簡単「手作りパン」に挑戦。パンの基本知識から手軽な人気レシピまで
自宅で簡単に手作りパンが作れるって知っていますか
雑誌などで流行っている手作りパン。焼きたてのふわふわな食感、焼き上がりのいい香りが自宅で味わえるのは、手作りならではですよね。作ってみたいけど、いろいろな道具を使ったり、用意する食材が多かったり、なんだか難しそう…と思っているかたも多いかもしれません。
実は初心者でも意外と簡単にパンは作れるのです。確かにパン作りは奥深いので、いきなりこだわった作り方をするのは難しいですが、基本の作り方を押さえて、レシピさえ選べば誰でも気軽に挑戦することができます。
パン作りに必要なもの
パン作りに必要な道具はどんなものがあるのでしょう。ここでは必要最低限のもの、もしくは持っていると便利な基本的な道具をみていきます。自宅にあるキッチンツールと見比べながら、必要に応じて買い足していきましょう。
材料を計るためのスケール
材料を正確に計るためのスケールはパン作りにおいても必需品です。計量スプーン、計量カップと合わせて持っておくと便利です。
とくにイーストは、微量でも発酵の仕方に違いが出てくるため、0.1g単位で正確に計ることができるデジタルスケールがおすすめ。パン以外でもお菓子や料理に使えるので、手作りが好きなかたは持っていて損はありません。
生地を混ぜるためのボウルとゴムベラ
生地を混ぜる際に必要なのが、ボウルとゴムベラです。
ボウル
ボウルは小麦粉の量で大きさを選びましょう。小麦粉200gのレシピならば、だいたい900mlの容量があれば大丈夫です。イーストをふやかす時に、できればミニボウルなどもあると便利ですが、ほかのもので代用しても構いません。大中小のボウルをセットで購入してもよいでしょう。
ゴムベラ
ゴムベラはボウルの中で生地を混ぜる時に使います。ボウルには角度があるため、丸みがあり適度に変形するゴムベラが役に立つのです。パン作りでは、ゴムベラではなくスケッパーと呼ばれる道具を使う人もいます。生地を混ぜる・捏ねる・切るという全ての工程に使用できるので、パン作り用に買い足すなら、スケッパーもおすすめです。
生地を伸ばすためのめん棒とシート
生地を混ぜたあとは、伸ばしていきます。その際に必要なめん棒とシートは、どのようなものなのでしょうか。
めん棒
生地を伸ばして成型するレシピの時には、めん棒が必要になってきます。パン作りでは一般的に「ガス抜きめん棒」というものを使用します。表面に細かいデコボコが付いており、生地を伸ばすのと一緒にガスも抜くことができ、生地がくっつきにくいという特徴があります。
シート
生地をこねたり伸ばしたりする時には、作業台にシートなどをひいて作業スペースを作ります。40cm×40cmくらいの大きさがあれば大丈夫です。
シートにはシリコンマットなどもありますが、しっかり安定するパン作り専用のペストリーボードがベストです。シートがない場合は、キッチン台をアルコール消毒して使用することも可能です。
生地の形を変えるためのキッチンバサミ
生地の成型で、動物をモチーフにしたり複雑な形を作る時には、キッチンバサミがあると便利です。また、フランスパンのクープという切れ目をつける時にも、キッチンバサミで代用できます。ほかにも切れ込みを入れるパンのレシピの時にはキッチンバサミが大活躍。自宅に既にキッチンバサミがある場合は、ぜひ活用しましょう。
生地を焼くためのオーブンシートや型
生地を焼くために、オーブンシートや必要な場合は型を用意しましょう。
オーブンシート
生地を焼く時には、天板に生地がくっつかないようにオーブンシートを敷きます。料理などでも使えるクッキングシートで問題ありません。使用頻度が高い人には、水洗いして繰り返し使える、ガラス繊維でできたクッキングシートなどもあります。
型
