セラミド配合乳液で肌に潤いを与えよう。種類や注意点・おすすめ6選
肌の保湿にはセラミドが重要
肌質に関わらず、スキンケアに欠かせないの保湿。その保湿をより効果的にするために必要なのが「セラミド」という成分です。水と結合する性質を持ち、蒸発を防いで水分を抱え込む高い保湿力があります。
この成分が配合されている化粧品は多く販売されており、何種類もあるため用途に合わせた選び方が欠かせません。本記事を参考にして、自分の求めるセラミド化粧品を見つけましょう。
いろいろな種類のセラミド
セラミドと呼ばれる成分にはいくつか種類があります。種類によって肌になじみやすいものもあれば、刺激が少なく肌にやさしいもの、実はセラミドではない構造が似ているだけの類似成分などさまざまです。これらの種類を理解したうえで、セラミド配合化粧品を探しましょう。
保湿効果の高いヒト型セラミド
肌本来のセラミドと似た構造で、肌に優しくなじみやすいといわれています。成分表示はバイオセラミドや、セラミド+数字で表記されていることが多く、1~7までの数字の大きさによっても得られる効果が違います。必要な効果が得られそうなセラミドを選んで、スキンケアに役立てましょう。
刺激が少ない植物性セラミド
植物性セラミドはその名の通り、米や大豆などの植物から抽出されたセラミドです。保湿効果に加えて、刺激が少なく肌にやさしい特徴を持っていることから、敏感肌でも使える成分として定評があります。植物性セラミド、加水分解こんにゃく根、コメヌカフィンゴ糖脂質、などと表示され抽出する原料自体が安価で大量生産ができるため、低コストであることも魅力的です。
ヒト型セラミドの構造に近い動物性セラミド
馬や豚などの動物から抽出される動物由来のセラミドです。主にセレブロシドやビオセラミドなどといった名前で表示されています。ヒト型セラミドの1~7までを含有しており、肌になじみやすく親和性も高いことが利点です。
しかし、抽出源が馬の脊髄などであるため、大量生産に向いておらず、価格もやや高価な傾向にあります。コストの問題が前提としてありますが、セラミドの産生量を増やす効果も期待できる優れた成分です。
コストがかからない類似セラミド
セラミドに似た分子構造をしている、石油由来の保湿成分を化学的に合成したものです。成分表にはセチルPGヒドロキシエチルパルミタミドなどと表記されています。あくまでも構造が似ているというだけで、セラミドとまったく同じ効果を期待することはできません。しかし、大量生産できる特徴があるため、非常に安い価格で提供されてるのがメリットです。
ヒト型セラミド配合のおすすめ乳液
ここではヒト型セラミドが配合されている乳液についてまとめています。ヒト型セラミドの種類ができるだけ多いものから選んでいますので、ぜひ参考にしてみてください。
エトヴォス モイスチャライジングセラム
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B01MY6DF8U” title=”ETVOS(エトヴォス) モイスチャライジング セラム”]
高濃度のヒト型セラミドに加え、ヒアルロン酸やアミノ酸などの保湿成分も配合されており、不安定になりやすい肌に潤いを満たしてくれます。人の肌と同じ「ラメラ構造」をしたセラミドを採用することで、肌なじみがよく浸透力を大幅にアップ。
さらに、シリコン、パラベン、石油系界面活性剤、鉱物油、合成香料、着色料は使用しておらず肌にやさしい作りとなっています。
ヒフミド エッセンスミルク
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B014KKO34O” title=”小林製薬 ヒフミド エッセンスローション 120ml 保湿化粧水”]
一緒に含まれているサガラメエキスは、肌にやさしく安全性も高い他、セラミドの産生と効果を高めてくれるといわれています。これらの効果によって、肌の油分と水分のバランスが整い、潤いがありながらもふっくらとした肌へと導いてくれるのです。
肌に潤いがしっかり行き届くと、乾燥による小じわも目立たなくなるため、アンチエイジング効果にも期待ができます。
大塚製薬 インナーシグナル ミルク
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B0083EWI2I” title=”大塚製薬 【医薬部外品】 インナーシグナル ミルク 80mL (薬用乳液)21781″]
