生クリームのカロリーが気になる人へ。太りにくい食べ方や商品2選
生クリームはコクとカロリーをアップさせる
ケーキなどの甘くて美味しいスイーツ、グラタンやシチューといったコクのある料理。これらの美味しさを作るために共通している食品、それが生クリームです。生クリームはコクをアップさせる代わりに、どうしてもカロリーまで一緒に増やしてしまいます。
「今までカロリーがどれくらいなのか気になっていたけど、見ないふりをしてきた」なんて人も多いはず。本記事では生クリームの種類やカロリー、生クリームを我慢しないコツ、カロリーオフのおすすめ商品などをまとめています。ぜひ参考にして、我慢しなくてもいい生クリームの摂取方法を見つけてください。
生クリームの気になるカロリーは
生クリームには大きく分けて「動物性生クリーム」、「植物性生クリーム」の2種類にわかれています。食べやすさであったり、風味の強さであったり、かかるコストであったり、それぞれに良し悪しがあるためどちらがいいとは一概に言えません。種類によってどのくらいの差があるのか、それでは生クリームの気になるカロリーを見ていきましょう。
動物性生クリームのカロリー
動物性生クリームはコクとまろやかな風味が強い代わりに、カロリーが高めのものが多くなっています。コクがあるだけでなく、濃厚な味わいとくちどけのよさも特徴的です。
生クリームと表示していい食品は、原則として牛乳から作られたものだけとなっており、動物性生クリームだけが生クリームと表示することができます。
乳脂肪分47%の生クリーム
乳脂肪分47%の生クリームは、100ml当たり441kcalとなります。豊かなコクと風味があるため、それだけ高カロリーになってしまいますが、プロのシェフも納得して使っている質のよい生クリームです。製菓用だけでなく、料理用などにも幅広く使えます。
乳脂肪分35%の生クリーム
乳脂肪分35%の生クリームは、100ml当たり342kcalとなっています。軽いうえに口当たりも良く、使いやすさが特徴的です。料理用や製菓用として、さまざまな用途に役立ちます。
乳脂肪分25%の生クリーム
乳脂肪分25%の生クリームは、100ml当たり283kcalとなっています。低脂肪、低カロリーでもしっかりコクがあり、ヘルシーで美味しいのが特徴です。料理用、スイーツ用など幅広く使えます。
植物性のホイップクリームのカロリー
植物性低脂肪ホイップクリームは、植物性のなかでも低脂肪、低カロリーでつくれるクリームです。動物性生クリームには無い良さがあり、動物性と合わせることで濃厚な味わいを残しながらカロリーだけを減らしたりすることもできます。さっぱりとした味わいを利用して、さまざまな用途に使ってみましょう。
植物性乳脂肪分30%のホイップクリーム
植物性乳脂肪分30%のホイップクリームは、100ml当たり304kcalです。脂肪成分が25%もカットされているため、それに合わせてカロリーも低めになっています。植物性なので軽くてフワッとした口あたりと、さっぱりした味わいが楽しめます。
植物性乳脂肪分27%のホイップクリーム
植物性乳脂肪分27%のホイップクリームは、100ml当たり296kcalとなっています。動物性生クリームのカロリーを半分も切ることはありませんが、脂肪成分25%カットのうえカロリーは15%もカットされており、さっぱりとくちあたりが軽いのが特徴です。
動物性生クリームに比べてあっさりとした印象の強いホイップですが、味にクセがなく食べやすいという利点もあります。
カロリーの生クリームを我慢したくないなら
生クリームのカロリーについて書いてきましたが、「あれだけの量にそんなカロリーが…」と驚かれた人もいるでしょう。では、カロリーを気にするなら生クリームは我慢するべき食品なのでしょうか。ここからは高カロリーの生クリームを我慢しなくてもいい方法についてまとめています。
低脂肪の生クリームや植物性クリームを使う
生クリームのカロリーを見ていくと、動物性生クリームよりも植物性生クリームの方がカロリーが少ないことに気づきます。また、メーカーから出されている低脂肪タイプにも植物性が使われていることが多く、動物性脂質よりも植物性脂質の方が脂肪になりにくいといわれているのも特徴です。
