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資格を取りたい人必見!税理士試験の難易度はどれぐらい高いの?

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税理士の科目別試験難易度や公認会計士との試験難易度の差

最初に知っておくべきことは、税理士試験には11科目存在しており、科目別で難易度が異なっているという点です。

また、全11科目全てで合格をしなくても、税理士になることができるのです。また、公認会計士は税理士に比べると公認会計士の方が若干難しい傾向にあります。

税理士の仕事内容

税金に関する様々なサポートをする仕事

日本は税金大国なので、何をしても税金を取られてしまうのですが、しかも税金の計算はとても厄介なので、それを助ける役目をしているのが税理士です。ありとあらゆる税金のサポートを行っているのですが、基本的には個人事業主や中小企業からの依頼が多い傾向にあります。

そんな中でも税理士には独占業務というのが存在しています。 それは納税者に代わって税金を納める税務代理という業務、確定申告書や相続税申告書など、税金を納める際には支払う方が書類の作成を行う必要があります。

しかも難しくて厄介なので、このような書類の作成を行う業務も存在しています。さらに税金の計算は難しいので、どれぐらいの税金を支払う必要があるのかなどの相談も受け付けているのです。  

税務書類の作成なども仕事のひとつ

通常税金は税務署に納めることが多いでしょう。消費税であればものを購入したときに、勝手にひかれてしまうことが多いのですが、これが企業になると、やはり消費税分も税務署に納めるようになるのです。

税務署では書類作成などのサポートは行ってくれるのですが、基本的には自分で行わないといけないので、貴重な時間を割いてお金まで取られてしまいます。

このような貴重な時間を無駄にしないように、税理士に依頼する人も多いと言えるでしょう。個人事業の場合にはあまりお金がない場合も多いので、単式簿記にして自分で出向く人も多いでしょうが、法人の場合には税理士に依頼をして、税務署に提出する書類を税理士に作成してもらうことが多いのです。

特に企業では複式簿記が一般的なので、たくさんの書類を作成しなければいけないのです。  

企業の経営に関するサポートを行う事も

税理士はある程度大きな企業から、顧問契約を結んでほしいと依頼されることも少なくはありません。このように顧問契約を結んだ税理士の場合には、一般的な税金を納めるための書類作成以外にも、企業の経営に関する相談を受けることもあるのです。企業経営は税理士の専門外だと思う人もいるでしょうが、このような点は節約するべき、こうすれば節税になるなどのアドバイスなら可能です。

このような業務を実際税理士が担当することも珍しくはありません。もちろん税理士にも得手不得手が存在していますし、本来は会社経営というのは専門外なので、何でも相談に応じられるというわけではないのです。あくまで会計や税金に関する相談に応じられるということを忘れないようにしましょう。

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税理士の試験の科目別難易度比較

法人税や相続税の試験難易度が難易度最高

税理士には試験科目が11も存在しているので、科目によって難易度も異なっています。どの科目が難しいのかという点を知ることも重要ですが、それ以上に受験者が多ければ多いほど合格率も下がる傾向にあると言えるでしょう。納税する場合にかなり面倒な書類作成や税金の計算が必要になるのが法人税や相続税なので、この2科目は難易度が高いと言えるのです。  

所得税より法人税の方が難易度が低いという意見も

所得税は大半の人が納めている税金ですが、基本的には確定申告をすれば後の計算は税務署が行ってくれるので、特に難しい計算は必要ありません。それに対して法人税は個人で納めることはありませんが、株式会社や合同会社などを設立している人は納める必要が出てくるのです。会社というのはできる限り法人税を安くしたいと考えるでしょう。

そのため、税理士に相談をして、できる限り税率を下げることも普通に行われているのです。これは合同会社や中小企業よりも、大企業に多い傾向にあると言えるでしょう。特に近年は法人税がどんどん下がっており、その穴埋めに消費税の増税が行われている状態ですし、税金の計算方法なども頻繁に変更されるので、法人税の方が難易度が高い傾向にあるのです。  

