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理屈っぽい人とは?上手く付き合っていく方法を紹介

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理屈っぽいってどんな人かわからない

ひと口に「理屈っぽい」といってもいくつかのパターンがあり、その人のタイプによって特徴や対処法が変わってきます。何かと気難しくとっつきにくい印象がある理屈っぽい人の深層心理と行動パターンを知って、ほどよい距離感で上手に関わっていきましょう。理屈っぽい人の性格傾向について深く理解すれば、それまで短所にしか見えなかったポイントが長所に見えてきて、頼れるパートナーとして付き合っていけるかもしれません。

理屈っぽいの意味と周りの反応

「理屈っぽい人」という表現はごく当たり前に使われていますが、では「理屈っぽい人って何?」ということになるとイメージに幅がありすぎて、意外と具体的な人物像がつかみにくいものです。

理屈っぽさの本当の意味をきちんと把握して「理屈っぽい人」に対する誤解と偏見をなくし、お互いを傷つけずにすむ距離感で上手に付き合っていくことが大切です。

理屈っぽいとはどういう意味か知る

「理屈っぽい人」と聞いて、皆さんはどのようなタイプの人を思い浮かべますか?気難しい、議論に強い、怒りっぽい。いろいろなイメージが広がると思いますが、そのイメージは少しずつあたっていて、少しずつ間違っていると言えます。

理屈っぽい人の真骨頂が発揮されるのは、選択を迫られる場面です。たとえば、ランチのメニューをA定食かB定食のどちらにするか、というシンプルな二者択一でも、理屈っぽい人は「肉は今週もう3回食べたし、このあと大事なプレゼンがあるからエネルギー消費効率が高い魚のほうがいいか」という風に、ひとつひとつの選択に際して自分なりの理論とセットにしてこたえを導き出そうとします。

その理屈っぽさは基本的には一生変わらないため、プロジェクトをこのまま進めるべきか、マイホームを購入すべきかどうか、という大きなターニングポイントにぶつかった時にも自説を堂々と展開し、相手を論破していく、というコミュニケーションスタイルを得意にしています。

理屈っぽい人は周りにこう思われている

「理屈っぽい」という言いまわしには、どうしてもネガティブなイメージがつきまとうようです。理屈っぽい人は果たして、職場や学校、あるいは家庭でどのように見られているのでしょうか。理屈っぽい人の性格傾向と合わせて具体的に見ていきましょう。

面倒くさいと思われている

少し、想像してみましょう。

あなたがもしも同僚などから知り合いを紹介すると言われ、「理屈っぽい人」という事前情報だけを与えられた場合、まだ会っていないその人に対して、あなたならどのような印象をもつでしょうか。

おそらくは「気難しそう」という先入観が先に立ち、顔を合わせるのが面倒くさく感じられるのではないかと思います。

理屈っぽい人はそのイメージから周囲に緊張感を与え、「何か言い返しただけで論戦に発展してしまう」というプレッシャーを与えてしまうものです。

話していると疲れる

つまり、だから、逆に、なぜならば。理屈っぽい人はこれらの接続詞を無意識のうちに使い分け、相手を自分の特異なフィールドに引き込もうとします。

特に、男性のほうが理屈っぽいという特性をもっていた場合、女性としては日常の何気ない出来事を報告したいだけなのに男性が勝手に「分析センサー」を発動してしまい、「いや、何でその時こっちの店に行かなかったの?」、「その条件だったらこの選択肢のほうが断然メリットが大きいのに」という風に話のなかのちいさなキズを指摘して結果的に女性を不機嫌にしてしまいます。

男性としても決して悪気はなく、「もっといい方法があるよ」と親切に教えてあげているつもりなのですが、エモーショナルなコミュニケーションを好む女性にとっては男性から詰問されている気分になってしまい、ついには「疲れるからあなたとは話さない」というムードが当たり前になってしまうのです。

理屈っぽい人の特徴と対処法

ただ面倒くさいというだけで遠巻きにしてしまったのでは偏見につながりますし、その人の資質や能力を充分に活かすことができません。

はじめのうちは衝突が増えてしまうかもしれませんが、理屈っぽい人の特徴と長所を冷静に見つめることによって適切な距離感が見つかりますし、本人自身も孤立せずにすみます。

理屈っぽい人の性格や特徴

理屈っぽい人は周囲から「つかみどころがない」という風に見られているものです。確かに、理屈っぽい人はなかなか本心をオープンにしないため実像がなかなかわかりにくい部分もありますが、基本的な特徴は意外とわかりやすく、いったん心を開いた相手には弱いところを見せてくれたりするため、親しみやすさを感じることもあります。