生地の焼成の時には、型を使用することがあります。食パン型やコロネ型などがありますが、ちぎりパンなど型を使わずに簡単にできるレシピも多いので、とくに食パンなどを作るのでなければ型はなくても構いません。小さな丸い形のパンを作る時には、カップケーキの型を使用するとキレイな丸い形に焼くことができますよ。プレゼント用にもそのまま渡せて便利です。
生地を焼くためのオーブン
生地を焼くためのオーブンは、ガスオーブンやオーブンレンジなど自宅にあるもので大丈夫です。オーブンがないというかたはフライパンや魚焼きグリルなどで焼けるパンレシピを検索してみてください。
また、本格的にパン作りがしたいというかたには、スチームやファンなどの機能がついたオーブンレンジがおすすめです。ハード系のパンを焼く時にスチームがあると仕上がりがよくなり、ファンが付いていると焼きムラを軽減してくれます。
パン作りの材料について
パンにはたくさんの種類がありますが、欠かすことができない基本的な材料がいくつかあります。材料の役割も含め知識として頭に入れておきましょう。
主成分の小麦粉
パンの主成分となる小麦粉です。小麦粉はタンパク質の含有量によって、
・強力粉
・中力粉
・薄力粉
この三つに分類されます。
グルテン
小麦粉と水分が混ざり合うことにより、グルテンという粘り気のある物質が形成されるのですが、タンパク質の含有量が多いものほど、形成されるグルテンも多くなります。一般的には、一番グルテンを多く形成する強力粉がパン作りに向いているといわれています。しかし、フランスパンなどは中力粉が主に使用されており、レシピによっては強力粉に薄力粉を混ぜたりするものもあります。
灰分(かいぶん)
小麦粉はさらに灰分が少ないものを「上級」多いものを「下級」という風に分類されています。灰分とは小麦粉を精製する際に粒に残ったミネラル成分のこと。栄養的に見れば灰分が多い方がよいように思うのですが、パンを作る上ではこの灰分が多いと生地がべたつきやすくなるという欠点になります。そのため灰分の少ない「上級」の小麦粉がパン作りに適しているといえます。
小麦粉以外の粉類
小麦粉以外の粉類を使用したパンもあります。主なものをあげると、
・米粉
・玄米粉
・大豆粉
・コーンミール
などです。近年では小麦アレルギーを発症する人が増えてきたため、グルテンフリーといって小麦を使わないほかの食材を使ったパンも増えてきているのです。グルテンフリーのパンは購入すると高いので、アレルギーのかたや健康を気にして小麦粉をほかの食材に代えたいというかたは、手作りした方がいろいろとお得です。
パンをふくらませるイースト
イーストはパン専用の酵母で、水分や糖分と結びつき生地を発酵させる役割を持っています。ふんわり膨らんだふわふわの食感はイーストのおかげといえます。イーストには以下の種類があり、パンによってイーストを使い分けることができますが、初心者のかたは「インスタントドライイースト」を選べば問題なくパンが作れます。
生イースト
生イーストは、パン屋さんでも使用される万能性の高いイースト。粘土のような固形状で、水に溶かしてから材料と混ぜ合わせます。気になるイースト臭が少なくふんわりした仕上がりになるので、菓子パンやバターロールなど、ソフト系のパンによく使用されます。
低温に強いので生地を冷凍・冷蔵保存したい時にも向いています。ただし、イースト自体の賞味期限は約二週間程度と短いので、早めに使い切る必要があります。スーパーなどでは見かけることは少なく、専門店で量り売りされていることがほとんどです。
ドライイースト
ドライイーストは、粒状の長期保存可能なイーストです。特徴として、ぬるま湯につけて予備発酵をする必要があります。糖分に弱いため甘みのあるパン作りには向きませんが、生地の伸びがよくなり、特有の風味があるので、フランスパンや食事パンなどによく使用されています。
インスタントドライイースト