住民税法も試験難易度は高め

税金大国である日本は、住んでいるだけで住民税という税金を取られてしまいます。住民税は国に納める税金ではなく、都道府県や市区町村に納める税金です。

しかも所得や家族構成によっても支払う税金が異なるため、面倒な計算も必要になるでしょう。このようなこともあり、住民税法の試験もかなり難易度が高く、所得税法に匹敵するぐらい難しいと言われているのです。  

国税徴収法や酒税法は比較的難易度が低い

難易度の高い科目も存在しているのですが、逆に難易度が低い科目も存在しています。どの科目が難易度が低くなっているのかというと、国税徴収法や酒税法です。なぜならボリュームが少なくなっているため、比較的問題が解きやすいからです。ボリュームが少なくなっているということは、事前に試験の対策をしやすいということを意味しています。より多くの科目に合格したい場合には、国税徴収法と酒税法は外せません。  

消費税法も合格の確率が高くなる

より合格率が高く、税理士としての仕事も多いのが消費税法です。昔は消費税というのは存在していませんでしたが、政治家の悪政で導入されてからは、かなり重要な位置を占めてきました。

そのため、消費税法はどうしても合格したいという人が多いのですが、逆に合格率も高くなっているのが特徴です。相続税法も受験する人が多いのですが、難易度では消費税法の方が低くなっているため、検討しておいてもよいでしょう。  

試験対策がしやすい固定資産税も難易度は低いと言える

不景気な時代が続いている現在では、家を購入するのもやっとという人が多いでしょう。しかも苦労してやっと家を購入すれば、固定資産税という税金を取られてしまいます。

税金を取られるということは、そこに税理士の活躍する場所があるということを意味しているのです。しかも固定資産税の科目も比較的難易度は低めになっているので、事前の対策をしやすい科目だと言えるでしょう。歴史が古いことも対策を立てやすい理由の1つなのです。

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税理士と公認会計士の試験難易度比較

試験範囲が広いのは公認会計士

税理士も比較的試験の範囲が広くなっているので、いくつかの科目に分けて試験を行っているのですが、公認会計士も試験範囲の広い試験だと言えるでしょう。税理士は税務専門の業務なのですが、税金大国の日本にはかなり多くの税金が存在しています。

そのため、範囲も当然広くなってしまうのですが、公認会計士は監査全般を担当する仕事なので、公認会計士の方が幅広い知識が必要になるのです。  

勉強時間では税理士試験に軍配が上がる

税理士試験と公認会計士の試験のどちらを受けるべきか迷っている人は、現在どれだけ時間を取って勉強できるかで判断するのがよいでしょう。たっぷりと勉強時間が取れるのであれば、公認会計士でも税理士でも問題はありません。しかし、大半の人は勉強に割ける時間というのはそれほど多くはないでしょう。

なぜなら働きながら勉強している人が大半を占めているからです。このように働きながら勉強するのであれば、比較的勉強量が少ない税理士の方がおすすめできます。  

公認会計士は短期間で膨大な勉強量が必要となる

政治家や芸能人のように、生活が裕福で仕事に割く時間も短く、時間もお金も有り余っているという人であれば、十分勉強に使える時間もあるでしょう。しかし、一般の人ではそうはいきません。それでも公認会計士は試験の幅が広くなっているので、よりたくさんの勉強時間を確保しないと合格するのが難しいのです。

公認会計士は一部税金に関する試験も存在しているので、税理士登録をすることも不可能ではありません。仕事の幅を広げたいのであれば、公認会計士はおすすめの資格です。

税理士の試験は長期戦なため根気が必要

受験勉強とは違い、税理士は試験のときだけよい成績を残せればよいというわけではありません。合格後は税務に関する仕事を行うので、確実に覚えていなければいけないのです。

そのためには、短期間で覚える一夜漬けのような勉強ではなく、じっくりと長期間根気よく勉強していかないと意味がないのです。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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