仕事疲れたと感じている人に試してほしいおすすめのリフレッシュ法
仕事に疲れた働くすべての女性へ提唱する「素敵な時間」
毎日頑張って仕事には行っているものの、残業が続いたり、パワハラがあったりして、肉体的にも精神的にも仕事に疲れてしまっている人も多いでしょう。
疲れをまったく感じない仕事をみつけるのは困難です。働いている限り、仕事に疲れを感じることは妨げられません。ただし、仕事の疲れを軽減したり、疲れを吹き飛ばすほどリフレッシュしたりすることは可能です。仕事の疲れと戦っている働くすべての女性へ「素敵な時間」のつくり方を提唱します。
仕事に疲れない日はむしろ皆無
パソコンやスマートフォンなどのコンピュータ機器の急速な普及によって、現代の日本人の多くはパソコンを使った仕事に就いています。
パソコンのディスプレイ・キーボードなどのVDT(Visual Display Terminals)機器を使用して、データの入力や検索や照合、文章や画像の作成や編集や修正、プログラミングや監視などを行うVDT作業は、目をよく使う作業です。目を酷使することでVDT症候群(いわゆるパソコン病)になる人も多くいるのではないでしょうか。
VDTの急速な普及や機器の多様化により、作業者の心身の負担軽減を図るためのVDT作業ガイドラインがあるくらい心身の疲れは働く人につきまとう問題となっています。仕事で疲れるのはもはや当たり前、疲れない日はむしろ皆無となってしまっているのが現状です。
環境によって大きく異なる職場満足度
職場に対する満足度が高い場合には、疲れを上回る充足感を感じることができる職場であると考えられます。反対に、満足度が低いと感じる人が多い職場には、なにかしらの問題があるということも考えられます。働く環境によって職場満足度は大きく異なります。
例えば近年、「看護師」の離職率が問題となっています。看護師の職務満足度は職業的地位、看護師相互の影響、専門職としての自律、看護管理、医師・看護師間の関係、看護業務、給料といったすべての要因において最も低いという調査結果があります。
「配置が希望通りでない」「配置部署が適していない」「配置転換を希望している」人の満足度が特に低いなどの結果から、職場異動が職場満足に重要な関連があることが示唆されました。
大切なのは仕事の「やりがい」
「DODA」が行なった調査によると、93職種の仕事内容の満足度ランキングによると、全職種の平均は65.5点とやや高めでした。
仕事に「やりがい」を感じているのは、クリエイティブ系の職種の人が多い傾向にありました。クリエイティブ系は、給与や待遇、労働時間などの満足度は低い傾向にありますが、仕事内容については「やりがい」を感じている人が多いようです。自分の好きなことを仕事にできているという事が満足度につながっていて「やりがい」を感じているということでしょう。
【参考URL:https://doda.jp/careercompass/yoron/20140422-9077.html】
今の職場に満足しているという人は全体の36.4%
全国の20~60代の690名を対象にした調査によると、今の職場に満足しているという人は全体の36.4%で、男女別でみると男性は34.5%。女性は40.3%という結果がでました。
この結果から女性の方が現在の仕事を前向きにとらえている人が多い傾向にあるといえます。この数字が思ったよりも多いと捉える人もいれば、たった3割と捉える人もいるでしょう。満足できていない人が6割以上いるという現実がそこにはあります。
【参考URL:https://sirabee.com/2017/02/20/20161069442/】
不満を抱えながらも辞めることができないわけ
「こんな会社辞めてやる」「違う職場ならもっと活躍できるのに」などという思いを抱えながらも、実際には今の仕事を辞められないでいる人も多くいることでしょう。不満ばかりが募っていて辞めたいのに辞めることができないのは一体どうしてなのでしょうか。