動物性生クリームよりもあっさりとした味になってはしまいますが、必要なコクは植物性でも補うことができます。カロリーやコストを最も低く抑えるには、低脂肪の植物性クリームを使うのがいいといえるでしょう。
生クリームの代用ができるものを使う
どことなく生クリームに似ている食品を使うことで、生クリームの代用品として利用することができます。スイーツにも料理にも、生クリームのコクやまろやかさが必要な時にぜひ活用してください。では実際にどのようなものが代わりに使えるのか見ていきましょう。
ヘルシーでコクがある豆乳クリームを使う
豆乳クリームという商品はご存知でしょうか。100g当たり約145kcalのカロリーで、植物性低脂肪生クリームと比べると、半分以上も低カロリーであることがわかります。豆乳の味だから使えるものも限られているのでは?と思われる人もいるかもしれませんが、スイーツや料理に幅広く使える万能なクリームなんです。
野菜や果物の美味しさを立体的に引き立たせ、なかでも和風出汁との相性は抜群。大豆のコクとまろやかさが付与された、動物性の生クリームにも引けを取らない商品となっています。
自宅で簡単水切りヨーグルトを作って使う
ヨーグルトは水気を切ることで、さっぱりした味わいの低カロリークリームを簡単に作ることができます。やり方は、ボウルの上にザル、クッキングシート(水気を吸ってくれるもの)、ヨーグルトを順に乗せて1日冷蔵庫で放置するだけです。
翌日には、少し固めの生クリームのようなものができているでしょう。手軽に作る事ができ、体にも経済的にもよいクリームを自宅でも簡単に作ることができます。ちょっと物足りなさを感じてしまう場合はバニラエッセンスなどで風味を加えてカバーしましょう。
使用する生クリームの量を減らす
普通にレシピの分量通りの生クリームを使ってしまうとカロリーが大幅に増えてしまいます。そのため、レシピの分量を少し減らしてヨーグルトや牛乳などで代用し、使用する生クリームの量を減らしましょう。
ケーキなどのスイーツを作る場合には、フルーツの量を増やしたり、ホイップにヨーグルト等を混ぜると満足感があってヘルシーでさっぱり仕上がります。ヨーグルトは水気をきるだけで簡単にコクのあるなめらかなクリームを作ることができるため、味が好みなのであればヨーグルトだけでクリームを作ってみるのもおすすめです。
午後2時~3時の太りにくい時間帯に食べる
人間には1日の中に、太りにくい時間帯と太りやすい時間帯というものが存在します。脂肪を溜め込む働きをするBMAL1というたんぱく質が最も少なくなっている時間、それが太りにくい時間帯です。時間にすると午後2時~3時がそれに該当するのですが、よく「おやつの時間」といわれるのもこの時間であるため、理にかなったセリフであることがわかります。
なので、糖質の多い食べ物はこの時間帯だけと決めて食べれば太りにくい、ということです。ちなみに、午後22時~午前2時にかけての時間帯は逆に太りやすくなってしまうので摂るのは控えた方が無難です。
普段の食事を低カロリーのものにする
ダイエットや健康のために、カロリーをあまり取りたくないというときってありますよね。しかしそんなとき、高カロリーで濃厚な生クリームをどうしても食べたくなったら、普段の食事のカロリーを減らしてみることも一つの方法です。我慢はストレスになるため、そのストレスを溜め込んでしまうよりも、食事を低カロリーにすることで、カロリーバランスを調整する方が健全であると考えられます。
また、いちいち手作りをすることによって、自分に必要な分だけしか作らない、というのも健康的にはよいことです。市販品や外食よりも低カロリーで健康にいいものをつくることができるため、ダイエット中でも後悔したくないのなら食べたいものは手作りで作りましょう。
生クリームを使った市販のお菓子のカロリーは
生クリームを使った市販のお菓子にはどのくらいのカロリーが含まれているか知っていますか?一口が小さいしそこまではカロリーは高くないだろうと思っているものでも、生クリームが含まれているだけでグンとカロリーが高くなっているお菓子はたくさんあります。
