大切な人とハグやキスの習慣がありますか?その意外な効果と注意点
恋人への愛情表現の仕方
恋人への愛情表現といえば、様々な方法が挙げられますが、まず思い浮かぶのはハグやキスではないでしょうか。実は、ハグやキスは相手と気持ちを分かち合うだけでなく、他にもいろいろな良い効果が得られるのです。思いがけない効果の数々に、ハグやキスに対して、ちょっと不思議な気持ちになるかもしれませんね。
ハグやキスの効果を口実に、大切な人へもっと愛を伝えてみませんか?きっと、今までのものよりずっと素敵な気持ちになれるはずです。
ハグでもたらされる効果と注意点
ハグではどのような効果が得られるのでしょうか。3つの効果と注意点をお伝えします。恋人とハグをした時のことを思い出しながら読めば、納得がいくことでしょう。
ストレスが発散される
好きな人とのハグはストレス解消になります。ハグをすると、「ドーパミン」と「オキシトシン」と呼ばれるホルモンが放出されます。「ドーパミン」は快感ややる気を感じさせるホルモン、「オキシトシン」は他社との触れ合いによってストレス解消し、幸せな気分にさせるホルモン。ハグをすると言葉にできない心地よさがあるのは、実はホルモンが分泌されるからなのです。
良い睡眠がとれる
ハグは、睡眠の質にも良い影響を与えます。ハグをすることによって分泌される「セロトニン」は、良い睡眠のために必要な「メラトニン」と呼ばれるホルモンを作る材料になるのです。
もしあなたが不眠症に悩んでいるのなら、日中にハグをたくさんして「セロトニン」をたくさん分泌させれば、夜はぐっすり眠ることが出来るかもしれません。
愛情表現になる
付き合っている相手への愛情表現として使うことが出来ます。しかし、ただ相手に気持ちを伝えるだけではありません。浮気防止の方法としても効果的なのです。
「幸せホルモン」や「愛情ホルモン」とも呼ばれる「オキシトシン」が恋人に対する愛情や信頼を高め、2人の関係を強くしてくれるのです。
苦手な相手とのハグはストレスになる
ハグには素晴らしい効果があります。しかし、苦手な人が相手の場合、逆に緊張状態になってしまいます。緊張状態では、「ドーパミン」や「オキシトシン」、「セロトニン」などのホルモンは分泌されません。ハグをする2人は、互いに相手を思いあっていることが重要になります。恋人が遠く離れた場所にいるなど、ハグが出来ない状況にあるときは、お気に入りのぬいぐるみやペットでも効果が期待できます。
キスの意外な効果
キスには以下の6つの効果があるといわれています。好きな人とキスをするだけで、こんなにたくさんのメリットが得られるなんて、驚きですよね。
痛みを緩和できる
キスをすることで分泌される「エンドルフィン」という物質は、緊張を解き、体をリラックスさせ、頭痛や腹痛などを和らげる作用を持ちます。鎮痛剤のモルヒネに似た作用を持っていることで有名です。睡眠時に分泌されるホルモンでもあります。
「エンドルフィン」は運動によるストレスでも分泌されます。例えば、ランニングをしているときに、体の疲れが突然なくなったように感じられる「ランナーズ・ハイ」を引き起こすのもこのホルモンです。
子供ができやすくなる
キスをすることで、男性ホルモンの一つテストステロンが増幅されます。テストステロンは男性にとって非常に重要な物質です。性欲をつかさどっており、テストステロンの量によって男性の生殖機能が左右されるからです。
つまり、テストステロンの分泌を促すことは、男性の性欲を上げ、子供を作りやすくなるのです。しかも、キスをすることで、分泌されたテストステロンが女性の口内へ入り、女性を興奮させる作用があるのです。
パートナーとの相性を確認できる
男性が女性を性的に興奮させる手段としてキスを用いると前に述べましたが、実はそれだけではありません。パートナーとの遺伝子的な相性を確認する手段としても、キスは利用されるのです。相性の良いキスとは、フィット感があること、ずっと続けていたいと思えること、後味に違和感がないことなどが挙げられます。