仕事を辞めてしまえば、よくも悪くも状況は変わります。その変わってしまう現状を受け入れる心の準備が整わず行動に移せないといった、本人の問題であることもあります。
その一方で、一刻も早く辞めたいのに、もしくは辞めたいという意思表示をしているのに、慢性的な人材不足や純粋なブラック企業などの理由で会社側が辞めさせてくれないという場合もあります。
不満を抱えたまま働き続けると、精神的にも疲れは溜まる一方です。体を請わず前に環境を改善していくことが必要です。
年代別、年収別で満足度に開きがある
年代や年収の違いによっても職場満足度には開きがあるという調査結果が出ています。
年代別での満足度は30代の男性が最も少ない24.2%に対して、最多の60代の女性は60.0%とその差は35.8ポイントもあります。50代の女性や60代の男女は全体的に高めの傾向がありますが、若い年代はそれに比べて低い傾向にあります。この結果から若者にとってはこれからの長い仕事人生期待できるところがあるのではないのでしょうか。
年収別での満足度では、年収が高くなるにつれて満足度が上がっている傾向にあります。しかし年収1,000万円以上になると満足度が高い人ばかりではないようです。年収も一定のラインを超えると「お金だけでは心が満たされない」といえそうです。
休みたい辞めたいなどの愚痴が止まらない
実際に、仕事を休みたい人や仕事を辞めてしまいたいという人は多くいます。特に連休明けや週明けには、twitterなどのSNSや2chなどの掲示板で働く人々の愚痴が止まりません。
愚痴を言うことが職場環境を改善することにつながるわけではないのに、なぜ愚痴が止まらないのか不思議に思う人もいるでしょう。内に秘めていた愚痴を吐き出すことは、溜まっていたストレスを発散したり、人からの共感を得たりすることができます。自分だけが辛いわけではないという実感することで、前向きな気持ちを取り戻せるかもしれないという淡い期待もあることでしょう。
愚痴なんて言っても仕方がないと分かっていても愚痴を言わずにはいられないほど疲れている人がいることがひしひしと伝わってきます。
何より大切な2つのバランス
仕事は、暮らしを支え、いきがいや喜びをもたらします。同時に、家事や育児、近隣との付き合いなどの生活も暮らしには欠かすことはできないものであり、その充実があってこそ、人生の生きがい、喜びは倍増します。
しかし、現実の社会には仕事と生活の間で問題を抱える人が多く、この仕事と生活2つのバランスの調和が大切になってきます。仕事と生活の調和がとれるようになると、一人一人がやりがいや充実感を感じながら、きちんと責任を果たしながら働くとともに、家庭や地域の付き合いなどにおいても多様な生き方が選択できるようになります。
さらには仕事と家庭のバランスにおいて、多様な選択をできる社会を実現することにつながっていくのです。
WLB実現に向けた心構え
WLB(ワーク・ライフ・バランス)とは、簡潔にいうと「仕事と生活の調和」です。仕事がうまくいけば、私生活が潤います。生活が充実すれば、仕事がはかどりうまく進みます。こういった仕事と生活の「相乗効果」の事を指す言葉こそ「WLB」なのです。
よく仕事と生活どちらを重視すべきか、というのがWLBだと誤解されがちです。しかし本来のWLBは、生活と仕事どちらか一方を犠牲にするものではありません。どちらの割合が多いかという問題でもありません。あくまで調和がとれていることが大切といえます。
衣食住が整っていれば大丈夫
「衣食住」とは、「着ること、食べること、住むこと」であり、人間の生活の基本を指す言葉です。日々の生活において「衣食住」がきちんと整っているようであればそれほど問題はないでしょう。
しかし日々の仕事に追われていると、疎かにしてしまいがちです。休日などの時間があるときに、自分の衣食住はきちんと整っているかどうか見返してみましょう。どれか一つでも疎かにしてしまっていると感じたら、少しずつ改善していくことで、生活に潤いが戻ってくることでしょう。
疲れは脳の疲労からなる
