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デトックス効果のある食材の知識を持とう。効果的な食材とその食べ方

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デトックス効果がある食材を知りたい

解毒という意味を持つデトックス。体に溜まった老廃物や有害なミネラルを排出して代謝を正常に働かせ、体が本来持つ機能を向上させることを指します。デトックスをするには体の毒素の排出のほとんどを担う尿や便をスムーズに促すことが効果的です。したがって、デトックスには食事が重要な位置を占めています。それでは、デトックス効果のある食材とはどのようなものがあるのかを見ていきましょう。

デトックスの方法について

日々の生活で様々な栄養素を取り入れるとこは重要ですが、日々体に蓄積していく毒素を排出することも大切です。ここではデトックスについて具体的な方法やデトックス効果のある食材とそれぞれの効果、活用例を知っておきましょう。

内側からのデトックス

デトックスの方法には内側からアプローチする方法と外側からの刺激によるデトックス方法があります。体内の毒素や有害なミネラルなどの排出方法は、主に尿や便から排出されるものが大多数を占めます。したがって、デトックスとは体の内側から行うことが重要になります。

一番手軽な方法としてはお水を飲むことです。お水を飲むことにより代謝が促され、体内の毒素排出をスムーズに促してくれることが期待されます。また、食物繊維の多い野菜を多く取り入れることにより腸内環境を正しいバランスに調整し、排出のリズムを整えてくれることが期待されます。

外側からのデトックス

内側からのデトックスと同時に行うことで効果が期待されるものが外側からの刺激です。一例として、足つぼマッサージと酵素風呂について解説します。足つぼマッサージでは足の反射区を刺激することにより、代謝の促進が期待されます。

また、ビタミンやミネラルが豊富に含まれている酵素風呂は、温熱効果で酵素を体内に取り入れるだけでなく米ぬかが発酵する際に発生する発酵熱により体の芯から温まることにより代謝を促し、結果、不要な体内の老廃物の排出効果が期待されます。

食材を使ったデトックスは有害物質を排出にも

毒素を排出することは大切ということをみてきました。その理由は体内に日々蓄積されていく毒素(例として、食品添加物や農薬、保存料、着色料)を生活する上で取り込んでしまう物資の、排気ガスやダイオキシン、有害ミネラル(主に重金属)が排出されないと体に悪影響があります。

体は毒素を排出することで精一杯となり、代謝が落ち込んでしまう可能性があるからなのです。しかし、デトックス効果のある食材を積極的に取り入れることにより、それら有害なものを排出できる可能性が高まります。

腸内のデトックス効果がある食材の紹介

それでは、腸内デトックス効果のある食材を見ていきましょう。

食物繊維が多いごぼう

ごぼうは食物繊維が多く、その量は100gあたり5.7g。この数字は野菜の中でも圧倒的に多い量です。また、ごぼうの食物繊維は水に溶けやすい水溶性食物繊維と水に溶けにくい不溶性の二種類をあわせ持っています。食物繊維の中で特に不溶性の食物繊維は保水性が高いため、胃や腸で大きく膨らんで腸内のぜん動運動を活発にする効果があります。同時に腸内の有害な物質を絡め取り便と一緒に排出してくれる役割を担っています。

食物繊維の他に、活性酸素除去が期待できるサポニンという抗酸化力の強いポリフェノールも含まれています。ごぼうの栄養素は皮に多く含まれていますので、なるべく皮をむかずにたわしなどで汚れをおとすだけにしましょう。しかし、ごぼうなどの根菜類は糖質が多いので、糖質制限中の方は食べ過ぎに注意が必要です。

美肌効果も期待できるこんにゃく

お腹のお掃除屋さんといわれているこんにゃく。こんにゃくの主成分であるグルコマンナンは、別名コンニャクマンナンとも呼ばれ、腸内に溜まってしまった中性脂肪や悪玉コレステロールなどの老廃物や毒素に張り付いて体外に排出してくれる成分。その効果によりデトックス効果が期待されます。こんにゃくはカロリーも少なく糖質もほとんどありません。

また、こんにゃくにはセラミドが含まれています。セラミドは肌の弾力や髪の潤いには欠かせない細胞間脂質で、こんにゃくには植物性グルコシルセラミドと言われるセラミド1に関わる成分が含まれていいます。グルコシルセラミドは肌のうるおい効果とバリア効果に優れており、セラミドの再合成に欠かせない存在です。セラミドが不足すると肌トラブルの原因になる場合があります。

キレート効果で重金属をデトックスできる食材

キレート効果とは、吸収されにくい成分を吸収されやすい形に変えたり、逆に体にとって有害な物質と結びついて体外に排出しやすい形に変える作用のことを指します。ここでは排出をサポートしてくれる食材について見ていきましょう。

