「カレーうどんのカロリーはどのくらい?」種類別に比較してみました
カレーうどんのカロリーはどのくらいなのか
近年、うどんブームとなり、本格的な讃岐うどんや稲庭うどんなど、有名店には今まで以上に行列ができるようになりました。釜玉うどん、かけうどん、天ぷらうどんなど、さまざまなトッピングを選ぶことによって、自分に合うスタイルのうどんが楽しめるということも、魅力の一つなのではないでしょうか。
しかし、長年愛されている「カレーうどん」ですが、ダイエット中の人にとっては、そのカロリーが気になるところでしょう。ここでは、さまざまなカレーうどんのカロリーを比較しながら、自分に合ったカロリーのカレーうどんを見つけていきましょう。
さまざまなカレーうどんのカロリー
うどんは、奈良時代にはすでに、中国から伝来していたという説や、平安時代に空海を通じて四国に伝来し、讃岐うどんが誕生したという説など、さまざまな起源が伝えられています。
また、うどんの原料は、小麦粉であるため、ライスやパスタと同様の炭水化物に分類されます。さらに、カレーうどんとなれば、比較的高カロリーのカレーも加わるため、相当なカロリーになってしまうことが予想されます。ここでは、外食チェーンやカップ麺など、私たちに身近なカレーうどんのカロリーを、順に解説していきます。
手作りカレーうどんの場合
最近は、質の高い冷凍うどんが販売されているため、自宅で手軽にカレーうどんを作る人も多いのではないでしょうか。自宅でカレーうどんを作る場合、うどんが260g、豚肉30g、カレールウ14gと考えると、一人分500gで516kcalとなります。
ちなみに、うどんだけで273kcal、カレールウだけで、72kcalとなり、天ぷらうどんの441kcalと比較しても、カレーうどんのカロリーは高い傾向にあることがわかります。
外食チェーン店のカレーうどんの場合
最近は、数多くの外食チェーン店が登場しており、はなまるうどん、丸亀製麺など、うどん専門店やカレー専門店でも、メニューにカレーうどんが定番となっているところが多くあります。
このような外食チェーン店のカレーうどんのカロリーは、なか卯の牛カレーうどんは545kcal、華屋与兵衛のカレーうどんは747kcal、coco壱番屋のカレーうどんは828kcalと、全体的にカロリーが高めであることがわかります。
カップ麺のカレーうどんの場合
カップ麺のカレーうどんは、お湯を注ぐだけで食べられるという手軽なことに加え、最近は味の質も高くなっています。しかし、カップ麺は、カロリーが高いというイメージを持っている人が多いのでは?
実際には、日清のカレーうどんは388kcal、マルちゃんのカレーうどんは311kcalと、意外にもカップ麺は、低めのカロリーであることが多いことがわかります。
冷凍食品のカレーうどんの場合
レンジで簡単に調理できる冷凍食品のカレーうどんも、数多く登場しています。その中には、水を使わずに調理できるものもあり、人気が高い傾向にあります。しかし、日清の冷凍カレーうどんは280gで533kcalと、手づくりカレーうどんの一人分500gと比較しても、量が少ない割にカロリーが高いということがわかります。
ちなみに、テーブルマークのカレーうどんは、272gで397kcalで、冷凍食品のカレーうどんの中でも、比較的カロリーが低めとなっています。
カレーうどんがダイエットに適している理由
現在、ダイエット中の人にとっては、炭水化物を多く、カロリーが高めであるカレーうどんは、できれば避けたいと考える人が多いのではないでしょうか。しかし、意外にも、カレーうどんがダイエットに適しているという説があるので、解説していきます。
ライスよりもカロリーが低い
カレーライスは、500gで835kcalのため、一般的にカロリーが高いといわれています。しかし、ライスをうどんに変更するだけで、同じ500gでも516kcalとなるため、カレーうどんのほうがカロリーが低く、ダイエットに適しているといえるのではないでしょうか。
ただし、ダイエット中は、栄養バランスが偏りがちになるので、サラダなどの野菜も、バランスよく摂ることを心がけておきましょう。
スパイスが基礎代謝をアップさせる
ご存じの通り、カレーには、クミン、コリアンダー、ターメリックなどの数多くのスパイスが含まれています。このようなスパイスには、代謝を高める効果があるといわれており、カレーを食べることで、1日の消費カロリーのアップが期待でます。
また、適度な運動を取り入れることで、より代謝を高め、効果的なダイエットにつながるといえるでしょう。自宅でカレーを手作りする場合には、このようなスパイスを自分好みに調整してみてもよいでしょう。
ニンニクや生姜が脂肪を燃やしてくれる
カレーには、ニンニクや生姜などが「隠し味」として使われていることがあり、これらは体内の脂肪の燃焼を、促進してくれる効果があるといわれています。
生姜には、血管を拡張して身体を温めてくれる効果があるため、ダイエット中の人はもちろん、冷え性で悩んでいる人も、積極的に取り入れたい野菜の一つだといえるでしょう。
また、ニンニクや生姜をすりおろしたチューブ入りの商品も販売されているので、使う量を調整しながら、自分に合う量を見極めていきましょう。
満足度が高く間食を予防できる