仕事疲れなどのすべての疲れは「脳の疲労」が原因です。過度な仕事などが続くと、脳はすべて「ストレス」として受け取り、対処するために様々な指令を体に送ります。強いストレスが続くことで脳内の処理が増大して本来の働きができなくなり、その時脳は「疲れた」というシグナルを体に送ります。
つまり仕事の疲れを感じない体をつくるためには、脳を疲れさせないことが何より重要になってきます。また「飽きる」というのは、脳が疲労しているサインです。無理やり頑張り過ぎずに小休憩をはさんで、気持ちをリフレッシュすることが大切です。
一般に3年働いてからという概念のワケ
仕事がどうしてもきつかったり、給料に不満があったりと、転職の理由は人それぞれですが、勤務期間については3年をめどに転職をする人が多い傾向にあります。
3年という期間については、人それぞれの考えがありますが、「退職金や有給休暇など福利厚生面から考えて少しでも長く働く方がいい」という考えや「仕事が身につくには3年かかるから3年は同じ場所で仕事をした方がいい」という考えが一般的と思われます。
一方で、「次の転職活動のことを考えてあまり早くに辞めないほうがいい」という考えから、最低でも3年は同じ会社で働くようにしている人もいるようです。すぐに辞める人という固定概念を持たれないようにするための策といえます。
思い切って遠出してみることもよい
国土交通省が平成27年に実施した全国都市交通特性調査によると、外出をした人の割合と1日の移動回数が、共に調査開始以来最低の値になったそうです。
休日を1日ゆっくり自宅で寝て過ごすのもよいですが、たまには羽を伸ばして遠出をしてみてはいかがでしょうか。インドア派の人は映画を見たり、本を読んだりとそんな時間に没頭してみるのもおすすめです。
大切なのは1週間の疲れをリセットすること
1週間の疲れをリセットするのにおすすめなのが、休みの日に出かけてみること。気軽に出かけられるような近場でもいいですし、少しだけ遠出して非日常感を味わってみるのもよいでしょう。
城や寺や神社などの歴史のある建物や高層ビルやタワーなどの最先端な建物は見て回るだけでも気分転換になりますし、博物館や科学館、美術館のような鑑賞することで新しい知識を得られるところもよいでしょう。
また高層ビルを見ると仕事を思い出してしまうという人は、山や海などの自然に触れられる場所や温泉やパワースポットなど癒しを求められる場所でのんびり過ごしてみてはいかがでしょうか。動物が好きな人は牧場や水族館など動物と触れ合える場所に行くのもおすすめです。
意外と大事な毎日のリフレッシュ方法
疲れを溜めこまないことが、毎日いいコンディションで仕事をすることにつながります。仕事の質を落としてしまわないように、リフレッシュは欠かさないようにしましょう。
リフレッシュに大切なのは、自分を取り巻く環境。まずは自分が落ち着ことができるく時間と場所をつくりましょう。リフレッシュというと、どうしても休日の日を意識しがちですが、毎日の中でもリフレッシュする時間は作り出すことができます。寝る前にストレッチする、朝食にフルーツを足してみる、通勤時間の音楽を変えてみるなど、小さなことでも無理のない範囲で生活を改善していきましょう。
ツボ押しでスッキリ
仕事帰りの電車の中などでできるおすすめのリフレッシュ法があります。それが「ツボ押し」。ツボを押すだけなので、簡単でどこでもできます。時間にゆとりがない人ほど試してみてください。
まず手のひらの真ん中あたりを中心にマッサージしてあげましょう。ぎゅっぎゅっと痛気持ちいいくらいの強さで押すのがちょうどよいです。手のひらには疲労回復や緊張をほぐすツボが集中しています。手があいた時間などに、とにかくマッサージしてスッキリしましょう。
疲労回復には栄養摂取も効果的
疲労回復にはビタミンなどの栄養を摂取することも効果的です。
疲れに効くビタミンB1は豚肉などに多く含まれています。柑橘類はクエン酸が豊富で、ビタミンB1と一緒に接種することで相乗効果も期待できます。
