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留学の費用はどれくらいかかるのか|国ごとの費用や節約方法を解説

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どこの国に行くか

どの国を選ぶのかは、留学をするときにはとても重要です。選ぶ国によって費用は大きく変わります。また、語学留学で英語を学ぶのなら、アメリカ英語を学ぶのかイギリス英語を学ぶのかでも選ぶ国が変わります。

そして、選ぶ国や都市によっては治安の悪い町や物価の高い町などそれぞれに特徴があります。そのため、学校を選ぶときにはたくさんの選択肢があります。

  • 安全面を考えて治安のよい国を選ぶのか
  • 少しでも費用を抑えて学びたいのか
  • 自分の希望する学校があるのか

このように、自分の中でどの部分を優先するのかを決めて語学学校を選ぶとよいでしょう。

留学にかかる費用

留学には、渡航前にかかる費用と渡航後に現地でかかる滞在費を考える必要があります。海外まで旅立つための渡航費用は一般的ですが、学校などで学ぶ学費、留学先でどのように暮らすのかという生活費が必要になってきます。余裕をもって計画を立てていきましょう。

留学前に必要な費用

日本で事前にかかる費用で一番大きなものが渡航費用です。往復の航空チケットを購入すると20万円くらいになります。また、海外に渡航するときには、海外旅行保険への加入したほうがよいでしょう。この保険料が15万円から25万円かかります。

そして、海外に渡航する際に必要なパスポートを取得するには、20,000円程度、ビザが必要な国ではビザの申請に50,000円程度かかります。また、健康診断書の提出が必要な場合には、健康診断を受けて英文診断書での提出が必要なケースもあります。この場合には10,000円から30,000円くらいの費用がかかります。

出発後にかかる費用

滞在する国ごとに物価や通貨が異なるため、どの国を選ぶかで滞在時にかかる費用は大きくかわります。学費以外で現地でかかる費用には、食費や住居費、学校までの交通費、スマホなどの通信費、おこづかいや交際費などがあります。

また、滞在するための住居によっても費用はかわります。ホームステイならほとんどが食費が含まれているため食費を抑えることができます。シェアハウスなら複数人と同居するため、一人でアパートを借りるよりも費用を抑えることができます。そして、学生寮だと学校に通うための交通費を抑えることができます。

これらの費用を考えると年間、最低でも120万円くらいは必要になります。

留学中にかかる授業料など

海外の学校に通うためには、最初に学校に出願するときの出願費用がかかります。その後、入学金や教材費、授業料を支払います。授業料はどれくらいの期間授業を受けるかで料金が大きく異なります。

また、学校への出願の手配やビザの申請など、現地でのサポートを留学エージェントに依頼する場合には、サポート料金もかかります。エージェントはその会社ごとにサポート内容や費用が大きく異なるので事前にしっかりと確認しましょう。

アメリカ語学留学にかかる費用

アメリカは国土が広いため、どの都市を選ぶかでも滞在費や授業料が変わります。サンフランシスコやニューヨーク、ボストンなどの都会では、ほかの田舎の都市に比べて物価も高めなため滞在費用がかさみます。

例えば、サンフランシスコへ半年間、週25時間の授業の語学学校へ通うと入学金と授業料で7,590ドルかかります。また、滞在手配に90ドル、空港までの出迎えを依頼すると110ドルかかります。

そして、現地でのホームステイの費用は約7,000ドルくらいかかります。そのほかにも交通費やおこづかいなどを合わせると現地でのトータルの費用は約18,000ドル、日本円だとおよそ200万円ほどかかります。

そのほかにも、現地に行くまでの航空券は直行便利用で約17万円、留学保険に約13万円、エージェントのサポート料金や送金手数料などを合わせて約40万円になります。そして、アメリカにはビザが必要なのでビザの申請に160ドル、ビザSEVISに$200ドルかかります。

イギリス語学留学にかかる費用

イギリスは物価も高く滞在費等も高めになる傾向があります。半年間の滞在だとおよそ110万円から280万円くらいです。たとえば、週に25時間の授業が実施される学校に半年間通うと、授業料と入学金で約4,750ポンドかかります。

これに加えて、ホームステイするのなら約4,680ポンドかかります。そして、おこづかいとして1,700ポンドほどを考えておくとよいでしょう。

また、エージェントに手配を依頼すると、空港までの出迎えに90ポンド、エージェントへの手数料が約11万円、送金手数料が4,500円くらいかかります。そして、ロンドンまでの航空券は直行便利用なら19万円くらいかかります。そのほかにも留学保険に加入すると11万円前後かかります。

そして、ロンドンの学校の場合、ホームステイ先が郊外にあり交通費が高くなるケースがあります。交通費としておよそ550ポンドくらいを考えておくとよいでしょう。

また、イギリスではロンドンなどの都心部だと、物価も高く授業料や滞在費が高くなる傾向にあります。現地に到着してからの費用だけでも、11,460ポンドになり、およそ200万円かかります。