インスタントドライイーストは、ドライイーストよりも細かい粒状で、乳化剤をプラスしてあるのが特徴です。予備発酵の必要がなく、生地に直接混ぜて使うことができます。発酵の力も強いので、初心者でも使いやすいオールマイティーなイーストです。ドライイーストと同様、未開封の場合は長期保存可能で、開封後も密閉して冷蔵庫で保管すれば約1カ月保存可能です。
セミドライイースト
セミドライイーストは、最近見かけるようになった新しいタイプのイーストです。生イーストとインスタントドライイーストの中間のような存在で、クセのないあっさりとした仕上がりになります。インスタントドライイーストよりもイースト臭が少ないので、ソフト系のパンを簡単に作りたい時におすすめです。
天然酵母・自家製酵母
天然酵母といって果実や穀物などから作るナチュラルな酵母もあります。温度や湿度の管理が難しいですが、自分で作ることもできるため、自家製酵母でこだわりのパン作りを楽しんでいるかたもいます。
発酵コントロールに必要な食塩
食塩は、パン作りに欠かせない食材のひとつです。味つけとして必要なのはもちろん、食塩には生地を安定させる働きがあります。小麦粉に含まれるグルテンは塩が加わると引き締まり、生地にコシや弾力を与えてくれるのです。また、塩には殺菌効果もあるので、生地を発酵させる際など雑菌の増殖を抑えてくれる働きもあります。
塩がパンに与える風味や効能は奥深く、種類や投入のタイミング、量の加減など、パン屋さんがこだわる重要な材料になっています。
イーストの栄養分となる砂糖
砂糖には、パンに甘みを加えるほかにイーストの栄養分になる役割をもっています。ただし入れすぎると発酵力が弱まり生地がだれてしまうので、甘みの強い菓子パンなどで砂糖を多く使う場合は、イーストの量も増やす必要があります。
そのほか、砂糖が入っていると焼き色がよくなったり、時間がたっても保水性があるのでふわふわの食感を維持することができます。
生地の粘りを高める水
水は、イーストと結びつき生地を発酵させ、グルテンを形成させる重要な役割を持っています。簡単なレシピではぬるま湯を使うことが多いですが、本格的なパン作りでは水温が非常に大切になってきます。冬場はあたたかい水を、夏場は冷たい水を使い、捏ねあがりの温度を調節します。
ちなみに、パン作りにおいて水は弱酸性がよいとされています。強いアルカリ性はイースト菌の活動を妨げるといわれていますが、ご家庭で作る分にはそれほど気にしなくてもよいでしょう。
生地に風味と栄養価を高める卵
生地に卵を加えると、味と風味が格段によくなります。卵白を入れるとパンの焼き上りが固くなってしまうことがあるため、卵黄のみを加えることがおすすめです。さらにパンの表面に溶いた卵を塗ると、美味しそうなツヤを出すことができます。
生地の老化の防止に欠かせない乳製品
パン作りに使われる主な乳製品には、
・牛乳
・脱脂粉乳(スキムミルク)
・チーズ
などがあげられます。乳製品には生地の老化を遅らせる効果があるといわれていますが、入れすぎるとかえって焼き上がりが固くなってしまうので注意が必要です。乳製品は砂糖との相性がよいので、甘さのあるパンに加えることでコクと香りをよくしてくれます。また、焼き色も付きやすくなり、トーストした時の表面がサクサクした仕上がりにつながるので、食パンには最適な材料です。
生地の伸びをよくする油脂類
パンに使用される油脂類には、
・バター
・マーガリン
・ショートニング
などがあげられます。油脂類は生地の潤滑油のような役割を果たし、伸縮性のあるしなやかな生地に仕上げることができます。コクと風味もプラスされ、パンをより一層美味しくしてくれます。また、油脂類は薄く膜を張る性質があり、クロワッサンのようにフレーク状の軽い歯ざわりを出すこともできます。
パン作りの基本工程とポイント
パン作りの基本的な道具と材料が分かったところで、大まかな基本工程の流れとポイントについて触れていきましょう。
パン作りの基本工程