チョコレートなどの糖分は脳の疲れに効果的です。疲れている時こそ、これらの栄養素の含まれる食品を意識して栄養をとるようにしましょう。
ヨガで瞑想タイムも悪くない
ヨガは目的別にさまざまポーズがあります。ダウンドッグはヨガの基本ポーズで、倦怠感や疲労感をケアする効果があるそうです。ほかにも冷え性や便秘に効果的なポーズ、肩こりや眼精疲労に効果的なポーズ、スッキリ目覚められるポーズ、ぐっすり寝られるポーズ、ダイエット効果も期待できるポーズもあります。1日の疲れを癒すことができて更にダイエットにも効果的だなんて一石二鳥です。
ポーズだけでなく、瞑想を取り入れるのも悪くありません。心を無にすることで、苛立っていた気持ちがすっと楽になることもあります。体と脳をリラックスさせることを意識しましょう。
先輩方からのアドバイス
会社には先輩や上司がいます。少なくとも自分より長く働いている彼らには敬意を表しましょう。そして、悩みを彼らに打ち明けてみましょう。
先輩や上司のアドバイスに納得し、そこから活躍できるようになった人も多くいます。先輩や上司はその会社では自分より経験が豊富で、その道に長けています。先輩や上司のアドバイスを素直に聞き、納得したうえで取り入れることが大切です。
疲れがピークに達した場合
どんな仕事であっても、一生懸命に働くこと自体を楽しむことが大切です。やりたくない仕事や、面白味も魅力もない退屈な仕事でも、一生懸命やることでそこに楽しみを見出すことができますし、学ぶこともあるはずです。
もし疲れがピークに達して、仕事を楽しむことができなくなったときには、社内の人間関係を広げてみましょう。会社にはいろいろな人たちがいます。自分とは違う考えをもった人を敬遠することなく話をしてみると、彼らから吸収することができるものもあります。
話をしてもムダだと切り捨てる前に、周りをよく見渡してみましょう。社内にはきっと経験豊富で技術のある人たちが大勢います。相手に敬意をもって接することで、彼らから学べることはたくさんあります。そして、その学ぶ過程すらも楽しんでしまうことが大切です。
長生きするのは健康第一より仕事第一
50,000人を対象にしたアンケートで、日常生活において大切だと思うものを「仕事、家族、健康、友人、金銭、趣味、名誉、地位、余暇、その他」の中から答えるという設問がありました。その回答で、最も死亡率が低かったのは「仕事」と答えた人たちで、回答者22,000名のうち12年後以内に死亡したのは2,126名だったそうです。
一方、「名誉」と答えた人たちの死亡率が最も高く、「仕事」と答えた人たちの2倍以上の開きがありました。なぜこれほどの格差が生じたのか理由は特定されていませんが、金銭や地位・名誉よりも、充実感ややりがいの方が、健康と寿命に好影響を及ぼしているのかもしれません。
明日からまた仕事を頑張るあなたは輝いています
キャリアカウンセラーの三上さんによると、転職の理由の多くは「やりがいなし」の「不満あり」だといいます。毎日仕事に疲れてしまうほど働いているあなたは、日々の仕事に「やりがい」を見出しているはずです。その「やりがい」を見出しているあなたはまだまだ頑張れます。
それでもどうしても辛いときは誰にだってあるものです。まずは毎日のリフレッシュや、休日の過ごし方で毎日の疲れをリセットしましょう。自分の部屋を過ごしやすい心地のいい場所に整えれば、そこがあなただけの癒しスポットにもなります。遠出をしていつもと違う環境から刺激を受けるのもいいリフレッシュとなります。それでも疲れが改善しないときには長期休暇をとったり、思い切って転職してしまうのも選択肢の一つです。
あなたの人生は「仕事」だけがすべてではありません。仕事と私生活、この2つのバランスの調和がとれてこそ、あなたの人生はますます充実することでしょう。仕事がはかどることで生活は潤いますし、生活が充実すれば、また仕事を頑張ることができます。
あなたの人生の中に、たくさんの「素敵な時間」をつくる事ができるのはあなた自身です。今日の疲れは今日のうちにリセットして、明日からまた仕事を頑張るあなたは輝いてみえることでしょう。