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「毛布」の選び方でこんなに変わる。リラックスタイムの質を上げよう

生活雑貨

お気に入りの一枚を見つけよう

毛布と簡単にいっても、使い方や素材の違いなどさまざまです。繊維一つでも、織り方や原材料が違うだけで触り心地も使い心地も大きく変わってきます。使うシーンによって使い分けをしている方も、種類や素材を知ることで、より自分に合った毛布が見つけやすくなるのではないでしょうか。

毛布の使い方

毛布によっても大きさがさまざまで、状況によって使い分けをすることが大切です。おすすめの使い方を毛布の違いでまとめました。

睡眠のために使う毛布

睡眠のために使う毛布を布団の上にかけるものか、布団の下にいれるものか、迷ったことはないでしょうか。意外と毛布は布団の下にいれるものと決めつけてしまってる方も多いかもしれません。ですが、布団の素材によって、毛布の使い方は大きく変わってきます。

羽毛布団の場合は、直接肌に触れると熱が伝わりやすく、羽毛布団と体との間に毛布を挟んでしまうとうまく熱が伝わりません。ですから、羽毛布団を使用している方は、布団の上から毛布を掛けるようにするとよいでしょう。羽毛布団は、軽くて保温性が高いことも特徴の一つなので、毛布は軽いものを選ぶようにしましょう。

掛け布団の素材が綿やポリエステルなどの場合は、直接肌に触れても熱は伝わらないので、毛布は布団の下にいれて使うほうがよいです。ただし、毛布の素材によっては吸湿されたものが放出されにくいため、蒸れの原因になることがあります。

普段使いのひざ掛けタイプ

ひざ掛け毛布にはハーフサイズ(約140×100cm)や、クォーターサイズ(約70×100cm)の毛布がおすすめです。ハーフサイズはシングルの毛布を半分にしたサイズで、家で座りながら作業するときや休むときにゆったり膝にかけられる大きさです。シングルサイズの毛布を半分に折ってそのまま使うと、体全体を覆いたくなったときに広げて使えるので家にいるときはこの使い方もおすすめです。ひざ掛け毛布はフリース生地の物が多く、暖かいが静電気に悩む方も多いようです。

クォーターサイズは、ハーフサイズよりももう少し小さく四分の一の大きさで、持ち運びに丁度よいです。家だけでなく、出先でも使えるので、かばんに常に入れておくとどこでもさっと取り出すことができます。

移動が自由にできる着る毛布

ここ数年で人気を集めているのが着る毛布。着たまま移動できるので、暖かい部屋からの移動もこれ一枚あれば無敵といっても過言ではないでしょう。

寒い季節になると、朝起きて部屋が寒いから布団から出られない、なんて経験はありませんか?そんなときは着る毛布を羽織ってしまえば布団から脱出できます。「布団から出られなくて二度寝してしまった」、ということもなくなるのではないでしょうか。掛ける毛布と違って密着するため熱が逃げにくいところが最大のメリットです。

毛布の種類について

毛布の作りで保温性や軽さなどが変わるので、作りとその特徴について説明します。

肌触りが良く軽量なニューマイヤー毛布

ニューマイヤー毛布とは、生地が一枚で構成されていて両面に仕上げがされているもので、編み込まれているという意味を持ちます。アクリルやポリエステルなどの素材が多く、軽くて毛玉ができにくいです。そのため家庭用洗濯機で気軽に洗えるのがよいところです。軽いのに保温性が高いため、基本的には布団の上からかけて使用するのがおすすめですが、滑りやすいという特徴もあり羽毛布団の上にかけるのはおすすめしません。

2枚合わせで出来ているマイヤー毛布

マイヤー毛布はアクリル素材ですが、生地が二重に縫い合わせてあるので、重さもあり家庭用洗濯機で洗うのは難しいですが、その分保温性は高まります。ニューマイヤー毛布やマイヤー毛布に共通する特徴は、毛足が長いものが一般的で肌触りのよさや毛が抜けにくいこと。大半が化学繊維で作られているため、保温性は高くても、吸湿性は下がってしまうものが多いです。

タフト毛布

タフティングという特殊な機械で作られており、植え込むという意味を持ちます。その意味の通り、基本となる布にアクリルパイル糸を植え付け起毛した毛布です。暖かく軽い特徴から、災害用毛布として使用されることが多いです。