パン作りの基本工程は、大きく分けて次の5つになります。
材料を混ぜる
計量した材料をボウルで一つに混ぜ合わせます。スケール、計量カップ・スプーンを使って正確に計量し、ゴムベラを使って丁寧に素早く混ぜ合わせます。
材料をこねる
一つにまとまった材料を作業台へ移し、こねていきます。「手で揉むようにこねてから作業台に叩きつける」を繰り返して生地を強くしていきます。一番手間のかかる工程ですが、生地の食感に影響する重要な工程でもあります。こねる回数が多いほど生地が強くなり、ふわふわした食感に仕上がります。
発酵する
生地を丸く整え、湿度と温度を保ちながら放置して発酵するのを待ちます。発酵の仕方は、オーブンの発酵機能を使ったり、ボウルに湿らせたクッキングペーパーとサランラップをかけるやり方などがあります。レシピによっては一次発酵・二次発酵があるものや、発酵なしで作れる簡単なものもあります。
成型する
パンを好きな形に成型します。この時、めん棒でのばしたり、型を使ったりします。一番簡単で基本的な成型は、ちぎって丸めるというやり方です。
焼く
最後にオーブンに成型した生地を入れて焼き上げます。生地を入れる前に、オーブンは十分に予熱しておくことが大切です。また、フランスパンなどは生地が乾燥しないように霧吹きなどで水気を与えてから焼き上げましょう。美味しそうな焼き色が付いたら出来上がりです。
パン作りのポイント
初心者が失敗しがちなのは生地を混ぜる・こねる時と発酵の工程です。気を付けなければいけないポイントをまとめてみたので参考にしてみてください。
水は少量を残して様子を見ながら加える
水分量はその日の温度や湿度によって多少変わってくるので、レシピ通りの分量をきっちりいれると生地が緩くなってしまうことがあります。生地が緩くなると手に生地がくっつき、成型しにくくなるので注意しましょう。水分を加える時は少量を残して生地に混ぜ、あとは様子を見ながら足していくようにすると失敗しにくくなります。
手ごねパンは根気よくこねる
手ごねパンで一番大変なのはこねる工程です。体重をかけて生地をもみ、叩きつけることを根気よく繰り返してください。こね方が足りないと、ふわふわな食感に仕上がらずもっちりとした重たい食感になってしまいます。
油脂類は後から混ぜる
バターやオリーブオイルを生地に混ぜる場合は、最初から混ぜるのではなく生地をこねてまとまってきてから加えます。最初に混ぜてしまうと、イーストに膜が張ってしまい発酵が上手くいかない可能性があるのです。油脂類を加えると、最初は生地がベトベトして扱いづらいですが、根気よくこね続ければまとまった生地になっていきます。
透明のボウルで発酵の様子を見守る
発酵は生地が1.5倍から2倍の大きさになり、適度な弾力があれば成功です。発酵が足りなかったり発酵しすぎると風味や仕上がりに影響が出てしまいますので、透明のボウルを使うなどして、発酵の様子をきちんと確認できるようにしましょう。
オーブンの温度が適切か確認
レシピ通りの温度と時間で焼いても焼き色が不十分な場合は、使用しているオーブンの実際の温度が低い可能性があります。予熱をしっかりしてもオーブン内の温度が上がらない時は、レシピよりも高い温度に設定して焼きましょう。焼き時間を延長してしまうとパンが乾燥してパサパサになってしまうので、時間内に焼き上がるようにオーブン内の温度を調整してみてください。
基本のパンレシピ
さっそくパン作りに挑戦したいというかたに、まずは基本のパンレシピをご紹介します。ホームベーカリーがなくても作れる手ごねパンを中心に、初心者でも作りやすい工程が簡単なものを選んでみました。
初心者さんでも大丈夫 基本の手ごねパン
材料
・強力粉200g
・砂糖30g
・塩3g
・牛乳150g
・ドライイースト3g
・無塩バター20g
作り方
