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指示されないと動けない「指示待ち人間」から脱却する為の方法は?

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指示待ち人間ってどういうこと

人の指示が無いといつまで経っても動かない、仕事がわからないから何か言われるまで待っていよう、こうした自発性が無い人の事を、指示待ち人間と言います。仕事でよく見かける指示待ち人間は、周囲から疎まれてしまう可能性があるので注意が必要です。指示待ち人間を脱却するためには、こんなことを心がけてみましょう。

どうして指示待ち人間に

指示待ち人間は仕事が出来る人からすると、理解に苦しむ存在ですが、そもそもどうして指示待ち人間は生まれてしまうのでしょうか?指示待ち人間が出来てしまう原因はこういったことにあります。

指示する側が優秀だからなってしまうのか

周りに仕事が出来る人がいると、自分で考えなくても仕事が進んでしまうため、結果として何もやれない指示待ち人間が生まれてしまいます。下手に自分が入ると邪魔をしてしまう、それなら仕事が出来る人にお任せしようという考え方が、指示待ち人間の第一歩です。仕事が出来る人に指示をされたときだけ動けば、仕事がスムーズに回る為、指示待ち人間が悪化していきます。

自己肯定感が低い

何事に対しても自信がなく、自分で考えて自分で出来ると言う意識がないため積極的にやろうとしなくなることも、指示待ち人間を作る原因です。自己肯定感が非常に低く、自分なんかが動くと迷惑になる、誰かが指示してくれればそれが間違えないと勘違いをしています。指示待ち人間の多くは自分に自信が無い人がほとんどで、自身がある人についていくのが正しい仕事のやり方と思っているのです。

指示待ち人間のわかりやすい特徴

指示待ち人間には一貫して特徴がありますので、初対面の人からみても一目瞭然です。指示待ち人間のわかりやすい特徴にはこれらが挙げられます。

突発的なことには対処できない

普段指示されている事と違う事や、いつもと違うイレギュラーなことが起こると対応の仕方がわからない為、全くの無能になります。指示待ち人間は自分で考える力を持っていないため、言われた事が正解、言われていないことはどうして良いかわからないという事態に陥るのです。突発的な何かが起きた時にとんでもない処理や対応をしてしまうのが、指示待ち人間の大きな特徴と言えるでしょう。

質問が出来ない人

指示待ち人間は疑問に思ったことがあっても人に聞いたりすることが出来ないため、疑問が積み重なり、どんどん仕事が出来ない人になってしまいます。疑問が出来ても、その内わかるかと自分の中で飲み込んでしまい、気がついたら何も分からない指示待ち人間になってしまうのです。

疑問が出来るだけまだマシな方で、酷い場合ですと分からない事が分からない状態に陥ります。疑問が出来ない、言われたことを淡々とこなすだけのマシンのような人になってしまうと、指示待ち人間の究極の状態です。

物事を決められない人

指示待ち人間はとにかく自分に自信が無く、自分の決断にも自信が持てないので、物事をなかなか決められない、優柔不断な人が多いのが特徴です。自分の決断したことでも、誰かの同意を得ないと動けない、誰かに賛同してもらって初めて決断できるというように、誰かに依存しがちな考え方をもっています。

失敗が怖いと思う

指示待ち人間の最大の特徴は、勇気が無いことにあります。失敗をしてしまうと周りからの評価が下がると思ってしまうので行動を起こせなくなり、その結果、誰かの指示を待つ指示待ち人間となってしまうのです。

石橋を叩いて渡るという言葉がありますが、指示待ち人間の場合、そもそも石橋を叩くことすら危ないと尻込みしてしまうタイプなので、その場に立ち止まったまま何も進展しない傾向にあります。指示待ち人間は怒られることが怖い、誰かが守ってくれる環境で仕事をしたいと思っているのです。

指示待ち人間の改善法とは

指示待ち人間を直すためには、根本から指示待ち人間の考え方を変えていく必要があります。時間はかかりますがやり方そのものは決して難しくありませんので、指示待ち人間を脱却させる、脱却する為には、こんな工夫をしてみると良いでしょう。

自分の考えを言わせる

指示待ち人間はとかく考える力が欠如しています。まずは自分がどうしたらいいのか考えさせ、それを口に出させることで、徐々に考える力が身に付いていくでしょう。これはどうしたら良いと思う?というように、優しく話しかけてみて下さい。自分の考えを言わせるということが、脱却のための大きな一歩です。