日常的に間食を摂る習慣がある人はとくに、ダイエット中においても間食を我慢しなければならないことが、ストレスだと感じてしまいがちです。しかし、カレーうどんには脂質が含まれているため、腹持ちがよいといわれており、ダイエット中の空腹による間食を、予防する効果が期待できるといえるでしょう。
また、早食いしがちの人は、ゆっくりとよく噛んで食べることによって満腹感が持続し、代謝を高める効果があるといわれています。
ダイエット中のカレーうどんの食べ方
カレーライスを食べるよりも、カレーうどんのほうがカロリーが低いということがわかりました。ここでは、ダイエット中でも効果のある、カレーうどんの食べ方を順に解説していきます。
汁を飲み干さない
汁を飲むことによって満腹感が得られるため、普段からラーメンやうどんの汁を、全部飲みほしてしまう人も多いのではないでしょうか。
しかし、カレーうどんの汁には、塩分や肉などの具材から溶け出た脂肪が含まれているため、汁を飲むことによって、余分な脂肪を取り入れることになってしまいます。したがって、ダイエット中はとくに、カレーうどんの汁は飲まずに、残すように心がけるようにしましょう。
サイドをオーダーする時は海老天やかき揚げを頼む
ダイエット中は、糖質を過剰に摂取しないように心がけている人も、多いのではないでしょうか。しかし、カレーうどんで効果的なダイエットを目指すのであれば、海老天やかき揚げを合わせることによって、糖質の過剰な摂取を防ぐ効果が期待できます。
また、それでもカロリーが気になる人は、鶏肉を選ぶようにすれば、過剰なカロリーオーバーを気にすることなく摂取できます。
食前に飲み物を飲む
食事の際には、水やお茶を飲むことが多いですが、カレーうどんを食べる前に、お茶や炭酸水を飲むことで、食べ過ぎや血糖値が急上昇することを防ぐ効果があります。炭酸水は、食前に飲むことで満腹感が得られやすくなるといわれており、冷たい状態で飲むよりも、常温で飲むほうが効果が高いといわれています。
また、野菜不足が気になる人は、野菜ジュースやトマトジュースもおすすめです。とくにトマトジュースには、血糖値が上がりにくくする効果があるといわれています。
手作りのものを食べる
一般的に、外食のものはカロリーが高く、カップ麺は栄養価が偏るといわれているため、普段から自炊を心がけている人も多いのではないでしょうか。とくにダイエット中は、栄養価が偏りやすくなる傾向があるため、なるべく自分で調理したカレーうどんを食べるようにしましょう。
手作りを心がけることによって、味や量も調整しやすく、食べ過ぎを抑制する効果が期待できるのではないでしょうか。
カレーうどんのカロリーをカットする方法
カレーうどんを食べながら、ダイエットをしていても、もっとカロリーを抑えることができるのではないかと、気になっている人もいるでしょう。ここでは、カレーうどんのカロリーをカットする方法を、順に解説していきます。
肉は牛ではなく鳥か豚を使う
カレーうどんには、牛肉、豚肉、鶏肉などが使われており、店舗やメニューによってさまざまです。しかし、カレーうどんを使って効果的なダイエットを行うには、牛肉30gのカロリーは155kcalと一番多いため、30gで60kcalの鶏肉か、55kcalの豚肉を使うとよいでしょう。
また、鶏肉の皮が高カロリーであるため、皮を取るだけでも、大幅なカロリーカットが実現できます。スーパーなどでも、あらかじめ皮を取った状態で売っているものもあるので、ダイエット中の人にはおすすめです。
うどんを減らして野菜を多めにする
ダイエット中は、野菜を多めに摂取するように、心がけている人も多いのではないでしょうか。カレーうどんの場合も、炭水化物であるうどん自体の量を減らして、タマネギやニンジンなどの野菜が多めのカレーうどんを作れば、カロリーを抑えられます。
しかし、ジャガイモについては、糖質の量が多いため、入れすぎに注意するようにしましょう。夏はナス、冬はハクサイなど、季節の野菜を取り入れてもよいでしょう。
低糖質麺に置き換える
現在は、糖質が抑えられた麺がスーパーなどで手軽に購入できるようになりました。カレーうどんのカロリーを大きく抑えるためには、うどん自体を低糖質麺やコンニャク麺に置き換えると、より効果的だといえるでしょう。
残念ながら味は落ちてしまいますが、カロリーを大幅にカットすることができます。
低カロリーなルウを使う
現在、市販されているカレールウは、一人分あたり約100kcalのものが多く見受けられます。しかし、最近では、カロリーオフやカロリーハーフを謳った商品が登場しており、このようなカレールウを積極的に使うことによって、一人分あたり約50~90kcalに抑えることができます。
販売されているカレールウの種類も多いので、メーカーや辛さなど、自分に合った商品を選ぶようにしましょう。
簡単な方法でカレーうどんのカロリーを抑えよう
カレーうどんは、カロリーが高いというイメージがあった人も、工夫することによって、効果的なダイエットを実現できます。例えば、うどんに飽きてしまったら、しらたきやそばに置き換えるだけでも、いつもと違う触感を楽しめます。また、カレーにホールトマトを加えることによって、体内の脂肪細胞の働きを抑える「リコピン」を摂取できます。
このように工夫次第で、いくつもの効果的なダイエットができるので、自分に合った方法で、カロリー制限してみてはいかがでしょうか。