牛乳を600wのレンジで20~40秒加熱します。(夏季は加熱不要)バターを500wで20秒加熱します。ボウルに強力粉、砂糖、塩、ドライイーストを入れ、ドライイーストをめがけ、溶けるように牛乳を注ぎます。季節や粉の種類によって加水率が変わってくるので、様子を見ながら牛乳の量を調整し、ゴムベラで混ぜ合わせます。まとまったら台に移し、5~10分こねます。加熱したバターを加え、さらにこねます。伸ばした時に破れずに薄く透けるようになるまでこねます。
表面を張らせるように丸め、油を薄くぬったボウルに入れ、ラップをかけて一次発酵させます。40~50分、生地の容積が2倍くらいに膨らんだら台に移し、軽く押しながらガス抜きします。成型して天板に並べ二次発酵(35度で30分くらい)。200度で予熱しておいたオーブンに入れて、180度に温度を下げて10~12分。焼き色が付いたら完成です。
基本の手ごねパン
材料
・強力粉150g
・上白糖20g
・塩3g
・イースト1g
・牛乳100g
・オリーブ油25g
作り方
ボウルに強力粉、上白糖、塩、イーストを入れ、レンジで30秒程度温めた牛乳をイーストめがけて投入します。ゴムベラで混ぜたあと手でこねます。きれいにまとまってきたらオリーブ油を半量入れ、よくこねてから残りの半量も混ぜてひたすらこねます。(オリーブ油は混ざりにくいので、根気よくこねてください。)
生地を入れたボウルに濡れ布巾をかぶせてラップをし、1~2時間発酵させます。容積が2倍程度に膨らんだら好みの形に成型、10分ほど寝かせます。30分から1時間ほど二次発酵させ、その間にオーブンを190度に温めます。オーブンで12分焼いて、焼き色が物足らなければ200度に温度を上げて3分、ちょうどよければそのままの温度で3分焼いて完成です。
ふわふわ 基本のロールパン
材料
・強力粉200g
・薄力粉50g
・砂糖(上白糖)25g
・塩4g
・スキムミルク10g
・水130ml
・ドライイースト3g
・卵40g
・バター(無塩)40g
・溶き卵(仕上げ用)適量
作り方
ボウルに強力粉、薄力粉、砂糖、塩、スキムミルク、別のボウルに水、ドライイースト、卵を入れそれぞれ混ぜます。両方のボウルの中身をひとつにして水気がなくなるまで混ぜます。まとまったら台に移し、叩きつけを繰り返しながら15分ほど、張りが出てくるまでこねます。生地を平たくしてバターを包み、完全に混ざるまでさらにこねます。薄い膜に伸ばした時に破れなくなるまでこねたら、バターを塗ったボウルに入れ28~30度で50分ほど発酵させます。
40gずつに分割し、生地を丸めたら15分寝かせます。ロールパンの形に成型して天板に並べ、35度で60分ほど二次発酵させます。溶き卵を刷毛で塗り、予熱しておいた220度のオーブンで12分焼き上げれば完成です。
ふわっふわ かぼちゃのちぎりパン
材料
・強力粉250g
・砂糖25g
・はちみつ10g
・塩4g
・牛乳150g
・かぼちゃマッシュ100g
・ドライイースト4g
・ショートニングまたはマーガリン25g
作り方
かぼちゃの種と皮をとり600Wのレンジで2分半以上加熱し、熱いうちにつぶして冷ましておきます。ショートニング以外の材料を混ぜ合わせ、10分以上こね、ショートニングを加えてさらに10分こねます。丸めなおして一次発酵させ台に取り出し、12等分したら濡れ布巾をかぶせて15分寝かせます。
きれいに丸めなおしたらクッキングシートを敷いた型に並べ二次発酵、その間にオーブンを180度で予熱します。二次発酵が終わったら、160度に下げたオーブンで焼き、型からすぐに出して冷ましたら完成です。
捏ねない!誰でも簡単にとろ?りチーズブレッド
材料
・強力粉170g
・薄力粉30g
・三温糖または上白糖4g
・塩4g
・ドライイースト3g
・水150ml(粉のメーカーにより160ml)
・オリーブ油5g
・ミックスチーズ100g
作り方
