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「依存体質」とはどんな人のこと?原因と対処法を探り理解する

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依存体質の人を理解しよう

自分は依存しやすい体質なのか、というのは意外とわからないものです。もしかしたら、自分も当てはまることがあるかもしれません。依存症になってしまうと、自分自身がわからなくなってしまう危険性がありますので、依存体質はどのようなことをいうのかを研究していきましょう。依存体質になりやすい人の特徴も同時にみていきます。

また、誰かに依存されているかもしれないという人も、どのような対応をすればよいかを学んでいきます。依存症というのは軽く考えていると、あとで取り返しのつかないことになってしまうかもしれないのです。依存体質ことを知ることで、なにをすればよいのかがみえてきます。

依存体質について知る 

依存症とは誰かに頼らなければ、自分でなにかを決断できないと思い込んだり、一人で行動するのが怖いという人などが挙げられます。また、人に対してではなくパチンコやアルコールなどで、現実を見ようとしない人も依存体質といえます。仕事終わりに毎日お酒を飲んだりパチンコに行く人は、依存している可能性があります。

依存体質の人は、依存している対象物がないとイライラしたり、不安になったりしてしまうのです。相手が自分から離れることに対して必要以上に恐れ、どうにかして関係をつなぎとめておきたいと思います。そのため、泣いたり叫んだりしてでも気を引こうとする場合も多く見受けられます。依存が強くなる前に、改善策を考えていかなくてはいけません。

依存体質になりやすい人の原因と特徴 

依存体質になりやすい人というのは、だいたい同じような特徴を持った人が多いです。いくつかまとめてみましたので、自分や相手に当てはまるかチェックしてみてください。

依存体質になりやすい人の原因

原因はさまざまあり、ひょんなことから始まってしまうケースも多いです。原因を探ることで解決につながるかもしれません。

それだけという思い込み

「それだけが楽しみ」「それだけがストレスの解消法」という思い込みが原因の場合もあります。そのことを生きがいに感じて、周りが完全にみえなくなってしまう状態に陥っています。仕事などでつらい環境に立たされていたときは、自分の中のオアシス的な存在を欲するようになり、オアシスを見つけたときに逃げ込むのです。

たまたま、手を差し伸べてくれた人が今の彼氏や友達だったりすると、その人を過大評価してずっと一緒にいたいという気持ちになりやすいようです。自分の前からその人やものが、なくなってしまうことが考えられなくなるのでしょう。

アルコールで逃げる場合もありますし、どのような形にしろ「自分にはこれ以外他になにもない」という思い込みで依存してしまうのです。そこから抜け出すのには困難で、本人の強い意志も大事になってきます。

幼い頃が原因

親から愛情を受けて育ってない場合や、逆に過保護に育てられた場合は、なにかに依存しやすくなります。前者は愛情というものを知ることで、この上なく幸せに感じ相手に依存してしまうこともあります。今まで経験しなかったことが目の前に現れることで、それがなければ生きていけないと思い込んでしまうようです。

後者は甘やかされて育ったため、精神的に幼く相手をつなぎとめておきたいがために、わざとわがままをいって相手を困らせようとしてしまうのです。この場合は、本人に自覚症状はないということが多いです。深層心理の世界になってきますので、芯から治すというのは難しくなってきます。

依存体質になる人の特徴

生きている中で、依存体質になるかどうかのきっかけが必ずどこかにあるのです。なりやすい人の特徴とはどのような人なのでしょうか。

自分が嫌い

自信がなかったりネガティブな人は、依存しやすいという特徴があります。自分に自信がなく他人がとてもうらやましく感じてしまい、誰かに頼って生きていくことしかできないと思い込んでいるのです。

自分が嫌いという人は、自分を信頼しておらず他人やものに依存することによって、なんとか自分を保つことができるのでしょう。見た目も負のオーラが出てしまっているので、周囲の人はあまり近づきたくないと感じているかもしれません。そこからさらに孤独になってしまうため悪循環なのです。

同情をされる発言をする

依存したい人に対して、構ってほしくてわざと心配かけるようなことをいうのも特徴です。最近では、SNSで独りごとのようにつぶやいている人がいますが、依存体質の典型的な例でしょう。自分の存在を構って欲しいため、誰かに「どうしたの?」といわせるためにわざと発言してしまうのです。そういう人たちは携帯を常に常備しており、万が一なくしてしまうといてもたってもいられないのです。

