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社会保険労務士の平均年収は?稼ぐための方法や女性に人気な理由とは

社会保険労務士の仕事は、健康保険や厚生年金の手続きをするだけと思っていませんか。社会保険の手続きだけでなぜ稼げるの?と疑問に思うでしょう。しかし仕事内容はそれだけではありません。平均年収や労働形態から稼げる理由を探ってみましょう。

社会保険労務士、人気があるけど本当に稼げるの?

社会保険の加入・給付の手続きなど裏方の印象が強い社会保険労務士ですが、お給料はどのくらいもらえるものなのでしょうか。国家資格でもある社会保険労務士は、企業で労務や人事を担当することもあれば、独立開業して顧客企業の手続き代行や、コンサルティグ業務を行って収入を得ることもできます。勤務社労士と開業社労士では年収にどれだけの差があるのでしょうか。

社会保険労務士の給料についてチェック

社会保険労務士の平均年収や月収についての統計は、厚生労働省の出している「賃金構造基本統計調査」というデータでみることができます。年代別・男女別の平均年収や月収についても確認してみましょう。

平均年収

厚生労働省の平成28年賃金構造基本統計調査によると、社会保険労務士の平均年収は526万円となっています。ビジネスパーソンの平均年収は442万円なので、社会保険労務士は全体でも平均年収の高い仕事といえそうです。最大年収は850万円で、年によっては348万円のときもあり、アップダウンの激しい資格でもあります。

男女別では、男性の平均が505万円なのに対して、女性の平均は555万円と女性のほうが高くなっています。年齢別にみると、20代では328万円~345万円、30代では362万円~577万円、40代では582万円~783万円と年を追うごとに増え、経験や知識が増えることが年収を増やす秘訣かもしれません。

社会保険労務士には勤務社会保険労務士と開業社会保険労務士とがありますが、この調査では勤務の場合と開業した場合の年収の違いについてはデータがないので、はっきりとした金額の違いはわかりません。開業社会保険労務士の中には年収が1,000万円を超える人もいるといわれています。

平均月収給料

月収でみてみると、平均で40万円、年齢別だと20代は25万円、30代は35万円、40代は45万円となっています。また賞与の平均も20代では118.9万円、30代では139.9万円、40代では177.5万円くらいで推移しています。社会保険労務士の平均年齢は38.9歳~47.7歳と40代が中心で、勤続年数も10年を超える人が多いようです。このことから、長く働くほど収入は高く安定してくるようです。

生涯年収

社会保険労務士の22歳~59歳までを生涯年収とし算出されたデータによると、男性で1億4,000万円、女性では8,300万円という結果が出ています。サラリーマンの生涯年収は2億5,000万円といわれていますが、22歳~65歳までの42年間の勤務での数値なので年数に違いはありますが、平均で比べるとサラリーマンのほうが稼げるようにみえます。しかし、社会保険労務士には独立開業して多くの収入を稼ぐことも可能な士業なので、生涯年収にも大きな開きがでる可能性があります。

社会保険労務士は他の仕事とくらべて高い?それとも低い?

社会保険労務士をはじめ、弁護士・司法書士・行政書士・税理士など士業といわれる業種の中で、社会保険労務士の平均年収は低い方です。ランキングサイトなどでも、弁護士・税理士・司法書士などが上位に入ります。しかしこれはあくまでも「平均年収」です。

社会保険労務士には独立開業して、社会保険労務士として資格を活かして働いてしっかり稼げている人もいれば、一般企業での労務や総務、人事などで知識を活かして勤務社会保険労務士として働いている人もいます。

この働き方の違いから、収入の違いも生まれ、収入の高い人と低い人との差が大きいことが平均年収に影響を与えている可能性があります。平均年収という面だけみると他の士業よりも低いといわざるを得ませんが、稼げない資格というわけではありません。

社会保険労務士で年収1,000万円は可能?

