ほうれい線の消し方を知りたい|できやすい人の特徴や対策とは
みんな気になるほうれい線の消し方を知りたい
ほうれい線とは、鼻の両脇から口の両端に伸びる2本の線のことです。正式には「鼻唇溝(びしんこう)」といいます。ほうれい線は、しわと思われがちですが頬の境界線です。赤ちゃんから大人まで年齢に関係なく笑うとほうれい線は出ます。
同じ年齢でも、ほうれい線が深く刻まれている女性やそうでない女性の違いは、何なのでしょうか。また、ほうれい線を消すことはできるのでしょうか。女性なら、みんなが気になるほうれい線の消し方を紹介します。できやすい人の特徴や対策について知り、ほうれい線を改善していきましょう。
ほうれい線ができやすい人の特徴
ほうれい線ができやすい人は、加齢以外に生活習慣も大きく影響しています。仕事がデスクワーク中心の人は、要注意です。無表情で毎日パソコンに向かっていると、顔の筋肉の表情筋が動こかすことがあまりなく、筋肉が硬くなり、たるみにつながってしまいます。顔の筋肉が硬くなると、顔のこりや歪みにもつながります。以下の項目で、あてはまるものはがある人は要注意です。
- 横向き、うつ伏せで寝るクセがあると片方の頬に重力がかかる
- 乾燥肌
- 紫外線予防をしていない
- 食べ物を片方だけで噛む
- やわらかい食べ物を好む
- 姿勢が悪く猫背になる
- 喫煙者
- スマホ、パソコンをよく使う
- ダイエットを繰り返す
猫背の人
姿勢が悪いと骨盤の歪みが生じたり、どちらか片方の肩が下がったり、肩こり、腰痛といろいろな不調を起こします。また、姿勢が悪いとほうれい線の原因となる「たるみ」ができやすくなります。
特に注意したいのは姿勢です。姿勢が悪いと猫背になりやすく、体が歪むことで代謝が悪くなります。頭の重さを首でしっかりと支えることができず、顔の皮膚や筋肉が重力に負けてたるみやすくなります。
日頃から全身が映る鏡で、自分の背筋をチェックしましょう。猫背は老けて見える原因にもなります。
表情の変化がない人
顔には表情筋と深層筋あります。表情筋は、表情を作る筋肉で、皮膚についているものです。深層筋は骨に付いていて深い部分にあります。この深層筋が表情筋を支えています。
表情が豊かな人は普段から自然と表情筋を使っていますが、表情が乏しい人は、表情筋を使ってないので、ほうれい線が目立ってしまいます。普段から柔らかい食べ物を好んで食べていたり、片側の歯で物を噛む癖のある人は、口元の筋肉が衰えてくるので注意が必要です。
顔を引っ張る髪形をよくする人
人間の体は一枚の皮でつながっていますので、顔と頭の皮膚もつながっています。皮膚は「伸びる」という性質があります。髪をきつく結ぶと皮膚が引っぱられて伸びてしまい、結んだ髪の毛の重さでも皮膚は引っぱられてしまいます。そして、皮膚が伸びた状態が長く続くと元に戻りにくくなり、たるみにつながってしまいます。
顔の筋肉を引き上げるポニーテールやアップヘアスタイルは、皮膚や皮下脂肪、筋肉を伸ばしてしまうので、髪をおろしたときには伸びた分がたるみとなってしまいます。そのため、髪を束ねている人は要注意です。職業柄、髪をまとめないといけない人もいるでしょう。予防策は、きつく結ばない、ゆるめに結ぶなどの工夫をしましょう。
肩こりがひどい人
肩こりがひどい人や首がこる、眼が疲れやすい人も顔の筋肉が硬くなっているの注意が必要です。頭部がこっている場合もあるので、入浴時間を利用して、シャンプー時に頭皮マッサージをしたり、湯船によくつかるなど、首筋や鎖骨をリンパマッサージしたり、ホットアイマスクなどをして血流をよくするようにしましょう。
痩せている人や丸顔の人
ほうれい線のできやすい人は、骨格が深く関わっています。痩せている人やあごが細い人は、肌の内側の脂肪や筋肉が少ないため、内側からの張りがないのでたるみやすく、ほうれい線ができやすい傾向にあります。丸顔の人は顔に脂肪や筋肉があっても、頬が下に垂れやすいので、ほうれい線ができやすいようです。
ほうれい線ができる原因
ほうれい線ができる原因は、頬の筋肉の衰えによる「たるみ」によるものです。頬についている脂肪がたるみ、皮膚が下に落ちることで、ほうれい線の溝が深く目立ってきます。予防するには、日頃から顔の筋肉を動かす習慣をつけることです。ほうれい線ができる原因を見ていきましょう。