自分は孤独なのだというアピールも、結局は誰か側にいて欲しいというあらわれです。このタイプの依存は周りを巻き込むことで、私は一人ではないのだという確信が持ちたいのです。一度依存されてしまうと、なかなか離そうとしません。

メンタルが弱い

自分の意志でなにかを失敗したときに、それに耐えるだけのメンタルがない人も依存しやすくなります。失敗から逃げ出すには、誰かに頼るしかないと考えているため、いつも周りを巻き込んでしまいます。自分自身と対等に向き合うことができない人は、このように逃げ場所を作って安心した気持ちを得るのでしょう。

メンタルが弱い人の特徴は、お酒に逃げるという人が多いです。アルコール依存症という言葉がありますが、まさに飲むことによってメンタルを保とうとしてしまうのです。

親に頼りっぱなし

実家から出たことがなく、困ったことがあると幼い子供のように親に頼る人も依存体質です。一人暮らしをすると全て自分の自己責任になってしまうのが怖くて、いつまでも実家暮らしで親に頼ってしまうのです。親は子を絶対に見捨てないという自信があるため、好き放題して親を困らせてしまうケースもあります。

このタイプは実家にいれば安心と思っているため、あまり外で働かなくなってしまう危険性があります。自分に自信がないため、他人との関わりを持ちたくないので引きこもりになりやすいのでしょう。

依存体質を治したい人がするべきこと 

本気で依存体質を変えていきたいのであれば、今すぐにでも行動を起こしてみましょう。最初の一歩は難しいかもしれませんが、一歩踏み出してみると意外と簡単だったことに気がつきます。

自分ですべてのことをしてみる

すべて自分で行うということは、必ず自己責任がついてきます。依存体質の人は失敗を誰かのせいにしたがる人も多く、自分で責任を取りたがらない傾向があります。自分ですべてのことをすれば、自然と人に頼ることがなくなるものなのです。

たとえ失敗をしても自分で解決策を考えて、乗り越えることができれば依存から卒業できるでしょう。誰かに頼りたくなる気持ちを抑え、自分で行ったという実感を持ってください。ひとつずつ焦らずに積み上げていけば、さまざまなことにチャレンジしてみたくなります。

すべて錯覚だということに気づく

依存の対象物に対しての思いが錯覚であることに気づき、新しいものを見つけてみるのも効果的です。簡単にいえば「我にかえる」ということです。依存体質はひょんなことから始まるため、ひょんなことから目が覚めることも多いのです。

誰かが気づかせてくれるのが一番よいのですが、そうではないときに自分でなんとかしなくてはいけません。なぜここまで依存しているのかということを深く掘り下げてみて、自分なりに原因と結論を出してみてはいかがでしょうか。そうすることによって、視界がかなり広くなるのを感じることでしょう。

自分を好きになる

依存体質の人は自分のことが好きではないという人が多いため、自分を好きになる努力をしてみてはいかがでしょうか。自分を褒める癖をつけて、自分を好きになることで自信にもつながります。その際には他人と自分を比較せずに、自分は自分というように強気な姿勢で挑んでみてください。

自信がつくとなにもかも一人でできそうな気がしてきますし、相手ことも思いやりの気持ちで見ることができます。今までが嘘のように、周りも変化していくことでしょう。相手を変えようとせずに、まずは自分を変えてみるというのも大切です。

なにかの世話をしてみる

ペットを飼ってみたりすることで、自分が世話をしないと生きていけない生きものへの責任感が生まれます。今までは誰かに依存してばかりいたのが、今度は自分の世話がないと生きていけないペットを飼うことで考え方も変わってくるでしょう。

人や動物に対しての愛情も芽生えますし、自分を頼ってくれてそれに答えたいという気持ちも出てくるでしょう。しかし、一度ペットを飼うと決めたのであれば、最後まで面倒をみる覚悟が必要です。できないのであれば、安易な気持ちでペットを飼うのはやめて、植物を大切に育ててみてはいかがでしょうか。