社会保険労務士の平均年収からみると、年収1,000万円を取るのは不可能なようにみえますが、働き方次第では可能です。社会保険労務士には、勤務社会保険労務士と開業社会保険労務士の2種類の働き方があります。

勤務社会保険労務士の場合、決められた範囲内で業務を行うため、社会保険労務士本人の営業努力だけで収入は上がりにくいです。しかし開業社会保険労務士の場合は、顧客を増やし、顧問料を多く得られるようにすることで年収を増やすことは可能です。ただし、独立すれば必ず稼げるようになるわけではないので注意が必要です。

しっかりと顧客が確保できるだけの、知識や経験が豊富であることが必要になり、また営業力も必要なスキルなのではないでしょうか。このように独立開業するのはリスクも多くありますが、努力次第で収入増は可能なので、知識や経験が十分にあるのなら、挑戦してみてもいいかもしれません。

社会保険労務士の仕事概要

社会保険労務士の仕事は、主に社会保険関連の手続き代行や、社会保険や労務に関するコンサルティグ、年金相談なども行います。働き方には、企業に勤務しながら総務や人事として社会保険労務士の知識を使って働くか、社会保険労務士事務所に所属して勤務社労士として働く方法があります。また独立開業して事務所を立ち上げる方法もあります。

社会保険や労働環境の整備に関わる法律のスペシャリストなので、労働者と企業の間に立って双方が納得のいく労働環境を整えるための調整なども行います。また、年金についての専門的な知識も持っているので、企業だけでなく個人の年金相談に乗ることもあります。

社会保険労務士になるための勉強や資格

社会保険労務士は、士業系の国家資格の中でも人気の高い資格です。仕事内容も就業規則年金など身近なものを取り扱う仕事ですが、社会保険労務士になるにはどうすればいいのでしょうか。受験方法や勉強方法についてみていきましょう。

社会保険労務士の資格試験は誰でも受けられる?

社会保険労務士になるには、国家試験を受ける必要があります。受験するには受験資格がいり、受験資格には大きくわけて3つあります。

一つ目は、学歴によるものです。大学の一般教養課程を修了するか、一定の条件を満たした、短期大学、専門学校、高等専門学校のいずれかを卒業することです。二つ目は、実務経験です。公務員として行政事務に通算して3年以上従事するか、民間企業の場合は、労務などとして労働社会保険法令に関する事務に、従事していた期間が通算3年あるときに受験資格が得られます。三つ目は、行政書士や税理士など、厚生労働大臣が認めた国家資格を持っている場合です。

これ3つの条件のうちのいずれか1つを満たしていれば誰でも受験することができます。年齢制限や国籍、居住地の制限はありません。

社会保険労務士の試験はどんな内容なの?

社会保険労務士の試験科目は全部で8科目あります。労働基準法をはじめとする、労働環境や労働災害、健康保険や年金などに関する法律や、労働及び社会保険に関する一般常識から出題されます。一般の受験生はこれら全ての科目を受ける必要がありますが、社会保険労務士事務所や、健康保険組合や厚生年金基金、労働保険事務組合などで労働ほけん法令に関する事務に、15年以上従事している場合、一部の科目が免除される特別措置もあります。

女性は働きやすい仕事なの?

社会保険労務士は、どれだけ正確に丁寧に事務作業をこなせるかが重視される資格です。体力や持久力が求められる仕事ではないので、女性独自の細やかで几帳面さを生かせる仕事ではないでしょうか。業務で取り扱う年金や保険という話題は、家計を預かる女性は特に身近な問題でもあり、男性よりも女性の方が関心が高いことが多く、女性向きの資格といえます。

また、結婚や出産などで一度現場を離れることになっても、社会保険労務士は国家資格なので職場復帰しやすく、再就職する際にも専門性を生かして、社会保険労務士事務所や一般企業など幅広く、再就職先を見つけやすいという利点もあります。近年、社会保険労務士試験を受験する女性の割合も増えてきていて、合格者の3人に1人は女性と合格者も増えてきており、人気の高さがうかがえます。

社会保険労務士の年収は働き方や頑張り次第で増やせる

社会保険労務士は、保険や年金など身近な問題を取り扱う上、労務関係の法律に関するスペシャリストです。一般企業の総務や人事などとしても働け、社会保険労務士として社会保険労務士事務所に勤務したり開業したりすることもでき、働き方を自由に選べ家庭と仕事の両立を目指すこともできる資格ではないでしょうか。

年収の面から見ても、独立開業した社会保険労務士の中には年収1,000万円稼ぐ人もおり、頑張り次第で収入を増やすことも可能な資格といえます。また勤務形態の違いで大きな差が出るのも特徴といえます。家庭環境などの状況の変化に合わせて、働き方も柔軟に対応させられる魅力的な資格といえそうです。


LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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