喫煙やストレスにより滞った老廃物
喫煙は、血流を悪くし皮膚が生まれ変わるターンオーバーを乱し、肌が乾燥してしわが増えます。たばこを吸うと、体内ではコラーゲン生成に必須となるビタミンCが破壊され、血管は急激に収縮するので、そのためヘモグロビンによる酸素の供給が滞ってしまい代謝が悪くなり、体内の老廃物が排出されにくくなります。
体内では、たばこを吸ったときに発生する活性酸素を除去しようと、体内のビタミンCを大量に消費するので、ビタミンCが不足しコラーゲン生成がうまくできず、肌のたるみを促進させてしまいます。
また、ストレスの影響で顔の血管が収縮して血行が悪くなり老廃物がたまるので、ほうれい線ができやすくなってしまいます。
体重の急激な変化
太ったり、ダイエットで痩せたりすることを繰り返すと、シワやたるみができやすくなるといわれています。ダイエットは栄養面が損なわれるので、急激に体重を減らしたりすることはやめましょう。ダイエットをするなら、無理はせず長期間で行えば肌への負担も軽くなります。
また、肌の弾力を取り戻す食材を使った料理なども積極的食べましょう。コラーゲン豊富な手羽先や手羽元、赤身の牛肉や豚肉などはビタミンもとれ肌によいです。緑黄色野菜も色の濃い野菜は肌によいので、積極的にとりましょう。食事は偏らず、肉・魚・野菜・主食とバランスのよい食事をしましょう。
筋肉の衰え
体は使わないと筋力は衰えてきます。足腰と同じで、顔も表情筋を使わなければたるんでしまい、衰えてきます。筋肉はいくつになっても作れるので、顔の筋肉を鍛えれば、ほうれい線を消す効果は期待できます。
演劇の稽古やアナウンサーが滑舌をよくするために「あえいうえおあお」の発声方法をするのを知っていますか。大きく口を開けて「あ・え・い・う・え・お・あ・お」と一文字ずつ区切って母音を発声することで表情筋が鍛えられますので、お風呂で湯船に浸かりながら何度かやってみましょう。
また、歌を歌うのも効果があります。大きく口を開けてはっきり歌いましょう。歯磨きのついでに歯ブラシで口の内側からほうれい線の部分をマッサージして鍛えることもできます。
肌のハリや弾力の衰え
ほうれい線ができる原因は、皮膚の弾力の衰えやハリの低下が考えられます。皮膚の構造は、表皮・真皮・皮下組織の3つから成り立っています。中でも真皮は、皮膚のハリと弾力を保つ部分で、コラーゲンとエラスチン、ヒアルロン酸を生みだしています。
しかし、年齢を重ねるとこれらを生みだす能力が低下します。また、紫外線や酸化、糖化の影響で、しわやたるみが加速し、頬の境界線であるほうれい線に肉が乗った状態になるのでほうれい線が目立つようになります。
肌の乾燥
肌の乾燥も、シワの原因の一つです。保湿しても乾燥してしまうのは、肌の内部も乾燥しているかもしれません。乾燥した肌は、栄養がいきわたらずに、ターンオーバーが正常に行われないため、シワが目立ってしまいます。
洗顔後の肌は水分がどんどん蒸発します。お風呂上がりは、体の中の体温が上昇している分、ほてった肌から水分が蒸発してしまい、乾燥しやすい状態になります。お風呂上がりはすぐに手に取れる場所にオイル、もしくはミスト化粧水などを用意して乾燥がすすむのを防ぎましょう。
乾燥が気になるなら、セラミドが配合されたサプリメントを飲むのも効果的です。睡眠不足も肌の乾燥を招きます。睡眠不足は美容の大敵です。睡眠のゴールデンタイムといわれている午後10時~午前2時に就寝すれば、成長ホルモンが活発になって美容効果があるといわれています。
ほうれい線をなくす方法
ほうれい線をなくす方法はいろいろあります。お金をかけずに筋トレ、マッサージでほうれい線をなくしましょう。金銭面に余裕があるなら、美顔器での効果も期待できます。スキンケア、メイクでほうれい線を消す方法など参考にしてください。
ほうれい線をなくすための筋トレとマッサージ
頬骨矯正マッサージ
あるべき骨格をベストな位置に戻す「頬骨矯正マッサージ」は、固くなっている下の筋肉を下から押して刺激するだけで筋肉が目覚め、元の場所に戻ろうと働きます。これで、たるみが解消し、平坦な顔に立体感が出る効果がありますので、ぜひ、やってみましょう。
2.骨とあごの骨の間のくぼみに手を当てます。クルクルと小さい円を描くように動かします。