オーストラリア語学留学にかかる費用

オーストラリアドルは為替の関係で日本円の方が強いため、滞在費等をほかに比べて安く抑えることができます。オーストラリアでの半年間の費用は、およそ115万円から225万円です。

オーストラリアでは、学生ビザを取得して滞在する場合には、OSHCという海外留学生健康保険への加入が必要です。これは現地でのケガや病気に備えています。

また、オーストラリアで勉強するにはビザが必要です。ビザの申請には48,400円かかります。そして、健康診断が必要なケースがあります。この場合には大使館が指定した病院で診断を行い、費用はおよそ30,000円かかります。

シドニーの学校に半年間、週に24時間の授業が受けれる学校に通った場合の費用は、授業料、入学金、留学生保険料を合わせると、オーストラリアドルで約7,600ドルかかります。また、ホームステイの費用が約5,500ドル、おこづかいに2,000ドル、交通費に900ドル程度を考えておきます。

そして、航空券は直行便で15万円くらいかかります。また、エージェントを利用する場合には、手続きや手配を依頼すると15万円程度です。そして、留学保険の費用もかかります。

ニュージーランド語学留学にかかる費用

ニュージーランドはアメリカやイギリスに比べて物価が安いため、比較的滞在費を抑えることができます。オークランドの語学学校に半年間通う時の費用はニュージーランドドルで、入学金と授業料を合わせておよそ6,700ドルです。

また、ホームステイの費用は約5,700ドルほど、交通費は900ドル程度を考えるとよいでしょう。そして、おこづかいにも2,500ドルくらい用意するとよいかもしれません。

そして、オークランドまでの直行便は約20万円かかります。そのほか、エージェントに手配を依頼すると手数料の支払いが発生します。飛行機の運賃は繁忙期か閑散期かによっても変わります。そして、エージェントの手数料もエージェントごとに異なります。

カナダ語学留学にかかる費用

カナダは自然が多く、教育水準も高いことから留学先としてはとても人気があります。バンクーバーの学校へ半年間留学するときの1例として、週25時間の授業で6,600ドル(カナダドル)かかります。

また、入学金が130ドル、滞在手配日175ドル、空港への出迎え費用100ドル、ホームステイの場合には3食付きで5,520ドルかかります。そして、そのほかにも交通費として850ドル程度考えておくとよいでしょう。

カナダへの直行便は約22万円かかります。そして、保険に約12万円、エージェントへの手数料に約11万円、海外への送金手数料に4,500円くらいかかります。また、滞在中のおこづかいとして2,000ドル程度用意しておくとよいでしょう。これらの費用を合わせると100万円から250万円くらいになることが多いようです。

大学に留学するために費用

大学は公立の大学を選ぶか、私立の大学を選ぶかでも費用が異なります。一般的に公立の大学の方が私立の大学よりも授業料は安くなります。また、通う年数や文系か理系かによっても差があります。理系と文系なら文系のほうが少し安くなります。

公立の短大なら210万円から230万円、公立の大学なら270万円から380万円くらいかかります。また、医学部や法学部、MBA取得の場合には授業料はほかの学部に比べて高めになります。

そして、短期大学や大学を希望する場合には、奨学金制度が用意されている学校もあります。そのため、事前に調べることをおすすめします。

ワーキングホリデーをした場合にかかる費用

ワーキングホリデーのビザを利用すると、学校に通うことも、働くことも、観光することもできます。カナダやオーストラリア、ニュージーランド、イギリスなどに留学できます。

ワーキングホリデーのビザなら、現地での滞在費をアルバイトで稼ぐことができるので、最低限のビザの申請料や渡航費用と数日間の生活費や宿泊費を用意できれば留学することは可能です。

しかし、渡航後すぐに仕事を見つけることができるかもわからないので、余裕を持った資金計画を立ててから留学することをおすすめします。

ワーキングホリデーでの予算はおよそ250万円から350万円程度用意すると安心です。現地で働くことが前提でも、語学学校へ通う費用を考えるとこの程度は用意することをおすすめします。

留学費用をを節約するコツ

留学費用を節約するには、いろいろなコツがあります。ここでは費用を抑えるポイントを解説します。

学費はまとめて払う

留学の費用の中でも、授業料は大きな割合を占めます。この学費を少しでも減らすことができれば留学する時の費用を抑えることができます。基本的に授業料は、最初に一括でまとめて支払うと割安になります。そのため、できるだけまとめて支払うことをおすすめします。

しかし、まとめて支払ってしまうと、途中からのコースの変更ができない場合があるので注意が必要です。契約の内容をよく読んでから学校を決めましょう。

キャンペーンを狙う

留学の手配をエージェントに依頼すると、エージェントで割引キャンペーンを行っている場合があります。対象の学校ごとに割引されている場合があるので、希望の学校でキャンペーンが行われているか事前に確認しましょう。