鉄分も多く含まれるほうれん草

ほうれん草にはポリフェノールの一種であるケルセチンが含まれており、血中の有害金属と結びついて酸化を防いでくれるキレート作用という働きがあります。結合した有害金属は体内に吸収されることはなく、便や尿と一緒に体外へ排出されます。

ケルセチンには余分な脂肪を排出する効果もあり、特定保健用食品(トクホ)の中にはケルセチンを含んだ食品が販売されています。ほうれんそうには、このほかにも鉄やベータカロテンが含まれており、それらの吸収を助ける吸収を促すビタミンCも豊富。デトックスと同時に美容と健康に必要な栄養素を与えてくれる頼もしい野菜です。

皮までデトックス効果がある玉ねぎ

玉ねぎの刺激臭の元である硫酸アリルにもほうれん草と同じようなキレート効果があります。キレート効果のほかに、新陳代謝をよくする効果も期待されています。また、玉ねぎの皮にもケルセチンが多く含まれています。硫酸アリルは水溶性のため、スープや味噌汁のような汁ごといただく食べ方がおすすめです。

玉ねぎのケルセチンは皮に多く含まれていますので、ベジブロス(野菜のヘタや皮で取る出汁)にして食べるとより多のケルセチンを取ることができます。

クエン酸が含まれるりんご

りんごにはケルセチンを始めとした100種類以上のポリフェノールがあると言われており、それを総称してリンゴポリフェノールと呼んでいます。特にアルギン酸には強いキレート作用が備わっていることが研究から判明しています。抗酸化作用に加え、腸内でゲル状になるペクチンが腸内の善玉菌を増やす助けと老廃物を絡め取る役割を担っています。

また、りんごにはクエン酸も含まれており、クエン酸にもにもキレート作用があります。クエン酸のキレート作用は吸収率の低いミネラル分の吸収を促進する効果があるのでデトックスと同時に栄養素を補える優秀な果物です。

体内に溜まった水分をデトックスする食材

むくみの原因の一つとして、体内の水分の排出がスムーズにいかないことが原因の一つに挙げられます。ここでは体内に溜まった水分をデットクスしてくれる食材を見ていきましょう。

ミネラルも豊富なメロン

メロンの主成分は糖分でカロチン、ビタミンC、カリウムなどのミネラル成分が多く含まれています。メロンにはきゅうりなどのウリ科の野菜と同様にカリウムが豊富でむくみを改善する効果があります。その他にも腎臓病などの予防効果、アミノ酸による疲労回復、水溶性と不溶性食物繊維による整腸などの効果が期待できます。

メロンはアレルゲンになる可能性がありますので、食べて口がピリピリするなど反応がある方は避けてください。

シトルリンが多く含まれるきゅうり

むくみの原因の一つとして、塩の主成分・ナトリウムが体内で多くなり、そのナトリウム濃度を下げるために身体に水分を溜め込んでしまう状態があげられます。そのむくみを防ぐためには、体内の余分なナトリウムと水分を排出する必要があり、解消にはきゅうりに含まれるカリウムが効果的です。カリウムには余分なナトリウムと水分を排出する効果があります。

キュウリにはカリウムの他にシトルリンという成分も含まれています。カリウムの効果に加え、血管拡張作用のあるシトルリンの入ったきゅうりは、むくみに効果的な食材といえます。シトルリンにも抗酸化作用があります。

デトックスに効果があるレシピ紹介

ここではデトックスに効果のあるレシピを2つピックアップしてみました。どちらも簡単にできるものですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

簡単ですぐにできるこんにゃくのソテー

下ゆでしたこんにゃくをたべやすい大きさに切って、ねぎのみじん切りと一緒に油で炒めて最後に醤油をかけるシンプルな一品。鷹の爪やニンニクで味付けしても美味しいです。こんにゃくは上記で説明した通り毒素排出効果の高い食材です。低カロリーですし食べ応えのある一品になります。

むくみに効くきゅうりウォーター

材料を切って水につけるだけの簡単なデトックスウォーターも有効なひとつといえます。使用する食材の農薬などをよく洗い、ピーラーなどで薄くスライスしたキュウリとクエン酸のあるレモンをミネラルウォーターや炭酸水の入った容器に入れて冷蔵庫で3、4時間漬けておくだけで完成します。デトックスウォーター は無添加のため24時間以内に飲み切ってください。

身近な食材にもデトックス効果があるものはたくさんある

特別な食材でなくともデトックス効果のある食材はたくさんあります。より良い生活が送れるように普段からデトックスを意識してバランスの良い食事を心がけて美容と健康の向上を目指しましょう。

LITORA編集部

自分らしい生き方を見つけたい。大好きなものに囲まれる生活をしたい。暮らしや仕事、オシャレも美容も恋愛も“自分らしく心地よく”を軸に自分のライフスタイルに合わ...

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