3.仕上げに老廃物をしっかりと流しましょう。耳下からデコルテへと指でマッサージ。
痛いくらいが心地いいので、 セルフ頬骨矯正で立体フェースを目指しましょう。
ベロ回しで筋トレをする
口の中で舌を回すと、口の周りにある口輪筋がダイレクトに刺激でき、血流がアップします。また同時に目も回すと、口輪筋とつながっている目の周りの眼輪筋も鍛えられ、しわやたるみの出やすい口元と目元を一緒に効率よく改善が可能になります。
2.口角の斜め上を舌で3秒押す:舌先で内側から押す。時計の2時と10時の方向に筋肉のつなぎ目があり、血流が悪くなりがちなので、その場所のみ1周させる途中で、3秒間舌先で押し続けます。
3.首の筋肉を優しくさする:舌を動かし続けると首のあたりまで負荷がかかるので疲労感を覚えます。耳の下あたりから首の前側まで数回優しくさすり、クールダウンしましょう。
割り箸でできる筋トレ
割り箸を使って、簡単なエクササイズで表情筋を鍛えることができます。
2.口角が割り箸のラインよりも上になるように意識しながら、「い」の口で30~1分間ほどキープします。
割りばしがなくても、時々口角を引き上げて頬の位置を高くキープするように日常的に意識するだけでも、表情筋が鍛えられリフトアップにつながります。
口もとの筋肉を鍛えるエクササイズ
空のペットボトルを使った2種類のエクササイズです。簡単で時間もかからず鍛えることができます。
2.くちびるでペットボトルをくわえて、持ち上げます。(歯は使わないこと)
3.そのまま10秒間保ちます。これを3回くりかえします。
慣れてきたら、少しずつ水の量を増やしてもOKです。どこかに痛みを感じる場合には、直ちに中止しましょう。
2.ペットボトルに息を吐いて、一気に吸います。
ペットボトルがつぶれれば、口輪筋が強いということですが、口輪筋が弱いとペットボトルはつぶれません。毎日3回ほど続けてみましょう。
ほうれい線を消す、口内マッサージ
口内マッサージは、口の中からほうれい線を押すことで、ほうれい線を消すというマッサージです。まず、手を清潔にしましょう。
2.親指を口の中に入れて口の内側からほうれい線を優しくマッサージします。
上から下に向かって行いましょう。左手で同様に右側も行います。筋肉の緊張をほぐすことでリフトアップも期待できます。歯磨きのついでにできる口内マッサージです。歯ブラシで口の中からほうれい線をなでるだけでも効果があります。
ほうれい線に良い美顔器
ライザップが監修【エステナードリフティ】
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B07197F9G8″ title=”【正規代理店品/保証付】エステナード リフティ+専用 パーフェクトリフトジェル(美容液ジェル)”]
結果にコミットすることで有名なライザップ監修の美顔器のエステナードリフティは、イオン導入で美容液成分を肌に届け、肌の乾燥部分を見つけ出し、集中的にハリを与える美顔器です。週2回、5分の使用で、表情筋のエクササイズができます。
一台で三つの効果【フューテック プラズマ ボーテ】
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B01N082M3Z” title=”美顔器 プラズマボーテ PLASMA Beaute ハンディタイプ マッサージ機器”]
プラズマボーテ美顔器はプロの現場でも使われている、フェイシャルエステツールです。赤色LEDでリフトアアップ、エレクトロポレーションでヒアルロン酸やコラーゲンなどを導入し、EMSで表情筋のエクササイズが同時に行えます。
杉本彩プロデュース【ララルーチュ・RF】
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B00DT0VGKG” title=”コアパルス美顔器 LALA LUCU (ララ ルーチュ)”]
年齢を重ねても美しい杉本彩さんが、開発した美顔器です。表情筋を鍛えてフェイスラインをスッキリさせる効果があります。シワを予防してハリを出し、ほうれい線を目立たなくする効果も期待できます。美容成分をコアパルスで浸透させ、EMSで筋肉を鍛えます。
ほうれい線ケアのためのスキンケア
