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靴の「インソール」の役割とは。上手に正しく使って快適に靴を履こう

「ハイヒールを履くと足が痛い」、「サイズが合わなくて歩きにくい」、そんな悩みを抱えている方へ、そんなときに役に立つのがインソール。適切に使用することで、足の負担を軽くしたり、トラブルを改善してくれます。そんな便利なインソールをみていきます。

靴のインソールってどんな意味があるの?

靴に悩みはつきもの。ハイヒールを履くと足が滑ってしまって痛い、サイズが合っておらず歩きにくい、など悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。そんなときに役に立つのがインソールです。靴のインソールは適切に使用することで足の負担を軽くしたり、トラブルを改善してくれたり、とても便利なものです。どのような役割があって、どう使うと効果的なのか、みていきましょう。

靴のインソールの定義

靴のインソールの役割や効果的な使い方をみていく前に、まずはインソールとはどのようなものなのか学んでみましょう。

靴の中底の上に敷かれている中敷き

靴のインソールとは中敷き、そんなイメージを持たれている方が多いのではないかと思います。中敷きももちろん間違いではありませんが、正確にはインソールとは靴の中底とその上に敷く中敷きのこと。「ソール」は英語で靴底という意味で、「中の靴底」ということになります。インソールは中敷きだけを意味しているのではないのです。

日本ではこの中底が取り外し可能なものをインソールと呼んでいます。しかし海外では製造過程で組み込まれる、靴と一体となっている取り外し不可な中底もインソールと呼ばれています。海外では着脱可能かどうかは関係がないようです。ここでは、一般的な日本の呼び方、着脱可能なものをインソールと呼んでいきます。

足の特徴に合わせて靴を調整するもの

近年では、靴にインソールを入れるのはよくみられる光景です。インソールも、さまざまなお店で販売されていて、決して珍しいものではありません。しかし、もともとは中底が取り外せる靴はあまりみられませんでした。同じ靴を購入すれば、皆同じ形の中底を使うことになります。それでも人の足というのは一人ひとり特徴が違うものです。

サイズはもちろん、悩みも人それぞれ違うのは当然です。その悩みを解決しようとインソールが普及していったと考えられます。今では、靴のサイズ展開だけではカバーしきれない微妙なサイズ調整をするためのもの、消臭や抗菌効果のあるもの、足裏を保温して防寒の役目を果たすものなど、目的に合わせたインソールを選ぶことができます。

ドイツではアインラーゲンと呼ぶ

ドイツではインソールのことを「アインラーゲン」と呼んでいます。アインラーゲンはより医学的に、解剖学に従って開発された足裏への負担が少ない中底を意味しています。このような中底を英語ではフットベッドと呼び、知名度が高いところではビルケンシュトックがこの呼称を使用しています。

アインラーゲンもフットベッドも日本でも使われることがある呼び方ですが、健康靴などのインソールに使われることが多いようです。

靴のインソールの役割

靴のインソールの役割はひとつではありません。悩みを改善してくれる、さまざまな役割があります。

足の疲れをやわらげる

靴のインソールは足の快適性をあげるために使用するものです。快適性をあげるため、インソールは足の疲れをやわらげる役割があります。

私たちの足裏の土踏まずの部分には三つのアーチがあります。横のアーチ、そして外側と内側の縦のアーチの三つです。これらのアーチは、クッションのように衝撃を吸収したり、姿勢を安定させたりするなど重要な役割を果たす大切な部分です。しかし現代人の多くは、アスファルトの上を歩くようになった環境的要因と運動不足などが結びつき、アーチの形が崩れてしまっています。その結果、アーチが正しく機能せず、足の疲れやむくみなど多くのトラブルを引き起こしていると考えられています。

靴のインソールは、このアーチが正しい状態で機能するようにサポートし、足の裏にかかる力を分散させてくれます。また、インソールがアーチを支えてくれることで足の筋肉にかかる負担を軽減してくれます。こういった機能で足の疲れをやわらげてくれるのです。足の裏にかかる力を分散してくれるためどこか一カ所に負担が集中せず、マメやウオノメができるのを防ぐ効果も期待できます。

足のゆがみを整える

足の形に悩みに抱えている方にも、靴にインソールを入れることがおすすめです。親指が外側に向かって大きく曲がってしまう外反母趾や、横のアーチが崩れ足の幅が広がってしまう開帳足など、骨格が変形している場合に、矯正の役目を果たしてくれます。

