同棲をはじめるベストなタイミングとは。メリットとデメリットを知る

パートナー・カップル

結婚を意識し始めたら同棲を考えよう

近年、結婚前に同棲するカップルが増えています。実際、結婚前に同棲したカップルは全体の3割程度と少数派ですが、同棲したカップルのうち、8割が結婚前の同棲に賛成しているというデータがあります。共有する時間が増える分、同棲はお互いのことをより深く知ることのできる有効手段。結婚を意識し始めたら、同棲を考えてみましょう。
【参考リンク: http://blog.ieagent.jp/dousei/dousei-timing-kiridashikata-110197

最適な同棲のタイミング

結婚を前にこれから同棲を始めようと考えていても、実際にいつから開始すればよいのか悩んでしまうもの。そこで、同棲を開始するいくつかのタイミングを解説していきます。お互いにとってベストなタイミングを見極めて、よりよい同棲生活を始めましょう。

結婚を意識してお付き合いを始めたとき

個人差はありますが、20代後半になると多くの女性は結婚を意識し始めます。そのため、お互いに結婚の意思を確認してからお付き合いを始めることも珍しくありません。

お互いに結婚を意識しているのであれば、お付き合いを始めるタイミングが同棲を開始するベストなタイミングといえます。同棲することで、より早く、より深くお互いを知ることができ、また、結婚後の生活をイメージすることができるので、結婚までの道のりが短くなる可能性もあります。

どちらかの賃貸物件の更新時期が近づいた時

同棲したいと思っていても、お互いに日々の生活に追われて新しい家を探している余裕が無かったり、部屋の契約や引っ越しにはそれなりにお金がかかってしまうため、ダラダラと先延ばしになってしまうことがあります。

そこで、お互いに一人暮らしをしている場合、どちらかの賃貸物件の更新期限が近づいた時が同棲を開始するベストなタイミングのひとつといえます。更新期限があるので、確実に新しい部屋を探したり引っ越し作業をすることができるうえ、更新費用を新しい部屋の契約などに回すことで金銭的な負担も軽くなります。

お付き合いが一年続いたとき

お付き合いを始めて一年間一緒に過ごすと、性格やライフスタイルなどお互いのことが大体わかってくるようになります。すると、付き合い始めたころのようなドキドキがなくなり、なかにはマンネリ化してしまうカップルも。

そこで、マンネリを防ぐためにも、お付き合いが一年続いているようなら、そろそろ同棲を始めるよいタイミングだといえます。同棲という新しい生活を、お互いに新鮮な気持ちで始めることができるでしょう。一方、大手結婚支援サイトで行われた同棲の開始時期に関するアンケートによると、付き合って半年以内に同棲するカップルが最も多いようです。

プロポーズされた・婚約した時

結婚が決まると、結婚式場選びや結婚式の準備、その他、結婚生活の準備など、しなければならないことがたくさんあります。
そのため、プロポーズや婚約後は同棲を開始するベストなタイミングです。二人で相談しながら決めることばかりなので、一緒に住んでいた方がスムーズに進めることができるうえ、二人で結婚の準備をすることで関係をより深めることができます。

半同棲が長く続いている時

一緒には住んでいないけれど、ほぼ毎日、彼氏・彼女の家に通っているような半同棲をしているカップルも多くいます。毎日どちらかの家に通って一緒の時間を過ごしているカップルにとって、どこかのタイミングで同棲を始めるのはよくあるパターン。

半同棲生活が長く続いている場合、そろそろ同棲するタイミングといえるでしょう。一緒に住むことで、通うための交通費や移動時間、家賃や光熱費などの生活費の節約にもつながります。

遠距離の場合の同棲のタイミング

転勤などの仕事の都合で遠距離に。大好きな人と遠距離になるよりは、一緒にいたいと思うもの。そのため、遠距離が決まったタイミングで同棲や結婚するカップルも少なくないようです。

遠距離から同棲を始めると、多くの場合、女性が仕事を辞めることになります。そのため、一時的でも収入や生活に余裕が必要となるので、彼が仕事で大きな成果を上げた時なども、同棲を始めるひとつのタイミングといえます。

しかし、結婚を意識することなく知らない土地についていくことには大きなリスクが伴います。遠距離から同棲を始める場合、お互いが結婚を前提としていることが大切です。

同棲するときに決めておきたいこと

結婚前の同棲は、お互いのことをより深くよりよく知るための大切な期間。でも、ズルズルと同棲生活を続けて結婚のタイミングを逃してしまったり、お金や家事分担でもめてしまっては意味がありません。そこで、お互いに快適な同棲生活をしていくために、事前に決めておきたいことをみていきましょう。