ほうれい線ケアのためのスキンケアは、保湿成分が優秀なセラミド、シワに効果のあるレチノールやビタミンC誘導体の美容液などがあります。くわしく見ていきましょう。
肌内部のコラーゲンを増やす作用のある化粧品を使う
ほうれい線を効果的に消す方法は、肌内部のコラーゲンやエラスチンを増やして、変性を防ぐケアが有効的です。シワやほうれい線は、乾燥や加齢によって古くなり硬くなってしまった皮膚が、何度も折り畳まれて繊維が傷つき、線のように刻まれてしまいます。
そのため、乾いた皮膚を強く引っ張るマッサージや表情筋エクササイズは、弱った皮膚をさらに傷つけてしまうことになり、余計にシワとほうれい線を深めてしまう場合があります。顔の皮膚は薄いので、マッサージは優しく力を入れないようにしましょう。
レチノール、ビタミンC誘導体配合の化粧品を使う
肌内部のコラーゲンを増やす作用のあるレチノールやビタミンC誘導体を配合したクリームや美容液など肌を奥からケアしてくれる化粧品を使いましょう。塗る時は、ほうれい線を開くようにして塗ります。肌の弱い人は、刺激が強いので、使い始めは少量ずつ試すようにしましょう。
「たるみ」が原因であるほうれい線には、抗酸化力の高いポリフェノールや、血行促進効果のあるビタミンE配合の化粧品も効果が期待できます。
化粧品との相乗効果で、ビタミンC、E、ミネラルなどが含まれたマルチビタミンなどサプリメントを飲んで内側からケアするのもよいでしょう。また、美容効果の高いドリンクを継続して飲むことで効果も上がります。
保湿成分の多い化粧品を使う
保湿成分の多い化粧品は乾燥、ほうれい線に効果があるセラミドです。もともと人間の皮膚に存在し細胞と細胞の間をつないでいる、高い保湿力のある成分です。セラミドは多くの種類があり、特徴もそれぞれ異なります。
中でもほうれい線対策はもちろんエイジングケアの味方となってくれるものは、セラミド2(セラミドNG・セラミドNSとも呼ばれる)で、ヒト型セラミドの一種です。最も保湿力に長けているセラミドといわれています。
セラミド3(セラミドNPとも呼ばれる)もヒト型セラミドの一種で、保湿力が高い上に、シワの改善に効果が期待できます。
ほうれい線を隠すメイクの仕方
ほうれい線を隠すメイクをする時、気になるからとファンデーションを厚く塗ってしまうと、ファンデーションがよれてしまいます。ほうれい線を自然に隠す効果的なメイク方法を紹介します。
ファンデーションは薄く塗る
ほうれい線は、ファンデーションを厚く塗って隠そうとすると、よれてしまい余計に目立ってしまうので、他の部分より少し薄めに塗るのがポイントです。笑うとしわができる目じりも薄く塗るのがよいです。
化粧下地を選ぶ時は、シワ改善効果のある化粧下地を選ぶとよいでしょう。シワやほうれい線など、気になる部分に塗ることでシワが伸びて目立たなくなります。
明るめの色でほうれい線の影を飛ばす
ほうれい線は影ができることによって、目立ってしまいます。ほうれい線の影を消す時は色で消すだけではなく、光を使って影を飛ばすこともできます。ほうれい線を隠すためには、明るめのコンシーラーを選ぶようにしましょう。
テクスチャーの柔らかいリキッドコンシーラーや、筆ペンタイプのものなら使いやすいでしょう。また、肌より明るめのものを選びましょう。肌より暗いと、影が飛ばないので、さらにほうれい線が深く見えてしまいます。
ハイライトを使うと光で飛ばしてくれるので効果が倍増します。ハイライトは顔を立体的に見せるためだけではなく、ほうれい線を隠すのにも効果的です。適度なパール入りはツヤ効果があり、ほうれい線を影を飛ばしてくれます。
ほうれい線を消して美しい女性になろう
ほうれい線があると鏡をみるテンションも下がってしまいます。美しく歳を重ねた人でも、ほうれい線が目立ってしまうと美しさが半減してしまいます。
志村けんさんで、おなじみの「アイーン」のポーズは、首のしわやたるみに効果があるのをご存知でしょうか。「アイーン美容法」とも呼ばれています。1950年生まれの志村けんさんの顔は、あごは引き締まり、ほうれい線が目立ちませんので効果は十分あるでしょう。
風呂の中でのエクササイズなら人に見られることもなく楽しくできます。生活習慣を見直し、簡単にできるエクササイズでほうれい線をなくして、毎日、鏡を見るのが楽しくなる美しい女性を目指しましょう。