未婚女性の生き方メリット・デメリット。結婚だけがすべてじゃない
未婚とは
昔と比べて未婚の人が増えたといわれていますが、実際のところ「未婚」というのはどの状態の人を示すのでしょうか?
未婚の定義は、まだ婚姻していないこと
今まで一度も「婚姻」の事実がない状態を「未婚」といいます。厚生労働省によると乳幼児も未婚に含まれ、離婚や死別、別居や就業の有無は関係なく、一度でも婚姻の事実がある場合は今現在一人だとしても「既婚」になるそうです。「バツイチ独身」は離婚して現在一人という意味で使われていますが、厳密な表現では「既婚」に含まれます。
未婚のメリットとはなにか
では「未婚」のメリットとは?親世代は大人になったら結婚するのが常識の時代を生きてきました。現在では多様性が認められつつあり、生涯婚姻関係を結ばない人も増えてきています。結婚している場合と比べてどうでしょうか。
結婚で生じる問題が回避できる
素敵な彼氏とずっと一緒にいたい。結婚すればずっと一緒にいられて幸せに違いない。結婚にそんな甘い夢を持っていたとしても、結婚するということは今の状態にプラスして、彼氏の両親や親戚とのお付き合いも増えるということです。
しかも自分の親戚などには大きな顔をできますが、旦那や嫁の両親・親戚とは、上司や取引先かのごとく気を遣う存在です。それでもいい人達ならともかく、嫁姑問題や親戚の金銭トラブルなどがある場合もあります。いい人達に当たるかどうか、人をみる目とかなりの強運が必要でしょう。
自由に自分の時間とお金が使える
結婚していると時間もお金もすべて相談が必要です。この2つを自分1人で決めてしまうとあとあと問題もでてくるでしょう。子供がいる場合はさらに拍車がかかり、朝から夜寝るまで決められたことをこなすのが精一杯になります。
もちろん微々たるお金も節約して、家族が暮らせる大きな家を買い、子供の習いごとや学費を捻出しなければいけません。未婚の場合、大きな家も子供の学費も必要ないため、自分の稼ぎは自分のためだけに好きなだけ使っても、誰にも文句をいわれることはありません。
未婚である理由
現在未婚の人のなかには、いずれ結婚したいと思っているけれど現在は未婚という人もいると思いますが、今後も結婚するつもりがなく、あえて「未婚」を選択している人も多いです。では、あえて「未婚」を選んでいる人にはどんな理由が多いのでしょうか。
自分を楽しむため
誰に遠慮することなく、仕事に打ち込みたい人は仕事人間に。趣味を極めたい人は休日をすべて習いごとに使ってもOK。
好きなだけ寝て、好きなものを好きなときに食べても、誰かに文句をいわれることも、気を遣う必要もありません。もちろん恋愛も自由に楽しめます。
結婚することだけが人生の全てではない
昔は女性が大人になると選択肢が「結婚」の人がほとんどでした。多数の意見が正しいとされたこの時代は、結婚していない人は「結婚できない人」でしたが、現代の女性も仕事を持ち自分の足で立てる時代は決して結婚だけが女の生きる道ではないのです。
婚姻関係ではなくてもパートナーがいればよい
日本ではまだまだ浸透していませんが、欧米では「結婚」にとらわれずに未婚のままの男女が一緒に暮らし、生まれた子供を一緒に育てているのは当たり前のことです。
親の固定概念を覆すのは難しいですが、自分の人生を自分の思うようにできるのは自分だけです。寂しいときにそばにいてくれる相手がいて幸せならそれでもいいのではないでしょうか。
女性の生涯未婚率は14%
50歳までに一度も婚姻関係がない「生涯未婚率」は男性23%、女性も14%にまで増加しました。昭和25年(1950年)の女性の生涯未婚率は1.35%なので、急上昇といえます。今後もこの傾向は続くと思われます。
未婚は自分の幸せを尊重できる選択肢のひとつ
とにかく日本では結婚が勝ち、独身が負けと区別をつけたがります。ファッションにしても昔は皆が同じ流行を追うのが基本でしたが、現在は個々の自由な服を着る時代になっています。決して結婚しないほうがいいという訳ではなく「結婚しない選択肢もある」ということです。それはもしかすると、あなたにとっては幸せな選択かもしれません。