入学金が安くなったり、授業料が安くなったりとお得なキャンペーンがたくさんあります。期間限定のものもあるので、こまめにチェックすることをおすすめします。

安いコースを選択

語学学校の授業料は、学校の立地や1クラスあたりの生徒の人数、教師のレベルなどで変わります。そのため、安いところもあれば、高いところもあります。また、授業の期間も短期のものから長期のものまでたくさんのコースが用意されています。

どのコースを選ぶかは、自分の学びたいことや授業の環境を考えて選ぶとよいでしょう。また、長期のコースだと授業料が安く抑えることができる場合があります。滞在期間が長い場合には、あらかじめ長期のコースを選び、支払うことで学費を節約することができます。

留学エージェントを選ぶ

始めて留学をする人には、自分で学校とコンタクトを取って手続きをしたり、現地での滞在先を探したりすることに不安を感じる人も多いでしょう。そのような人のために、留学のサポートを行うエージェントが数多くあります。

このエージェントはさまざまな手続きや手配、トラブルの対応などを行うことで手数料を得ています。そのため、エージェントに依頼して留学すると、手数料やサポート費用として10万円ちかくかかることがあります。

しかし、この手数料を無料で行うエージェントもあります。これは現地の語学学校からそれらの費用を受け取ってサポートを行っているからです。この無料のエージェントを選ぶことで費用を抑えることができます。

渡航費の節約

留学費用の中で節約できるのは渡航費用です。これは格安航空券を利用すると安く抑えることができます。また、航空運賃はゴールデンウイークやお正月などの繁忙期には高くなります。それに対して、閑散期には安くなります。そのため、出来るだけ閑散期に渡航することがおすすめです。

また、航空会社によっては発行手数料がかかる場合があります。そのため、発行手数料がかからない航空会社を選ぶとよいでしょう。そして、留学中には、ホームシックになるかもしれませんが、できる限り帰国しないことで無駄な渡航費用をなくすことができます。

学費の為替の上乗せ分を節約

現地の学校の授業料はエージェントへ支払って、エージェントから現地の大学に送金を行うことがほとんどです。エージェントは為替レートの変動で損失をださないように、少し高めのレートで依頼人に請求します。そのような場合、実際の授業料よりも多くの金額を支払っている場合があります。

このようなことを避けるためにも、授業料を送金する時期を為替レートを見ながら調整してもらえるエージェントを選ぶとよいでしょう。為替レートによって授業料が高くもなり安くもなります。親身になって動いてくれるエージェントなら、手数料がかかっても学費を抑えることができます。

物価で選ぶ

滞在費用はどの国や都市を選ぶかで大きく差がでます。英語の習得を目的とするのなら、英語圏の中でも物価の安い地域を選ぶことも1つの方法です。都会にある学校を選ぶと物価も高く、食費や滞在費に影響します。アメリカやイギリスは特に物価が高い傾向にあります。

オーストラリアやニュージーランド、カナダは、アメリカやイギリスに比べると、比較的物価は安いので費用を抑えることができます。長期で滞在する場合には、50万円以上も差がでる場合があります。少しでも費用を抑えたいのであれば、物価が安い国を選択肢に加えるとよいでしょう。

奨学金制度を使う

大学への留学の場合、多くの学校で奨学金制度が用意されています。この奨学金制度を利用すると学費をおさえることができます。奨学金制度を利用するには、審査や申し込みがあるので事前に確認しましょう。

また、埼玉県や福井県では自治体で語学研修に対する奨学金を出しています。対象年齢など条件があるので、調べてみるとよいでしょう。自治体のものは返金不要の奨学金です。条件が合えば大きく費用を抑えることができます。

住居の節約

渡航した直後は、初めての海外生活だと不安を感じる人も多いでしょう。そのため、最初はホームステイを利用する人も多いです。しかし、ホームステイだとかなりお金がかかるのも事実です。

また、大学留学なら寮を選ぶこともできます。この場合には、大学のそばに寮があることが多いので、徒歩や自転車で通学できるため、交通費を抑えることができます。

そして、友人とアパートをシェアするとより滞在費を抑えることができます。また、都心部よりも郊外のアパートを選べば安く借りることができます。

国によって物価が違うのでよく吟味して留学先を決めよう

留学するための費用はとても高額になるケースがほとんどです。そのため、少しでも費用を抑えたいと考える人がほとんどでしょう。しかし、治安のことや安全面、教育環境など条件としてゆずれないものもあります。

国によっては、為替レートの関係でとても費用が高くなるケースもあります。また、物価が安い国もあれば、高い国もあります。そのため、費用を抑えるには、物価が安い国を選ぶことも一つの方法です。滞在費用を抑えることで、その分を授業料に充てることも可能です。

語学学校を選ぶときには、その国の物価や治安、教育環境など自分の中で優先順位を決めて選ぶとよいでしょう。そして、よりよい環境で学び、海外留学を成功させてください。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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