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お香の焚き方の注意点|スティックタイプ・コーンタイプとの違いとは

生活雑貨

お香の正しい焚き方と注意点を紹介

お部屋の雰囲気作りに、リラックスタイムに、火をつけて香りを楽しむお香。煙で香りを広げ、広い空間にも香りを満たすことができます。現在では雑貨店などで数百円から購入でき、手軽に楽しめます。

しかし「香りに焦げ臭さが混じる」「自分ではちょうどいいつもりでも、家族や近隣の人から匂いが強いと言われた」などの経験はありませんか?正しいお香の焚き方のコツを知っているとよりエレガントに楽しむことが可能です。お香の形状の種類と、種類別の焚き方のポイントを知っておきましょう。

お香の種類

お香の形状で、手に入りやすいのは主に棒状のスティックタイプ・円錐状のコーンタイプです。香りは白檀やローズなど、植物性のものが手に入りやすく、親しみやすい香りです。

長い時間楽しめるスティックタイプ

スティックタイプは、コーンタイプと比べて燃え尽きるまでの時間が比較的長くなります。一本で30分程度、燃える部分の太さが常に一定であるため、一度香り始めてからは、香りの強さも均一です。煙の量も少なめです。また燃える時に灰が出るので、灰が周りに落ちないように専用のトレーに差し込んでを使うなどの注意が必要です。比較的狭い寝室などで使うのに適しています。

スティックタイプは全体がお香になっているお線香状のもの、中心に芯材が入っているもの(芯材は燃えても香らない)などがあります。

強い香りを楽しめるコーンタイプ

短い円錐状のコーンタイプは、スティックタイプよりも早く燃え尽き、すぐに香りが広がります。山形になっているため、燃える時間が経つにつれて燃える分量が増え、香りも強くなっていきます。大きさにもよりますが、10分程度で燃え尽きます。

短時間で多く・強めの香りを広げられるため、人が移動したり空気の流れやすい玄関やリビングで使うのに適しています。しかし、このタイプは燃えたあとには円錐状の燃えカスが残ることを考慮しましょう。スティックタイプに比べると燃えたあとの灰はきれいにまとまるため、小さな灰皿等で使うことができます。

その他のお香

蚊取り線香のような渦巻き型のほか、室温や体温で香らせる、火気を使って焚く必要のない匂い袋なども市販されています。渦巻き型はスティックタイプより更に燃焼時間が長く、半日から1日も使えるものもあります。屋外などで使用することもできます。

今回はでは主流のスティックタイプとコーンタイプの焚き方を詳しくみていきます。

お香の焚き方

基本的なお香の焚き方を、ステップごとにまとめました。お香を使用する前に、チェックして理解しておきましょう。

必要な物を揃える

まずはお香、ライターやろうそくなどの火をつける道具、お香立ての3つを用意します。お香立ては形状に合わせて、特にスティックタイプは棒状の灰やすすが周りに落ちないようなものを選びましょう。

燃焼してから一度火を消す

スティックタイプはお香の先端に着火後、きちんと燃焼していることを確認してから火(炎)を消し、お香立てに置きます。先端ではなく途中に火をつけると、そこで折れてしまうので、必ず先端から焚きます。

また、スティックタイプは棒の途中で消したい場合は、金属製のクリップなどで燃える前の部分を止めることで、そこで消すことが可能に。最初から短時間しか使わない場合はお香を折って短くすることもできます。

じっくり火をつける

コーンタイプはお香に火が付き、燃え始めるのには少し時間がかかります。火がつきにくいので、ろうそくなどを使ってじっくりと火をつけると良いでしょう。コーンタイプは形状的に折ったり割ったりは難しいので、最初から使い切るつもりで焚くとこが大切です。

お部屋でお香を焚く時の注意

お部屋でお香を楽しむ時、自分が感じている以上の香りになっているケースがあります。近隣の部屋から苦情が来てしまう事もあるので、香りの強さや広がり方に注意が必要です。

しっかり換気をする

お香を煙たく感じる原因の多くは、きちんと換気をしていないことです。換気をせずに焚くと、煙がこもって空気が悪くなってしまい、お香の本来の香りが楽しめません。常に新鮮な空気を取り込みながら香りを楽しむようにしましょう。

長時間香りを嗅ぎ続けない

香水などと同じく、長時間同じお香の匂いを嗅いでいると鼻が慣れてきて物足りなくなってしまうこともあります。お香は普段使いなれないものだと強く感じますし、使用している人以外にはかなり匂いが残っているように感じられます。

あまり強い匂いのもの長時間を使うと意図しない「香害」で近所迷惑になりかねません。気に入っている匂いでも、長時間炊き続けるのは避けましょう。

また、大原則としてお香は火を使っていることを絶対忘れずに。紙など燃えやすいものが周りにないこと、お香立てが安定した場所であること、窓などで換気ができること。無人の部屋ではなく、必ず人目があるところで使用しましょう。

タバコや焼き魚の匂いと同じく、お香の香りも集合住宅では近隣住戸に流れます。ホテルやレンタルスペースなどでは、お香の使用が禁止されているところもあります。匂いの残りやすいものだという意識を持って楽しみましょう。

正しい焚き方を覚えてお香を楽しむ

意外なほどの強さと広さでお香の香りは広がります。お香はただ「いい匂い」「好きな匂い」だけで使っていると、周囲に迷惑だと感じられてしまうこともあります。

香水のエチケットと同じように、お香にもマナーとエチケットが必要です。「部屋の匂いが気になるから」という理由で強く焚いてしまうと、部屋の外から来た人には強すぎて下品に感じられてしまいます。

お香をどんな時に使うべきか、またシーンや家の場所によってどのようなお香の使い方をするか、考えてみませんか?最適な使い方で普段の生活の中にお香を取り入れば、精神をリフレッシュさせたり、人付き合いにプラスの効果を生み出したりできるようになります。普段遣いのお香の焚き方をステップアップさせましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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