強力粉、薄力粉、三温糖、塩、ドライイーストをボウルに入れ、水をドライイーストに馴染ませるように投入します。オリーブ油も加えたら菜箸などでグルグルと2分ほど混ぜ合わせます。ラップをかけて室温で約50分一次発酵します。(こねあがりの温度で発酵具合が変わります。)
台に移し、手で叩いてガスを抜きをして、平らにしたらチーズをのせて包み込みます。閉じた面を下にして、クッキングシートを敷いた鉄鍋や型に入れます。霧吹きをして室温25度程度で60分二次発酵、オーブンを200度に予熱します。強力粉(分量外)を茶こしでふるいながら表面にかけ、十字に切り込みをいれたら25分ほど焼きます。焼き色が付いたら完成です。
甘酒でつくる食パン 甘麹の簡単手ごねパン
材料
・強力粉300g
・甘酒のもと(甘麹)30g
・塩小さじ8分の1
・砂糖15g
・ドライイースト6g
・牛乳150ml
・無塩バター40g
・型に塗るバター適量
作り方
ボウルに塩、強力粉、砂糖、甘酒のもと、ドライイーストをいれます。耐熱容器にバターと牛乳を入れ、レンジで約40度になるまで温めます。ボウルに加えて8分ほどよくこねます。なめらかに伸びるようになったら丸く整えて、オーブンの発酵機能で35~40度、30分ほど一次発酵させます。
パウンドケーキ型にバターを塗っておき、発酵が終わったら生地を成型します。生地を三等分してから縦長に伸ばし、端から丸めていったものを型に入れていきます。強力粉(分量外)を茶こしでふりかけ、180度に予熱したオーブンに入れて25分ほど焼けば完成です。
NY風ベーグル 簡単もちもち初心者も
材料
・強力粉(国産)250g
・イースト小さじ2分の1
・砂糖大さじ1
・塩小さじ4分の3
・水130 135cc
・蜂蜜大さじ1
・スモークサーモン、クリームチーズなどお好みで
作り方
ボウルに強力粉、イースト、砂糖、塩を入れ、イーストめがけて水を加えて混ぜます。粉っぽさがなくなったら台に移ししっかりこねます。表面がなめらかになったら生地を4等分し、丸めて5分寝かせます。手でつぶしてガスを抜き、20cmくらいの棒状にのばし、ベーグルの形に成型します。
常温で20分ほど寝かせた後、オーブンを200度に予熱します。鍋にお湯を沸かしてハチミツを入れ、弱火にしたら生地を表裏1分半ずつゆでます。クッキングシートを敷いた天板に水気をきって並べ、20~22分焼いて焼き色が付いたら完成です。
ホットケーキミックス粉を使ったレシピ
粉の分量を計る手間が省けるホットケーキミックスを使ったレシピです。パンケーキのような感覚で手軽に作ることができ、時短にもつながるので忙しい朝にもぴったりです。
ホットケーキミックスで朝食ブレッド
材料
・ホットケーキミックス100g
・玉ねぎ2分の1
・ハム2~3枚
・卵1個
・水 または牛乳大3
・マヨネーズ少々
・ケチャップ少々
・パセリ少々
・粉チーズ少々
作り方
ボウルにホットケーキミックス、卵、水を入れて混ぜます。薄切りにした玉ねぎとハムを加えさらに混ぜ、型に流し込みます。オーブンを170度に予熱します。生地にケチャップ、マヨネーズ、粉チーズ、パセリをトッピングして、オーブンで25分焼いたら出来上がりです。
簡単30分でHMウインナーパン
材料
・ウインナー4~6000000本
・ホットケーキミックス150g
・ヨーグルト(無糖)50g
・サラダ油(オリーブオイル)10g
・オリーブオイル適量
・粉チーズ適量
作り方
オーブンを200度に予熱します。ボウルにホットケーキミックス、ヨーグルト、サラダ油を入れ、手で5分ほどこねます。生地を薄くのばし、底辺がウインナーの幅になるように二等辺三角形にカットします。生地が柔らかい場合は打ち粉をしてください。
ウインナーを生地の底辺に置き、頂点に向けて隙間ができないように巻いたら、巻き終わりをしっかり閉じます。クッキングシートを敷いた天板に巻き終わりを下にして並べ、表面にオリーブ油と粉チーズをふりかけオーブンで15分から20分焼いて完成です。中の具はチーズやベーコン、チョコレートなどにアレンジすることができます。
