健康・運動

ニンニクの臭いを消すリンゴの効果について。食べ方やレシピを知ろう

おいしくて健康にもいいニンニク。しかし食べたあとには長時間残る口臭や体臭がきになります。そこで今回はニンニク臭を消し、発生を予防する「リンゴ」を使った手軽なニンニク臭の対策方法をみていきます。効果的な摂取法やレシピをチェックしてみましょう。

リンゴのニンニクの臭いを消す効果について知りたい

食べた直後はもちろん、翌朝まで残ることがある「ニンニク臭」。臭いを軽減させる食材として「リンゴ」がよく挙げられますが、その実力はどれほどなのか、詳しくみていきましょう。

リンゴにはニンニクの臭いを消す効果がある

ある実験で、ニンニクを食べたあとにリンゴジュース、牛乳、コーヒーなどを被験者それぞれが飲み、以降10分おきに口臭を調査しました。すると、リンゴジュースを飲んだ人の口臭は1度目の測定から数値が下がりはじめ、摂取後60分経過したときには、唯一「ニンニク臭が消えた」といえる数値になりました。

つまり、牛乳やコーヒーより、リンゴジュースはニンニクの臭いを消す効果が高いことがわかったのです。これは、ニンニク臭の原因である「アリシン」という物質を分解する、「リンゴ酸」の働きによるものです。実験結果からみると、リンゴにはニンニク臭への即効性があるといえます。
ただし消臭効果は長くは続かないため、翌朝の臭い対策までしたい場合は、食後のリンゴジュースのあとか、食前に牛乳を飲むのがよいとされています。

そもそもニンニクを食べると臭う理由

ニンニクのあの独特の臭いはなぜ発生するのでしょうか。その理由を知っておきましょう。

臭いの原因はアリシン

ニンニクを切ったり加熱したりすると細胞が分解され、「アリイン」という成分が発生します。これが体内で臭い成分の「アリシン」に変化します。アリシンは空気に触れると臭いを発生させるため、口臭の原因になります。

アリシンは臭いの元ではありますが、さまざまな効果があることで知られています。ニンニクが健康によいといわれる大きな理由のひとつがこのアリシンの作用で、疲労回復や代謝促進、食欲増進、便秘解消などの効果があります。

さらにアリシンは化学変化によっていろいろな物質に姿を変え、がん予防や動脈硬化予防、風邪予防、冷え性改善といった効果を発揮するとされます。

臭いは体からも排出される

アリシンは体内でいくつかの酵素に分解されますが、中でも強い悪臭を持つのが「アリルメチルサルファイド(AMS)」です。AMSはそれ以上変化せず、消えることもないため、体外に排出されるまで体内に留まり続けます。

摂取したニンニクは、胃で消化され腸で吸収されます。するとAMSが血液によって全身に運ばれ、最終的には汗や尿、そして息とともに排出されます。空気に触れると悪臭が発生するので、体臭や口臭となります。個人差はありますが、AMSは16時間程度、体の中に残るといわれています。

リンゴのポリフェノールが臭いを消す

ポリフェノールを含む食材は、体臭予防に役立つといわれています。中でもリンゴのポリフェノールや酵素は、アリシンの働きを抑制する作用があるとされ、ニンニクやネギ、ニラなどのアリシンを含む食材を摂取したあとの、体臭予防効果がとくに高いとされます。

また、リンゴに含まれている「ポリフェノールオキシダーゼ」という酵素は、汗のタンパク質を分解する働きがあるため、ワキガ対策に有効であると証明されています。このことからも、リンゴのポリフェノールは、体臭・口臭の予防や軽減に効果的であるといえます。

ニンニクの臭いを消すためのリンゴの食べ方

どのようにリンゴを摂取すれば、ニンニク臭により効果的でしょうか。

皮ごと食べる

体臭予防に効果のあるリンゴのポリフェノール「アップルフェノン」は、皮の部分に多く含まれています。つまりニンニク臭対策には、リンゴを皮ごと食べるのが理想的です。食べる量は、くし切りリンゴを一切れで十分です。

アップルフェノンには、中性脂肪・体脂肪・コレステロールの低減作用や、疲労回復作用など、体臭予防の他にもさまざまな効果があることが分かっています。安全性も高いことが証明されているため、日常的に摂取しても問題はないとされています。リンゴは年中手に入り、さらに日持ちするので、常備しておくとよいでしょう。

食後30分以内でリンゴを食べる

一番消臭効果が高いのは、食事中に一緒にリンゴを食べることです。体臭は、ニンニク臭の原因アリシンが体内に吸収され、AMSなどに分解されることで発生します。したがって、臭いの原因成分が血液などに吸収されるまえに、リンゴの成分を摂取することが重要になります。