足の骨格を支え、正しい状態に近づけてくれるインソールには、腰痛など体のほかの部分の痛みをやわらげてくれる役割もあります。足にトラブルを抱えたまま歩き続けると、足だけではなく骨盤もゆがみ、腰や膝に痛みが生じます。インソールは足の骨格を正しく支えることで、こういった痛みを軽減してくれるというわけです。

同じように足の骨を支え、重心を正しい位置に近づけてくれることで、O脚やX脚といったゆがみの矯正も期待できます。

パフォーマンスをあげる

インソールの中にはスポーツ用に開発された、パフォーマンスをよくすることを目的としたものもあります。日常の動きとは異なる動きや力のかけ方をするスポーツの場面では、このようなインソールが活躍します。

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スポーツの動きでは普段の生活よりも大きな負担が足に集中するため、衝撃をしっかりと分散させることがとても大切です。衝撃がうまく吸収されないと故障やケガの原因となってしまいます。また、インソールがしっかりとフィットしていないと靴の中で足がぶれてしまい、素早く動くことができません。足にフィットしたインソールを使用することで、スピードがアップし、踏み込みの力もぶれずに伝わり跳躍力のアップにもつながります。

靴にインソールを入れることで期待できるパフォーマンス力の向上は、ランニングやゴルフ、サッカーなど多くの競技に応用が可能です。ただし競技によって求められる動きが異なりますので、目的に応じたインソールを選ぶことが大切なポイントとなります。

インソールの選び方

インソールにはいろいろな種類があるため、自分に合ったものを選ぶことがとても大切です。では、どのように選べばよいのでしょうか。

靴の形状に合ったものを選ぶ

インソールの効果を正しく発揮するためには、どのようなものを選んだらよいのでしょうか。まず大切なのは、靴の形にあったインソールを選ぶことです。靴とインソールが合っていなければ、その機能はうまく働いてくれません。

インソールは男性用と女性用に分かれているだけではなく、さらにハイヒール用、ブーツ用といった細かな種類に分類されています。購入する際には、使用したい靴にあったタイプのインソールか必ず確認するようにしましょう。

また、サイズに余裕のない靴にインソールを入れるのは危険です。無理にインソールを入れてしまうと足を圧迫し、トラブルの原因となることが考えられます。ぴったりのサイズの靴にインソールを入れたいときには、無理をしないよう注意してください。

素材を選ぶ

インソールにはさまざまな素材でできたものがあります。半透明で目立たないジェルタイプ、通気性のよいメッシュタイプ、肌触りのよい本革タイプなど、ほかにも多くの種類が発売されています。吸水性の高さや、クッション性のよさ、洗うことが可能なものなど、それぞれの素材によって利点はさまざまです。

素材ごとに機能が違うことはもちろん、履いたときの肌触りや足とインソールの摩擦など、足に伝わる感触も大きく異なってきます。実際にいろいろと手に取って確認しながら、快適に感じる素材を選ぶとよいでしょう。

足の悩みや症状によって選ぶ

靴にインソールを入れることの一番大きな目的である、自分の足の悩みに合わせて選ぶことももちろん重要な選び方です。O脚やX脚を矯正してくれる効果が期待できるもの、長時間歩く人に向けた衝撃吸収に特化したものなど、それぞれの悩みに合わせたインソールが発売されています。

ハイヒールを履いたときの滑りを防止するものや、指先の痛みを軽減するクッション性の高いものなど、女性ならではの悩みに合わせたインソールも多くの種類が開発されています。

サイズの余り具合で選ぶ

インソールでサイズを調整したいという方は、どこの部分がどのように余っているか把握することもインソール選びには重要です。

靴が大きめで隙間がある場合、厚みのあるインソールでサイズを調整します。ただし甲が浅めのパンプスには前半分のタイプのインソールが適しています。全体にインソールを入れるとかかとも一緒に上げてしまうため、脱げやすくなってしまう可能性があるのです。

靴はジャストサイズなのにかかとのサイズが合わず脱げてしまう場合には、滑り止めの効果がある薄いインソールがよいでしょう。足が前に滑らず、かかとが抜けるのを防いでくれます。あまり厚みのあるものでは、逆に窮屈になってしまうので薄いタイプを選ぶことがポイントです。

自分に合ったインソールで足への負担を軽減しよう

足の悩みは人それぞれ違います。また、靴によっても脱げやすかったり、痛みを感じたり、トラブルはいくつも考えられます。インソールは正しく使用すると、その悩みを解決してくれるものですが、間違った使い方をしてしまうとほかのトラブルを発生させてしまう可能性もあります。

お店で直接相談したり、手に取って確認したりしながら、自分にぴったりのインソールをみつけて足の負担を軽くしていきましょう。

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LITORA編集部

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