HMで簡単苺ヨーグルトブレッド
材料
・ホットケーキミックス200g
・プレーンヨーグルト210g
・イチゴジャム40g
作り方
ボウルにホットケーキミックスとヨーグルトを入れ、なめらかになるまで混ぜます。オーブンペーパーを敷いた型に生地を半分ほど流し込み、ジャムを数か所に分けて入れたら、残りの生地を流し込みます。マーブル状になるように竹串や箸などで2~3回かき混ぜ、180度に予熱しておいたオーブンで30分焼きます。竹串で刺して、生地が付いてこなかったら完成です。卵・オイル・砂糖なしの小さい子供にも安心なレシピ。冷めると少しモチモチした食感になります。
菓子パンレシピ
菓子パンはお菓子を作る感覚で気軽に作れるレシピが多いです。朝食やおやつに焼きたての菓子パンが食べれたら幸せですよね。
簡単ふんわりもっちり黒糖蒸しパン
材料
・薄力粉200g
・黒糖70g
・ベーキングパウダー小さじ2
・塩ひとつまみ
・水190cc
作り方
蒸し器を準備してお湯を沸騰させておきます。薄力粉、黒糖、ベーキングパウダー、塩をボウルに入れ、軽く混ぜます。そこに水を中心に向けて一気に投入し、一定方向にグルグルかき混ぜます。ざっくり混ぜる程度で構いません。混ぜすぎないのがコツです。アルミカップにクッキングシートを敷いた型に流し入れ、しっかり湯気の上がった蒸し器で蒸します。強火で10分、一気に蒸し上げたら完成です。鍋蓋に布巾をかけておくと、滴が落ちてきません。
ミルクスティックパン
材料
・強力粉170グラム
・薄力粉30グラム
・ドライイースト3グラム
・砂糖25グラム
・塩3グラム
・牛乳150cc~160cc
・無塩バター20グラム
作り方
牛乳は一度温めたあと冷ましておきます。バター以外の材料をボウルに入れ、混ぜ合わせこねます。まとまってきたらバターを加えさらにこねます。一次発酵させたらガスを抜き丸めて、タッパーに入れて15分おきます。台に移したらガスを抜き、めん棒で縦16cmX横25cmくらいの長方形に伸ばします。包丁で幅2cmくらいのスティック状にカットします。少し伸ばしながら天板に並べ、温かい場所で40分二次発酵させます。溶き卵を表面に塗ってから、箸で一定間隔ごとにプツプツと穴をあけ、予熱しておいた210度のオーブンで12~13分焼いたら出来上がり。
アップルリングパン
材料
・強力粉210g
・ドライイースト4g
・砂糖30g
・バター30g
・塩4g
・水(25度)85g
・卵2分の1個
仕上げ用
・粉砂糖大さじ3
・水小さじ5分の1
つや出し用
・卵2分の1個
・水小さじ2分の1
りんごのフィリング
・りんご1個半
・砂糖20g
・バター20g
・シナモン少々
作り方
強力粉、砂糖、塩をふるってボウルに入れたら、ドライイースト、ぬるま湯、卵を加えて混ぜます。ひとかたまりになるまでこね、台に移して叩きつけながら10分程度こねます。バターを2回に加えて混ぜ、表面が滑らかになるまでこね続けます。一次発酵をして生地が2倍に膨らんだら、濡れ布巾をかけて20分おきます。生地をめん棒で25cmX35cmの長方形にのばし、りんごのフィリングをのせたら、手前から向こうに巻いていきます。閉じた面を下にして、8つに切り分けます。リング型にサラダ油を薄く塗り、切り分けた生地を切り口を上にして並べます。卵水を刷毛で塗り、ラップをかけて30分二次発酵させます。180度に予熱しておいたオーブンに入れ25分焼いたら表面にフォンダンを塗って完成です。
おかずパンのレシピ
朝食やブランチ、小腹が空いた時に食べたいおかずパン。一度レシピを覚えれば、具材でいろいろアレンジができるのが嬉しいですよね。
ミニカレーピザ
材料
・強力粉160g
・薄力粉40g
・ドライイースト小さじ1
・砂糖大さじ1
・塩小さじ3分の2
