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刑務官の仕事とは|意外と知らない業務内容や給与についても紹介

刑務官という職業はご存知でしょうか。刑務所や拘置所が働く場となる職業ですが、一体どのような仕事に従事しているのでしょうか。具体的な仕事内容はもちろん、給与についても調査してみましょう。女性には嬉しいさまざまな手当も充実しています。

聞いた事はあるけど意外と知らない刑務官という仕事

刑務官の仕事内容について詳しく理解している人はどのくらいいるのでしょうか。

刑務所や拘置所に収容されている人を相手にする仕事ではありますが、それ以外にもどんな仕事内容があるのか、給与面はどうなのか掘り下げて調べてみました。

意外と知らない刑務官という仕事

刑務官という仕事があることは知っていても、どんな仕事をしているのかまで知っている人は少ないのではないでしょうか。具体的に仕事内容について探ってみましょう。

刑事施設に勤務する国家公務員

刑務官は、刑務所や少年刑務所、拘置所に勤める法務事務官になります。中でも法務大臣が指定した者のみを刑務官と呼び、刑務官は法務省に所属する国家公務員です。

刑務所や少年刑務所、拘置所のことを刑事施設と呼びますが、全国に76カ所あり、この刑事施設にて約17,500人の刑務官が活躍しています。

刑務官と聞くと男性的なイメージを抱く人がいるかもしれませんが、女性が収容される刑事施設では、女性の刑務官が配属されることが一般的です。刑務官合格者の中でも女性は約2割程度といわれており、まだまだ少ない人数といえます。

刑務官の主な仕事

刑事施設に勤務する刑務官は具体的にどのような仕事をしているのでしょうか。

閉鎖的な空間での勤務になるため、具体的に仕事内容を知っている人が少なかったり、マイナスイメージを抱いている人も多いかもしれません。実際にどのような仕事をしているのか見てみましょう。

受刑者が行う作業の監督や指導

刑務所内では、受刑者の社会復帰を目的とした職業訓練が行われているため、刑務官は受刑者の工場や作業場への引率、作業を乱す行為を行う受刑者への指導、そして資格の技術取得を目指す受刑者への技術指導を行っています。

工場や作業場には凶器ともなりえる危険な物品も多くあるため、もめごとが発生しないよう保安的な監視を行うことも重要な任務の一つといえます。

受刑者の心のケア

刑務所など刑事施設は、受刑者をよりよい状態で社会復帰させるための施設なので、受刑者の悩み相談に応じたり、健康状態を確認したりと、受刑者の体と心のケアを行うことも大切です。家庭での悩みや生活面での相談に応じることもあります。

また、女性刑務所に収容される受刑者の中には、妊産婦や性的被害を受けた者、摂食障害者などもいます。そのような人たちへのカウンセリングを行ったり、薬物やアルコール依存などに関する講習なども大切な仕事です。誤った行動を繰り返さないためにも、外部の専門機関と連携した矯正教育を行うこともあります。

受刑者の点検と刑務所内の巡回 

刑務官の仕事の一つに、開房点検と閉房点検があります。開房点検とは、受刑者が無事に起床したことを確認するために毎朝行われる点検で、閉房点検とは、受刑者が作業から戻ったことを確認するための点検のことをいいます。点検時には、受刑者の健康状態や暴行などの被害についての確認も行います。

また、危険物などの持ち込みがないか各部屋を巡回する作業も行います。受刑者の保安を確認維持する仕事は、刑務官にとって大切な仕事といえるでしょう。

庶務や会計などの事務処理を行う

内勤業務として、庶務や会計を扱う事務専門の部署があります。そこでは、施設の備品や機器の確認、物品調達などの事務処理や、報告書の作成や郵便物の管理、各種証明書の手続きを行います。

事務専門の仕事であっても刑務官なので、緊急時に備えて刑務官としての訓練をひと通り終了しておく必要があります。いざというときのために体を鍛えておくことは、刑務官の仕事に就く以上、必要不可欠です。 

拘置所での勤務

拘置所は、拘留中の被疑者や被告人を収容する施設のことです。逃走したり、証拠を隠滅したりすることを防止することも刑務官の大切な仕事の一つです。また、被疑者や被告人が出廷する際の護送や施設の保安警備なども行います。

刑務官に適した性格

刑務官になるためには、年齢や身長などの制限があります。そういった外見的な条件だけでなく、どのような性格の持ち主が刑務官に向いているのでしょうか。内面的な部分を見てみましょう。

人間関係に振り回されないタフさ

刑務官は保安・警備・秩序維持の役割が強い仕事なので、軍隊に似た組織文化を持つことが特徴です。そのため、階級や年功によるタテ割の社会が存在し、上下関係も厳しい傾向にあるといえます。

武道や運動部出身のいわゆる体育会系の人が多いことも特徴で、新人の際には「しごき」のような圧迫や、先輩などの目上の人から厳しいことを言われることもあるようです。

受刑者との人間関係にも強い精神力が必要です。不愉快な言動や暴力を振るわれることも考えられ、常に気を張っていなければならない職場環境といえます。

また、閉鎖的な空間で少人数と濃密に接することが多いので、苦手意識のある人がいる場合やトラブルが起きた場合は、職場環境がストレスになることもあるでしょう。

辛い労働環境にも耐えれる肉体的タフさ

刑務官の勤務する刑事施設は、24時間365日休みのない場所になります。また、交代制を導入しているため1日の勤務が24時間以上になるときもあります。

閉鎖的な空間で勤務するため、ちょっとした外出や施設外でのリラックスをすることも不可能に近いでしょう。

受刑者同士のケンカなどの仲裁が必要だったり、護身術や逮捕術の訓練などもあり、体力的な強さは必要不可欠です。気の張る勤務をしながら、肉体的な訓練も重なってくるので、体力に自信のない女性は不安な点もあるでしょう。

刑務官の給与

刑務官は国家公務員になります。ただし、階級があり管理職と一般職の違いによって、給与などに違いがあります。他の公務員よりも優遇されている刑務官の給与面について探ってみましょう。

平均年収は約600万円

刑務官の給与は、一般的な行政の公務員より12%増し程度の額に設定されています。そのため、刑務官全体での推定年収は610万円~630万円程度といわれています。

勤続年数や階級なども給与に大きく影響してくるため、階級が上がると年収は800万円を超えるケースも出てきます。

公務員特有の年功序列型の給与体制なので、経済的な安定を求める人には最適な職業といえるでしょう。民間の企業のように、不況の影響を受けてボーナスなどが大幅にカットされるといったことも少ないです。 

仕事と家庭の両立を目的とした手当が充実している

国家公務員法があり、給与に関する取り決めがされています。合わせて法律に基づいてさまざまな手当も用意されています。

民間の企業のように子育てや介護といった仕事をするのが大変な時期でも、さまざまな両立支援制度が用意されているので、女性には働きやすい手当が充実しているといえます。

民間企業と同じように、扶養手当や住宅手当、通勤手当があるだけでなく、地域格差をなくすための地域手当や交代制勤務に対する超過勤務手当など、幅広い分野で手当が用意されています。

刑務官は給与・社会的地位・社会貢献度の高い職業

刑務官という仕事は閉鎖的な職場環境ということもあり、ネガティブなイメージを抱く人も多いですが、給与面だけでなく社会貢献できる点などからもやりがいのある仕事といえるでしょう。

特に子育てや介護などが大きく関わってくる女性にとって、さまざまな手当が用意されている点も大きな魅力です。肉体的、精神的な鍛錬は必要ですが、正義感が強く、経済的な安定や社会的な地位を確立したいという人にはおすすめできる職業です。


LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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