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【1】勇気を出して行動してみた。大切なのはピンチをチャンスと捉えるマインド:原康子さんインタビュー

インタビュー

留学経験はあるものの帰国子女でもネイティブでもない原さん。それなのに、なぜほぼネイティブになれたのでしょうか? それは、英語を始めたのが5歳と早かったからかもしれません。しかし英語は大好きだけれど、当時は英会話講師になろうともスクールを運営しようとも思ってみなかったそうです。1回目のインタビューでは、原さんがSALON DU ENGLISHをどのように設立されたのか、聞いていきましょう。

5歳から早朝英語学習を6年間継続する


―なぜ英語を勉強し始めましたか?
5歳のときに、帰国子女の友人がいたんです。周りには他英語を話せる人はいなかったけれど、その友人は英語が話せているのを見て、私も今やらなきゃ遅れる!と思って勉強を始めました。

―英会話スクールに通っていたのでしょうか?
最初は独学なんです。「アメリカンキッズ」というテレビの英語教育番組を毎日見て、インプットしていました。朝5:30から番組が始まるので、5:00には起きていました。その番組のテキストを読み込んだり番組を録画して何度も見たり、発音のシーンだけを録音して何度もくり返し発音していました。毎日1時間は勉強していましたね。
父親の影響もあります。父親が洋楽や洋画が好きだったので私は、父が大好きだったナタリー・コールというシンガーのライブビデオを何百回も見せられたので、歌詞を覚えてしまったくらいです。

英会話講師は副業としてスタート


―その後、19歳で留学したと伺っています。英語講師になるためでしょうか?
英語講師になろうとは思っていなかったんです。アートの勉強のためにニューヨークへ渡りました。画家を目指していたんです。今はもう絵を描いていませんが、日本に帰国してからも2年間ほどアーティストとして活動していました。

―そこから英語講師になったのはなぜですか?
知り合いの方にNY留学をしたい人がいると紹介されたことがきっかけです。当時は、サービス業の仕事をしていて…ホテルや会員制などでコンシュルジュをしていたときです。
その仕事をしながら、業務委託という形で英語のレッスンをしていました。

会社には頼れない。それなら、起業してしまおう


―英会話スクールを設立したのは何がきっかけでしたか?
体験レッスンでの成約率が高く生徒が増えてきたので天職だと思いました。ピーク時はオンラインの生徒も合わせると120人担当しました。自分でスクールを立ち上げたほうが、収入が増えると思ったことがきっかけです。
ちょうどそのとき、財閥系企業で派遣社員をしていて、社長が変わった事で派遣切りに遭ってしまったことも大きかったです。

―起業するのに不安はありませんでしたか?
不安でしたし、勇気が必要でした。でも、派遣切に遭ったことで会社は見る目がないとはっきりわかったんです。それで起業した方が良いとすぐに判断し、行動に移しました。勇気は必要でしたが、資金は必要なかったのもよかったです。

―なぜ資金は必要なかったのでしょうか?
英語を教えるのには、頭しか使わないから経費がそんなにかからないんですよ。当時(2008年)はまだオンラインが主流ではなく、Skypeを使って生徒さんが半信半疑で受講していましたね。今では目標を達成されて、NYで結婚しキラキラした生活を送ってらっしゃいます。今はオンラインレッスンが主流ですので、対面でのレッスンも自宅訪問で教えるスタイルが普通だったので、場所を借りる必要もなかったんです。今は、LINEのビデオ機能を使ってのレッスンがメインです。

≪まとめ≫一見ピンチに見えることが、起業・独立のチャンスにつながる

原さんは、英会話の生徒数が増え、独立を考え始めたころに仕事を失いました。仕事を失ったことをピンチだと考える人もいますが、原さんは独立するタイミングだと、失業をチャンスととらえたようです。目の前で起きている物事をポジティブにとらえ、勇気を出して流れに飛び込むことで、原さんのように起業のチャンスを掴めるかもしれません。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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