・カレー粉小さじ2
・オリーブオイル10g
・水(35度くらいのぬるま湯)130g
・ピザソース適量
・お好みの具
・チーズ適量
作り方
強力粉、薄力粉、ドライイースト、砂糖、塩、カレー粉をボウルに入れ、ドライイーストめがけて水を加えます。ある程度混ぜてから、オリーブオイルも加えてさらに混ぜます。ひとまとめになったら台に移し、薄くのばしても膜が破れなくなるまでこねます。ボウルに丸めて入れ、濡れ布巾とラップをかぶせて一次発酵させます。全体のガスを抜いたあと、6等分に切り分けてそれぞれを丸めなおし、さきほどと同じように濡れ布巾とラップをかぶせ、20分おきます。手で薄く延ばして表面にフォークで穴をあけます。具材をのせ、予熱しておいた220度のオーブンで10~13分焼いたら完成です。
ランチにおすすめのおかずパン、好きな具材を自由にトッピングできます。
超簡単手ごねパン お惣菜パンにも
材料
・強力粉200g
・塩小1
・砂糖大2
・バター25g
・イースト小1
・牛乳170cc
ハムチーズ
・ハム4~5枚
・チーズ、マヨネーズ適量
和風
・みそ、砂糖?各大2
・酒、みりん各 大1弱
・れんこん 4ミリ幅に切ったもの4~5枚
・ハム、チーズ、マヨネーズ?適量
作り方
強力粉は、ふるっておきます。牛乳は35~40度程度に温め、ハムとれんこんを1cm角に切っておきます。みそ、酒、みりん、砂糖を混ぜ合わせてみそだれを作ります。ボウルに強力粉、塩、砂糖、イーストを入れ、イーストめがけて温めた牛乳を投入します。ひとまとめになるまで混ぜ合わせ、まとまってきたらバターを加えさらにこねていきます。20分程度こねて丸めたらボウルに入れてラップをし、温かいところに50分放置して一次発酵させます。
ガス抜きをして10~12等分に切り分け丸めたら、打ち粉をしたまな板などに並べてラップをし10分おきます。再びガス抜きをして真ん中をくぼませた楕円形に成型します。「ハムチーズ」と「和風」それぞれのトッピングをし、できたら天板に並べてラップをして40分二次発酵させます。180度に予熱しておいたオーブンで12~14分焼いたら出来上がりです。
じゃがいもパン
材料
パン生地
・水180g
・卵1個
・強力粉320g
・砂糖25g
・塩4.5g
・バター40g
・ドライイースト3g
じゃがいもフィリング
・じゃがいも4~5個
・牛乳5cc
・塩・こしょう・コンソメ顆粒適量
・マヨネーズ適量
・チーズ(お好みで)適量
作り方
始めにじゃがいものフィリングを作ります。じゃがいもの皮をむき4等分したら、ラップをふんわりかけて600Wで5分加熱します。じゃがいもが柔らかくなったらスプーンやマッシャーなどで軽くつぶし、牛乳、塩こしょう、コンソメを加えたらラップをしてさらに30秒加熱します。全体を混ぜ、冷めたら12分割して丸めておきます。
ホームベーカリーのパンケースに生地の材料を全て入れ、一次発酵まで済ませます。発酵が終わった生地を台に取り出し、平たくしてから12等分して丸めます。濡れ布巾をかけて15分休ませたあと、ガス抜きをして丸くのばし、じゃがいものフィリングを包みながら丸めます。クッキングシートを敷いた天板に並べ、35度で40分くらい二次発酵させます。生地の真ん中をキッチンバサミで十字に切り込みを入れ、マヨネーズやチーズをのせて180度のオーブンで18~20分焼きます。パセリをちらして荒熱をとったら完成です。
自分流にアレンジしてパン作りを楽しみましょう
材料を計って生地をこねて成型して…最初はとても面倒に思えるパン作りですが、実際にやってみるとねんどや工作のようで楽しいものです。生地がだんだんまとまってふんわり膨らんでいく様子を見るのは、手作りならではの醍醐味。
パン作りに慣れてきたら、自分流にアレンジを加えることができ、さらに作るのが楽しくなります。自分だけのオリジナルパンに一度チャレンジしてみませんか。