乾燥肌におすすめクリームを公開|上手に使って保湿しよう
スキンケアにクリームをプラスしよう
夏の暑い時には水分はたっぷりで、さっぱりした使い心地のスキンケアをしている人も多いのではないでしょうか。秋が近づくにつれ空気も乾燥し肌がカサつくことも増えてきます。そのようなときに、まずは1アイテム足してみましょう。
クリームをプラスすると水分を閉じ込めて潤った状態をキープできます。では乾燥肌にはどのようなクリームが良いのでしょうか。
乾燥肌の原因について
乾燥肌と言っても、その原因をよく調べてみるとさまざまなものが関係しています。自分の乾燥肌の原因がどこにあるのか見定めて、アプローチの方法を変えることが大切です。
年齢によるもの
乾燥肌の原因の1つに年齢によるものがあります。お肌の水分を保つのに重要な役割を果たしているのが、細胞間脂質(よく耳にするセラミドが主な成分です)です。肌の水分保持の約80%ほどを担っています。また皮膚の角質細胞にある天然保湿因子(NFMと呼ばれます)も保湿にかかわっています。
これらは本来なら正常な肌のターンオーバーの際に、十分に水分を保つことのできる量が生産されます。
しかしターンオーバーのサイクルは20代では約28日だったものが、30代では約40日、40代では約55日とだんだんと期間は長くなっていきます。それに伴って保湿に重要な役割のある細胞間脂質や、天然保湿因子は年齢とともに徐々にその生産量は減ってしまい肌の保湿機能も低下してしまうのです。
セラミドや、天然保湿因子(NFM)が減ると減ると肌に十分な水分を蓄えておくことができなくなり、カサカサの乾燥肌へ変化していきます。また、角質層にある皮脂腺からの皮脂量も減少するため水分の蒸発を防ぐことができなくなり、肌はどんどん乾燥してしまいます。
間違ったお手入れによるもの
もともと人間には肌を守るためのバリア機能がある程度備わっていますが、自己流の間違ったスキンケアを続けることでバリア機能を破壊していることもあります。
例えば、洗顔のときや、洗顔後タオルで水分をふき取るとき、ついつい強い力でごしごし擦っていることはないでしょうか。
また、洗浄力の強い洗顔料を常に使うことや1日に何度も頻繁に洗顔を行うことで肌に必要な油分までも洗い流してしまい、結果として乾燥がより一層ひどくなあることもあります。洗顔に使う洗浄料や洗う頻度も今一度見直してみましょう。
自然環境によるもの
乾燥の他の原因としてわたしたちの周りの環境が挙げられます。その一つは紫外線です。夏に浴びた紫外線のダメージは確実に肌に蓄積されています。紫外線はターンオーバーのサイクルを乱してしまったり、水分を奪ったりする原因になります。
夏だけではなく一年中降り注ぐ紫外線による乾燥は注意しなければなりません。さらに、秋になると風も乾燥し直接肌の乾燥の原因になります。
また、エアコンの使い過ぎによる乾燥もあります。夏には部屋を冷やし、寒くなったら温めるためにと以外にも長い期間利用するエアコンも乾燥の原因のひとつです。
寝るときにエアコンをつけたまま寝て翌朝のどがカラカラに乾いて喉を傷めてしまった経験はありませんか?それが乾燥している空気の影響です。喉だけではなく、肌の乾燥にも影響を及ぼしますのでエアコンの使い過ぎは気を付けたいものです。
しかし、夏場はどうしてもエアコンを利用しますし、職場はしっかり冷房の効いた室内での作業が多くなります。しかしエアコンから噴き出してくる冷風は乾燥していますから、肌の油分と水分のバランスが崩れてしまいがちになります。その状態が解消されないまま乾燥した風にさらされ、肌の乾燥はひどくなってしまいます。
涼しくて過ごしやすいから、とエアコンの効いた室内にいるとつい忘れがちになってしまう水分補給ですが肌のケアもその都度行うことでダメージを最小限に抑えられます。
肌の状態に合ったクリームを選ぶ
いくつかの肌の乾燥の原因について知ることができたら、次は自分の肌の状態に合ったクリームを選びましょう。どのようなクリームを選んだら良いかは、そのときの肌の状態によって変わってきます。
極度の乾燥にはセラミド入りクリームを
乾燥肌やアトピー肌の人は、一般の健康な肌の人と比べるとセラミドの量が少ない傾向にあります。セラミドを補うために、クリームはうってつけのアイテム。セラミドの性質上、油分に溶けやすいので化粧水などよりもクリームのほうが高濃度で配合されることが多いのです。
保湿力でいえば、ヒト型セラミドが保湿力が高いといわれています。ヒト型セラミドは成分表示だと、「セラミドEON」「セラミドNS」「セラミドNG」「セラミドNP」「セラミドEOH」「セラミドAS」「セラミドAP」「セラミドAH」のように表示されていますので購入の際の参考にできます。
また、化粧品の成分表示は配合量の多い材料の順に書かれていますので、先頭に近いほうにセラミドの名前が入っているものがおすすめです。
軽度の乾燥にはコラーゲンやヒアルロン酸入りクリームを
比較的まだ深刻な状態ではないものの、乾燥肌の対策を考えているという場合には、コラーゲンやヒアルロン酸入りのクリームを選ぶとよいでしょう。