天然セラミドを配合している大塚製薬の薬用乳液です。独自の薬用成分エナジーシグナルAMPが角質層に留まり、母細胞に浸透してしなやかな肌に整えます。さらに、アデノシン一リン酸二ナトリウムが配合されているため、メラニンの蓄積を抑えられ、シミやそばかすといった肌トラブルの予防も可能です。肌にスムーズになじむテクスチャーで、柔軟性を与えながら、ふっくらとした肌へと導いてくれます。
植物性セラミド配合のおすすめ乳液
浸透性に優れた植物性100%の天然セラミドを配合しているDHCの薬用乳液です。伸びがよくやわらかなテクスチャーに加え、徹底した肌のバリア機能強化を実現しています。オリーブバージンオイルや甘草誘導体、大豆エキスなども配合されているため、保水力が高く、長時間のみずみずしさを持続させることが可能です。
DHC 薬用セラミドミルク
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B00I95G4T4″ title=”DHC薬用セラミドミルク”]
浸透性に優れた植物性100%の天然セラミドを配合しているDHCの薬用乳液です。伸びがよくやわらかなテクスチャーに加え、徹底した肌のバリア機能強化を実現。
オリーブバージンオイルや甘草誘導体、大豆エキスなども配合されているため、保水力が高く、長時間のみずみずしさを持続させることが可能です。無香料、無着色、パラベンフリー仕様で、潤いと弾力に満ちた肌へと整えます。
モーニュ モイスチュアミルク
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B01CNSV47E” title=”モイスチュア ミルク”]
コンニャク成分から作られたセラミドを配合しているモーニュの乳液です。肌につけるとローズ・ラベンダーがふわっと香り、べたつかずしっとりさらっとしたテクスチャーで潤いを肌に閉じ込めます。さらに、特許も取得しているコンニャク成分には、米などに比べて7倍~15倍以上のセラミドが含有。無添加にこだわり肌への優しさを追求した自然派良品となっています。
RED B.A ミルク
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B01777WZHO” title=”POLA RED B.A ミルク 80ml 304792 並行輸入品”]
米ぬかや米胚芽から抽出された植物性セラミドを配合しているミルクです。濃密感のあるミルクはまるで美容液のように肌に絡みながら浸透していきます。
現代女性の心理的ストレスと肌の関係に着目し、乾燥や摩擦の刺激に強い、潤いを取り込むモイストキャッチベールを採用している珍しいタイプの化粧品です。女性らしいフルーティフローラル調の香りがふんわりと上品に香ります。
セラミド配合の乳液を選ぶときに大切なこと
セラミドが配合されている乳液を選ぶ際には、気をつけなければならないことがあります。「配合」と書かれているから大丈夫などと軽率な気持ちで購入せずに、内容をしっかり確認してから選ぶようにしましょう。
成分表示をよく見ること
化粧品そのものや、パッケージの裏には成分表示が必ずあります。その成分表には配合量の多いものから先に成分が記載されているので、セラミドが上位に記載されているものを選ぶようにしましょう。どんなに大きくセラミドが配合されていると書かれていても、成分表示で後半に表記されているようでは配合量も少なく、十分に効果が得られない可能性もあります。
アレルゲンが含まれていないか確認すること
肌荒れやアレルギーを起こしやすい、などといった敏感肌の人は化粧品選びに注意が必要です。特に植物性セラミドはアレルゲンが少ないといわれていますが、原料として米や大豆、小麦などが使われているため、肌質に合わなくて荒れてしまったという人も中にはいます。乳液を使って万が一肌トラブルが発生したら使用を直ちにやめ、皮膚科を受診してみましょう。
セラミド配合乳液で潤いのある肌に
セラミドには肌の水分の蒸発を防ぐ重要な役割があります。乾燥対策やエイジングケアだけでなく、健やかな肌にはセラミドが欠かせません。また、セラミドという名前が入っているだけで化粧品を選ぶのは注意が必要です。
セラミドといってもヒト型セラミドや植物性セラミド、動物性セラミド、類似セラミドなどの種類があります。どの種類のセラミドが含まれているのか、どんな効果が得られるのかをしっかり見極めて選び、潤いのある肌を目指しましょう。