ポリエステル素材のフリース毛布

フリース毛布は生地が薄手で軽く、持ち運びやすいのが特徴です。フリースは、ペットボトルを再生して生地にしているものも多く存在し、アクリルより生地が丈夫で縮みにくいことも特徴の一つです。保温性には優れていますが、ポリエステル素材の性質上、静電気が起きやすいのがデメリットです。

乾燥時期は静電気のばちばちが気になってしまいがち。静電気が起きるとホコリが付きやすくなってしまうので、静電気防止加工の毛布を選ぶことをおすすめします。

天然素材羊毛のウール毛布

天然素材の中でも需要の高いウール毛布は、吸湿性保温性ともに、とても優れているのが最大の特徴。ウールの繊維が縮れて絡み合っているので弾力性もあり、ウールは毛布だけでなくセーターなどにも活躍する優れものです。

ウールには水滴を弾いてくれる効果もあるので、汚れにくいという点も人気の一つではないでしょうか。吸湿性保温性に優れているからこそ、羽毛布団の上から掛けて使用すると暖かい空気が逃げにくく、綿布団の下に入れても蒸れないので使い方によってとても重宝します。

しかし、ウール100%の毛布は高価なものが多く、安価で手に入れられるものは羊毛混紡という、化学繊維とウールを合成したものが多いので、購入するときにはしっかり確認が必要です。

コットン100%の綿毛布

天然素材の綿毛布は、他の毛布に比べると保温性はあまり高くはありません。ですので、逆に暑くなりすぎないという点では肌寒い程度の時期にも一枚で活躍しますし、毛布と重ねて使用しても暑苦しくなることはありません。春や、秋の暑くもなく寒くもない時期がおすすめです。程よい重さがあるので、軽い毛布が苦手な方に人気があります。

さらに、優しい肌触りで吸湿性に優れており、静電気の少ないシール織やマイヤー織りで作られているため赤ちゃんのおくるみやお昼寝毛布としても重宝します。

毛布の素材は何か

毛布の素材によって、触り心地や保温性など大きく変わってきます。素材や繊維の違いをまとめたので、今使っている毛布のタグなどを見て参考にしてみてください。

化学繊維で作られている毛布

化学繊維とは人工的に作られた素材で、ポリエステル、ナイロン、アクリルなどの合成繊維のことを言います。素材によって原料もさまざまなため、比較的静電気が起きやすいという共通の特徴があります。

ポリエステル素材

ポリエステルはきめ細かな繊維なので、丈夫でシワになりにくく重さも軽量といったメリットがありますが、静電気が起きやすい、毛玉ができやすいなどのデメリットがあります。毛布以外だと洋服の裏地やフリースに使われることが多いです。

ナイロン素材

ナイロンはストッキングなどに使われていて、静電気が起きやすいなどのデメリットはありますが、シルクに近い素材なので強度が高いなどの特徴もあります。吸湿性が低いのでナイロン素材の毛布は布団の下に入れて使用すると寝苦しかったり、寝汗で冷えてしまう可能性もあります。

レーヨン素材

またの名をビスコース繊維とも呼ばれるこの化学繊維は、主原料を木材パルプとするため絹や麻と同じ成分です。もとは人工的にシルクのような素材を目指して作られたので、肌触りのよさや光沢があり下着や裏地に使われることも。ドレープ性があり、肌に密着するような繊維で、吸湿性吸水性に優れています。摩擦や水に弱く、濡れると強度が落ちてしまったり縮んでしまうことが特徴です。ですので、洗濯をする際は注意が必要です。

アクリル素材

アクリルはウールを目標としている繊維で、ふんわり軽量で触り心地はいいですが、伸びやすかったり毛玉ができやすいなどのデメリットがあります。耐久性は強く虫食いにもなりません。色が染まりやすい為、あざやかな染色の毛布が多いことも特徴。毛布のタグを見てもポリエステルやアクリルを多く見かけるのではないでしょうか。

天然素材から作られている毛布

天然素材には先ほど紹介した羊毛をはじめ、ほかにはカシミヤ、ラクダの肌毛などが代表といえるでしょう。どれも保温力に優れているという共通の特徴がありますが、天然素材は人の手で加工していない素材だからこそ希少価値も高く、価格も高価なものが多いです。

カシミヤ

カシミヤはカシミアヤギの肌毛で作られており、柔らかくて細い毛が特徴。触り心地はぬめりがあります。繊維の宝石と呼ばれることもあるカシミヤですが、水をはじく力は弱く、水などに濡れるとシミになってしまうことも。雨の日の着用は細心の注意を払いたいところです。保温、保湿に優れていて軽量であることもカシミヤの特徴なので、コートで着てももったりとした着心地になりません。

