることで、髪質がより良くなります。
トリートメントをしない状態の髪でいると、外的ダメージをそのまま受けてしまい、ごわつきやパサつきの原因になります。外的ダメージから髪を守るためにも、洗い流さないトリートメントを使用して、日常生活の中のダメージを防ぎましょう。
ミルクタイプ使用の注意点
洗い流さないトリートメントのミルクタイプには、使用するための注意点があります。注意点を守らないと、イメージした通りの髪質に仕上がらなくなります。
適量を守り付け過ぎを避ける
髪の長さによって、使用量の目安が変わってきます。ショートヘアでは、1~2プッシュ。セミロングヘアでは、2~3プッシュ。ロングヘアでは、3~4プッシュくらいになります。トリートメントのタイプやメーカーによって、使用量が異なるのであくまでも目安にしてください。
トリートメントを付けすぎてしまうと、髪がべたつき髪のイメージが重たくなります。適量を守らないと、イメージ通りのサラサラヘアーにならなくなります。どれくらい使用すればよいのか分からないときは、少量ずつ使用して、自分の髪に合った量を見つけてください。
商品に書かれた用途をしっかり読む
トリートメントの効果を最大限に発揮させるためには、商品の使用説明を必ず確認しましょう。洗い流さないトリートメントの場合、商品によって使用するタイミングが違ってきます。正しいタイミングで使えるようになりましょう。
トリートメントを使用する前に、乾いた髪用なのか濡れた髪用なのか、それとも両用で使えるのかをしっかり確認をして、理想の髪質に仕上げてください。髪のダメージがとくにひどいと感じる人は、両用タイプにして、朝夜トリートメントできるようにしましょう。
洗い流さないミルクタイプのトリートメントを使おう
洗い流さないミルクタイプのトリートメントを使用することで、髪のパサつきやごわつきを改善することができます。お風呂上がりのタオルドライした髪に適量塗ることで、髪のキューティクルが補修され、サラサラな髪になれます。
使用するときには、商品の説明をよく読み、正しい使用タイミングで使うようにしましょう。また、一気にトリートメントを塗ろうとせずに、少量ずつ髪になじませ、自身の髪にちょうどよい量を知りましょう。洗い流さないトリートメントを使用して、理想の髪質を手に入れてください。