食事中が無理だとしても、食後30分以内にはリンゴを食べ、アップルフェノンでアリシンの働きを抑制してしまいましょう。

リンゴがない場合はリンゴジュースを飲む

リンゴがなくても、ジュースでも同じ消臭効果が得られます。外出先などでリンゴを食べるのが難しい場合、ジュースなら簡単に手に入れることができるでしょう。家にはリンゴジュースを常備しておけば安心です。

できるだけ多くのアップルフェノンを摂取するため、100%のリンゴジュースを選んでください。そして可能なら、生のリンゴと同様に食事中に飲みましょう。コップ1杯でOKです。

口臭が気になる場合はリンゴ酢で口をゆすぐ

口臭予防にリンゴが効果的とはいっても、食事の後すぐに、毎回リンゴを食べるのは難しいことがあります。ニンニクを食べて口臭が出てしまったときは、リンゴ酢で口をゆすぐと口臭を軽減させることができます。酢には、ニンニク臭を発生させる原因のひとつである酵素の働きを抑制する作用があります。

さらにリンゴ酸や酢酸には殺菌作用もあるため、口臭を増長させる口の中の細菌を減少させる効果が期待できます。方法は、コップ1杯の水にリンゴ酢を15ml入れたものを口に含み、マウスウォッシュのように20秒ほどゆすぐとよいでしょう。

ニンニクとリンゴを使ったレシピの紹介

ニンニクとリンゴを同時に、手軽に摂れるレシピです。作りやすい量で紹介しているので、必要な量に応じて材料を適宜増減させてください。

ニンニクとリンゴの焼肉のたれ

自家製焼肉のタレは冷蔵庫で保存が可能で、野菜や果物を入れずに作ると3~4カ月持ちます。すりおろしたリンゴを入れるレシピで作ると、日持ちは5日ほどになります。

材料

しょうゆ200ml、砂糖70g、酒・みりん・すりごま(白)大さじ2、味噌・ハチミツ・ゴマ油・酢大さじ1、ショウガ20g、ニンニク2片

作り方

ショウガとニンニクはすりおろし、材料をすべて鍋に入れて火にかけます。沸騰する直前で火を止め、常温まで冷めたら完成。瓶に入れて、冷蔵庫に保存します。食べるときに、すりおろしたリンゴを加えましょう。

リンゴの和風ドレッシング

ミキサーがあれば簡単にできるドレッシング。

材料

しょうゆ・酢80ml、サラダ油200ml、玉ねぎ160g、ニンニク1片、リンゴ100g

作り方

野菜などの皮をむき、ミキサーに入れやすい大きさにカットします。材料をすべて、滑らかになるまでミキサーにかければ完成です。サラダに和えたりかけたりして、いただきましょう。手作りのドレッシングは、1週間を目安になるべく早く消費してください。どうしても余ってしまう場合は、中華スープの仕上げに入れるなど、活用術もさまざま存在するので調べてみましょう。

おろし人参とリンゴのドレッシング

ニンジンの甘みで甘酸っぱい、野菜に添えていただくドレッシングです。

材料

ニンニクチューブ小さじ1/2、オリーブオイル・レモン汁大さじ1、酢小さじ1、塩コショウ少々、ニンジン30g、リンゴ1/2個

作り方

ニンジンとリンゴをすりおろし、調味料を混ぜ合わせて完成です。すりおろした食材は変色しやすいため、手早く調理しましょう。またフレッシュさが売りなので、翌日には使い切るようにしてください。

ニンニクとリンゴ酢を使ったニンニク酢

ニンニクをリンゴ酢につけると、さまざまな料理に活用できる万能調味料に変身します。

1.ニンニクの薄皮をむいて水洗いし、水気を拭き取る

2.瓶にニンニクを入れて、リンゴ酢を注ぐ

3.フタをして1カ月待つ

酢の種類は米酢や黒酢など好みでOKですが、リンゴ酢につけることで、アリシンの刺激が中和できるとされます。ニンニク自体の臭いも緩和されます。保存は常温でOKですが、より長持ちさせるために冷蔵庫保存もおすすめ。なくなれば、ニンニクとリンゴ酢を継ぎ足して大丈夫です。

ドレッシングの材料や煮物など、活用法はたくさん。酢が苦手なら、砂糖と塩を足すレシピも存在するので探してみましょう。ニンニクを摂りたいけれど臭いが気になるという場合、リンゴ酢で作ったニンニク酢を活用してみてはいかがでしょうか。

ニンニクの臭いを消すにはリンゴが効果的

リンゴの消臭作用は、とても優れていることが分かりました。できれば食事中に、最低でも食後30分以内に、生のリンゴを皮ごと食べましょう。リンゴジュースやリンゴ酢を使ったうがいでも効果が期待できます。手軽に試せるレシピも参考にして、ニンニク臭対策をしていきましょう。

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