同棲する期間

「〇年同棲したら結婚する」など、どのくらいの期間同棲したら結婚するのか、または「このまま同棲を続けるかどうか」などの同棲について見直す時期を明確に決めておきましょう。子どもが産まれない限り、同棲生活と結婚生活にはほとんど違いがありません。

そのため、結婚して重い責任を背負うより、同棲を続けていた方が楽だと考え始める方もいるようです。また、同棲生活しているうちに、仕事が忙しくなったり、貯金が十分でないなど、結婚に慎重になり過ぎてしまうことも。

明確な期限もなくだらだらと同棲を続けることは、婚期を逃す原因となります。同棲は結婚前の期間限定の生活であることをお互いにしっかりと意識しましょう。

お金の負担割合について

同棲をしていくうえで、最も重要といえるのがお金の管理・負担割合のルールを決めることです。お互いの収入を踏まえて、家賃や食費、水道光熱費などの生活費をどちらがどのくらいの割合で負担していくのかをしっかりと決めておきましょう。

同棲を始めると、家具や食器など二人で購入するものも増えるため、共同で使える財布を作っておくこともオススメ。また、同棲後の結婚を視野に入れて、どのくらいの貯金をしていくかを話し合うことも大切です。

お金で揉めるのはお互いによいものではありません。お金はとてもデリケートな問題ですが、無駄にケンカしてしまうことがないよう、事前にしっかりとルールを決めておきましょう。

家事の担当を決める

共働きをしている場合、家事分担についてのルールを決めておくのは必須。なかには、家事は女性がやるものだと決めつけている男性もいますが、女性も働いている場合、負担が大きくなりすぎて同棲生活がうまくいかなくなることも。同棲はあくまで共同生活であることをお互いに理解し、二人で協力し合うことが大切です。

きっちりと分担制にしてしまうと、相手が出来なかったときや忘れたときにストレスを感じてしまうことも。お互いのライフスタイルに合わせて、無理のないように家事の分担を決めていきましょう。

同棲のメリット・デメリット

同棲すると、それまでのお互いのライフスタイルに変化が生じます。そのため、漠然と不安を感じ、同棲するかどうか悩んでしまう方もいます。そこで、同棲生活をイメージできるよう、同棲のメリットとデメリットを詳しくみていきましょう。

同棲のメリット

同棲のメリットには以下のようなものがあります。

・二人で暮らすことの楽しさが分かる
・相手の生活習慣や素が分かる
・結婚生活がイメージできる
・結婚式の準備をスムーズに進めることができる
・お金を貯めやすい

二人で暮らすことの楽しさが分かること、お互いのライフスタイルやデートではみられない素の姿を知れることが同棲の一番のメリットといえます。そのため、結婚してからの二人の生活をイメージしやすく、結婚のモチベーションが上がることも。結婚式が決まっているカップルにとっては、一緒に暮らすことでスムーズに準備を進めることができるというメリットもあります。

同棲のデメリット

同棲のデメリットには以下のようなものがあります。

・結婚のケジメをつけにくい
・独身生活を楽しめない
・相手の嫌な面が見えて不満が募る
・金銭感覚やライフスタイルの違いでもめる
・新婚生活のドキドキやラブラブが薄れる

同棲することで、一人の時間が減り、家事分担などの負担が増えます。そのことで、それまでのライフスタイルが崩れ、不満が募ってしまうことも。さらに、一緒に過ごす時間が長くなる分、今まで知らなかった相手の嫌な部分がみえてしまったり、価値観の違いで揉めてしまうというデメリットもあります。

このように、共同生活である同棲には、さまざまなメリット、デメリットがあります。相手が、「もう少し一人の時間も大切にしたい」といった考えを持っているような場合は、その気持ちを尊重して同棲を考える必要があるでしょう。

しかし、結婚を前提に同棲を始めたのであれば、結婚後、その生活は生涯続いていくもの。大切なのは、デメリットとなる不都合が生じた時に、それを避けるのではなく、一緒に解決策を考え合えること。二人で話し合って、ひとつひとつ乗り越えていける関係を築いていくことです。

同棲を結婚につなげるために

お互いが結婚を意識して、一緒に住もうと思えた時が同棲を始めるベストなタイミングです。そして、同棲を結婚へとつなげるためには、きちんと期限を設けて同棲を始めること、二人で快適な生活を送るためのルールを事前に決めておくことが大切です。

同棲は、楽しいことだけでなく、時には相手がイヤになるようなことも。しかし、不都合が生じた時にお互いに歩み寄ることで、二人の関係をより深めてくれることでしょう。二人のよりよい未来の始まりとなるような、すてきな同棲生活を始めてみてください。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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