理屈っぽい人のおもな特徴を理解して、上手に付き合っていくための対処法をシミュレーションしておきましょう。

自分が一番と思いがち

理屈っぽい人は一般に知的レベルが高く、議論や頭脳戦にかけては絶対の自信をもっています。さらに、理屈っぽさとナルシスト的傾向が合わさると万能感へとつながり、「俺は何でもできる」、「誰も俺にさからえない」という思考法によって傲慢な態度をとってしまう場合も少なくありません。

このあたりが「理屈っぽい人=面倒くさい」ととらえられている大きな原因なのかもしれませんね。

自分の考えや信念がはっきりとしている

理屈っぽさは本来、決してネガティブな要素ではありません。緻密な理論は内面の自信や信念の裏返しであり、発言が終始一貫している、というのもこのタイプの人の大きな特徴です。

仕事においてもつねに理知的で、長期的なビジョンをもってプロジェクトに取り組むため周囲からも信頼を得やすく、リーダー向きの資質をそなえていると言えます。

会話を中断しがち

理屈っぽい人は得てして頭の回転が速く、何気ない会話でも相手の発言を数手先まで予測したり、ささいな矛盾点を端的に指摘する能力に長けています。

ビジネスでもプライベートでも、コミュニケーションにおいて気になることや反論があるとその都度会話を遮り、自分なりの持論を展開してしまうため、聞き手としては話をまともに聞いてもらうことができず、「あの人とは話したくない」という心理につながっていきます。

理屈っぽい人と付き合っていく方法 

人と人には相性があるとはいっても、職場や学校では理屈っぽい人とまったく付き合わない、というわけにはいきません。理屈っぽい人の良いところをきちんと理解し、足りない点を補い合う、という気持ちで寛容に付き合っていきましょう。

反論しない

理屈っぽい人の話に反論をすることはまさに火に油を注ぐようなものです。理屈っぽい人の多くは知的レベルが高く、なおかつプライドも高いため、たとえささいなことでも誰かから反論されると防衛本能が発動してしまい、さらなる論理で相手を追い詰めてしまうことになります。

このタイプの人に正面切って反論をしてもエネルギーを浪費するだけなので、たとえ多少意見が合わなかったとしても正解を教えてもらう、ぐらいの気持ちでのんびりと構え、無駄な議論をさけるようにしましょう。

敬意をもって話を聞く

理屈っぽい人は、人並外れたプライドをもっています。プライドの高い人にとっての大きなエネルギーは、自分への敬意と称賛です。相手から自分の理論を認められることで自尊心がくすぐられ、凝り固まった緊張がほぐれていくのです。

「相手の話を敬意をもって聞く」というのはコミュニケーションにおける最低限のマナーでもありますので、どんな人の話でもニュートラルな気持ちで聞くことができれば理屈っぽい人ともほどよい距離感で付き合えるはずです。

悪いところだけじゃない理屈っぽい人のいいところ

ただただ短所にばかり目を向け、ネガティブな特徴ばかりを責めたてていたのではお互いにいい関係は築けませんし、傷つけあうばかりです。理屈っぽい人の特徴をポジティブにとらえることで能力を充分に引き出すことができ、頼りがいのあるパートナーとして付き合っていくことができます。

言葉が豊か

理屈っぽい人の良さは、ボキャブラリーが豊富であることです。たくさんの言葉を身につけ、臨機応変に語彙を使い分けられるからこそ矛盾の少ない論理を構築することができ、自説に説得力をもたせることが可能なのです。

理屈っぽい人がまわりにいる場合はまず、その人の言いまわしをそれとなく観察してみましょう。表面的な言葉遣いを模倣してみるだけでもその人なりの思考法が理解しやすくなりますし、自分自身のボキャブラリーも格段に広がっていきます。

正しいことを教えてもらえる

理屈っぽい人はモラリストでもあります。世間一般の常識にもとづいて行動しているからこそつねに正しい理屈を伝えることができ、自律心や向上心が非常に強いタイプであると言えます。

「素直に正解を教えてもらおう」という謙虚なスタンスで付き合うことで相手の自尊心をさりげなくくすぐることができますし、緊張感をほぐすことにもつながります。

知識がたくさんある

理屈っぽい人は自分の理論をさらに固めるためにも、日頃からつねにたくさんの本を読み、多方面の情報に対してアンテナを張っています。一般常識から最新の時事問題まで幅広い分野について深い知識をもっていますので、頼れるキュレーターとして付き合っていくことがかしこい選択肢といえます。

理屈っぽい人の長所も知って上手に付き合っていこう

理屈っぽい人は面倒くさいと思われがちですが、短所は長所というように、ひとつひとつの特徴をポジティブにとらえることによって先入観がなくなり、ニュートラルなスタンスでその人の能力を活かすことができます。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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