アルパカ

もこもこの毛に覆われているアルパカの毛は、ふわふわした感触のワカイヤと、くるくるとした見た目のスリという毛の二種類に分類され、毛の色はなんと25種類も。繊維の表面のうろこが少ないため、細い毛でも折れなどに対する力が強くシワが付きにくい特徴を持ち、保温に優れているのでコートやカーディガンに使われることが多いです。

ラクダ

キャメルという呼ばれ方をするラクダ毛は、主に温度差の激しい環境で育つ、ふたこぶラクダから採取された肌毛を使用しています。羊毛より上質で柔らかい特性が高級品とされています。ふたこぶラクダは冬はマイナス30度を超える環境下で生活することもあるため、その寒さに耐性を持つため肌毛の保温性は抜群。吸湿性も高く、常にさらさらした感触を保つことができます。

シルク

蚕の繭から作られた天然素材で、人間の肌と同じタンパク質でできているので、肌との相性がよいのが特徴です。気品のある光沢を身にまとうような美しさがあり、下着やドレス、着物にも多く使われ古くから親しまれてきました。

もともと蚕を外敵から守る役割を持っていることから、生地はほかのどの繊維よりも群を抜いて頑丈です。保温性や吸湿性、さらに通気性にも優れています。静電気を起こしにくい素材なのでホコリやチリが付くこともなく、低刺激なのでアレルギー肌でも安心して使用できます。

ビキューナ

世界で最も細い繊維と言われ、ラクダ科の動物で天然素材の中でも最高級クラスです。その細い繊維はとても柔らかく弾力があり、なおかつ軽量で保温性に優れています。希少価値の高さから、「幻」と呼ばれるほど。ビキューナ毛を使った毛布は高価で、クリーニング店でも扱いがない場合があります。

特殊加工で保温性を高める毛布

16~20μnm(マイクロナノメートル)の細さであるマイクロファイバーは、ナイロンやポリエステルが原料の合成繊維。その細さはも細い髪の毛の約100分の1といわれ、極細の繊維の中に空気をたっぷり取り込むので、保温性が非常に高く、繊維に特殊な加工をしているので吸水性も高く、着る毛布や眼鏡ふきなどさまざまな商品に使われています。

さらに、プレミアムマイクロファイバーという繊維も開発され、シルクよりも細い8~10μnm(マイクロナノメートル)で髪の毛の約200分の1の細さといわれています。ふんわりとした柔らかい触り心地が人気です。

おすすめの毛布

洗顔するときのポイント

肌触りが滑らかで軽く、保温性が高い、だけど「手ごろな価格で購入できる」毛布のおすすめをまとめました。自宅の洗濯機で洗えるかどうかなど、使い勝手のよさを比較してみましょう。

昭和西川 毛布 フランネル

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フランネルタッチ生地で作られているこちらの毛布は、極細繊維が暖かい空気を取り込むマイクロファイバー仕様なので冷たい空気を入れないように体に密着します。静電気を防止する加工もされており、家庭用洗濯機で洗える点も魅力的です。

AmyHomie プレミアム マイクロファイバー 毛布

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柔らかい肌触りでふんわりとしたフランネル生地を使用。先ほど紹介した保温性・吸水性の高いマイクロファイバーで作られた毛布で、ドレープ性があるのできめの細かい毛並みが体をしっかり温めてくれます。こちらも家庭用洗濯機で丸洗いすることができ、静電気を抑える加工がされているので乾燥しやすい時期も安心して使えます。

mofua ( モフア ) 毛布 プレミアムマイクロファイバー

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こちらの毛布はプレミアムマイクロファイバー使用で、柔らかくツヤのある毛並みが特徴です。シルクよりも格段にアップした触り心地があり、超極細繊維に取り込んだ暖かい空気が体を包み込んでくれます。カラーリングはなんと20種類で、低ホルムアルデヒト製品。静電気防止加工されていて、家庭用洗濯機で丸洗いが可能です。

自分の好みに合った毛布で睡眠も充実する

知っているようで意外と知らない繊維や毛布の種類。希少価値の高い天然素材を直接お肌で実感するのもよし、天然素材を目指し研究を重ねて生み出した素材を実感するもよしです。

寒い時期には毛布一枚で寝心地や過ごし方に大きく違いが出ます。睡眠の質を向上させてくれる効果も期待できるので、ただ温まるだけでなく、触り心地も満足できる、お気に入りの毛布を探してみてはいかがでしょうか。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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