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カメラマンとして感性を表現。たくさんの人に喜ばれる仕事をしたい。

働き方

女性カメラマンとして活躍したい

男女雇用機会均等法が施行され20年以上経ち、能力の高い女性も社会に大きく貢献できる時代になりました。最近は新しい働き方として、自分の趣味を活かし収入を得ている女性もたくさんいます。カメラマンという職業もその一つ。好きが高じて、カメラマンになる女性増えましたが、女性の人数はまだ少なく、具体的にどんな仕事なの?と、曖昧な部分も多いのではないでしょうか。

今回は、カメラ好きの女性必見。カメラマンの仕事はどんなものなのかご紹介します。

カメラマンの仕事内容とは?

カメラマンと言っても、専属やフリーランスと働き方もさまざま。ジャンルも政治やスポーツ、ウエディングと多岐に渡ります。今回は、専属とフリーの違いを見てみましょう。

専属カメラマン

雑誌社や新聞社、フォトスタジオなど会社の専属として契約するタイプ。大まかに人物撮り、ブツ撮り専用に別れます。フォトスタジオは、家族の記念撮影や、貸衣装付きのスタジオなどがあり、クライアントが営業時間に合わせて予約を入れるので、ある程度時間を見計らうことができます。雑誌社、新聞社は、深夜撮影やスクープを撮るために会社から電話が掛かり、寝ているのを起こされることもあるので、時間が不規則になりがち。

フリーカメラマン

自分で仕事を取っていくというフリーランスのカメラマン。自分の趣味、趣向をアピールし、クライアントがお願いするというスタイルから、カメラマンとしての実力が高く評価され、さまざまな会社からオファーが来ることも。自分の趣味を活かした撮影なら、時間もある程度設定できますが、オファーで仕事を取るのなら、はやり時間が不規則ということは、知っておいた方がよいでしょう。

自分で仕事を広げないといけないので、人脈づくりや自己アピールが必要になります。

カメラマンの人気ジャンル

さまざまなジャンルのカメラマンが存在します。自分の得意分野を見つけられるでしょう。どんなジャンルがあるのか、いくつかご紹介します。

報道カメラマン

事件、事故現場や、ユーザーからの得た情報で実際に現場まで足は運び、写真を撮るカメラマン。雑誌、新聞社に需要が多く、アルバイトも募集しています。

スポーツカメラマン

スポーツ新聞専門で、サッカーの試合などを記事に上げる際に必要な写真を撮ったり、ジャーナリストと一緒に一人の選手を取材し続け、撮影をするというタイプも。

スタジオカメラマン

商品の広告や、雑誌のモデル撮影、フォトスタジオで写真を撮るなど、主にスタジオ専門で撮るのカメラマンの呼び方です。

ウエディングカメラマン

結婚式を撮影する専属のカメラマン。花嫁が式に向けて準備をしている様子や、二人の式場外のブーケトスも。結婚式場の専門契約や、フリーランスの需要があります。

出張型カメラマン

こちらはフリーランスが多いそう。その人にしかない記念日などに同行し、撮影してもらうというもの。ハネムーンに同行し、二人を撮影するということも。

カメラマンの大変さとやりがい

時間の不規則は、すぐに大変さが想像できますが、他にも数多くありそう。ですが、苦労した分やりがいも大きいのではないでしょうか。

大変さは「体力と集中力」

人物撮りの場合、瞬間的にいい表情を撮らなくてはならず、ブツ撮りも商品イメージを前面に出した撮影をしなければなりません。どちらもよい写真を撮るには体力と集中力、更にはクライアントの要望に応える判断力も必要。やり直しが効かないので、常に相手の状況などに神経を尖らせなければなりません。写真によっては専用の機材を持参しなければならず、女性なら特に体力勝負となりそう。

やりがいは「感動を与えられた時」

臨場感や緊迫感などが見る側にも伝わると評価されたり、売り上げが伸び相手が喜んでくれたりなど、人に感動を与えらえることが、カメラマンとして多くのやりがいを感じるそう。入学式や、結婚式など、人生の節目の記念撮影に立ち会うことができるというのも大きな魅力なんだとか。相手を楽しませるトークや、雰囲気作りも必要。笑顔いっぱいの表情を見せてくれると、カメラマンも楽しくなりいい写真が撮れるのだそう。

カメラマンになるために必要な技術や資格

プロとして仕事するなら、やはり専門知識を得るために勉強したほうがよいでしょう。撮るものによって、資格が必要なカメラマンも存在します。

カメラマンの資格は何がある?

