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登録販売者になるための勉強法を知ろう。資格の内容と準備期間も公開

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独学でも登録販売者の試験で合格することは可能

現在、資格の種類は多くあります。資格を取得すると今後の仕事や生活に大きく役立ちます。資格を取るためにはそのための勉強は欠かすことができません。

そこで気になることは、登録販売者の資格を取得するには果たして独学でも大丈夫なのか?ということです。ここでは、資格取得のための勉強方法や、数多くある資格の中の「登録販売者」という資格について詳しく掘り下げていきます。

登録販売者はどんな資格か

数ある資格の中で登録販売者というのがありますが、どういうものかよくわからないという人もいます。そこで、この登録販売者とはどんな資格なのかをみていきましょう。

薬局やドラッグストアで薬の販売ができる

登録販売者とは今まで薬剤師しか販売することができなかった薬を販売することができる資格です。しかし、薬剤師と同等ではなく登録販売者が販売できるのは風邪薬や鎮痛剤などの一般医薬品を販売することができる医薬品販売専門資格です。

一般医薬品は第1類・第2類・第3類医薬品に分類することができ登録販売者はそのうちの第2類・第3類を販売することができます。なので、登録販売者は約9割の医薬品を販売することができます。

学歴や年齢関係なく受験できる

登録販売者の資格は学歴や年齢、実務経験不問で誰もが受験することができます。試験の内容は問題の出題数120問、制限時間240分となっています。そして、問題を70%以上の正解で合格になります。試験項目は全部で5つありますが合格するためにはすべて35~40%正解している必要があります。

登録販売者の資格は国家資格になっていて試験は都道府県によって難易度や合格率が違います。ここ数年の平均合格率は45%前後となっています。

登録販売者の勉強に適した期間

資格に合格するためには勉強は不可欠です。そこで、登録販売者の勉強について理解しましょう。

ライフスタイルにより必要な期間は異なる

登録販売者の試験に合格するためには短期間での勉強では厳しいといえます。勉強時間としては平均で200~250時間必要だといわれています。それぞれ勉強する時には生活の環境が違うので自分のライフスタイルに合わせて計画を立てることが大切です。

無理して勉強してしまうと効率が悪くなってします。最初のまだ勉強になれていない間は1時間ほどが最適といわれ、慣れてきたら少しずつ時間を延ばしていくと無理なく勉強をすることができます。

3ヶ月前後を見込んで勉強する

登録販売者の試験勉強はほとんどが暗記と記憶が大切になってきます。なので、独学での勉強の場合は2~3ヶ月が平均です。なかには1ヶ月で合格する人もいますが、しっかりと勉強するには3ヶ月前後と考えて試験勉強することがおすすめです。

しかし、なかには暗記が苦手だったり忙しい場合もあります。その場合は勉強する期間を4か月ほど時間を確保しておくことをおすすめします。

長時間の勉強は逆効果

長期間、6ヶ月~1年の勉強はほんとに覚えが悪い場合を除いてあまりおすすめできません。その理由は登録販売者の試験において大切なのが上記でも紹介した暗記と記憶だからです。人は毎日の生活の中ですべてを覚えることはできず忘れてしまうものです。

それにより新しく覚えることよりも忘れてしまっていることの再暗記と再記憶にばかり時間を取られてしまいます。これは精神的にも疲れてしまい勉強方法としては長く続けることが難しいといえます。

登録販売者になるための勉強方法のコツ

試験勉強をする時にはそれぞれの資格に応じて勉強の方法は違ってきます。そこで勉強方法のコツについていくつかみていきましょう。

勉強軸となるテキストを1つ選ぶ

資格取得に向けて勉強する時にはそれの伴いテキストを用意する人は多いです。しかし、現在登録販売者に限らずテキストの種類は数多くあります。それをすべて使うことはできないので、数多い中でも自分にとって分かりやすいと思う軸となるテキストを用意します。

文字ばかりだと分からないこともあるので、図など見た時に解説が分かりやすいものを選ぶと効率も上がるのでおすすめです。

合格するにはとにかく暗記

登録販売者の試験に合格できるかどうかはどれだけ暗記できるかによって結果が変わります。試験において勉強の仕方は色々と載っていますが、1番いい勉強方法は自分に合ったやり方だといえます。どんなやり方であっても自分に合っていないと暗記する効率が悪くなってしまいます。また、問題数も多いのでどれだけ効率よく覚えることができるかで合格の可能性が変わってきます。

慣れてきたら過去問を解いていく

試験を受けるうえで過去問を解いていくことはとても大切です。過去問を解いた数やテキストを読んだ回数が多いほど合格できる可能性は高くなります。そして、過去問を解いていくと問題の傾向や自分がどんな問題が苦手なのかも理解することができます。

試験時間も長いので、問題を解きながら時間配分も確かめることができます。過去問は3年ほどさかのぼり解くことがおすすめです。

解ける問題から解答していく

試験の問題数が120問と多くなっているので制限時間の240分で全部を解いていくためには1問を約2分のペースで解いていかないと時間が無くなってしまいます。しかし、解いていくなかでつまずいてしまう問題もあります。

そんな時は1度難しい問題は飛ばし解ける問題から解き、先に進めていくことが大切です。つまずいたまま1問にかかりきりになってしまうと集中力が下がってしまいます。そのせいで時間内に問題を解き終わらない事態も出てくるので注意してください。 

苦手なところは繰り返し勉強

過去問など問題を解いているなかで必ず自分が苦手なものは出てきます。しかし、その苦手なものをそのままうろ覚えのままにしてしまうのは避けてください。なぜなら登録販売者の試験問題はうろ覚え状態では解くことができない問題になっているからです。

あやふやなままにせず、分からないものをしっかりと復習し繰り返し覚えていくことであいまいな部分を無くすことができます。それによってより記憶に残るので、同じ間違いを繰り返すことが無くなってきます。

生薬や漢方は種類を絞って覚える

生薬や漢方は種類はとても多いです。漢方は人それぞれの体質に合わせて生薬の力を引き出し、体質の改善をする漢方はさまざまな調合があるので、すべての総種類数は詳しく知られていません。日本で医薬品用に使われている漢方は約150種類ですが、薬局などでの取り扱いの数はそこまで多くありません。

なので、すべてを勉強しようとすると途方もないので過去問などに出てくる漢方を集中的に覚えることがおすすめです。実際の試験も現場で使用されるものがメインで出題されることが多いです。試験のためにはある程度的を絞って覚えることをおすすめします。

アプリを活用する

試験に向けて勉強するのにテキストだけではなくスマホアプリも登場しています。このアプリを活用することによって仕事の往復や机に向かう時間がない時などに手軽に勉強をすることができます。アプリには無料のものと有料のものがあります。

アプリはそれぞれによって特徴が違いますが、過去問など問題の訓練や漢方や薬効成分など暗記・反復学習に活用することができます。これにより隙間時間も効率的に勉強することができます。

効率的に勉強して職業の選択肢を広げよう

登録販売者の資格ができたことによって薬剤師の不足をカバーできるようになってきています。そして、年齢や学歴に関係なく受験できることもこの資格の魅力の1つです。勉強することはもちろん大変ですが、やった分だけ結果はついてきます。

登録販売者の資格を持っていると今後の仕事において選択肢を広げることができます。勉強の方法は多くあるので、ぜひ自分に合ったものを見つけて合格を目指してください。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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