最初のうちは考える力が無いため、考えた結果とんちんかんな発言をする事もありますが、怒ってはいけません。自分で一生懸命考えたことをまずは受け止めて、そこから優しくアドバイスをすると良いでしょう。考えたことに対して、でもこういう事が起ったらどうする?というように、Q&A形式にすると、少しずつ考え方が身に付いていきます。

自分でゴールを設定する

指示を待っているだけでは、指示をした後、その先の事が出来なくなってしまいますので、その後どうすれば良いのか目標を見つけることが大切です。これを言われたからこれをやって、その後は何をしよう、というように自発的に考えられるようになれば、指示待ち人間を脱却できます。

自分でゴールを設定することは、指示待ち人間脱却の第一歩です。もちろんゴールを設定しても思うとおりにいかない場合もありますが、続けていくことで臨機応変な対応を出来るようになるでしょう。自分で考えることで、他の人がどう考えて仕事をしているのかが少しずつ分かってきますので、察する能力も身に付くようになります。

一を言って十を知らない

指示待ち人間は考える力が欠如していますので、1言われたことを10理解することが出来ません。1言われたら1しか出来ませんので、時間をかけてでも最初から10説明するようにしましょう。最初から10を説明するとどうしても忘れてしまいますので、説明をする時には出来ればメモを取らせて、後から見返せるようにすることが大切です。

とにかく察する能力や、未来予知の能力が欠如しているのが、指示待ち人間の特徴です。ですが根気よく10教え続ける事で、考え方そのものを理解できるようになりますので、腰を据えてじっくりと向き合う事が大切です。教える際には責めるような事はせず、褒めるところはしっかりと褒めるようにすることで、指示待ち人間に少しずつ自身が芽生えます。

責任感を持たせる

指示待ち人間は頼れる人がいるからこそ頼ってしまいますので、ある程度責任のある仕事をさせてみることで、指示待ち人間を脱却できる場合もあります。責任のある仕事を任され、自分の指示が無いと仕事が回らないような事態になった時に、今まで回転させていなかった頭をフル活用するのです。

人間は追い詰められてこそ本領を発揮します。もちろん何かあったときには軽くサポートしてあげることが必要ですが、ライオンが我が子を谷底に突き落とすかのように、自力でどうにかしないといけないような環境を作ってみるのも、1つの手でしょう。

指示待ち人間に向いている職業とは

指示待ち人間には仕事で嫌がられがちですが、実は指示待ち人間だからこそ向いている仕事というのもあります。指示待ち人間に向いている職業には、例えばこんな仕事があるでしょう。

コツコツと作業をする職人

指示待ち人間は考えるのが苦手ですが、考えずに出来る仕事、コツコツと同じ作業をする必要がある職人仕事に最適な人間です。バラエティのとんだ作業をする職人ではなく、同じ作業の繰り返しをするような職人であれば、邪念をもたないため天下を取れるでしょう。

コツコツと作業をする職人にも色々とありますが、例えば伝統工芸品の職人の中には、全く同じ作業が求められるタイプの職人もいます。仕事にもよりますが、気分でブレが出るような仕事をしてしまう人は職人には向いていません。指示待ち人間だからこそ出来る仕事というものもあると言うことを、頭に入れておきましょう。

毎日同じ仕事をする系統の事務職

毎日作業内容がルーティンな、事務職系の仕事も指示待ち人間には最適です。指示待ち人間は飽きっぽくない人が多い為、いつも同じ流れでする事務職が向いています。同じ仕事を毎日繰り返すだけでお給料が貰えるということに、幸せを覚える方も多いでしょう。

もちろん事務職によっては頭を使わないといけないような所もありますので、毎日同じ仕事を繰り返す系統の仕事であれば最適です。デスクワーク等を行う会社であれば、毎日ルーティンな仕事を出来る会社が多いでしょう。

待つだけの人間から脱却しよう

指示を待つだけの人間だと一見楽かもしれませんが、自分が先輩になった時などに苦労をします。考える力を持っていないと日常生活にも支障が出る恐れがあるので、待つだけの人間から脱却し、自分の意志で動ける人間になりましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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