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【4】起業を目指す人へのアドバイス 完璧を目指さずできるところから始めよう:森田美佐子さんインタビュー

インタビュー

病気を抱えながら出産したお子さんは、現在3歳。おしゃべりを覚え始め、カタコトで一生懸命お話するそうです。お仕事もお子さんを育てながら、しっかり続けています。さらに、森田さんは、2019年より新しいビジネスを始めています。最後のインタビューでは、出産後もイキイキと活躍する森田さんに、起業を考えている方へのアドバイスをいただきました。

新しく始めた、人生を変える話し方レッスン

―新しく始めたビジネスとはどのようなものでしょうか?

今の会社のエムコネクトとは別に、とある一般社団法人の代表を務めさせていただいています。採用面接や婚活の対策として、一般の方向けの話し方のティーチングをしています。私は、話し方を変えると人生が好転すると思うので、いろいろな立場の方にティーチングを受けていただきたいなと思っています。

―なぜ、話し方を変えると人生が好転すると思いますか?

話し方で損をしている方、結構多いんですよ。司会者の仕事の合間に前述した先輩の会社でなんですが、面接官をやっていたときがあって、気が付いたんです。
面接に来る人の中には、コミュニケーション能力が低くて、面接に通らない方が多い。ボソボソと話したり、敬語が使えなかったり…。笑っているつもりでも笑顔になっていないとか。
もしかしたら、とても優秀な人材かもしれないし、内面はとても良い人かもしれない。でもファーストコンタクトでは、そんな深い部分までは見えないんですよね。だから、話し方を磨いて人に与える印象をよくすれば、仕事もプライベートもうまくいくと思うんです。これからはそれを、もっと伝えていきたいですね。

起業したいが躊躇してしまう人へ。100%じゃなくて大丈夫

―起業したいけれど不安でなかなかできない人が多いです。森田さんのように思い切って行動できるよう、アドバイスをいただけますか?

起業したくても、怖くてできないと言う方は、リスクのない100点の状態でやりたいと思っているのでは?
100点の状態でスタートできる人も、今の状態が100点だって言い切れる人もいないんですよ。
今、成功しているように見える人、起業していてすごいと思える人でも、今の仕事の出来栄えに点数つけるとしたら、60点、70点だと言うと思います。

―起業するのに完璧にできてなくても良いんですね。

そうなんですよ。さらに何が正解かわかって起業する人はいないんです。だから、起業は我流でいいと思いますよ。
司会のやり方を例にすると、司会者としての話し方や仕事のやり方など、基本的な部分は誰かに教えてもらっていいと思います。でも、話す内容の一語一句は自分で考えますよね。それと同じで、自分で考え、その通りにやればいいんです。

過去は変えられない。「済んだことはしゃーない」

―失敗が怖いという人もいます。森田さんは失敗したときは、どう考えますか?

失敗をしたら、まず気持ちを切り替えて解決策を考えます。失敗してずっと愚痴を言ったり言い訳を言ったりする人がいますが、それは時間の無駄。愚痴を言ったから失敗がなかったことになるかというと、そうなりませんよね。
私も失敗したら落ち込むし、気持ち的に失敗を引きずってしまうこともあります。でも、過去は変えられないんです。なので、前を向いて解決する方向へ持っていきます。私の座右の銘は「済んだことはしゃーない」なんですよ。

≪まとめ≫思い切って行動できるよう気持ちを切り替えていこう

4回のインタビューを通じて感じたのは、森田さんの切り替えの早さです。やろうと思えばすぐにやり、ダメだと思ったらすぐにやめる。問題に当たったら気持ちをポジティブな方へ切り替える。
考えや気持ちを切り替えることは、常に判断を迫られる起業家として持っておきたい資質です。起業・独立をする決断ができなくても、まずは落ち込んだら気持ちを切り替えるなど小さな決断から始めるのはいかがでしょうか? その積み重ねが森田さんのような決断力に繋がり、起業した後もビジネスを成功に導く力となるかもしれません。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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