写真技能士

老舗の写真館での肖像撮影、または制作する際に必要な国家資格です。また、都道府県で実施されている技能検定で、1級から3級までの写真技能士の資格も存在しています。

フォトマスター検定

カメラの知識を高めたい、どれくらい知っているかを確認したいという方は、文部科学省が推薦してフォトマスター検定がおすすめ。

カメラマンになるために必要な技術や資格の勉強法

専門性を高めたり、資格の勉強もできる専門学校や写真学科のある大学なら、講師にプロカメラマンを招き、直接指導を受けることができます。民間のスクールでもプロカメラマンの講師がいます。有名写真家のアシスタントという道も。プロとしてのノウハウを一から学ぶことができ、さまざまな業種のクライアントに会えるので人脈づくりにも最適。

完全フリーで自分の感性を評価されたいなら、撮った作品を雑誌社やデザイン事務所に持ち込みしたり、個展などを開けば多くの人に知ってもらい、仕事を得るチャンスが広がります。

ステップアップにつながることも

経験と実績で仕事を得られる世界ですが、専門学校や専科の大学に行けば、授業の一環としてプロと同じような撮影体験ができます。プロのアシスタントなどをやりながら、1枚でも多く作品を撮り続けることがプロとして認められやすいそう。撮影したものを、師匠からアドバイスを受けることもでき、既に撮影スキルが身についているので、クライアントからのオファーもかかりやすいのです。

得意分野があれば強みになり、その分野からオファーがたくさん来るそう。カメラマンを求人誌などで募集しているフォトスタジオなら、子ども専用や家族用など得意な撮影ができそう。

カメラマンの気になる年収

専属カメラマンや、フリーランスによって年収もさまざま。過去の実績を踏まえて給料が上乗せされるプロもいれば、時給制のアルバイトもあります。大手企業の専属なら、安定した収入で福利厚生もしっかりしています。給料も、企業の評価に準ずる形式となるので、年収はほぼサラリーマンと同じです。スタジオ専属は、新聞や雑誌者の専属に比べれば収入が落ちます。年収は平均300万ほど。

フリーは、収入がある月と無い月があるので専属より不安定。雑誌の場合は、担当するページ数で報酬が決まっており、およそ1ページ1万円からが相場のよう。自分で仕事を広げる営業力も必要です。

カメラマンで女性はどのくらい活躍している?

女性カメラマンも増えたとは言え、まだ男性の需要が多い世界です。ですが、女性ならではの感性を活かしたカメラマンが増えているのも事実。子ども専用のフォトスタジオなどは、女性の方が子どもをあやすのが上手だったり、子供が怖がることなくスムーズに撮影できるという理由で、女性を募集するスタジオが多いとか。女性が撮る傾向として、結婚式や女性起業家のプロフィール撮影。さらに、一般女性と植物のコラボ撮影というのも、女性の感性ならでは。

女性のクライアントからもリクエストが多くなってきており、女性は人脈作りも上手なので、自分の感性を発揮しながら仕事を広げる方が、女性からの需要も高まるようです。

女性カメラマンとして一歩を踏み出そう

昔のカメラマンは「男社会」と認識され、当時女性がカメラマンを目指すというのが、大変な「いばらの道」だったことでしょう。ですが、プロとして仕事することに男も女も関係ありません。女性を相手に仕事をすることも同じです。カメラマンは収入が不安定と言われていますが、どんな仕事も苦労や大変さは付き物。まずは、心から撮りたい1枚を撮って見ましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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