ただの愛情表現の1つかと思いきや、動物の本能に基づいたパートナー探しの作業だったなんて、なんだか複雑な気分になりますね。
アレルギーなどへの抑制効果がある
2004年に発表されたキスに関する論文によると、キスは免疫を高める効果があることが明らかになりました。アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎の人が、30分間自由にキスをするという実験を行って、キスの前後で皮膚テストや血中成分を測定しました。
その後、アレルギーの症状に改善が見られたという結果になりました。なんとこの研究、日本人医師によるもので、「イグ・ノーベル賞」を受賞しています。粘膜がふれあうことで、体内にある菌が相手に移され、免疫力が高まるという仕組みです。
気持ちが安定する
キスをすると、精神を安定させるセロトニン物質が分泌されます。セロトニンが不足するとうつ病の原因になると言われており、心のリラックスに欠かせない神経伝達物質となっています。
また、キスは「ストレスホルモン」として知られているコルチゾールを抑制する働きを持っており、キスはセロトニンの分泌とコルチゾールの抑制という二重の作用で精神安定に効果があるとされています。ちなみに、コルチゾールは基本的には身体のバランスを整える役割をしており、決して悪い物質ではないので問題はありません。
美容に効果がある
女性ホルモンと呼ばれることもあるエストロゲンは、キスをすると活発に分泌されます。エストロゲンは肌や髪につやを出したり、乳腺の発達を促す働きをするため、キスは美容に効果があると言えます。
ちなみに、エストロゲンは排卵期までに最も多く分泌され、生理の直前に大きく減少し、生理が終わるまで低状態を保ちます。肌荒れやにきびなどの肌トラブルが多くなるのはこのためです。生理中にパートナーとキスをすると、肌の調子が良くなるかも.
ハグやキスをするシチュエーション
ここまでハグやキスの効果を解説してきました。しかし、一体どのような場面でハグやキスをすればよいのでしょうか。よくあるシチュエーションを挙げてみました。好きな人ともっと仲良くなりたい方は、以下の3つの場面で効果的に仕掛けてみましょう。
デートの別れ際
デートの終わり、なんとなく互いに別れが惜しくなっている時に、自然とハグやキス……というパターンは多いのではないでしょうか。恋人ともっとハグやキスがしたいと思っている方は、このタイミングを狙って彼におねだりしてみてはいかがですか?
別れ際に、名残惜しそうな表情でハグやキスなんてされたら、男性はたまらない気持ちになることでしょう。唇ではなく、ほっぺやおでこなどに不意打ちでキスするのも良いでしょう。
車の中でキス
女性にとっては憧れのシチュエーションですね。2人だけの空間で、人目も気にならない上に、運転席と助手席に座れば自然と距離も近くなるため、ハグやキスをするにはうってつけの場所と言えます。
運転中ではなく、どこかに車を停めた際にすると良いでしょう。運転中だと注意散漫になって事故の危険が高まります。また、運転中にキスをされることを嫌がる男性はけっこう多いのです。長距離運転をした彼に、労いの意味を込めてキスをするなど、タイミングの良いものはグッドです。
疲れているときのハグ
仕事で疲れているとき、好きな人に包まれた時の幸福感といったら言葉になりません。先ほどもご紹介しましたが、ハグにはストレス解消の効果があるのです。元気の源「ドーパミン」と幸せな気持ちになれる「オキシトシン」の作用を利用して、彼を癒してあげましょう。
疲れているとき、キスはしたくないという男性も一定数いるようなので注意しましょう。キスよりハグが有効かもしれません。
パートナーに愛情を伝える
いかがでしたか。キスやハグは相手に愛情を伝えることはもちろんですが、ストレス解消や鎮痛効果、アレルギー抑制など、互いにメリットが見込める行為なのです。今以上に積極的になって、好きな人にハグやキスをしてみてください。タイミングを見計らって、2人がドキドキするシチュエーションを狙って、勇気を出してやってみましょう。2人の絆はきっと深まることでしょう。