メーカーやお菓子の種類によっても違いはありますから、目安程度の参考にしてみてください。
フルタ製菓 生クリームチョコのカロリー
フルタ製菓から販売されている生クリームチョコです。新鮮な生クリームをミルクチョコでコーティングしていて、1個あたり53.1kcalとなっています。
なめらかな生クリームとくちどけの良さが特徴ですが、1袋当たり194g(約21個)入っているので、全て食べると約1,115kcal摂ることになります。大袋であるため一人で全て食べきることは少ないかもしれませんが、普段の食事に加えてこれを食べるとなると、簡単にカロリーをオーバーしてしまう可能性は高いです。
生クリーム大福のカロリーは中身で変わる
シャトレーゼ生クリーム大福はさまざまな味の種類が販売されています。生クリーム大福のカロリーは、苺の154kcal~モンブランの169kcaiと中身によってカロリーが違うのが特徴です。ひんやり冷たくすっきりとした味わいですが、生クリームが多く入っている方は高カロリーとなっています。
生クリームのシュークリームのカロリー
モンテールから販売されている生クリーム仕立てのプチシューです。生クリーム仕立てのプチシューの100g当たりのカロリーは322kcalで、カスタードクリームのタイプは261kcal、カスタード&ホイップのタイプは301kcalとなっています。
比べた数値からわかるように、生クリームタイプが一番高カロリーです。一口サイズの小さなシューなためパクパク食べてしまいそうですが、1パック(12個)当たり386kcalほどのカロリーが含まれています。
生クリームのコクと風味でカロリーオフな商品
生クリームの美味しさはそのままで、低カロリーなクリームを探してみました。どちらも生クリーム特有のコクや美味しさが人気の商品です。スイーツにも料理にも幅広く使えるので自分でアレンジして楽しみましょう。
NAKAZAWA 生クリーム屋さんのカロリー1/3カットフレッシュ
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北海道産の生クリームが使われている生クリームです。「フレッシュクリーム45%」に比べて100g当たり283kcalとカロリーを1/3までカット。カロリーオフなのに、しっかりとしたコクと乳風味を感じられて、スイーツから料理にまで幅広く使えます。
エッジが綺麗にホイップできるためケーキのデコレーションに映え、グラタンやコーヒーなどにもピッタリです。気になる乳化剤や安定剤は不要となっています。
NAKAZAWA 中沢フレッシュクリーム36%
[wpap service=”with” type=”detail” id=”B01N3O20RQ” title=”【冷蔵便】中沢 フレッシュクリーム36%/200ml TOMIZ/cuoca(富澤商店) 生クリーム・クリーム類 クリーム 200ml”]
3年連続モンドセレクション金賞を受賞している中沢フレッシュクリーム36%です。100ml当たり344kcalと通常の生クリームに比べてやや低めのカロリーとなっています。さらに乳脂肪分は36%と低脂肪で作られており、コクと口当たりの軽さのバランスが抜群なクリームです。
ホイップしてもパサつきにくくスイーツ、料理、コーヒーなど幅広く活躍します。低脂肪タイプは泡立ちが弱いこともありますが、このクリームは角が立つほどしっかり泡立ち、しかも無添加です。
スイーツや料理に生クリームを賢く取入れよう
お菓子や料理のコクだしに欠かせない生クリームですが、どんなに高カロリーなものでもアイデアと意識次第でヘルシーに仕上げることはできます。カロリーオフの生クリームを使ってみて、慣れてきたら植物性や豆乳クリームを使ったり、生クリームの量を減らしてヨーグルトや牛乳で代用するなどのちょっとした工夫から始めてみましょう。
食べたいものを我慢しすぎることは体にもあまりよくありません。楽しみを減らす努力をするよりも、賢い付き合い方で味わう楽しみを増やしましょう。