孤独をなくす

孤独からくる依存体質の場合は、環境を変えればすんなりと克服できるケースもあります。友達の輪を広げることで孤独もなくなり、特定のものや人に依存することがなくなるのです。本音で話しているうちに、依存しているものに対して忘れる瞬間が出てきます。その時間が多くなっていけば、簡単に克服できる可能性が高くなるのです。

また、人との会話はストレス解消にもなり、悩みなど相談したりして一人で抱え込まないというのも効果的です。友達が増えればどこかに遊びに行ったりできて、楽しい生活と思えるようになるでしょう。大きく依存に振り幅が向いているときは、思い切って海外旅行などに行き、さまざまな人と出会いまったく違う価値観を感じるのもよいでしょう。

依存体質の人が身近にいる人の対処法 

自分が依存体質ではなくても、身近にそのような人がいればどのようにすればよいのでしょうか。症状が軽い人であれば、相手を立ち直らせることができるかもしれません。効果的な対処法を、いくつかまとめてみましたので参考にしてみてください。

自信を持たせてあげる

依存体質の人は「どうせ私なんて」と思う人が多く、褒めたり肯定してあげることで自信を持たせると効果的です。なるべく話はしっかりと聞いてあげるようにし、リアクションも大きめにしてあげると喜びます。相手をちゃんと認めてあげるという意思をしっかりと伝えていけば、自然と相手は自分に自信を持ちはじめるのです。

ときには自慢話ばかり聞かされるかもしれませんが、いつも真剣に聞いてあげることで、あたなに依存しなくなっていくでしょう。しかし、間違ったことを話してくるのであれば、ちゃんと叱ってあげるということもときには必要です。

なにごとも自分でやらせてみる

自分で考えと自分の意志で動くことができるように、なんでもやってあげずに自分でやらせてみるというのもひとつの手です。あなたが世話焼きであれば、そこはひとまずグッとこらえて待ちの姿勢に入りましょう。忍耐が必要かもしれませんが「かわいい子には旅をさせろ」のように、アメとムチを使い分けていかなくてはいけません。

依存体質の人は困ったときに、あなたが助けてくれるというのを知っています。あなたを困らせるために、わざとできない振りをしているかもしれません。しかし、なんでも助けてあげるのは相手が成長できませんので、気持ちを鬼にして助けないようにしてみてください。人はいざというときには、なんでもできるものなのです。

適当な返事をしてみる

相手を傷つけない程度に適当な返事をすることで、話す気をなくし依存もされなくなる場合もあります。あなたに依存する度合いが、高くなっているときはこの方法が効果的です。依存されて少し迷惑だなと感じるのであれば、適当な返事をして相手が自分に依存する対象をあえて外させなければいけません。

友達をやめるというのではなく、依存する意識をあなたから他へ移させるということです。他の趣味や楽しいことに目を向けさせて、自分といても楽しくないという印象を与えてみてはいかがでしょうか。そうすることで、相手も趣味の世界に没頭でき、毎日が楽しく生活できるようになるのです。

依存体質の人と関わりすぎない

あまりにも自分に依存してきて怖いと感じているのであれば、自分からはあまり関わらないようにしましょう。連絡が来てもわざとメールなどの返事を送らせてみるなど、自分はあなたのことに対して「興味ありません」というアピールをしてみることも大事です。

依存体質の人と関わりすぎてしまうと、自分が振り回されてしまう可能性があります。そうならないためにも、バッサリと切るのではなく徐々にフェイドアウトしていくようにしてみてください。依存体質の人は思い込みが激しい人が多いので、変に刺激を与えてしまうと危険な場合もあるので注意してください。

依存体質の人と上手く付き合っていこう

依存体質でもさまざまなタイプの人がいます。依存していると気がついていない人や、自覚はあってもどうすることもできずに悩んでいる人など計り知れません。しかし、依存体質だからといって邪険に扱う必要は全くないのです。

自分が好きな相手が依存体質だったとしても、無理に別れたりする必要もなく徐々に治していけばよいのです。上手に付き合っていくことでお互いが成長しあえる仲になったり、毎日の生活にもメリハリがついてきます。依存体質の知識を知ることで、上手く付き合っていけるでしょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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