エラスチンと呼ばれる成分は、コラーゲンと一緒に働き、肌の弾力を維持するのに大切な成分です。コラーゲンやエラスチンは年齢と共に減少していくものです。体内で作り出す量が減っていきますから補充するためにエラスチンやコラーゲンの配合されているクリームを積極的に取り入れましょう。
痒みがあるときは抗炎症作用のあるクリームを
乾燥によって肌のバリア機能が壊れてしまうと痒みが出てくることがあります。痒みがあるからとってそのまま掻くと肌を傷つけてしまいます。保湿をすると同時に炎症を抑える成分であるグリチルリチン酸(甘草エキス)などが入っているクリームを使うことで悪化しないように気を付けましょう。
乾燥肌におすすめのクリーム
いざクリームを使ってみようと思っても、その種類は豊富です。どれを使ったらいいか迷ってしまいますね。今回は乾燥した肌におすすめのクリームを紹介します。
・抗炎症成分が配合されている
・ネットで購入できる
・5000円以下で買える
このような条件の満たしたクリームをピックアップしてみました。
ノブⅢモイスチュアクリーム
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B002KVD7U2″ title=”ノブⅢ モイスチュアクリーム”]
皮膚のバリア機能に着目して開発された低刺激、高保湿のシリーズです。保湿成分と抗炎症成分配合です。低刺激なので敏感肌気味の乾燥肌にもおすすめです。
ルルルン モイストジェルクリーム
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B077N7S445″ title=”ルルルン モイストジェルクリーム (保湿タイプ)”]
「ルルルン」と言えば、フェイスマスクが有名ですがクリームもあります。保湿成分と抗炎症成分配合されています。
このクリームひとつでも利用できますが、より保湿効果を得たいなら、化粧水やフェイスクリームで水分を十分に補給した後に利用するのが良いでしょう。クリームなのに付け心地が軽いのでクリームのべたつきや、テクスチャーの重さが気になる方におすすめのクリームです。プチプラなのも嬉しいポイントです。
イハダ プリスクリードAA
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B014F02JW2″ title=”【第2類医薬品】イハダ プリスクリードAA 12g ※セルフメディケーション税制対象商品”]
乾燥でガサガサになってしまった肌の修復を助けてくれます。肌の乾燥や炎症を抑え、肌代謝までも上げてくれるクリームです。ノンステロイドで医薬部外品です。
アクアレーベル バランスアップクリーム
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B01N181CEJ” title=”アクアレーベル バランスアップ クリーム 保湿・整肌クリーム (3) とてもしっとり 50g 【医薬部外品】”]
医薬部外品。保湿成分はもちろん抗炎症成分も配合されています。しっとりとした仕上がりで肌荒れも防止してくれます。購入しやすい価格も魅力的です。
乾燥を防ぐために日常生活でできること
これまでのスキンケアにクリームをプラスしたのでこれでもう安心!と思いたいのですが、わたしたちのまわりは乾燥の要因がたくさんあります。日常生活の中でも何か乾燥対策ができるでしょうか?
ミストを持ち歩く
外出先やオフィスでもすぐにできる乾燥対策として、化粧水の入ったミストを持ち歩いて、空調での乾燥が気になった時や、メイク直しの時などにシュッと一吹きして水分を補給しましょう。
こまめに保湿して乾燥によるダメージを軽減させることができます。この場合にはメイクの上から使えるタイプを携帯すると使いやすいですね。
お風呂で湯船につかる
帰宅後のリラックスタイムもひと手間かけることで、乾燥対策をすることができます。お風呂では湯船につかると体の代謝があがり、お肌のターンオーバーの正常化を助けます。また、同時に乾燥を防ぐことも期待できます。
しかし、気を付けたいことは入浴するお湯の温度です。あまりお湯の温度が高いと、かえって皮脂を洗い流しすぎてしまうことになります。このことから、湯温は39度前後の「ぬるめ」に設定し、熱くても40度までにしましょう。
また入浴剤も上手に取り入れましょう。「スキンケア入浴剤」を選ぶなら湯船につかるだけで全身の保湿を助けます。その場合には浴槽から出たら、かけ湯をしてしまうとせっかくのスキンケア成分が流されてしまうのでそのまま上がって下さいね。
クリームで乾燥肌を改善しよう
寒くなる秋や冬の季節は、ますます乾燥が激しくなっていきます。夏のダメージを残したままですと、さらに肌への負担が大きくなってしまいます。毎日のスキンケアにクリームをプラスしてすることで、かなり乾燥肌を改善することができます。自分の肌に合うクリームを見つけて、乾燥肌とは無縁のしっとり艶やかな肌を目指しましょう。